みんなのまちづくりトーク

JSURP (認定NPO法人日本都市計画家協会)

わたしたち「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」は、都市計画とまちづくりに関わる活動を行っている団体です。 現在380名超の会員がおり、その多くは研究や実践の場として全国各地域の「都市計画」や「まちづくり」に関与しています。その分野は「環境」「エネルギー」「基盤整備」「都市開発」「観光振興」「福祉」「教育」「市民活動支援」など様々です。 一方、社会環境が大きく変化している昨今、地域課題を解決するためには、様々な観点や経験を持つ方々や、多様な分野の企業が持つアイデアや技術が不可欠です。そこでわたしたちJSURPは、『みんなのまちづくりトーク』と題したPodcast番組を通して、より多くのみなさんと交流を育み、その輪を広げて、お互いに楽しみながらも、地域課題解決に繋がる知恵と工夫を見出したいと考えています。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 #NPO #まちづくり #ファシリテーション #都市開発 #エリマネ read less
社会・文化社会・文化

エピソード

#58 みんまちトーク『まちの拠点ってどんな価値がある?(第三回)〜若手プランナー二人と元行政マンプランナーとが語り合う「まちの拠点づくり・・・その第一歩」とは』
15-09-2024
#58 みんまちトーク『まちの拠点ってどんな価値がある?(第三回)〜若手プランナー二人と元行政マンプランナーとが語り合う「まちの拠点づくり・・・その第一歩」とは』
#58 みんまちトーク『まちの拠点ってどんな価値がある?(第三回)〜若手プランナー二人と元行政マンプランナーとが語り合う「まちの拠点づくり・・・その第一歩」とは』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第58回は、株式会社シグマ開発計画研究所の山本大地さんと、株式会社アルメックの永島 奨之さんをゲストスピーカーに迎え、Jsurp理事内山征さんのパーソナリティでお届けする「まちの拠点」に関する語り合いの最終回です。全三回でお届けしているこの番組、今回は、Jsurp理事であり元行政マンの民間プランナーである安藤さんが聞き手として加わり、「まちの拠点づくり、その第一歩はどうですれば良いのか」「行政の関わり方は」などについてお話し頂きます。ゲストスピーカーである若手プランナー、山本・永島両氏に、元ベテラン行政マンの安藤さんが絶妙な間で入るトークをどうぞお楽しみ下さい。   ▼話していたことのリンク ・株式会社シグマ開発計画研究所 https://www.spi.co.jp/ ・株式会社アルメック https://www.almec.co.jp/ ・鹿島田デイズ(神奈川県川崎市幸区) https://kashimada-days.jimdosite.com/ https://kawasaki-city.note.jp/n/n96d00e652477 ・まちなかベースキチキチ(神奈川県平塚市) https://www.hiratsukamachikatsu.com/kichikichi/ ・Jsurp「みんなのまちづくりノート」vol.6 まちの拠点づくり https://jsurp.jp/gyouseki/minna_no_machi/ ・Jsurp「まちづくり相談事業」 https://jsurp.jp/torikumi/   ▼出演者 ◆山本 大地(やまもと だいち) 神奈川県横須賀市出身。東京都立大学大学院卒業後、㈱シグマ開発計画研究所へ入社し、都市計画コンサルタントとして従事。現在は二児の父として育児にも日々奮闘中。 約8年前から川崎市鹿島田のエリアマネジメント組織である「鹿島田デイズ」の事務局を勤め、人と人とのゆるやかなつながりを生み出すコワーキングスペースの運営や交流イベントの企画を行っている。 ◆永島 奨之 (ながしま しょうの) 1993年埼玉県生まれ。東京都立大学都市環境科学研究科修了後、2018年に株式会社アルメックに入社。入社後、神奈川県平塚市で地域主体のまちづくり、まちの拠点の運営を経験。現在もまちづくりのプラン作成や実践、交通計画等の業務に携わる。   □聞き手:安藤 裕之(Jsurp理事) □パーソナリティ:内山 征(Jsurp理事) ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp   ▼キーワード はじめの一歩は?/鹿島田の場合は再開発計画/地域に入ったデベロッパーや地元地権者のまとまりがあったのが大きい/そこで地元地権者中心でエリマネ組織をつくろうという動きがあって「まちの拠点」をつくろうとなった/(まちの拠点の)担い手も地権者/地権者がやる気があったのが大きい/実際に物件を借りようとした際にデベロッパーの存在によってある程度負担を軽減できた/地元として初動の大きなリスクを背負わなくても出来た/空間確保出来るかどうかは大事/事業主体が出来た時もそのなかにまちの不動産業の方がいた/駅前の物件が見付かったのもその存在が大きい/平塚の場合は市が声掛けしたまちのメンバー/鹿島田と異なり不動産業者もいなかったので町を歩いて、情報を拾い集めた/泥臭い方法/そこについてもあまり近道はない/情報を沢山仕入れることが大事/町田でも盛り上がりつつあるが、なかなか情報が集まらない/ある程度の都心部では間借りでも良いのでは無いか/スタートは無理して物件をまるごと借りることに拘らなくても良いのでは無いか/小さくともスタートすれば/いろんな人が集まってこないと/不動産を借りる前に間借りで毎週イベントをスタートするほうがむしろ相応しい/はじまってから失敗するのは怖い/空き店舗借りて拠点つくった経験があるが、色んな活動をやっていたら、その物件に借り手がつき、閉鎖したことも/その後も何代か店は変わったがいまも埋まっている/本来の目的としては人の流れが出来たと/長く続けるという意味では初動期はチャレンジ出来るが、長く続くと個人ベースでは辛くなる/行政や企業の関わりは必然だと思う/次のフェーズとして必要/どのLINEでそれら協力を得るか/地元の地権者主導で事務局として地元の方々と話す立場としては/自分がアイデアを思いついても「それを誰が言うか」で(合意形成は)左右する/地権者の存在は有り難い/誰に納得して貰うかは大事/鹿島田はデベロッパーがまちの価値向上のスポンサーになった/一方で「行政の関わりはどうか」/行政の場合、人事が長くて5年、普通は4年で異動/地域から「抜けてしまうの?」と言われる/そのあと続かない/山本は鹿島田で8年目、永島は平塚で5年目/民間(コンサル)が関わると長く続く/行政に頼ってはいけないと思う/行政で、あるまちで成功すると他のまちも手が挙がると思うが/いま行政は「やってください」というスタンス/条例等でも「やるなら支援します」というスタンス/民間目線で言うと行政が持っている権限を少しでも移行して貰うと助かる/特に広場など公共施設の貸出やそのルール(稼いでは駄目)/それがやれるように下支えするのが一番の行政の仕事/あまり行政に自主事業をやってもらいたいとはあまり思わない/今回の番組で「まちの拠点」は一定の効果がありそうだと分かった/もしゲストスピーカー二人に相談があったら、Jsurpのまちづくり相談窓口までお問い合わせ願いたい(おわり)
#57 みんまちトーク『まちの拠点ってどんな価値がある?(第二回)〜若手プランナー二人が語り合う「まちの拠点づくり・・・その効果」とは』
08-09-2024
#57 みんまちトーク『まちの拠点ってどんな価値がある?(第二回)〜若手プランナー二人が語り合う「まちの拠点づくり・・・その効果」とは』
#57 みんまちトーク『まちの拠点ってどんな価値がある?(第二回)〜若手プランナー二人が語り合う「まちの拠点づくり・・・その効果」とは』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第57回は、株式会社シグマ開発計画研究所の山本大地さんと、株式会社アルメックの永島 奨之さんをゲストスピーカーに迎え、Jsurp理事内山征さんのパーソナリティでお届けする「まちの拠点」に関する語り合いの第二回です。全三回でお届けしているこの番組、今回は永島奨之さんが関わっている「まちなかベースきちきち」(神奈川県平塚市)の事例を通して「まちの拠点の効果」についてお話し頂きます。同じ研究室で都市計画を学んび、それぞれ都市計画コンサルタント事務所に就職して約10年。一定の現場経験で独自の見解が積み上がり、意気揚々の若いお二人の息の合ったトークをお聴き下さい。   ▼話していたことのリンク ・株式会社シグマ開発計画研究所 https://www.spi.co.jp/ ・株式会社アルメック https://www.almec.co.jp/ ・まちなかベースキチキチ(神奈川県平塚市) https://www.hiratsukamachikatsu.com/kichikichi/ ・Jsurp「みんなのまちづくりノート」vol.6 まちの拠点づくり https://jsurp.jp/gyouseki/minna_no_machi/   ▼出演者 ◆山本 大地(やまもと だいち) 神奈川県横須賀市出身。東京都立大学大学院卒業後、㈱シグマ開発計画研究所へ入社し、都市計画コンサルタントとして従事。現在は二児の父として育児にも日々奮闘中。 約8年前から川崎市鹿島田のエリアマネジメント組織である「鹿島田デイズ」の事務局を勤め、人と人とのゆるやかなつながりを生み出すコワーキングスペースの運営や交流イベントの企画を行っている。 ◆永島 奨之 (ながしま しょうの) 1993年埼玉県生まれ。東京都立大学都市環境科学研究科修了後、2018年に株式会社アルメックに入社。入社後、神奈川県平塚市で地域主体のまちづくり、まちの拠点の運営を経験。現在もまちづくりのプラン作成や実践、交通計画等の業務に携わる。 □パーソナリティ:内山 征(Jsurp理事) ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp   ▼キーワード 平塚の拠点例「キチキチ」/新宿から1時間/商業都市/商店街が面的に拡がっているまち/衰退/なかなかまちの機能更新が進まないなか/2008年頃に地域のメンバーが中心となりまちの拠点をつくった/最初は物件さがし、プログラム、料金設定等、地元メンバーが手探りでつくりあげていった/普段はメンバーが会議する場所/地元でお店を開きたいヒトがお試しする場/チョコやサバ缶を食べる緩い会/鹿島田でもコワーキングスペースの運営の一方で/毎週トークイベントを開催していた/内容はスピーカーにお任せ/いろんなヒトが繋がる場所/両例とも単なる貸しスペースではなく/色んなヒトが出会う場所/一定の人達のための閉じられた場所ではなく/それぞれにとっての場所/少し前の言葉でサードプレイスがあったがそこには「主人(マスター)」がいた/鹿島田には山本さんというプロデューサーがいる/平塚にはいない/地元だけではなかなか制約があると思うが/プロデューサーがいるとその人のディレクションに左右される/平塚は居ないから動きが遅いが/そのぶんプロデューサーのディレクションに寄らない点が面白いかと思う/最初に場所を借りたが機材は何も無く/まちのヒトが色々持ち込んで/2.5mの熊のぬいぐるみを持っていったことも/ゆっくり拠点の性格が形づくられていったのも良かった/「サバ缶食べ比べ」などの緩いイベントは鹿島田を真似た/鹿島田はだいぶ自分で考えたが/定期的にプログラムをやるということ自体は「日本仕事百科」という就活サイトが清澄白河で定期的に「仕事バー」を開催していた/そこに例えば漁師さんが来て話すと、それを聞きたい人が集まるという事象にインスピレーションをもらった/キチキチをつかってチャレンジショップした人でその後平塚でお店を開いた人/古着屋さん/トルコランプのお店/珈琲屋さんも開きたいと言っている/事例は増えている/鹿島田デイズはコワーキングスペースだったので常連さんやカフェ運営している人もいるか/コワーキングと言いつつ、まちのひとが仕事をしていることもあり、あまり(店運営とまちづくり拠点との)垣根はなく/たいてい地域のみなさんが持っている「何かしらのスキル」を地域に活かすきっかけになるということは大きい/今回はまちの拠点の効果を聞いた/前回はある程度の規模のまちには「まちの拠点」があったら良いと話しだった/次回は一番聞きたい「どうやってつくるのか」を聞く・・・(つづく)
#56 みんまちトーク『まちの拠点ってどんな価値がある?(第一回)〜若手プランナー二人が語り合う「まちの拠点づくり」とは』
01-09-2024
#56 みんまちトーク『まちの拠点ってどんな価値がある?(第一回)〜若手プランナー二人が語り合う「まちの拠点づくり」とは』
#56 みんまちトーク『まちの拠点ってどんな価値がある?(第一回)〜若手プランナー二人が語り合う「まちの拠点づくり」とは』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第56回は、株式会社シグマ開発計画研究所の山本大地さんと、株式会社アルメックの永島 奨之さんをゲストスピーカーに迎え、Jsurp理事内山征さんのパーソナリティでお届けする「まちの拠点」に関する語り合いです。全三回でお届けするこの番組。第一回は山本大地さんが関わっている「鹿島田デイズ」(川崎市)の事例を通して、まちの拠点とは何かについてお話し頂きます。同じ研究室で都市計画を学んび、それぞれ都市計画コンサルタント事務所に就職して約10年。一定の現場経験で独自の見解が積み上がり、意気揚々の若いお二人の息の合ったトークをお聴き下さい。   ▼話していたことのリンク ・株式会社シグマ開発計画研究所 https://www.spi.co.jp/ ・株式会社アルメック https://www.almec.co.jp/ ・鹿島田デイズ(神奈川県川崎市幸区) https://kashimada-days.jimdosite.com/ https://kawasaki-city.note.jp/n/n96d00e652477 ・Jsurp「みんなのまちづくりノート」vol.6 まちの拠点づくり https://jsurp.jp/gyouseki/minna_no_machi/   ▼出演者 ◆山本 大地(やまもと だいち) 神奈川県横須賀市出身。東京都立大学大学院卒業後、㈱シグマ開発計画研究所へ入社し、都市計画コンサルタントとして従事。現在は二児の父として育児にも日々奮闘中。 約8年前から川崎市鹿島田のエリアマネジメント組織である「鹿島田デイズ」の事務局を勤め、人と人とのゆるやかなつながりを生み出すコワーキングスペースの運営や交流イベントの企画を行っている。 ◆永島 奨之 (ながしま しょうの) 1993年埼玉県生まれ。東京都立大学都市環境科学研究科修了後、2018年に株式会社アルメックに入社。入社後、神奈川県平塚市で地域主体のまちづくり、まちの拠点の運営を経験。現在もまちづくりのプラン作成や実践、交通計画等の業務に携わる。 □パーソナリティ:内山 征(Jsurp理事) ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp   ▼キーワード エリアマネジメント組織「鹿島田デイズ」/コワーキングスペースの運営/まちの拠点とはどういう場所なのか/20−30年前の都市計画やまちづくりでは「まちの拠点」は無かった/古くからある町内会や商店会/もっと色んなひとがまちづくりに関わりたい/いまの時代のニーズ/いろんなヒトが関わるための拠点/コンサルの立場で入った地域で/いろんな地域の方々と繋がって話しをするなかで/こんな場所があったら良いと/まちの拠点という屋内の施設があるまちと(屋外の)広場があるまちとでは違いがあるか/知り合ったひと同士が仲良くなる/場所の価値/場所が無いと(行動する)自分だけネットワークが出来るが/拠点があると様々なつながりが出来る/一番大変なのは物件さがし/どういう場所にするのか/運営するためには事業スキームが必要/家賃はいくらか/どんなコストがかかるか/どんな収入が見込めるか/コワーキングやカフェという事業があったうえで/プラスアルファで「ソトに開く」/困ったことやトラブルは/鹿島田デイズはいまは閉じてしまっている/最初は大手デベロッパーが負担してくれた/もともと5年計画だった/いま別の場所であらためてつくろうと/鹿島田は敷居が低い/誰でも垣根を越えて来やすい/良いまちの拠点だと感じる/いろんな地方があるがまちの拠点はStandardになるか/集客といった経済的指標ではなく社会的指標で価値が認められれば増えていくのではないか/直接の収益ではなく社会基盤としてそのベネフィットを認めていくような社会/そのベネフィットを評価する指標が未整備/機能としては(どのまちにも)あるべき/ある程度の規模のあるまちであれば、まちに関わりたいひとが相当数いる/だからといって町会長に会いに行くというのは相当敷居が高い/そんな時にまちの拠点があると機能するだろう・・・(つづく)
#55 みんまちトーク『みんまちトーク福岡支部予告編 福岡・九州のレジェンドトークや開発、まちづくり等の予告_Jsurp福岡支部』
02-06-2024
#55 みんまちトーク『みんまちトーク福岡支部予告編 福岡・九州のレジェンドトークや開発、まちづくり等の予告_Jsurp福岡支部』
#55 みんまちトーク『みんまちトーク福岡支部予告編 福岡・九州のレジェンドトークや開発、まちづくり等の予告_Jsurp福岡支部』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第55回は、これから配信をスタートする、みんまちトーク福岡支部の予告編となります!! 祈念すべき福岡支部第一回配信のパーソナリティは、九州大学大学院人間環境学府修士1年の;藤 虎康(ふじ とらやす)さん、同じく修士1年;岸本 響(きしもと ひびき)さん。“ガヤ“として、同じく九州大学人間環境学府から、訪問研究員;魯牡丹(Lǔ Mǔdān)さん、研究生;于 思哲 (Yú Sīzhé)さんを加えて4人の若手でお届けします! 今回の福岡支部予告編では、『福岡・九州のレジェンドトークや開発、まちづくり等』を題材にしつつ、これから福岡支部よりお届けする内容を紹介する回です。 どうぞ楽しんでお聴きいただき、今後のJsurp福岡支部からの配信も是非お楽しみになさって下さい!   ▼話していたことのリンク 福岡市 天神ビッグバン https://www.city.fukuoka.lg.jp/jutaku-toshi/kaihatsu/shisei/20150226.html   箱崎九大跡地再開発 福岡市 FUKUOKA Smart EAST https://smartcity.fukuoka.jp/   Fukuoka Growth Next https://growth-next.com/   福岡市営地下鉄 陥没事故 https://subway.city.fukuoka.lg.jp/hakata/   福岡アイランドシティ https://fukuoka-islandcity-days.jp/   UDCIC (アイランドシティ・アーバンデザインセンター) https://fukuoka-islandcity-days.jp/   福岡市 ウォーターフロントネクスト https://www.city.fukuoka.lg.jp/jutaku-toshi/waterfront/shisei/wf_turnaround.html   ミズベリング 福岡 https://mizbering.jp/archives/tag/%E7%A6%8F%E5%B2%A1   ▼パーソナリティ □藤 虎康(ふじ とらやす):九州大学大学院 人間環境学府修士1年。 □岸本 響(きしもと ひびき):九州大学大学院 人間環境学府修士1年。   ▼ガヤ ◆魯牡丹(Lǔ Mǔdān):九州大学人間環境学府 訪問研究員。 ◆于 思哲 (Yú Sīzhé):九州大学人間環境学府 研究生。   ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp   ▼キーワード みんまちトーク福岡支部予告編 / 福岡のレジェンドトーク / 九州福岡で活躍している方からお話を伺う / 開発系のお話 / 1つ目は天神ビッグバンという容積率と航空法に伴う建物高さの緩和 / 主要な建物の建て替えが進む福岡中心部 / エリアマネジメント / We Love天神協議会 / 中心地開発事業者(福岡地所、三菱地所、西鉄、積水ハウス等) / 博多コネクティッドという再開発 / 博多まちづくり協議会 / 2つ目は箱崎九大跡地の再開発 / 事業者(住友商事、西鉄、JR九州、西部ガス、清水建設等のグループ) / FUKUOKA Smart EASTというスマートシティ / 箱崎のまちづくりを進めてきた地元の方 / 3つ目は福岡市中央区大名のFukuoka Growth Next という福岡のスタートアップ支援施設 / スタートアップビザの後押し / 4つ目は市営の福岡市地下鉄 / 七隈線沿線 / 博多駅前の陥没事故 / 地下鉄でのVISA(クレジットカード)タッチ決済 / 5つ目は福岡市の東の埋め立て地であるアイランドシティ / アーバンデザインセンターを設置し、街のブランド化や緑地・交通の課題解決を目指す / 事務局や港湾局、コンサルタント(ダイスプロジェクト)に話を聞く / 6つ目はショッピングモールなど商業系 / マリノアシティ / ららぽーと福岡 / 老朽化や新規開業 / 都市計画系の話題 / 1つ目は自治体の取り組み / 福岡市役所、糸島市役所、福岡県庁 / 建築、土木、造園、機械、電気などの技術職の環境 / 2つ目はアジアの事情 / 韓国の政府系コンサルタントauri や中国の設計研究院、アジアハビタットの人に話を聞く / 拠点が福岡にある国連ハビタットの生活居住向上に向けた国際的な取り組み / 3つ目は緑地・ランドスケープやウォーターフロント / 福岡の東には金印の出た志賀島、西には糸島半島の北崎 / まちなかのウォーターフロントの再整備が進む長浜 / 博多湾に流れ込む11本の2級河川沿いのまちづくり / ミズベリングの取り組み / これから、以上のような盛だくさんのシリーズで進めていく福岡支部 / みなさんお楽しみに!
#54 みんまちトーク『移動式あそび場の星野諭さん<その3> 〜東京デザイナーアカデミーの教え子が聞く星野先生が抱き続けるそのパッション』
26-05-2024
#54 みんまちトーク『移動式あそび場の星野諭さん<その3> 〜東京デザイナーアカデミーの教え子が聞く星野先生が抱き続けるそのパッション』
#54 みんまちトーク『移動式あそび場の星野諭さん<その3> 〜東京デザイナーアカデミーの教え子が聞く星野先生が抱き続けるそのパッション』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第54回は、前々回、前回に続き、移動式あそび場全国ネットワーク 星野 諭 代表をゲストスピーカーに迎えた番組。星野さんから学生時代から今に至るまで一貫して活動しつづけている「子ども達のための場づくり」を、星野さんの生まれ育ちからじっくりと伺います。今回も聞き手は、パーソナリティも含め、現在星野さんが教鞭をとっている「東京デザイナー・アカデミー(旧東京デザイナー学院)の建築デザイン学科の学生さん三名。知ってはいたけれど、じっくり聴いたことは無かったという先生の取り組みとそのパッションを、三人の学生さんと共にじっくりとお聴き下さい。   ▼話していたことのリンク ・移動式あそび場全国ネットワーク https://mpn-japan.com/ ・遊び道具を車に積んで、移動先を遊び場に!移動式あそび場全国ネットワーク 星野諭代表に聞く(新・公民連携最前線) https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/434148/091200122/ ・東京デザイナー・アカデミー 建築デザイン学科 https://www.tdg.ac.jp/department/architecture/ ・NPO法人コドモ・ワカモノまちing(星野さんの活動原点;当時の情報サイト) https://www.mm-chiyoda.or.jp/story/2110.html ・星野諭さんプロフィールサイト https://www.tumugiyasan.com/about1-c1x1t   ▼出演者 ◆星野 諭(ほしの さとる ;通称かーびー) 移動式あそび場全国ネットワーク代表。プレイワーカー/一級建築士/地域コーディネーター/子ども防災活動家。あそびは世界を自由と平和にする!をモットーに全国各地で移動式あそび場を活動中。幼少期は新潟の山で育つ野生児。2001年の学生時代にNPO団体を結成し、空き家を改装した子どもの居場所づくりや里山キャンプ、地域イベントなどを実施。2008年移動式あそび場を創造し、廃材や自然素材の遊び場、サバイバルキャンプ、オルタナティブスクール、イベントなどを関東を中心に全国各地で開催。様々な企業や自治体、大学や地域と協働し、年間100事業を展開し、約3万人の子どもとふれあっている。 ◆聞き手 丑久保 太一(うしくぼ たいち)さん、井口 幸来(いぐち さら)さん(共に、東京デザイナー・アカデミー 建築デザイン学科2年) □パーソナリティ:高橋 美姫さん(たかはし みき)さん(東京デザイナー・アカデミー 建築デザイン学科2年) ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp ▼キーワード 全国ネットワークというのは具体的に何か/移動式遊び場を「一人でやる」のは限界/これでは社会を変えることが出来ない/子ども達が町中で遊んでいる姿を再びつくりたいという人生のミッション/全国に拡げよう/10年後に100台にしようと/北海道から沖縄まで/月1回の定期的な勉強会/5台から10台になり、現在20台になった/仲間に声をかけ/やり方/お金の仕組みもアドバイスしたりノウハウ交換したり/車を買う方法/カービーの車は鮮やか/子ども達と一緒につくった/車自体が遊具になっている/ネットで登れる/ターザンロープで/車はお金がかかる/20代の頃の常設基地と同じ/車を下さい作戦/各地域で色んな方法/大阪はダイハツに企画提案/ダイハツが行政に寄附し/行政がNPOに支援/入間市では行政事業としてやろうと/子育てセンターで移動式遊び場を整備/八王子は地域の自動車会社が格安で提供してくれた/お金がないときほど企業に飛び込んで/学生も各地域で参加/子どもに関わる仕事をめざしているひとも/それ以外の学生も/確かに上京してきた学生は人とふれあう機会が無いので/子どもと関わると浄化するかもしれない/こどもから教わることも多い/一緒に取り組むことで得るものも/さらに企業や商店街が関わることで/新たなソリューションに繋がることも/子どもも覚えていて、成長したら活動に繋がるのでは/実際に成長した子どもが、子どもを連れてきている/ゴールは「移動式遊び場が無くなる」こと/あくまできっかけづくり/当たり前になるような/道路を封鎖しさえすれば遊び場に勝手になるような/そんな国になるように/全国ネットワークで/遊ぶって決めてイベント化するのではなく/そこに行ったらみんながいて遊びになるような/2008年に移動式遊び場を世界初生み出したと思っていたが/実はドイツでは1978年くらいからやっていたことを知った/いまドイツの関係者と交流している/ドイツではいま400台ある/行政施策として/消防車タイプから超巨大タイプから小型まで/マフィアが売買している地域にあえて移動式遊び場を持ち込んでコミュニティをつくり(マフィアの)居場所をなくす取り組みも/どこでも行ける圧倒的な機能/海外からの観光客も子どもと関わったら/多国籍/異文化交流にも/偶然通りかかった人達と一緒に遊ぶ/歩いていて偶々そういう場に出会うと/楽しそうだし思い出になりそう/掛け算される/色んな人と出会う/口コミで次の仕事が決まることが多い/NHKのプロデューサーと出会って次に繋がったことも/近々では能登の支援/311の頃と異なり、日本中に仲間が居た/大学院生のワカモノと一緒に入った/彼は現地に住むことになり/他の仲間も入って2名体制で遊び場を運営している/持続可能にするヒントとして/1団体ではなく複数の団体で/ネットワーク力が活かされた/学生には「感じて動く」ことをして欲しい/例えば建築を学んでいるみんなも/建築以外にワクワクするようなことを見つけて動くと最終的に建築に繋がると思う(おわり)
#53 みんまちトーク『移動式あそび場の星野諭さん<その2> 〜東京デザイナーアカデミーの教え子が聞く星野先生が抱き続けるそのパッション』
19-05-2024
#53 みんまちトーク『移動式あそび場の星野諭さん<その2> 〜東京デザイナーアカデミーの教え子が聞く星野先生が抱き続けるそのパッション』
#53 みんまちトーク『移動式あそび場の星野諭さん<その2> 〜東京デザイナーアカデミーの教え子が聞く星野先生が抱き続けるそのパッション』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第53回は、前回に続き、移動式あそび場全国ネットワーク 星野 諭 代表をゲストスピーカーに迎えた番組。星野さんから学生時代から今に至るまで一貫して活動しつづけている「子ども達のための場づくり」を、星野さんの生まれ育ちからじっくりと伺います。今回も聞き手は、現在星野さんが教鞭をとっている「東京デザイナー・アカデミー(旧東京デザイナー学院)の建築デザイン学科の学生さん三名。知ってはいたけれど、じっくり聴いたことは無かったという先生の取り組みとそのパッションを、三人の学生さんと共にじっくりとお聴き下さい。   ▼話していたことのリンク ・かーびーのムゲンあそびチャンネル https://www.youtube.com/@user-yb3ti3jx9v ・移動式あそび場全国ネットワーク https://mpn-japan.com/ ・遊び道具を車に積んで、移動先を遊び場に!移動式あそび場全国ネットワーク 星野諭代表に聞く(新・公民連携最前線) https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/434148/091200122/ ・東京デザイナー・アカデミー 建築デザイン学科 https://www.tdg.ac.jp/department/architecture/ ・NPO法人コドモ・ワカモノまちing(星野さんの活動原点;当時の情報サイト) https://www.mm-chiyoda.or.jp/story/2110.html ・星野諭さんプロフィールサイト https://www.tumugiyasan.com/about1-c1x1t   ▼出演者 ◆星野 諭(ほしの さとる ;通称かーびー) 移動式あそび場全国ネットワーク代表。プレイワーカー/一級建築士/地域コーディネーター/子ども防災活動家。あそびは世界を自由と平和にする!をモットーに全国各地で移動式あそび場を活動中。幼少期は新潟の山で育つ野生児。2001年の学生時代にNPO団体を結成し、空き家を改装した子どもの居場所づくりや里山キャンプ、地域イベントなどを実施。2008年移動式あそび場を創造し、廃材や自然素材の遊び場、サバイバルキャンプ、オルタナティブスクール、イベントなどを関東を中心に全国各地で開催。様々な企業や自治体、大学や地域と協働し、年間100事業を展開し、約3万人の子どもとふれあっている。 ◆聞き手 高橋 美姫さん(たかはし みき)さん、井口 幸来(いぐち さら)さん 丑久保 太一(うしくぼ たいち)さん (共に、東京デザイナー・アカデミー 建築デザイン学科2年) □パーソナリティ:原 拓也(Jsurp理事) ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp ▼キーワード 311の衝撃/自分に何が出来るか/移動式遊び場を出動することは決めていたが/どこに行くか/避難所をどうするか/車には材料・素材が沢山あるので/現地で子ども達用の遊び場/パーティションづくり/石巻から電話が掛かってきて/オンデザイン西田さんからのヘルプ依頼/大学の仲間からも/一路、石巻へ/現地で感じた臭い/想像を超えた光景/決して「がれき」ではなく「大切なもの」が散乱/ノートや写真、アルバム/2011年9月の遊び場/地域の6団体と合同/4才の女の子/お母さんの手を離さない/ソーシャルワーカーの怖さで母親の手をお風呂もご飯のときも6ヶ月間離さない/その子がいつの間にか母親の手を離して遊んでいた/母親は1時間泣いていた/その時「10年間続けよう」と/恐怖を楽しいが超えた瞬間/仮設住宅/隣のひとたちへの気遣い/当時の仮設は壁が薄い/電話の声も聞こえるし、寒い/そこに遊び場をもっていくことで/隣近所の関係性をつくる/遊び場と同時に高齢者向けのコミュニティカフェをつくった/そこで知り合いをつくる/騒音は「顔の見える関係」で騒音では無くなることも/活動費は世界中から寄附を募った/いろんなところに助成金申請を出した/クラウドファンドも使った/価値を共感したひとが寄附する仕組み/1000万円ほどの寄附を得た/その頃から「移動式遊び場」を本業にした/自分も子育てしていたのである程度の収入は必要だった/例えば「不動産関係」/マンション開発時の周辺のまちの新旧住民のコミュニティづくり(移動式遊び場)/商店街のコミュニティづくり(空き地や駐車場で遊び場)/いろんな企業から委託をもらって/コロナの影響/「リアルで多世代交流」を提供していた/コロナの初年度は収入が10分の1に・・/ピンチはチャンスという気持ち/学生時代から/常設が壊されたから移動式が生まれた/ここまでの経験を全国に拡げる仕組みをつくろうと/勉強会でノウハウシェア会/YouTube『かーびーのムゲンあそびチャンネル』も始めた/ペットボトル一つで200種類の遊び/オンラインだからこそ全国のひとと繋がった/全国の50−60団体と連携/大学や実践者とつくったのが「移動式あそび場全国ネットワーク」(つづく)
#52 みんまちトーク『移動式あそび場の星野諭さん登場!〜東京デザイナーアカデミーの教え子が聞く星野先生が抱き続けるそのパッション』
12-05-2024
#52 みんまちトーク『移動式あそび場の星野諭さん登場!〜東京デザイナーアカデミーの教え子が聞く星野先生が抱き続けるそのパッション』
#52 みんまちトーク『移動式あそび場の星野諭さん登場!〜東京デザイナーアカデミーの教え子が聞く星野先生が抱き続けるそのパッション』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第52回は、移動式あそび場全国ネットワーク 星野 諭 代表をゲストスピーカーに迎え、星野さんから学生時代から今に至るまで一貫して活動しつづけている「子ども達のための場づくり」を、星野さんの生まれ育ちからじっくりと伺う回です。そしてその聞き手は、現在星野さんが教鞭をとっている「東京デザイナー・アカデミー(旧東京デザイナー学院)の建築デザイン学科の学生さん三名。知ってはいたけれど、じっくり聴いたことは無かったという先生の取り組みとそのパッションを、三人の学生さんと共にじっくりとお聴き下さい。   ▼話していたことのリンク ・移動式あそび場全国ネットワーク https://mpn-japan.com/ ・遊び道具を車に積んで、移動先を遊び場に!移動式あそび場全国ネットワーク 星野諭代表に聞く(新・公民連携最前線) https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/434148/091200122/ ・東京デザイナー・アカデミー 建築デザイン学科 https://www.tdg.ac.jp/department/architecture/ ・NPO法人コドモ・ワカモノまちing(星野さんの活動原点;当時の情報サイト) https://www.mm-chiyoda.or.jp/story/2110.html ・星野諭さんプロフィールサイト https://www.tumugiyasan.com/about1-c1x1t   ▼出演者 ◆星野 諭(ほしの さとる ;通称かーびー) 移動式あそび場全国ネットワーク代表。プレイワーカー/一級建築士/地域コーディネーター/子ども防災活動家。あそびは世界を自由と平和にする!をモットーに全国各地で移動式あそび場を活動中。幼少期は新潟の山で育つ野生児。2001年の学生時代にNPO団体を結成し、空き家を改装した子どもの居場所づくりや里山キャンプ、地域イベントなどを実施。2008年移動式あそび場を創造し、廃材や自然素材の遊び場、サバイバルキャンプ、オルタナティブスクール、イベントなどを関東を中心に全国各地で開催。様々な企業や自治体、大学や地域と協働し、年間100事業を展開し、約3万人の子どもとふれあっている。 ◆聞き手 高橋 美姫さん(たかはし みき)さん 井口 幸来(いぐち さら)さん 丑久保 太一(うしくぼ たいち)さん ※共に「東京デザイナー・アカデミー」建築デザイン学科2年 □パーソナリティ:原 拓也(Jsurp理事) ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp ▼キーワード 活動開始は大学4年/こどもと一緒にデザインしよう会/きっかけは幼少期/妙高市出身/3歳から薪風呂/大学(日本大学理工学部建築学科)で上京したときに衝撃/ソトでコドモが遊んでいない/当時はやりたい思いだけ/町に出て町会に何かやらせて下さいと/様々お手伝いするなかで/お蕎麦屋さんに出会う/2001〜2003年の大学・大学院時代/4年生の時にビラをつくって200枚配って/15名ほど仲間をつくり/サークル化して部室を得て/周辺の大学にも声掛け/卒業した頃に神田に空き家が/1階を子供向けに/2階は学生のシェアする場に/ただお金がなかった/家賃10万円を6万円くらいまで下げたがそれでも大変/まずはリノベーションするための素材集め/工務店や取り壊しする現場に行っていろんなものを戴いた/床材から給湯器まで/10万以下で/運営も一大学では限界/五大学でチーム/曜日毎に大学交代制/月曜日は日大建築系なので物づくり/ファッション系大学は染め物/電機大学はロボットつくり/学生×こどもの遊びが毎日生まれた/こどもたちもワカモノ達も繋がった/その子供基地をつくったのは大学院を卒業したタイミング/いまもそのサークルはある/卒業したあとは設計事務所や中間支援組織で働いていた/二足のわらじ、建築士勉強を加えると三足のわらじ/全部したかったこと/いまも基本的には変わらない/いま46歳だが「46歳児」と言われる/29歳で独立/NPO法人コドモ・ワカモノまちingを設立/子ども達と若者達が一緒に企画する掛け算と地域との掛け算/例えば、「ゴミ拾い活動をしたい」学生×「楽器をしたい」子ども達×「ガイドツアーをしたい」商店街=トングなどで楽器を奏でながらゴミ拾いしながら町を案内する/NPO法人設立時には神田の子ども基地が開発で取り壊し/物件を探して悩んでいた時にボトリングカーを見て/遊び場を移動しようと発案/自然体験×こどもの居場所×コミュニティづくりがキーワードだった/それがトラック型でやれば全て同時に出来るとひらめいた/移動式遊び場の原点/その時にトヨタ財団の支援を受けた/その企画書には「災害があったらかけつける」と決めていた/当時は「災害直後はもっとやることがあるのでは?」との自問自答があったが/10年間で150回被災地に通った・・・(つづく)
#51 みんまちトーク『地元のまちへ貢献したいという思い〜シビックプライドの潮流、プランナーとしての関わり方』
05-05-2024
#51 みんまちトーク『地元のまちへ貢献したいという思い〜シビックプライドの潮流、プランナーとしての関わり方』
#51 みんまちトーク『地元のまちへ貢献したいという思い〜シビックプライドの潮流、プランナーとしての関わり方』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第51回は、前回、前々回に続き、当会Jsurp日本都市計画家協会の理事;堀江 佑典(ほりえ ゆうすけ)さん、同じく理事;谷村 晃子(たにむら あきこ)さんをゲストスピーカーに迎えた回ですが、今回は堀江さんにパーソナリティを務めていただきつつ、内山征理事も交えた三人で、「自分の地元のまちへ貢献したい」というシビックプライドの潮流について、談義して頂きました。そのなかでは、プランナーとしての関わり方にもふれ、“プランナーあるある”も、ちらほら。どうぞ楽しんでお聴き下さい。   ▼話していたことのリンク 馬場川通り「まちびらき」 https://www.maebashidc.jp/4143-2/ ミズベリング https://mizbering.jp/about チョコアイカ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%AB 都市再生推進法人(一社)前橋デザインコミッション https://www.maebashidc.jp/ 東洋経済「ジンズCEOがメガネ並みに「前橋」に入れ込む事情」 https://toyokeizai.net/articles/-/460464 朝日新聞「ヒタチエ(日立駅前に再び賑わいを 期待担い「ヒタチエ」オープン) https://www.asahi.com/articles/ASR4X7676R4XUJHB00G.html   ▼出演者 ◆谷村 晃子(たにむら あきこ):前橋市出身。(株)プランニング・プラス ディレクター。一般社団法人エリアマネジメント・ラボ理事、認定NPO法人日本都市計画家協会理事。2006年京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)卒業後、地方や首都圏における様々な都市計画・まちづくりプロジェクトに従事。エリアマネジメントが専門。2児の母。子どもにとって面白い、大人になっても帰ってきたい、と思えるまちを目指して地域主体のまちづくりを支援。 ◆内山 征(うちやま すすむ):Jsurp理事。(株)アルメック執行役員。技術士、認定都市プランナー(住まい・コミュニティデザイン、交通計画)。地域主体のまちづくり、まちなかの活性化を専門とし、地方での移動性確保や、新技術の活用など、モビリティに関わるまちづくりに取り組んでいる。 □パーソナリティ:堀江 佑典(ほりえ ゆうすけ):昭和株式会社開発事業部営業開発室長。認定NPO法人日本都市計画家協会理事。 ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp ▼キーワード 自分の地元のまちとの関係性は/谷村;生まれも育ちも前橋市/中心市街地の馬場川通/新しくなるオープニングイベント/ひさしぶりの訪問/いまは実家が高崎に移ったこともあり/同窓会くらいでしか行かなくなった/昔とは変わった/小学生頃はお祭りがさかん/通常の週末も人をかき分けて歩くような状態/空き店舗もなく/ノートや鉛筆を買いに行くのもアーケードのファンシーショップ/中高生時代もカラオケに/大学から地元を離れたが/たまに帰省する度に/空き店舗や駐車場が増えていった/徐々に大規模店舗が郊外に/群馬は自動車社会だけに/よほどの店で無い限りまちなかに残らなかった/しかしこの数年、まちなかが賑やかになりつつある/新しい動きにわくわく感/前橋は駅から中心地が離れている/子供のころは自転車でまちなかに通っていた/駅は使っていなかった/内山;前橋は最近話題なので行ってみたい/先日「ミズベリング」でも話題に挙がっていた/ローソンでパティシエやっていた人が地元で活動しているらしい【編集者註釈;チョコアイカさん】/前橋はいま、いろんな動きが同時多発的に進んでいる/起爆剤となったのが「MDC」の設立/前橋出身の起業家の投資【編集者註釈;ジンズホールディングスCEI田中仁さん】/シビックプライド持っている人が地域で活動するきっかけとは?/茨城県日立市の駅前では数年前のイトーヨーカ堂撤退後に、あるプロパティマネージャーが「子育てファミリー層」向けのフロアづくりをして、人が戻ってきた/ヒタチエ/そこに東京の千代田区で再開発をやっていた不動産会社のひとやエリアマネジメントの専門会社に勤めているひとやイベント会社のひとが/地元に貢献しようと東京から通って活動しはじめている/未だ効果は出ていないかもしれないがまさにシビックプライドではないか/まちを出たひとが、ソトからみて分かる、あらためて自分が育った環境を愛おしむ感覚で、まちに貢献しようとすることが大切/世代もあるだろう/活動できる環境もネットワークもある程度のお金もあるひとが集まっていると実感/40代超えた僕らは「地元に残る」選択肢はなかったのかも/一回出る/その後完全に戻れなしないけれど、何かしら貢献したいという気持ちに/前橋の場合、昔より近い(新幹線)感覚がある/自分もコンサルをはじめた頃には地元(笠間)の隣の県庁所在地「水戸」に事務所を構えて・・と思っていたが/いまはバンバン通える/いろんな働き方が出来るようになったこともある/但し「地元にしごと」はやりたくないなとも/10年ほどまえに地域主体のまちづくりを支援する仕事をやったが/両親が住んでいるし、商店主は友達、住民代表で恩師が出てきたり、市長も知っている人・・/幸い、成果が出たが、親も「石を投げられず良かった」と/プレッシャーはある/会社にも「儲ける仕事では無いので」と/生まれ育ったまちだという思いはあった/空間よりも人/友人にも当初「どのくらい売上上げたいのか?」と聞いて始めた/「少しはね」という感覚だったので、抜本的な改革ではなく、ちょっと前に戻そうと取り組んだ/仲間を集める工夫点は/長期的な視点でやってくれと言われたので/はじめは道路整備のためのまちづくり組織があった/当時40歳くらいが一番年下だった/実践活動のなかでお年寄りに話しをして/5年後にはその40歳くらいの人が一番年上にした/いまの感覚で商業地をつくれるように/あとは老舗の5代目などよりも新しく出店した人を中心にした/お年寄りらには「あなたたちがつくったまち、あとは若い人にまかせよう」と言ってまわった/全く知らないコンサルが言うより、ここで育った人が言うほうが説得しやすい/自分たちプランナーもいろんなケースで自分が生まれ育ったまちやいま住んでいるまちに関われる機会があると良いと思う
#50 みんまちトーク『みんまちNOTE紹介編 vol.10 こどもがつなげるまちづくり_Jsurp谷村理事』
28-04-2024
#50 みんまちトーク『みんまちNOTE紹介編 vol.10 こどもがつなげるまちづくり_Jsurp谷村理事』
#50 みんまちトーク『みんまちNOTE紹介編 vol.10 こどもがつなげるまちづくり_Jsurp谷村理事』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第50回は、前回に続き、当会Jsurp日本都市計画家協会の理事;堀江 佑典(ほりえ ゆうすけ)さん、同じく理事;谷村 晃子(たにむら あきこ)さんをゲストスピーカーに迎え、『みんなのまちづくりNOTE』を題材にしつつ、まちづくり談義を重ねる回の第2話です。今回の話題の中心は、谷村さんが執筆された、みんまちノートのVol.10『こどもがつなげるまちづくり』。子育てとまちづくりとがタッグを組むと安全安心なまちにつながっていく・・というお話しを、コーディネイターの内山理事を交え、楽しく談義して頂きました。どうぞお聴き下さい。   ▼話していたことのリンク Jsurp みんなのまちづくりNOTE 『vol.10 こどもがつなげるまちづくり』 https://jsurp.jp/gyouseki/minna_no_machi/ みちくさくらす https://michikusakurasu.com/   ▼出演者 ◆堀江 佑典(ほりえ ゆうすけ):昭和株式会社開発事業部営業開発室長。認定NPO法人日本都市計画家協会理事。 ◆谷村 晃子(たにむら あきこ):前橋市出身。(株)プランニング・プラス ディレクター。一般社団法人エリアマネジメント・ラボ理事、認定NPO法人日本都市計画家協会理事。2006年京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)卒業後、地方や首都圏における様々な都市計画・まちづくりプロジェクトに従事。エリアマネジメントが専門。2児の母。子どもにとって面白い、大人になっても帰ってきたい、と思えるまちを目指して地域主体のまちづくりを支援。 □パーソナリティ:内山 征(Jsurp理事) ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp ▼キーワード 「vol.10 こどもがつなげるまちづくり」について/こどもをキーワードに/冒頭では少子化、遊ぶ場所が少ないなどを4つの観点をテーマに/具体的な方法も書いた/P7-8にこどもがつなげるまちづくりの手法を書いた/面白い事例もいくつか掲載した/2つの事例/みちくさくらす/クリーニング店をリノベして交流施設に/こどもが夏休みの宿題をやったり/柏市のUDC2の事例/P5には世界の事例も/ポートランドのランドスケープデザインのプレイスさんから伺った内容を纏めた/50過ぎの年齢だとこどもと一緒に過ごす時間が無くなってしまったが谷村さんは?/比較的、子供自体が来てくれる企画や/そのお父さんやお母さんを積極的に巻き込む企画をやっている/子供を惹きつけて/その親も/最近はとてもその点を意識している/きっかけは2年前/武蔵小杉のまちで/自分が携わった空間で自分の子供や同級生の子供が楽しんでいる姿をみてとても嬉しかった/本格的にやったのがその2年前の社会実験/まちに対して子育ての視点で思うことは?/最初はベビーカーで段差に気付いたことから/少し大きくなると/暗くなって帰宅するようになると/まちの安全が気になる/いざ自分事になると重要性に気付く/安心安全/平和島のまちづくりをお手伝いしている/幼稚園までは良いが小学生になると引っ越すと聞く/防犯の面の(ボートの面の)イメージ/そのイメージを変えようというまちづくりを進めている/子供の成長に伴って行動範囲が変わる/調査研究を行った/子供が放課後どういう過ごし方をしているのかという東京都の調査がある/昔は色んな遊びがあった/いまは学童やマンションの共用部/関係人口が少なくなっている/それが「まちに係わるきっかけ」が薄まることに/そのため「こどもがまちに出掛けられるように」するには/公共空間も大事/近所のおじさんおばさんとのコミュニティも大事/学校との関係も大事/まちづくりと子育てがタッグを組むと安全安心に繋がる/公共空間もそうだがママ友パパ友が情報交換する場所も大切/病院や学校や塾の情報の意見交換/しっかりグループに入る前の自由に出入り出来る場と情報/公的な情報より「人の感覚」をもった情報で判断するのが一般的/コロナで夏祭りなどが無くなった/ふらっと会話する場が無くなってしまった/復活しているところも多いが無くなって気付く/住宅地のエリアマネジメントは子育てする人達の拠点づくりも重要/一定に負担をして/逆にゼロ円で自由に使えるより、例えば500円払う場の方が安心とも思う/ある街で拠点施設整備をしたが/無料となると何かしら理由があるのではないかと訝しがる人も出る/大きな祭りに助産師さんが協力しておむつ替えスペース/一人目の子供では地域に知り合いがいなくて寂しかった/6歳離れて生まれた二人目の頃はママ友もいたしかなり楽だった/その経験が今の仕事に繋がっている/今回は子供とまちづくりについてお話しを伺った(つづく)
#49 みんまちトーク_みんまちNOTE紹介編_VOL.9地域主体のエリアマネジメント_地域主体の意義とは?
21-04-2024
#49 みんまちトーク_みんまちNOTE紹介編_VOL.9地域主体のエリアマネジメント_地域主体の意義とは?
#49 みんまちトーク_みんまちNOTE紹介編_VOL.9地域主体のエリアマネジメント_地域主体の意義とは? この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第49回は、当会Jsurp日本都市計画家協会の理事;堀江 佑典(ほりえ ゆうすけ)さん、同じく理事;谷村 晃子(たにむら あきこ)さんをゲストスピーカーに迎え、『みんなのまちづくりNOTE』を題材にしつつ、まちづくり談義を重ねる回です。堀江さんと谷村さんはかつて同じ会社で、日本のエリアマネジメントの黎明期に、様々模索しつつ取り組んだ先輩&後輩のご関係。コーディネイターの内山理事を交え、地域主体のまちづくりの意義について、それぞれの思いを語って頂きます。お二人をゲストに迎えた全3話の第1話。どうぞ楽しんでお聴き下さい。   ▼話していたことのリンク Jsurp みんなのまちづくりNOTE 『VOL.9 地域主体のエリアマネジメント』 https://jsurp.jp/gyouseki/minna_no_machi/   ▼出演者 ◆堀江 佑典(ほりえ ゆうすけ):昭和株式会社開発事業部営業開発室長。認定NPO法人日本都市計画家協会理事。 ◆谷村 晃子(たにむら あきこ):前橋市出身。(株)プランニング・プラス ディレクター。一般社団法人エリアマネジメント・ラボ理事、認定NPO法人日本都市計画家協会理事。2006年京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)卒業後、地方や首都圏における様々な都市計画・まちづくりプロジェクトに従事。エリアマネジメントが専門。2児の母。子どもにとって面白い、大人になっても帰ってきたい、と思えるまちを目指して地域主体のまちづくりを支援。 □パーソナリティ:内山 征(Jsurp理事) ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp ▼キーワード JsurpみんなのまちづくりNOTE『VOL.9 地域主体のエリアマネジメント』/数年前に執筆/地域の方々がどのようにまちづくりを進めていけば良いか/出来る限り分かりやすいステップで解説/堀江さんは何故エリアマネジメントに取り組んでいるのか/社会的要請も強かったが/自分は建築の出身/デザイン事務所からコンサルタントへ/建築時代から「お金を掛けて良い空間をつくっても」「ひとがいない場所がある」「つくった空間が使われていない」ことに遭遇/使い手をつくりながらつくっていく必要があるのではないかという思い/ちょうどその頃エリアマネジメントという言葉を知って取り組んだ/自分(内山)が若い頃公開空地は使わない場所という概念だった/公園も同様で勿体ない場所が・・/堀江さんと谷村さんは一緒に仕事をしていた/当時からエリマネの堀江だったのか/恐らくその頃はエリアマネジメント自体の件数もその会社では多くなかった/自分(谷村)も入社してスグに一緒に経験を重ねていった/(谷村さんと一緒に)地域の方々とワークショップを重ねながら計画づくりに取り組んだ/わたし(谷村)もエリアマネジメントという言葉に興味があり、仕事をあえてつくっていった/建築でまちづくりをやるとデザイナーの視点が入るが/エリアマネジメントでは色んな人の価値観が入ってくる/デザイナーの心との間でジレンマはあるか/求めるところは一緒/デザインも表面的なものと関係性のデザインがあり/加えて事業スキームと/それらを併せかなえたい/『VOL.9 地域主体のエリアマネジメント』は導入部としては非常に良い本になっている/この本についてデベロッパーによるエリマネではなく地域主体として書いた視点について教えてほしい/デベロッパー主導のエリアマネジメントも重要/投資をして還元するというかたち/しかし特に地方部のエリアマネジメントではなかなか投資がスグに生まれることはない/街の価値にすぐ反映される状況はなかなか無い/地域の方々がシビックプライドをもって自分事で取り組めるかどうかが大切/それがやがて街の価値につながってくる/そういう観点で書いている/地方でも小さい町でもそれぞれに合ったエリアマネジメントがある/大都市でも小さな町でも相似形がある/その意味では双方の知見が各々に使えることも/エリアマネジメントやまちづくりは、労力を出した人がリターンを得るものだろうと思っているが、参加する人達のマインドについてはどうか/わたし(谷村)が係わっている案件で思うのは、地域経営や資産価値が上がるというところが出ている/お金を紐付いていないとエリアマネジメントではないと言われることが多いが/お金を稼ぐことは必須ではないと思う/お金の大小だけではなく/色んな価値の計り方があると思う/基本的にエリアマネジメントは受益者負担であるべきだと思う/その関係性をどうデザインできるかが重要だと思っている/お金が受益となることも、まちのプロモーションが広まることも受益も/そのまち其れ其れにとっての価値を受益することが大切/例えば子育てのしやすさが価値ということも/次回は『VOL.10 こどもがつなげるまちづくり』について谷村氏に聞く(つづく)
#48 みんまちトーク『営みのなかで出来た町並みを時代へ継ぐために・・〜元エルメス本社副社長 齋藤 峰明氏に聞く、日本と日本人への熱き思い(3)』
14-04-2024
#48 みんまちトーク『営みのなかで出来た町並みを時代へ継ぐために・・〜元エルメス本社副社長 齋藤 峰明氏に聞く、日本と日本人への熱き思い(3)』
#48 みんまちトーク『営みのなかで出来た町並みを時代へ継ぐために・・〜元エルメス本社副社長 齋藤 峰明氏に聞く、日本と日本人への熱き思い(3)』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第48回は、前回に続き、当会Jsurp日本都市計画家協会の正会員;伴 宣久(ばん のぶひさ)さんと、伴さんの親しいご友人である齋藤 峰明(さいとう みねあき)さんをゲストスピーカーに迎え、「何故いま欧米人が日本を注目しているのか」「そのことを日本人がもっと認識することが、日本のみならず、世界にとっても大切」という齋藤さんの思いをじっくりと伺うシリーズ最終回です。どうぞじっくりとお聴き下さい。   ▼話していたことのリンク シーナリーインターナショナル Scenery International PTE.LTD. http://www.scenery.co.jp/ フランスの最も美しい村協会 https://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/fr/   ▼出演者 ◆齋藤 峰明(さいとう みねあき):元エルメスパリ本社副社長。静岡県出身。1971年渡仏、パリ第⼀(ソルボンヌ)⼤学芸術学部卒。三越パリ駐在所⻑を経てエルメス本社に⼊社後、エルメスジャポンに赴任。1998年より代表取締役社⻑として⽇本でのエルメスの発展に貢献。2008年には外国⼈で初めてエルメスパリ本社の副社⻑及びライカカメラジャパン会⻑に就任。2015年にエルメスを退社後、シーナリーインターナショナルを設⽴。現在パリと東京をベースに、企業のブランド戦略のコンサルティングほか、伝統産業や地方再生の支援の活動を行う。フランス共和国国家功労勲章シュヴァリエ叙勲。エルメスでの仕事を語った本に「エスプリ思考〜エルメス本社副社長、齋藤峰明が語る」(川島蓉子著)ほか、虎屋黒川社長との共著「老舗の流儀」がある。 ◆伴 宜久(伴 のぶひさ): (一財)日本建築設備・昇降機センター定期報告部長。東京都市大学(旧武蔵工業大学)工学部建築学科卒業。東京都立大学(旧首都大学東京)都市環境科学研究科博士課程後期修了、博士(工学)。民間から東京都特別区(台東区)管理職を経て、現職。行政で、営繕課長では、台東区立病院建設、上野中央通り地下駐車場建設等、公共施設の建設、営繕を担当。まちづくり推進課長として、浅草通りシンボルロード整備地元調整担当、浅草六区地区計画策定、御徒町地区計画変更、両地区計画区域内の事業調整、台東区景観計画を策定。近著に「〔実践〕自治体まちづくり学」(公人の友社 (2024/2/5);共著)がある。 □パーソナリティ:原 拓也(Jsurp理事・副会長) ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp ▼キーワード 大きく分けて活動は2つの分野/一つ目の活動はブランディング/単にロゴをつくる仕事ではなく/ブランドとは何か/エルメスがそうだが「人の生業」「ファミリーが、自分たちの家族を養うためにやるのが生業」/長い時間を経て世の中の役に立つようになると、村や町で名士と言われ、賞をもらい、やがて信用力を増し、ブランドと呼ばれる/いまはブランドビジネスなどと言うが/本当は逆/ものづくりをどういう精神で始めているか/サービスをどういう精神でやっているか/その後、信用を重ねて、ブランドになる/ただ日本の場合は/せっかく何百年も経っている企業が/どんどん世界舞台からいなくなっている/カメラも家電も他の国に取られてしまった/ものづくりばかりやって/その価値を説明することを怠った/世界中で車は作っているが/ドイツの車が何故人気なのか/日本の車が劣っている点は一切無いが/ドイツは歴史を踏襲しながら育んでいる/技術だけではなく価値を自分たちで自覚してマーケットで説明している/だからドイツ車のほうが良いと言われてしまう/フランス車はまた別の良さがあるが(笑)/シーナリー(風景)、まちに対して思うことは/地方にある産業がまだ世界に打ち出せる/地方の再生はきっと可能である/二つ目の活動は伝統産業を広めること/グローバルな価値観に伝えていく/海外のデザイナーを日本の産地に連れて行き/対話を経て新しいものを創り出すことに取り組んでいる/同時に「まちづくり」として、産業をもったまちを/そこに人が住んでいるまちの/背景自体を再生、進化させることが大切だと思う/象徴的な活動が「日本で最も美しい村連合」/十数年前に日本版が出来た/しかしながら日本人のなかであまり知られていない/どこが美しい村かと聞かれて答えられない/フランスでは9割が知っている/フランスでは美しい村として登録されているところで何が出来るかウェブサイトですぐに分かるようになっている/しかしながら最も重要なことは「なぜ美しいむら、が日本に必要か」という点を日本人が分かっていない/先代が国を作ってきた過程のなかでできたのがまち/営みのなかで出来たまちなみは大切にしないと/我々の責任で次の世代に繋いでいかなければならない/単に美しいから守るというだけではなく/経済的に自立しないといけない/そのために産業を高めることが必要/シーナリーインターナショナルにとって大切な取り組み/また日本のその取り組みは日本にとってのみならず世界にとって大切/何故いま日本ブームなのか/ひとつにはこの2-30年で「健康」が大切だとなってきた/そのなかで食べ物に気を遣うようになった/日本食=健康/また「自然」「環境問題」への注目/自分たちが自然を破壊してきたとの自覚/日本は自然を大切にしてきた/もっと観光客が行かない自然と共生しているところに欧米人は行きたがっている/それなのに日本人が気付いていない/相変わらず新しいものを作ろうとしている/日本人が気付いて、世界に発信していくことが大切/世界にとって非常に大切/時代の変わり目だからこそ、アイデンティティを見直して/対話を重ねていくことが重要/フランスもオリンピックに向けて新しいことにチャレンジし始めている/またこの続きの企画を将来やりましょう(おわり)
#47 みんまちトーク『風景とは自分の心のなかにあるもの〜元エルメス本社副社長 齋藤 峰明氏に聞く、日本と日本人への熱き思い(2)』
07-04-2024
#47 みんまちトーク『風景とは自分の心のなかにあるもの〜元エルメス本社副社長 齋藤 峰明氏に聞く、日本と日本人への熱き思い(2)』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第47回は、前回に続き、当会Jsurp日本都市計画家協会の正会員;伴 宣久(ばん のぶひさ)さんと、伴さんの親しいご友人である齋藤 峰明(さいとう みねあき)さんをゲストスピーカーに迎え、地域ブランディングに関する齋藤さんの熱き思いをじっくりと伺うシリーズの第二回です。前回に続き齋藤さんの日本と日本人への熱き思いを、特に、シーナリーインターナショナル株式会社を立ち上げた背景にある、“風景とは自分の心のなかにあるもの”というお考えを伺います。どうぞゆっくりとお聴き下さい。   ▼話していたことのリンク フランスの最も美しい村協会 https://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/fr/   ▼出演者 ◆齋藤 峰明(さいとう みねあき):元エルメスパリ本社副社長。静岡県出身。1971年渡仏、パリ第⼀(ソルボンヌ)⼤学芸術学部卒。三越パリ駐在所⻑を経てエルメス本社に⼊社後、エルメスジャポンに赴任。1998年より代表取締役社⻑として⽇本でのエルメスの発展に貢献。2008年には外国⼈で初めてエルメスパリ本社の副社⻑及びライカカメラジャパン会⻑に就任。2015年にエルメスを退社後、シーナリーインターナショナルを設⽴。現在パリと東京をベースに、企業のブランド戦略のコンサルティングほか、伝統産業や地方再生の支援の活動を行う。フランス共和国国家功労勲章シュヴァリエ叙勲。エルメスでの仕事を語った本に「エスプリ思考〜エルメス本社副社長、齋藤峰明が語る」(川島蓉子著)ほか、虎屋黒川社長との共著「老舗の流儀」がある。 ◆伴 宜久(伴 のぶひさ): (一財)日本建築設備・昇降機センター定期報告部長。東京都市大学(旧武蔵工業大学)工学部建築学科卒業。東京都立大学(旧首都大学東京)都市環境科学研究科博士課程後期修了、博士(工学)。民間から東京都特別区(台東区)管理職を経て、現職。行政で、営繕課長では、台東区立病院建設、上野中央通り地下駐車場建設等、公共施設の建設、営繕を担当。まちづくり推進課長として、浅草通りシンボルロード整備地元調整担当、浅草六区地区計画策定、御徒町地区計画変更、両地区計画区域内の事業調整、台東区景観計画を策定。近著に「〔実践〕自治体まちづくり学」(公人の友社 (2024/2/5);共著)がある。 □パーソナリティ:原 拓也(Jsurp理事・副会長) ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp ▼キーワード 渡仏後、(留学した人はみなそうだと思うが)自分のアイデンティティに向き合うことに/渡仏で目的達成してしまったところがあった/フランスで生活するなかで自分が誰なのか分からなくなった/自由を謳歌はしていたが自分がいなくても社会は変わらないとの思いと悩み/毎日フランス語を話すなか、自分の思考を把握出来なくなった時期/自分を取り戻さなくてならないとの思い/自由でいること自体が問題と(19歳の当時)考えた/そのために「社会との繋がり」が大切と/自分が何ができるのか/人は社会的な動物/一人では生きられない/当時は実は大学に行くつもりは無かったが大学進学を決めた/(渡仏後にあらためて勉強して)ソルボンヌ大学に入学/一方、生活するためのアルバイトとして三越(三越トラベル)に入った/自分が何かの役に立っているという気持ちになってきた/ヨーロッパの良いモノを取り入れて社会を豊かにしていく課程の当時の日本に対して/自分の存在感がうまく折り合いが付いた/最初の10年間はそんな毎日/興味があったのは「自分のアイデンティティ」/自分という人間はどうやって出来てきたのか/自分が日本人であるというがどういうことなのか/自分の生い立ちも振りかえることに/小学校2年生の頃の静岡の里山の風景/お祭り/それが確かな原風景/それが自分の支えだった/それが(田舎の原風景が)無いひとはどうなってしまうのだろうと/1992年にエルメスに入社して日本に赴任/大宮の店を見に行くことがあった/小学校の頃に行ったことがあったがその頃は田園風景の記憶/当時は繋がっていなかった感覚/ところが92年当時電車から見る風景はずっと続く市街地/大宮の駅前にあったのはマクドナルドやケンタッキーや不二家などのチェーン店/電車に乗っている子供は任天堂のゲーム機に興じていた/その子供のアイデンティティを、その親のアイデンティティを、人生を考えた/その親は大宮出身ではなくたまたま居住地として大宮を選んだのかもしれない/そしてその子供はマクドナルドやケンタッキーの記憶しかないかもしれない/あるいはコンピューターゲームで遊んでいる/衝撃的な感覚/フランスで長い間住んでいると風景が違う/日本に帰ってきて驚いたのは/新幹線から見る風景は様々な色の屋根/日本の屋根(瓦)は黒では無いのかという思い/飛行機からみる日本の夜景は蛍光灯やネオンの色/豊かになっているはずなのにとの思い/日本は谷崎潤一郎の世界観があるはず/光には極めて敏感の筈/それなのに自分が記憶していた風景と異なっている/フランスでは田舎の風景を非常に大切にしている/パリに住んでいるのはみな田舎の人たちなので、パリに住みながら田舎にも住宅を買って大切にしている/もちろん大宮にもお寺などがあると思うが/果たしてそのようなものが無くなっていくとしたら、自分自身が無くなると言うことでは無いか/どうしてフランスは守っているのかというと制度がきちんと出来ている/日本も京都など点で見れば美しいものが残っているしお店に行けば美しいものがあるが/普通の家はそうでもない/そこに一生住むのかという思い/フランスでは古い家ほど価値がある/もっと家に凝っても良いのでは無いかと思う/恐らく戦後の貧しい時代に「暗さ」が貧しさの象徴だったのだろう/それに対して蛍光灯が普及した/蛇口をひねって水が出るように/しかし従来日本には光に対する日本人の生活があった筈/(そのような思いから)設立したのが「シーナリーインターナショナル株式会社」/シーナリー(風景)というのは一般的には「綺麗な景色」/綺麗な景色は「ソト」にあると思われているが・・/自然の風景は美しいに決まっている/生活空間は人がつくったもの/畑を耕し田んぼをつくり、夏が暑ければ並木をつくり/人の営みがそこにある/人間が自然に働きかけて/自分たちの生活の場/心象風景というように「自分の心の中にある」のが風景だと思う/なぜ里山が美しいかと言うと自分の考えは「代々祖先がつくってきた景色」だから/自分が美しいと思うのは祖先が居たから/人間が生きてきたから/生き様が景色をつくっている/人間が生きるための、自分の子ども達を食べさせるためにつくってきた景色だから/そういう景色を、今生きている時代の僕らは、次の世代に残していかないといけない/東京と大阪に集中してしまい田舎が過疎化している/自分が見えるものを自分の対比で自分の内面性との関わりでつくりたい/フランスにはみんなが知っている制度として「フランスで最も美しい村」という制度がある/海辺の景色を保護する法令を早いうちにつくった/海辺の景観が守られている/高層のリゾートホテルは無い/スペインには高層マンションが建っているが/一方ノルマンディーなどに行くと別荘があるが/公有地として海辺に至る道をつくることになっている/景色は昔から同じでは無い/重なっている/そういう歴史を残していくと/「フランスで最も美しい村」には厳密な条件がある/ひとつには文化財が最低二つある/瓦の色/窓枠の色や素材/アプローチの何百メートル以内には工場があっては駄目/いまは日本の「最も美しい村連合」のブランディングアドバイザーに着任(次回へ続く)
#46 みんまちトーク『元エルメス本社副社長 齋藤 峰明氏に聞く、日本と日本人への熱き思い(1)』
31-03-2024
#46 みんまちトーク『元エルメス本社副社長 齋藤 峰明氏に聞く、日本と日本人への熱き思い(1)』
#46 みんまちトーク『元エルメス本社副社長 齋藤 峰明氏に聞く、日本と日本人への熱き思い(1)』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第46回は、当会Jsurp日本都市計画家協会の正会員;伴 宣久(ばん のぶひさ)さんと、伴さんの親しいご友人である齋藤 峰明(さいとう みねあき)さんをゲストスピーカーに迎え、地域ブランディングに関する齋藤さんの熱き思いをじっくりと伺うシリーズの第一回です。齋藤さんはエルメスジャポン社長を経て、同社フランス本社の副社長までお勤めになった異色の経歴をもつ方。現在もドイツ人の奥様とお子さん方と共にフランスに住む齋藤さんが、祖国日本と日本人への深い愛と熱い自負を持って熱く語ります。お話しのなかで触れて頂く彼自身のご経歴も聞き応え抜群です。結果的に全三回では収まりきれなかったので、恐らく近い将来、続編が実現すると思われますが、どうぞゆっくりとお聴き下さい。   ▼話していたことのリンク 「日本で最も美しい村連合」ブランディングアドバイザー就任のお知らせ https://utsukushii-mura.jp/news/4447/   ▼出演者 ◆齋藤 峰明(さいとう みねあき):元エルメスパリ本社副社長。静岡県出身。1971年渡仏、パリ第⼀(ソルボンヌ)⼤学芸術学部卒。三越パリ駐在所⻑を経てエルメス本社に⼊社後、エルメスジャポンに赴任。1998年より代表取締役社⻑として⽇本でのエルメスの発展に貢献。2008年には外国⼈で初めてエルメスパリ本社の副社⻑及びライカカメラジャパン会⻑に就任。2015年にエルメスを退社後、シーナリーインターナショナルを設⽴。現在パリと東京をベースに、企業のブランド戦略のコンサルティングほか、伝統産業や地方再生の支援の活動を行う。フランス共和国国家功労勲章シュヴァリエ叙勲。エルメスでの仕事を語った本に「エスプリ思考〜エルメス本社副社長、齋藤峰明が語る」(川島蓉子著)ほか、虎屋黒川社長との共著「老舗の流儀」がある。 ◆伴 宜久(伴 のぶひさ): (一財)日本建築設備・昇降機センター定期報告部長。東京都市大学(旧武蔵工業大学)工学部建築学科卒業。東京都立大学(旧首都大学東京)都市環境科学研究科博士課程後期修了、博士(工学)。民間から東京都特別区(台東区)管理職を経て、現職。行政で、営繕課長では、台東区立病院建設、上野中央通り地下駐車場建設等、公共施設の建設、営繕を担当。まちづくり推進課長として、浅草通りシンボルロード整備地元調整担当、浅草六区地区計画策定、御徒町地区計画変更、両地区計画区域内の事業調整、台東区景観計画を策定。近著に「〔実践〕自治体まちづくり学」(公人の友社 (2024/2/5);共著)がある。 □パーソナリティ:原 拓也(Jsurp理事・副会長) ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp ▼キーワード 美しい景色の原風景/島田市での2年間の小学生時代/その後70年代初頭の学生運動の最中の高校生時代/新しい風が全てフランスから来ているという感覚/日本の社会への閉塞感/ソルボンヌ第一大学芸術学部を経て三越に入社(本社採用でフランス駐在、その後パリ三越の駐在所長)/バイヤーの仕事/何がモノとして良いのか/何故これが流行っているのか/新しいものを発掘して日本に送る/しかし良いモノでも日本で売れないものもある/モノというのは必要とされて生まれる/フランスで必要とされていても日本では必要とされない/気付いていない/日本独特に必要としているものもある/逆に言えば日本で売れるものは何か/フランスで売れているものとマッチングさせることが仕事だった/どうすれば人が幸せになるか/モノやコトを探すビジネスだった/22年間あっという間に過ぎた/ソルボンヌ大一年生からアルバイトを(三越トラベルで)していた/3日アルバイト+3日大学という生活/大学が休みの6月は繁忙期/富裕層(≒経営層)が株主総会後に海外へ行くから/三越内での文化展の開催のため、イタリア人三越社員の助手として各美術館館長クラスを往訪する機会も/(卒業して三越に入社した後は)高級ブランドオーナーと話して売れそうなものをバイヤーに紹介する、ヨーロッパ全土をまわり、良いモノを探す、新しいレストランが出来たら必ず食べに行くという毎日/ただし良いモノを店に置くだけでは売れない/販売員が「どういう価値がある」と説明出来なければ売れない/特に日本に送った際に日本の(三越の)販売員はその思いを伝えきれないケースも当時はあった/その後、エルメスから声掛けがあり、エルメスジャポンに来ないかと/日本で働くのは無理と思い一度断った/しかし職人が集まるアトリエに社長に連れて行かれて魅了された/日本人として手作りの職人技に惹かれた/老舗、職人の精神/日本社会は大変だろうけれど日本に行くことを決めた/振りかえってみると、何のためにモノが生まれるのか/必要とされて生まれるモノを生む日本は、使い手としても一流/価値をちゃんと分かってもらう人に伝える仕事/三越22年、エルメス23年の会社勤めの後/フランスで生活して日本にフランスのモノを輸出していたが/今度は日本のために何かやりたいとの思いでシーナリーインターナショナルを設立した(次回へ続く)
#45 みんまちトーク『公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩(4);「みんまちノート」連動型対談』
18-02-2024
#45 みんまちトーク『公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩(4);「みんまちノート」連動型対談』
#45 みんまちトーク『公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩(4);「みんまちノート」連動型対談』   この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第45回は、4回に渡って続いた、当会Jsurp日本都市計画家協会の理事;三谷繭子(みたにまゆこ)さん、同じく理事;園田聡(そのださとし)さんをゲストスピーカーに迎えた、公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩、について語り合うシリーズの最終回です。今回も、パーソナリティの内山さんをまじえたフリートーク。当会オリジナル『みんなのまちづくりノート』の「vol.3 公共区間の活用」や「vol.8 ウォーカブルなまちづくり」に沿いながら、ディスカッションを繰り広げます。是非当会Webサイトから各ノートをダウンロードしたうえでご視聴をお楽しみ下さい。   ▼話していたことのリンク 株式会社Groove Designs(グルーヴデザインズ) https://groove-designs.com/ 有限会社ハートビートプラン https://hbplan.jp/ Jsurp日本都市計画家協会オリジナル『みんなのまちづくりノート』 https://jsurp.jp/gyouseki/ (vol.3 公共区間の活用、vol.8 ウォーカブルなまちづくり) 「mygroove」(マイ・グルーブ 〜若い世代や多様な人がまちの取り組みに参加できる共創まちづくりプラットフォーム) https://mygroove.city/   ▼出演者 ◆三谷繭子(みたにまゆこ):株式会社Groove Designs代表取締役。認定特定NPO法人 日本都市計画家協会 理事他。2017年にGroove Designsを創業し、全国各地でまちなかのプレイスメイキングプロジェクト、地域のビジョンづくりなど地域主導のまちづくりを支援。リアルな場での支援とともに、まちづくり現場のDX事業として、共創まちづくりデジタルプラットフォーム「my groove」の開発・社会実装に取り組んでいる。また、2022年末に地元である広島県福山市にUターンし、家業である建設会社・大和建設株式会社にも参画。自ら地域に根ざした活動を実践すべく奮闘中。 ◆園田聡(そのださとし): 有限会社ハートビートプラン 代表取締役(共同)、認定特定NPO法人 日本都市計画家協会 理事他。1984年埼玉県所沢市生まれ。2009年工学院大学大学院修士課程修了。商業系企画・デザイン会社勤務を経て、2015年同大学院博士課程修了。博士(工学)。2016年より有限会社ハートビートプラン。専門は都市デザイン、プレイスメイキング。現在は、大阪・東京を拠点に全国各地でプレイスメイキングの理念・手法を用いた実践・研究に取り組んでいる。著書に「プレイスメイキング~アクティビティ・ファーストの都市デザイン~」(学芸出版社)。「都市を学ぶ人のためのキーワード事典 これからを見通すテーマ24」(共著・学芸出版社) □パーソナリティ:内山征(Jsurp理事) ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp   ▼キーワード (園田)「デジタルも活用した多様な意見の集約」×「短いスパンで実践に結びつける社会実験」/時間の概念が大切/地元の人や民間の人が主役と見えるが行政の人で無ければ出来ないことがある/法律や制度を変えたり、創造的な活動が出来る環境をつくるのは行政のお仕事/そのようななか、地元や事業者と一緒に仕事をするなか、「コンサル」はどのような専門性やスタンスでそこに向かうのが大切なのだろうか/例えばファシリテーター(進行役)という役割や専門的な提案などか/(三谷)民間の方と行政の方にどうしても隔たりが生まれたり夫々の立場で発言しがちなところに、フラットな立場で繋ぐということ/行政から委託を受けることが多いものの、大事にしていることは(むしろ)民間の方達と、個々に向き合う、関係構築をすること/一対一の関係性をつくるのは大切/どうしても携わるのは業務期間となってしまうことが多いが/第三者的な立場だからこその役割/(内山)仕事のときとボランティアの時がある/基本的には自分のスタンスはプロデューサーの立場で絶対ディレクターにはならないという基本姿勢を持っている/中身に携わるとこだわりが出てしまう/地域のひとたちは「ボランティア」で参加しているので、それぞれにとって参加意義が出るように気を配りたいと思っている/例えば不動産関係者であれば不動産価値が上がりますよ、といったこと/ビジョンをしっかりもっていれば、少しずつずれてしまうことがあっても大丈夫/いま平塚市でやっているのは、最初に「キャパシティビルディング」(社会実験)をはじめ、その後にまちのビジョンをつくる、という手順/地元も「この勢いのまま再開発しよう」ということに/途中、地域の方々とともに(ビジョンを)パースに書いて地元に掲示しているのだが、それを見て「ここに描かれているこれ、俺らでやる」という地域の人の声が挙がってきた/社会実験文化が出来たから/(園田)僕らが学生時代学んだ都市計画とは異なってきている/(三谷)やってみても良いんだ、となると「やりたい」という人が出てくる/(内山)ナカとソトなら、ソトでやるほうが見て貰えるという感覚/(園田)シーンという言葉をよく使うが、まちの印象が現れるのは「公共空間」/我々は建物の「ソト」で街の印象を感じ取っている/そのために「公共空間の利活用」「ウォーカブル」「シティプロモーション」「観光」に繋がってくる/そこの基本を大事にしたいと日頃思う/(内山)昨年を鹿児島県の道路上でピクニックをした/使って貰うためにどうしたら良いかという視点で仕事をしてきたが「ピクニックは、どう楽しむか」という視点だった/その視点が楽しく新鮮だった/ピクニックギアもつくった/(三谷)「あ、ピクニックか。やってみよう。」という気軽さが大切。まちづくりやろうというとなるとよほど奇特な人しか・・/(園田)自分自身も一ユーザーとして楽しみたいと思う/ちょっとだけ面白く生活する知恵を知っているというくらいの関係性だと、クリエイティブな議論が、信頼性をもってやれる気がする/(内山)スケボー少年が地元の公園に集まってきたとき「いっそ、公認して、オリンピック選手が出た方が良いのでは?」と言って、ちょっと引かれてしまったが、本音でそう思う/(園田)そういう「心持ち」のようなことが、今回のみんまちノート「パブリックスペース」を読んで感じて貰えると嬉しい/(内山)少し前の「みんまちトーク」で「エンタメまちづくり」をJsurp会員の市村さん中心に語り合ったので、是非その回も聞いてほしい。
#44 みんまちトーク『公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩(3);「みんまちノート」連動型対談』
11-02-2024
#44 みんまちトーク『公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩(3);「みんまちノート」連動型対談』
#44 みんまちトーク『公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩(3);「みんまちノート」連動型対談』   この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第44回は、前々回、前回に続き、当会Jsurp日本都市計画家協会の理事;三谷繭子(みたにまゆこ)さん、同じく理事;園田聡(そのださとし)さんをゲストスピーカーに迎えた、公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩、について語り合うシリーズの第三回です。今回はパーソナリティの内山さんをまじえたフリートーク。当会オリジナル『みんなのまちづくりノート』の「vol.3 公共区間の活用」や「vol.8 ウォーカブルなまちづくり」に沿いながら、ディスカッションを繰り広げます。是非当会Webサイトから各ノートをダウンロードしたうえでご視聴をお楽しみ下さい。   ▼話していたことのリンク 株式会社Groove Designs(グルーヴデザインズ) https://groove-designs.com/ 有限会社ハートビートプラン https://hbplan.jp/ Jsurp日本都市計画家協会オリジナル『みんなのまちづくりノート』 https://jsurp.jp/gyouseki/ (vol.3 公共区間の活用、vol.8 ウォーカブルなまちづくり) 「mygroove」(マイ・グルーブ 〜若い世代や多様な人がまちの取り組みに参加できる共創まちづくりプラットフォーム) https://mygroove.city/   ▼出演者 ◆三谷繭子(みたにまゆこ):株式会社Groove Designs代表取締役。認定特定NPO法人 日本都市計画家協会 理事他。2017年にGroove Designsを創業し、全国各地でまちなかのプレイスメイキングプロジェクト、地域のビジョンづくりなど地域主導のまちづくりを支援。リアルな場での支援とともに、まちづくり現場のDX事業として、共創まちづくりデジタルプラットフォーム「my groove」の開発・社会実装に取り組んでいる。また、2022年末に地元である広島県福山市にUターンし、家業である建設会社・大和建設株式会社にも参画。自ら地域に根ざした活動を実践すべく奮闘中。 ◆園田聡(そのださとし): 有限会社ハートビートプラン 代表取締役(共同)、認定特定NPO法人 日本都市計画家協会 理事他。1984年埼玉県所沢市生まれ。2009年工学院大学大学院修士課程修了。商業系企画・デザイン会社勤務を経て、2015年同大学院博士課程修了。博士(工学)。2016年より有限会社ハートビートプラン。専門は都市デザイン、プレイスメイキング。現在は、大阪・東京を拠点に全国各地でプレイスメイキングの理念・手法を用いた実践・研究に取り組んでいる。著書に「プレイスメイキング~アクティビティ・ファーストの都市デザイン~」(学芸出版社)。「都市を学ぶ人のためのキーワード事典 これからを見通すテーマ24」(共著・学芸出版社) □パーソナリティ:内山征(Jsurp理事) ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp   ▼キーワード これまでの行政からコンサルが仕事を受けて専門的な計画を立てるということだけではなく/市民や事業者や企業の方々と共に活用の観点で議論が進んできた/行政より民間が得意な部分も/一番話しをするのは地元の方/個店の方や企業の方/プレイスメイキングという点もプロセスづくりが大切/まちの方々と意見を戦わせる場/協働するための仕組みづくり/これまでと変わってきた点、より大事になる点/公民連携の時代/最近行政側から市民のひとに「もっと使ってほしい」と話す/昔は無かった/ある種の権限委譲をしないと成り立たない時代/一方でこれまでの延長線上のやり方では実現しない/未だ表裏/進みたい方向性と出来ないジレンマ/行政側も市民側も意識をどう転換していくのか/数年前から取り組んでいるのはデジタル手法を使った市民コミュニティの形成/意見表明しやすくなる仕組み/取り組みの可視化/マイグルーヴというウェブサービスツール/実験的にいくつかの地域で導入、伴走/プランニングしていくときに意見募集やアンケート/時間や場所に限らず参加出来る/栃木県の小山市で実証実験/少しずつ「自分も関われるのだ」という気付きの広がり/エンパワーメントされていく/公共空間関係も、それ以外でも利用出来る/アナログなヒアリング以外にも様々なコミュニケーションの方法が拡がっている/プランニングはもちろん大事だが/その精度を上げていく/より実情に即したプランにしていく/書いたプランがちゃんと実現するように意識してきた/プランを描くことよりも、そのプランに対してどのような関わりしろを作れるか/いろんな専門家と行政以外のヒトの関わりをどうつくれるか/自分たちが学んできた都市計画論が理想論であってその実現性がなくなってきた今、自分たちも変わっていかなくてはならない/立地適正化や都市マスで計画をつくる際は平面のゾーニングをする/一度できた町をつくりなおす時は公共空間を活用して資産価値を上げることもある/ビルを建て直す資金を得るためには住宅を積む/そのためには生活支援サービスをつくる必要がある/やってきたことに対してどの程度執着するか/50代でまちづくりの評論家になってしまっては駄目/自分のあたまのなかもリデザインしなくてはならないなと/まちづくりをやっていると困ることがある/それはステークホルダーがあつまる時間がないということ/例えば夜は飲食店経営者が出られないなど/時間的な制約でマッチングが出来ないなかで「マイグルーブ」のようなツールを使うのは大きい/(三谷)ライフスタイルが多様化しているし、夫々仕事がある/いろんなひとに関わって貰うのが難しくなる/コミュニティは内向きになることが多い/よってまちづくりも内輪になりがち/そうなると、ソトの人の、その輪に入っていない人がはじかれてしまう/インクルーシブな関係をどうつくるか/その課題感からつくったのがマイグルーブ/具体的にミスリードが起きることも/物販の人たち(商店街の人たち)と飲食店の人たちで意見が異なる/偏ったメンバーだと(まちづくり方針を)ミスリードしてしまうことも/(園田)いろんなチャネルで声が反映されること、関わりしろをどうつくるかは、この業界でチャレンジすべきこと/いろんな意見がひろく集まることと集まった意見が反映されること/その信頼/「計画立てて、パブコメして・・というと4−5年かかることもあるが、社会実験だと春企画して秋に実践することも可能/画期的/関わる肌触りがある/新しい意見集約の技術と、アナログの出会いの場、実践の場の組み合わせが現場で起こると裾野が広がると期待する/(内山)社会実験が良いのは「常設でないから」ということもあろうが、基本、建設的な意見が出る/否定するような意見が出にくいのが良いと思う/(園田)試してみて、駄目だったら変えれば良いというが良い/コロナ禍の米国NYの道路にレストラン出して良いという取り組みは「届出したら誰でも出して良い」という点が良かった/もっと機動力があってダイナミックになっていくと良いと思う。
#43 みんまちトーク『公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩(2);「みんまちノート」連動型対談』
04-02-2024
#43 みんまちトーク『公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩(2);「みんまちノート」連動型対談』
#43 みんまちトーク『公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩(2);「みんまちノート」連動型対談』   この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第43回は、前回に続き、当会Jsurp日本都市計画家協会の理事;三谷繭子(みたにまゆこ)さん、同じく理事;園田聡(そのださとし)さんをゲストスピーカーに迎えた、公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩、について語り合うシリーズの第二回です。当会オリジナル『みんなのまちづくりノート』の「vol.8 ウォーカブルなまちづくり」に沿いながらお話しする番組となっていますので、是非当会Webサイトから各ノートをダウンロードしたうえでご視聴をお楽しみ下さい。   ▼話していたことのリンク 株式会社Groove Designs(グルーヴデザインズ) https://groove-designs.com/ 有限会社ハートビートプラン https://hbplan.jp/ Jsurp日本都市計画家協会オリジナル『みんなのまちづくりノート』 https://jsurp.jp/gyouseki/ (vol.8 ウォーカブルなまちづくり) 「姫路市のウォーカブル推進計画」 https://www.city.himeji.lg.jp/shisei/cmsfiles/contents/0000017/17111/gaiyou.pdf 「ほこみち」とは(歩行者利便増進道路) https://hokomichi.jp/about/ 「ウォーカブルなまち新しい福山駅周辺へ」(広報ふくやま2022年7月) https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/koho-202207/264541.html 「ヨーロッパから学ぶ豊かな都市のつくり方−脱自動車の環境を整備し、アクセスとアメニティを改善−」(公益財団法人ハイライフ研究所) https://www.hilife.or.jp/4239/ 三の丸エリアプラットフォーム https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/87/123733.html 岐阜県大垣市 ほこみち「まちなかテラス」 https://hokomichi.jp/2023/04/14/ogaki/   ▼出演者 ◆三谷繭子(みたにまゆこ):株式会社Groove Designs代表取締役。認定特定NPO法人 日本都市計画家協会 理事他。2017年にGroove Designsを創業し、全国各地でまちなかのプレイスメイキングプロジェクト、地域のビジョンづくりなど地域主導のまちづくりを支援。リアルな場での支援とともに、まちづくり現場のDX事業として、共創まちづくりデジタルプラットフォーム「my groove」の開発・社会実装に取り組んでいる。また、2022年末に地元である広島県福山市にUターンし、家業である建設会社・大和建設株式会社にも参画。自ら地域に根ざした活動を実践すべく奮闘中。 ◆園田聡(そのださとし): 有限会社ハートビートプラン 代表取締役(共同)、認定特定NPO法人 日本都市計画家協会 理事他。1984年埼玉県所沢市生まれ。2009年工学院大学大学院修士課程修了。商業系企画・デザイン会社勤務を経て、2015年同大学院博士課程修了。博士(工学)。2016年より有限会社ハートビートプラン。専門は都市デザイン、プレイスメイキング。現在は、大阪・東京を拠点に全国各地でプレイスメイキングの理念・手法を用いた実践・研究に取り組んでいる。著書に「プレイスメイキング~アクティビティ・ファーストの都市デザイン~」(学芸出版社)。「都市を学ぶ人のためのキーワード事典 これからを見通すテーマ24」(共著・学芸出版社) □パーソナリティ:内山征(Jsurp理事) ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp   ▼キーワード みんなのまちづくりノートvol.8 ウォーカブルなまちづくり/いろんな方々が気軽にまちづくりに携われるように基礎的情報などを纏めてみた/ウォーカブルってどういうことか/国交省の道路局/道路を通してまちが変わっていく/例えば健康増進/子育て環境/環境配慮/観光など多様な価値を生み出すことが出来る/世界の先進的な事例も取り上げている/米国デトロイト/デンマークのコペンハーゲン/オーストラリアのメルボルン/姫路市/松本市/どうやって取り組むのか/1〜10のステップ/みなさんも一緒に、ハードルの低いところから始められるようにメッセージを込めている/バリアフリーのこと?と思う方も/それもあるかもしれないが、いまの潮流は?/もちろんハード整備や道路づくりも手段として大切/姫路市の例/ウォーカブル推進計画/目的として3つ/(1)まちに出掛ける動機をつくる/(2)心地よい歩行環境をつくる/素敵なお店/子供を連れて歩ける公園/目的になる場所/道中も素敵な環境/(3)新しい発見や予期せぬ出会い/友人と出会う場/オープンカフェがあるなど/前回の番組でも「日本では2014年に国交省がプレイスメイキングはじまった」とあったが日本は世界と比べてどうか/ヨーロッパは、例えばデンマークのコペンハーゲンは1960年代から都心への自動車流入を制限していた/近年でも政策的に推進している/その点で言えば日本は近年はじまったところ/しかしながら元々は広場ではなく「みち」の文化/ずっと建物と外が一体になった空間があった/文化としては日本にもウォーカブルなマインドやメンタリティがあったかと/(三谷)自分自身が興味を持ち始めたのは母親の実家、尾道市/商店街でリアカーで魚を売っていて近所の人たちが話している風景が記憶にある/そのような風景は今は少なくなってきている/そういった感覚は日本人にある/制度的に「ほこみち」を使ってやりやすくなってきた/感覚と制度がリンクしてくると良い/都市整備・都市再生の視点を変えていくこと/(内山)どちらかと言うと不動産価値が下がっている地域で都市を再生する、リニューアルを検討することが多いが/公共空間をウォーカブルにして/幅員が広いところに滞留空間をつくると/沿道のビルの資産価値が上がると提案することもある/通行の場と言ってきた日本の道路がプレイスになりつつある/(園田)人口は減少していくなか/大量のヒトやモノが動く場から滞留する場に変わっていく/(内山)店舗では出来ないことが出来るように/今日しか来ないキッチンカーに出会えるなど/(三谷)広島県福山市での取り組み/駅を中心にしてウォーカブルエリアを設定して福山市が推進中/エリア内にリノベーションして店舗が増えている/アーケードを撤去して通りを「ストリートガーデン」にしていくなど/地方都市でのウォーカブル推進上のポイント/エリアのなかをウォーカブルにするだけでなく/車社会の地域でどのように駐車場を確保するか/公共交通も減って来ているなか/交通(手段)の側面も含めて考える必要がある/(内山)どうやって人々が集まりやすくなるかという交通上の課題は大切/どのような仲間とコンソーシアムチームをつくって取り組んでいるか/(園田)2種ある/(1)具体的な場所で何をやるのか/それが道路の場合、沿道に建物がある/よってその沿道のみなさんと取り組むケース/(2)あたらなアイデアを出すには/必ずしも住んでいる人たちだけでは難しい/「テーマコミュニティ」という考え方/例えば「コーヒー好き」同士や「子育て」繋がり/関心がある人同士だと話しがしやすい/必ずしも近くに住んでいなくても/関わりが繋がる/楽しくなる/お勧めの事例場所/(三谷)空洞化からウォーカブルをめざしているケースと元々ウォーカブルだった場所をより良くするケースがある/(園田)その前者例として、長野県の松本市は「ほこみち」制度を使っている/駅とお城は離れている/元々お城のなかだった「三の丸」/道路の骨格が変わっていない、道幅狭い、チェーン店が少ない、とがったお店がある/(三谷)岐阜県の大垣市に行ってみたい/コロナ禍をきっかけにウォーカブル化の取り組みを連続的に取り組んでいる/駅前からまちなかに水路が通っている/市役所と商店街が一緒に取り組んでいる/ほこみちのWebサイトに記事があるので是非
#42 みんまちトーク『公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩(1);「みんまちノート」連動型対談』
28-01-2024
#42 みんまちトーク『公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩(1);「みんまちノート」連動型対談』
#42 みんまちトーク『公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩(1);「みんまちノート」連動型対談』   この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第42回は、当会Jsurp日本都市計画家協会の理事;三谷繭子(みたにまゆこ)さんと、同じく理事;園田聡(そのださとし)さんをゲストスピーカーに迎え、公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩、について語り合うシリーズの第一回です。当会オリジナル『みんなのまちづくりノート』の「vol.3 公共区間の活用」に沿いながらお話しする番組となっていますので、是非当会Webサイトから各ノートをダウンロードしたうえでご視聴をお楽しみ下さい。   ▼話していたことのリンク 株式会社Groove Designs(グルーヴデザインズ) https://groove-designs.com/ 有限会社ハートビートプラン https://hbplan.jp/ Jsurp日本都市計画家協会オリジナル『みんなのまちづくりノート』 https://jsurp.jp/gyouseki/ (vol.3 公共空間の活用) ヤン・ゲール来日「プレイスメイキングシンポジウム2014」(国交省) chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.mlit.go.jp/common/001053616.pdf   ▼出演者 ◆三谷繭子(みたにまゆこ):株式会社Groove Designs代表取締役。認定特定NPO法人 日本都市計画家協会 理事他。2017年にGroove Designsを創業し、全国各地でまちなかのプレイスメイキングプロジェクト、地域のビジョンづくりなど地域主導のまちづくりを支援。リアルな場での支援とともに、まちづくり現場のDX事業として、共創まちづくりデジタルプラットフォーム「my groove」の開発・社会実装に取り組んでいる。また、2022年末に地元である広島県福山市にUターンし、家業である建設会社・大和建設株式会社にも参画。自ら地域に根ざした活動を実践すべく奮闘中。 ◆園田聡(そのださとし): 有限会社ハートビートプラン 代表取締役(共同)、認定特定NPO法人 日本都市計画家協会 理事他。1984年埼玉県所沢市生まれ。2009年工学院大学大学院修士課程修了。商業系企画・デザイン会社勤務を経て、2015年同大学院博士課程修了。博士(工学)。2016年より有限会社ハートビートプラン。専門は都市デザイン、プレイスメイキング。現在は、大阪・東京を拠点に全国各地でプレイスメイキングの理念・手法を用いた実践・研究に取り組んでいる。著書に「プレイスメイキング~アクティビティ・ファーストの都市デザイン~」(学芸出版社)。「都市を学ぶ人のためのキーワード事典 これからを見通すテーマ24」(共著・学芸出版社) □パーソナリティ:内山征(Jsurp理事) ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp   ▼キーワード 三谷繭子/株式会社Groove Designs(グルーヴデザインズ)/いろんな街でハンズオン支援/マイグルーヴデザインズ/園田聡/有限会社ハートビートプラン/拠点は大阪/公共空間を軸に/エリアイノベーション/行政や民間企業からの依頼/計画づくりから実装まで伴走支援/みんなのまちづくりノート/まちづくりを始めたいヒトが始めに読む本/3冊目の「公共空間の活用」/まちづくり界隈では以前から出ているワード/取り組むひとが一歩進めるガイドブック/やってみたいなと思っている方が一番最初に読める内容になっている/Jsurpホームページからダウンロード可能/公共空間と言っても、行政管理の空間から、民間の方が持っている空間まで/みちや公園、水辺など/管理者が異なる/場所毎の特性/主な関係者/自分が使いたい空間/どのようなステップで始めるか/企画づくりから実施まで/使用するための制度/わたし(三谷)が公共空間に取り組み始めたのは10年前頃/わたし(園田)が研究はじめた頃は/筑波大学の渡和由(わたりかずよし)先生/三谷さんの恩師でもある/渡先生の論文/米国の事例/2014年に国交省がプレイスメイキング/ヤン・ゲールが来日/シンポジウムがきっかけ/10年経って/いま花が咲きつつ有る感じ/単に椅子やテーブル、芝生があれば良い訳では無い/その地域ごとに公共空間を活用して何がしたいかが異なる/目的に対して公共空間をどう使うか/制度や枠組みも整ってきた/センスの問題/どうやってその公共空間をみんなが使うようにデザインするか/最初は質の高いことをきちんとやる/あとから続く方にも/こんな素敵な空間になるんだという/逆に地元の特性が出た方が/出来るだけ(イメージはもちつつも)地元にテイストを決めて頂く/デザインは地元のデザイン事務所と組んでやる/最終的には地元の方々が自分たちにフィットするかたちにするのが一番/テイストを決めて貰う/一方で備品の予算やいまあるものを使うなどの制約がある場合も多い/あるもので試すというのも一歩としては良い/徐々にステップアップするのも良い/(内山は)茨城県出身なので渡先生が携わった空間に馴染みがある/湖に面した遊歩道/堤防と同じレベルのカフェ/渡先生デザイン/(仮設では無く)本設のまち/実験のフェーズを経て/最終的に何をめざすのか/(三谷は)広島県福山市で2017年からお手伝い/最初は歩道活用の社会実験/2022年から本設のデッキを整備/年に二回ずつ社会実験を重ねて/はじめは椅子のみ/次にコンテナを置き/実験を経て本設/セオリー/最初は妄想を膨らませてみる/この冊子を読んでみて/どういうかたちで、誰と一緒にやりたいかしっかりイメージすることが大事/私有地や個人の空間とは違いいろんなひとが関わって一緒に使う空間なので/いろんな方とコミュニケーションをとって考えることが大切/
#41 みんまちトーク『住宅地&団地のまちづくり(3);「みんまちノート」連動型対談』
21-01-2024
#41 みんまちトーク『住宅地&団地のまちづくり(3);「みんまちノート」連動型対談』
#41 みんまちトーク『住宅地&団地のまちづくり(3);「みんまちノート」連動型対談』   この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第41回は、前回、前々回に引き続き、当会Jsurp日本都市計画家協会の常務理事中川智之(なかがわさとし)と理事・副会長高鍋剛が住宅地のまちづくり、団地再生について語り合うシリーズの最終回です。当会オリジナル『みんなのまちづくりノート』の「vol.2 住宅地のマネジメント」と「vol.11 団地再生のまちづくり」に沿いながらお話しする番組となっていますので、是非当会Webサイトから各ノートをダウンロードしたうえでご視聴をお楽しみ下さい。   ▼話していたことのリンク Jsurp日本都市計画家協会オリジナル『みんなのまちづくりノート』 https://jsurp.jp/gyouseki/ (vol.2 住宅地のマネジメント、vol.11 団地再生のまちづくり) 株式会社アルテップ http://www.artep.co.jp/ 左近山(さこんやま)団地のまちづくり https://kurashi.sakonyama-danchi.com/ 区分所有法の概要 chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://m-saisei.info/horei/kubun/gaiyo.pdf   ▼出演者 ◆中川 智之(なかがわ さとし)氏;1959年大阪府生まれ。東京理科大学工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了。株式会社アルテップ代表取締役、認定NPO法人日本都市計画家協会常務理事。技術士(都市及び地方計画)、一級建築士。著書に「景観法を活かす」(共著、学芸出版社)、「まちづくりのための建築基準法集団規定の運用と解釈」(共著、学芸出版社)、「環境貢献都市-東京のリ・デザイン」(共著、清文社)、「マンション建替え-老朽化にどう備えるか」(共著、日本評論社)など。 □パーソナリティ:高鍋剛(Jsurp理事・副会長) ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp   ▼キーワード NO.11-P3;団地再生まちづくり/日本の集合住宅はかなりよく出来ている/地盤が良いところにつくっている/比較的ヒューマンスケール/ショッピングセンターや公園、学校、バス停等、ひとつのまちとして設計されている/戸建て住宅団地でもそのような地区はあるが比較的団地(集合住宅)計画のほうがその特徴が顕著/一方で建て替えは難しい/しかし団地再生はまちづくりだと思う/P5;プロセス⇒戸建て住宅地と同様/横浜の佐古山団地/建て替え可能か気になる/難しそうだとも分かっている/高齢化/空き住戸/管理組合という組織/区分所有法/自治会と管理組合がうまくやっていくことが大事/大規模な団地の場合はさらに複数の管理組合がある/それを束ねるような連合会が必要/重層的に組織が重なる難しさ/小山田桜台団地の場合は12の管理組合でまちづくり協議会をつくり/そこをプラットフォームとして/プロジェクトチームをつくって取り組む体制になった/広場を再整備する/その広場を管理する管理組合の総会で予算が通ればOKとなった/管理組合の連合組織にも話しをして/連合自治会にも話しをして/実施した/プロセス上の難しさ/面白い人もいれば難しい人もいる/良い意味でもキーマンは良いが「独断専行型」のタイプはまわりが引いてしまう/そこで大学の先生などが入ると纏まるケースも/外部の専門家の役割はそこ/いくつかの地域とお付き合いしていると雰囲気やパワーがそれぞれ異なる/パワーは持続しない/ある種のイベントのあとはひいていく、同じモチベーションをキープするのは難しい/プロジェクトが一定の達成をすると引いていく/谷の部分をどう埋めていくのかが知恵/前提として持続するとは思わないこと/疲れないコツは頑張りすぎないこと/全てを自分の責としないこと/いろんな活動組織・自治組織の歴史実績が長い/それらをみなさん良くご存じなので急激な盛り上がりは無いものの継続している/やるときはやる/大学の先生や専門家をうまく使い回す地域は強い/学生まで動員してくれる大学の先生を引き込む/研究とは言えアンケートしっかり/まちづくりメンバーがその流れを読めている/とある団地で同じように大学が研究対象として入っていたが(その団地にとってはメリットが無かったようで)大学は“もう入ってくれるな”ということになった/一方で研究に使って貰う一方で自分たちにもフィードバックしている団地もある/うまく連携している団地がある/うまく受け止める地域側のおおらかさ、寛容さ/そのような地域は外部の支援者が増える傾向に/施設設備が古くなっている点から建て替え検討/その結果賛成と反対が分かれた場合/その後何も出来なくなった事例も/古くなった団地の「建て替え検討」はどうあるべきか/東日本大震災後は建て替え検討拡がった/建て替え意向が「若干多い」程度だと踏ん切りが付かない事例が多い/それで検討を終えるのではなく/細くても良いので検討を続けることが大切/建て替えしか選択肢を持たないのではなく/鉄筋コンクリートの築年数は証明されていないということも/東京から50キロ離れた/遠郊外/痛勤(通勤)/調査した結果良い住宅地として現在も良い環境をキープしている例もあったし、空き家が増えている例もあった/分かれ道となったのは「自治のチカラ(組織の機能)、環境の管理の程度」というのが調査の結論だった/住環境が良いところは(あらたなニーズにも)選ばれる/一方で郊外団地はコミュニティが強い傾向/若い人たちはその強いコミュニティに入りにくいという声も/開かれたマインドの(コミュニティがある)団地とそうでない団地とがある/バス交通の利便性などの条件も関係/公共交通から遠くても自家用車駐車場が2台分あれば若者世代に選ばれることも/奥が深い世界/50キロ圏一律には考えられない/地価の問題/ゴルフ場の近さなども/課題とビジョンと書いているが立地環境によっても可能性は異なってくる/自分たちの団地はどんな人たちにどのように見られているのかということを客観的にみることも大切/そのために専門家や学生などのチカラも借りる/したたかに考える(判断する)ことも大切/あまり形から入らないで/できることから/足下からやることが大切/それをやりながら、その次について考えることが大事/「課題見つけてビジョン」というのが教科書的だが/議論が纏まらないようであれば「これは大事にしたい」「そのために何をやるか」から始めることも大事/地元大学などには遠慮無く声掛けしてほしい/いろんなヒトを巻き込んで/地元の学校、PTA、或いは専門学校などを巻き込むことも
#40『住宅地&団地のまちづくり(2);「みんまちノート」連動型対談』
14-01-2024
#40『住宅地&団地のまちづくり(2);「みんまちノート」連動型対談』
#40 みんまちトーク『住宅地&団地のまちづくり(2);「みんまちノート」連動型対談』   この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第40回は、前回に引き続き、当会Jsurp日本都市計画家協会の常務理事中川智之(なかがわさとし)と理事・副会長高鍋剛が住宅地のまちづくり、団地再生について語り合うシリーズの第二回です。当会オリジナル『みんなのまちづくりノート』の「vol.2 住宅地のマネジメント」と「vol.11 団地再生のまちづくり」に沿いながらお話しする番組となっていますので、是非当会Webサイトから各ノートをダウンロードしたうえでご視聴をお楽しみ下さい。   ▼話していたことのリンク Jsurp日本都市計画家協会オリジナル『みんなのまちづくりノート』 https://jsurp.jp/gyouseki/ (vol.2 住宅地のマネジメント、vol.11 団地再生のまちづくり) 株式会社アルテップ http://www.artep.co.jp/ 小山田桜台団地のまちづくり https://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/sumai/house/danti-reclamation/oyamadasakuradaidanchi.html めじろ台地区まちづくり協議会 https://new.mejirodai.tokyo/   ▼出演者 ◆中川 智之(なかがわ さとし)氏;1959年大阪府生まれ。東京理科大学工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了。株式会社アルテップ代表取締役、認定NPO法人日本都市計画家協会常務理事。技術士(都市及び地方計画)、一級建築士。著書に「景観法を活かす」(共著、学芸出版社)、「まちづくりのための建築基準法集団規定の運用と解釈」(共著、学芸出版社)、「環境貢献都市-東京のリ・デザイン」(共著、清文社)、「マンション建替え-老朽化にどう備えるか」(共著、日本評論社)など。 □パーソナリティ:高鍋剛(Jsurp理事・副会長) ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp   ▼キーワード ハードの老朽化やバリアフリー非対応、買い物の支障など確かに課題は多い/一方で高齢者と言っても大半は元気な団塊の世代/経歴も多種多様で豊か/ポジティブな面が見えてくる/みなさんの知恵を活かしたまちづくりは案外面白い/比較的みなさん時間がとれることも多い/ VOL.11-P7-8;小山田桜台団地の場合、45%超の高齢化だが子育て層もいる団地/センター内の空き店舗を活用するきっかけで議論だけでなく実践することを通して、参加するひとたちの意識が変わっていった/具体的には空き店舗を自由に集える居場所にして/持ち寄り型の図書スペースやこども食堂などに/高齢者のひとたちも交流/そのような活動をする際に心配なのはお金だがその点はどうしたか/一店舗の改修でも4-500万円はかかってしまう/助成金を狙う方法もあるがこのケースでは出来なかった/この場合は700万円ほどの初期投資を自分たちでなんとか賄った/一方で運営費も課題になるがなんとかみんなのチカラでやりくりしている/共感の輪をどれだけ広げるかという点も重要/八王子市のめじろ台でもいろんなテーマで活動/駅前商店街の空き店舗を居場所にした/寄付を募ったが資金調達としてというより関心を呼び込む手段と考えた/クラウドファンドは運営が大変そうだったので諦めた/賃料を安くして貰い本棚オーナー制度などでなんとか運営できた/目白台の場合は銀行から資金調達するために一般社団法人にしたが小山田桜台団地の場合は任意組織/議論が進むにつれ組織の在り方もテーマになる/地域に庭の花が立派なお宅がありオープンガーデンの日をつくったり/座る場所が少ない(小さな公園が少ない)ので「みんなの椅子プロジェクト」として不要になった椅子を集めて置かせて貰える場所に置くという取り組みも/小さな取り組みが沢山増えている/郊外の団地には(実は)地域資源が多い/いかにみつけて活かすかという点が重要/地域資源の例として小山田桜台団地の場合、緑は多いが使われなくなった公園を「冒険遊び場」として町田市が整備しており、その運営を地元で行っている/高齢者も来る人もWin-Winで楽しんでおり、良い結果になっている/70年代の団地設計は大きな公園や緑地が多く、それらをどう活かすかは鍵となる/次回は「人の問題」を取り上げる
#39『住宅地&団地のまちづくり(1);「みんまちノート」連動型対談』
07-01-2024
#39『住宅地&団地のまちづくり(1);「みんまちノート」連動型対談』
#39 みんまちトーク『住宅地&団地のまちづくり(1);「みんまちノート」連動型対談』   この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第39回は、当会Jsurp日本都市計画家協会の常務理事中川智之(なかがわさとし)と理事・副会長高鍋剛が住宅地のまちづくり、団地再生について語り合うシリーズの第一回です。当会オリジナル『みんなのまちづくりノート』の「vol.2 住宅地のマネジメント」と「vol.11 団地再生のまちづくり」に沿いながらお話しする番組となっていますので、是非当会Webサイトから各ノートをダウンロードしたうえでご視聴をお楽しみ下さい。   ▼話していたことのリンク Jsurp日本都市計画家協会オリジナル『みんなのまちづくりノート』 https://jsurp.jp/gyouseki/ (vol.2 住宅地のマネジメント、vol.11 団地再生のまちづくり) 株式会社アルテップ http://www.artep.co.jp/ 小山田桜台団地のまちづくり https://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/sumai/house/danti-reclamation/oyamadasakuradaidanchi.html   ▼出演者 ◆中川 智之(なかがわ さとし)氏;1959年大阪府生まれ。東京理科大学工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了。株式会社アルテップ代表取締役、認定NPO法人日本都市計画家協会常務理事。技術士(都市及び地方計画)、一級建築士。著書に「景観法を活かす」(共著、学芸出版社)、「まちづくりのための建築基準法集団規定の運用と解釈」(共著、学芸出版社)、「環境貢献都市-東京のリ・デザイン」(共著、清文社)、「マンション建替え-老朽化にどう備えるか」(共著、日本評論社)など。 □パーソナリティ:高鍋剛(Jsurp理事・副会長) ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp   ▼キーワード 日本都市計画家協会オリジナル『みんなのまちづくりノート』/ vol.2 住宅地のマネジメント(中川氏による編集)、vol.11 団地再生のまちづくり(高鍋氏による編集)/中川氏の仕事/アルテップが開設当初は現URのニュータウン開発を中心に担当/その後建て替えの仕事も/住民の移転計画/集合住宅形式の大規模な住宅の計画、設計/都市計画や建築基準法の制度的な制約の解決/いくつかの行政から分譲住宅の建て替えも手手伝ってくれないかという御声掛け/小山田桜台団地のまちづくり/賃貸分譲併存の大規模団地/はじめはソフトというより制度的な対応を担当していた/いろいろ地元の人たちと話し合いをするなかで(ハードだけでなく)ソフトのまちづくりが重要と気付く/ソフトのまちづくりを含めた総合的なまちづくりのお仕事をするようになってきた/『みんまちノートvol.2 住宅地のマネジメント』の発行は、まさにハードだけでなくソフトが重要という背景に/再生で重要な点は、分譲地を念頭に置くと「資産価値を落とさないように」例えば景観や空き店舗等を出ないようにすること/地域の住民が主体的にならないといけない/デベロッパーは(役目が終われば)いなくなる、専門家もしかり/まちに対して最終的な責任を持っているのは住民/自分たちがどうアプローチするのか積極的に考える(住民の)組織であることが大切/ vol.2-P5-6;ステップ⇒課題等の共有〜将来の想定〜やるべきことの洗い出し〜出来ることから実践〜結果を検証して次に繋げる/実際には試行錯誤しながら、行ったり来たりする/自治組織があるが/まちづくりをどういうメンバーで始めれば良いか、合意形成の仕方は/かたちから入ると失敗しそう/思いのあるヒトの集まり/有志で集まり参加の輪を広げるのが理想/町会や自治会、ある種の規定組織で動くと思うが、どうやってキーマンを引っ張っていくか/最初はあまり大人数でない方がよい/町田市の場合は条例でアドバイザー制度を持っていた/アドバイザーとしてまちのひとたちと話しをするところから始められた/そういう枠組みを持っていない行政(団地)に入っていくのは難しい/都市計画家協会の場合は相談に乗れる/まずは行政のまちづくり関係部署に話しをしてみて/誰か専門家を紹介してもらうのが大事/昔は景観を良くしようというテーマが多かった/最近は高齢化もあり/見守りや子育て支援、防犯防災、行事の担い手確保などのテーマが多い/最初と変わってきたのは団地住民の高齢化が共通要素/高齢者の買い物や交流支援も/一方で若い世代を呼び込む策を重視している団地もある/課題はたしかに多いが、実は楽しくやっている団地はある/次回はそのあたりの事例を紹介する