#51 みんまちトーク『地元のまちへ貢献したいという思い〜シビックプライドの潮流、プランナーとしての関わり方』

みんなのまちづくりトーク

05-05-2024 • 19分

#51 みんまちトーク『地元のまちへ貢献したいという思い〜シビックプライドの潮流、プランナーとしての関わり方』

この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。

★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠

第51回は、前回、前々回に続き、当会Jsurp日本都市計画家協会の理事;堀江 佑典(ほりえ ゆうすけ)さん、同じく理事;谷村 晃子(たにむら あきこ)さんをゲストスピーカーに迎えた回ですが、今回は堀江さんにパーソナリティを務めていただきつつ、内山征理事も交えた三人で、「自分の地元のまちへ貢献したい」というシビックプライドの潮流について、談義して頂きました。そのなかでは、プランナーとしての関わり方にもふれ、“プランナーあるある”も、ちらほら。どうぞ楽しんでお聴き下さい。

▼話していたことのリンク

馬場川通り「まちびらき」

https://www.maebashidc.jp/4143-2/

ミズベリング

https://mizbering.jp/about

チョコアイカ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%AB

都市再生推進法人(一社)前橋デザインコミッション

https://www.maebashidc.jp/

東洋経済「ジンズCEOがメガネ並みに「前橋」に入れ込む事情」

https://toyokeizai.net/articles/-/460464

朝日新聞「ヒタチエ(日立駅前に再び賑わいを 期待担い「ヒタチエ」オープン)

https://www.asahi.com/articles/ASR4X7676R4XUJHB00G.html

▼出演者

◆谷村 晃子(たにむら あきこ):前橋市出身。(株)プランニング・プラス ディレクター。一般社団法人エリアマネジメント・ラボ理事、認定NPO法人日本都市計画家協会理事。2006年京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)卒業後、地方や首都圏における様々な都市計画・まちづくりプロジェクトに従事。エリアマネジメントが専門。2児の母。子どもにとって面白い、大人になっても帰ってきたい、と思えるまちを目指して地域主体のまちづくりを支援。

◆内山 征(うちやま すすむ):Jsurp理事。(株)アルメック執行役員。技術士、認定都市プランナー(住まい・コミュニティデザイン、交通計画)。地域主体のまちづくり、まちなかの活性化を専門とし、地方での移動性確保や、新技術の活用など、モビリティに関わるまちづくりに取り組んでいる。

□パーソナリティ:堀江 佑典(ほりえ ゆうすけ):昭和株式会社開発事業部営業開発室長。認定NPO法人日本都市計画家協会理事。

◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp

▼キーワード

自分の地元のまちとの関係性は/谷村;生まれも育ちも前橋市/中心市街地の馬場川通/新しくなるオープニングイベント/ひさしぶりの訪問/いまは実家が高崎に移ったこともあり/同窓会くらいでしか行かなくなった/昔とは変わった/小学生頃はお祭りがさかん/通常の週末も人をかき分けて歩くような状態/空き店舗もなく/ノートや鉛筆を買いに行くのもアーケードのファンシーショップ/中高生時代もカラオケに/大学から地元を離れたが/たまに帰省する度に/空き店舗や駐車場が増えていった/徐々に大規模店舗が郊外に/群馬は自動車社会だけに/よほどの店で無い限りまちなかに残らなかった/しかしこの数年、まちなかが賑やかになりつつある/新しい動きにわくわく感/前橋は駅から中心地が離れている/子供のころは自転車でまちなかに通っていた/駅は使っていなかった/内山;前橋は最近話題なので行ってみたい/先日「ミズベリング」でも話題に挙がっていた/ローソンでパティシエやっていた人が地元で活動しているらしい【編集者註釈;チョコアイカさん】/前橋はいま、いろんな動きが同時多発的に進んでいる/起爆剤となったのが「MDC」の設立/前橋出身の起業家の投資【編集者註釈;ジンズホールディングスCEI田中仁さん】/シビックプライド持っている人が地域で活動するきっかけとは?/茨城県日立市の駅前では数年前のイトーヨーカ堂撤退後に、あるプロパティマネージャーが「子育てファミリー層」向けのフロアづくりをして、人が戻ってきた/ヒタチエ/そこに東京の千代田区で再開発をやっていた不動産会社のひとやエリアマネジメントの専門会社に勤めているひとやイベント会社のひとが/地元に貢献しようと東京から通って活動しはじめている/未だ効果は出ていないかもしれないがまさにシビックプライドではないか/まちを出たひとが、ソトからみて分かる、あらためて自分が育った環境を愛おしむ感覚で、まちに貢献しようとすることが大切/世代もあるだろう/活動できる環境もネットワークもある程度のお金もあるひとが集まっていると実感/40代超えた僕らは「地元に残る」選択肢はなかったのかも/一回出る/その後完全に戻れなしないけれど、何かしら貢献したいという気持ちに/前橋の場合、昔より近い(新幹線)感覚がある/自分もコンサルをはじめた頃には地元(笠間)の隣の県庁所在地「水戸」に事務所を構えて・・と思っていたが/いまはバンバン通える/いろんな働き方が出来るようになったこともある/但し「地元にしごと」はやりたくないなとも/10年ほどまえに地域主体のまちづくりを支援する仕事をやったが/両親が住んでいるし、商店主は友達、住民代表で恩師が出てきたり、市長も知っている人・・/幸い、成果が出たが、親も「石を投げられず良かった」と/プレッシャーはある/会社にも「儲ける仕事では無いので」と/生まれ育ったまちだという思いはあった/空間よりも人/友人にも当初「どのくらい売上上げたいのか?」と聞いて始めた/「少しはね」という感覚だったので、抜本的な改革ではなく、ちょっと前に戻そうと取り組んだ/仲間を集める工夫点は/長期的な視点でやってくれと言われたので/はじめは道路整備のためのまちづくり組織があった/当時40歳くらいが一番年下だった/実践活動のなかでお年寄りに話しをして/5年後にはその40歳くらいの人が一番年上にした/いまの感覚で商業地をつくれるように/あとは老舗の5代目などよりも新しく出店した人を中心にした/お年寄りらには「あなたたちがつくったまち、あとは若い人にまかせよう」と言ってまわった/全く知らないコンサルが言うより、ここで育った人が言うほうが説得しやすい/自分たちプランナーもいろんなケースで自分が生まれ育ったまちやいま住んでいるまちに関われる機会があると良いと思う