#56 みんまちトーク『まちの拠点ってどんな価値がある?(第一回)〜若手プランナー二人が語り合う「まちの拠点づくり」とは』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!https://jsurp.jp/nyuukai/
第56回は、株式会社シグマ開発計画研究所の山本大地さんと、株式会社アルメックの永島 奨之さんをゲストスピーカーに迎え、Jsurp理事内山征さんのパーソナリティでお届けする「まちの拠点」に関する語り合いです。全三回でお届けするこの番組。第一回は山本大地さんが関わっている「鹿島田デイズ」(川崎市)の事例を通して、まちの拠点とは何かについてお話し頂きます。同じ研究室で都市計画を学んび、それぞれ都市計画コンサルタント事務所に就職して約10年。一定の現場経験で独自の見解が積み上がり、意気揚々の若いお二人の息の合ったトークをお聴き下さい。
▼話していたことのリンク
・株式会社シグマ開発計画研究所
https://www.spi.co.jp/
・株式会社アルメック
https://www.almec.co.jp/
・鹿島田デイズ(神奈川県川崎市幸区)
https://kashimada-days.jimdosite.com/
https://kawasaki-city.note.jp/n/n96d00e652477
・Jsurp「みんなのまちづくりノート」vol.6 まちの拠点づくり
https://jsurp.jp/gyouseki/minna_no_machi/
▼出演者
◆山本 大地(やまもと だいち)
神奈川県横須賀市出身。東京都立大学大学院卒業後、㈱シグマ開発計画研究所へ入社し、都市計画コンサルタントとして従事。現在は二児の父として育児にも日々奮闘中。
約8年前から川崎市鹿島田のエリアマネジメント組織である「鹿島田デイズ」の事務局を勤め、人と人とのゆるやかなつながりを生み出すコワーキングスペースの運営や交流イベントの企画を行っている。
◆永島 奨之 (ながしま しょうの)
1993年埼玉県生まれ。東京都立大学都市環境科学研究科修了後、2018年に株式会社アルメックに入社。入社後、神奈川県平塚市で地域主体のまちづくり、まちの拠点の運営を経験。現在もまちづくりのプラン作成や実践、交通計画等の業務に携わる。
□パーソナリティ:内山 征(Jsurp理事)
◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp
▼キーワード
エリアマネジメント組織「鹿島田デイズ」/コワーキングスペースの運営/まちの拠点とはどういう場所なのか/20−30年前の都市計画やまちづくりでは「まちの拠点」は無かった/古くからある町内会や商店会/もっと色んなひとがまちづくりに関わりたい/いまの時代のニーズ/いろんなヒトが関わるための拠点/コンサルの立場で入った地域で/いろんな地域の方々と繋がって話しをするなかで/こんな場所があったら良いと/まちの拠点という屋内の施設があるまちと(屋外の)広場があるまちとでは違いがあるか/知り合ったひと同士が仲良くなる/場所の価値/場所が無いと(行動する)自分だけネットワークが出来るが/拠点があると様々なつながりが出来る/一番大変なのは物件さがし/どういう場所にするのか/運営するためには事業スキームが必要/家賃はいくらか/どんなコストがかかるか/どんな収入が見込めるか/コワーキングやカフェという事業があったうえで/プラスアルファで「ソトに開く」/困ったことやトラブルは/鹿島田デイズはいまは閉じてしまっている/最初は大手デベロッパーが負担してくれた/もともと5年計画だった/いま別の場所であらためてつくろうと/鹿島田は敷居が低い/誰でも垣根を越えて来やすい/良いまちの拠点だと感じる/いろんな地方があるがまちの拠点はStandardになるか/集客といった経済的指標ではなく社会的指標で価値が認められれば増えていくのではないか/直接の収益ではなく社会基盤としてそのベネフィットを認めていくような社会/そのベネフィットを評価する指標が未整備/機能としては(どのまちにも)あるべき/ある程度の規模のあるまちであれば、まちに関わりたいひとが相当数いる/だからといって町会長に会いに行くというのは相当敷居が高い/そんな時にまちの拠点があると機能するだろう・・・(つづく)