#39『住宅地&団地のまちづくり(1);「みんまちノート」連動型対談』

みんなのまちづくりトーク

07-01-2024 • 16分

#39 みんまちトーク『住宅地&団地のまちづくり(1);「みんまちノート」連動型対談』

この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。

★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠

第39回は、当会Jsurp日本都市計画家協会の常務理事中川智之(なかがわさとし)と理事・副会長高鍋剛が住宅地のまちづくり、団地再生について語り合うシリーズの第一回です。当会オリジナル『みんなのまちづくりノート』の「vol.2 住宅地のマネジメント」と「vol.11 団地再生のまちづくり」に沿いながらお話しする番組となっていますので、是非当会Webサイトから各ノートをダウンロードしたうえでご視聴をお楽しみ下さい。

▼話していたことのリンク

Jsurp日本都市計画家協会オリジナル『みんなのまちづくりノート』

https://jsurp.jp/gyouseki/

(vol.2 住宅地のマネジメント、vol.11 団地再生のまちづくり)

株式会社アルテップ

http://www.artep.co.jp/

小山田桜台団地のまちづくり

https://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/sumai/house/danti-reclamation/oyamadasakuradaidanchi.html

▼出演者

◆中川 智之(なかがわ さとし)氏;1959年大阪府生まれ。東京理科大学工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了。株式会社アルテップ代表取締役、認定NPO法人日本都市計画家協会常務理事。技術士(都市及び地方計画)、一級建築士。著書に「景観法を活かす」(共著、学芸出版社)、「まちづくりのための建築基準法集団規定の運用と解釈」(共著、学芸出版社)、「環境貢献都市-東京のリ・デザイン」(共著、清文社)、「マンション建替え-老朽化にどう備えるか」(共著、日本評論社)など。

□パーソナリティ:高鍋剛(Jsurp理事・副会長)

◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp

▼キーワード

日本都市計画家協会オリジナル『みんなのまちづくりノート』/ vol.2 住宅地のマネジメント(中川氏による編集)、vol.11 団地再生のまちづくり(高鍋氏による編集)/中川氏の仕事/アルテップが開設当初は現URのニュータウン開発を中心に担当/その後建て替えの仕事も/住民の移転計画/集合住宅形式の大規模な住宅の計画、設計/都市計画や建築基準法の制度的な制約の解決/いくつかの行政から分譲住宅の建て替えも手手伝ってくれないかという御声掛け/小山田桜台団地のまちづくり/賃貸分譲併存の大規模団地/はじめはソフトというより制度的な対応を担当していた/いろいろ地元の人たちと話し合いをするなかで(ハードだけでなく)ソフトのまちづくりが重要と気付く/ソフトのまちづくりを含めた総合的なまちづくりのお仕事をするようになってきた/『みんまちノートvol.2 住宅地のマネジメント』の発行は、まさにハードだけでなくソフトが重要という背景に/再生で重要な点は、分譲地を念頭に置くと「資産価値を落とさないように」例えば景観や空き店舗等を出ないようにすること/地域の住民が主体的にならないといけない/デベロッパーは(役目が終われば)いなくなる、専門家もしかり/まちに対して最終的な責任を持っているのは住民/自分たちがどうアプローチするのか積極的に考える(住民の)組織であることが大切/ vol.2-P5-6;ステップ⇒課題等の共有〜将来の想定〜やるべきことの洗い出し〜出来ることから実践〜結果を検証して次に繋げる/実際には試行錯誤しながら、行ったり来たりする/自治組織があるが/まちづくりをどういうメンバーで始めれば良いか、合意形成の仕方は/かたちから入ると失敗しそう/思いのあるヒトの集まり/有志で集まり参加の輪を広げるのが理想/町会や自治会、ある種の規定組織で動くと思うが、どうやってキーマンを引っ張っていくか/最初はあまり大人数でない方がよい/町田市の場合は条例でアドバイザー制度を持っていた/アドバイザーとしてまちのひとたちと話しをするところから始められた/そういう枠組みを持っていない行政(団地)に入っていくのは難しい/都市計画家協会の場合は相談に乗れる/まずは行政のまちづくり関係部署に話しをしてみて/誰か専門家を紹介してもらうのが大事/昔は景観を良くしようというテーマが多かった/最近は高齢化もあり/見守りや子育て支援、防犯防災、行事の担い手確保などのテーマが多い/最初と変わってきたのは団地住民の高齢化が共通要素/高齢者の買い物や交流支援も/一方で若い世代を呼び込む策を重視している団地もある/課題はたしかに多いが、実は楽しくやっている団地はある/次回はそのあたりの事例を紹介する