#43 みんまちトーク『公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩(2);「みんまちノート」連動型対談』

みんなのまちづくりトーク

04-02-2024 • 25分

#43 みんまちトーク『公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩(2);「みんまちノート」連動型対談』

この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。

★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠

第43回は、前回に続き、当会Jsurp日本都市計画家協会の理事;三谷繭子(みたにまゆこ)さん、同じく理事;園田聡(そのださとし)さんをゲストスピーカーに迎えた、公共空間の活用・プレイスメイキングの第一歩、について語り合うシリーズの第二回です。当会オリジナル『みんなのまちづくりノート』の「vol.8 ウォーカブルなまちづくり」に沿いながらお話しする番組となっていますので、是非当会Webサイトから各ノートをダウンロードしたうえでご視聴をお楽しみ下さい。

▼話していたことのリンク

株式会社Groove Designs(グルーヴデザインズ)

https://groove-designs.com/

有限会社ハートビートプラン

https://hbplan.jp/

Jsurp日本都市計画家協会オリジナル『みんなのまちづくりノート』

https://jsurp.jp/gyouseki/

(vol.8 ウォーカブルなまちづくり)

「姫路市のウォーカブル推進計画」

https://www.city.himeji.lg.jp/shisei/cmsfiles/contents/0000017/17111/gaiyou.pdf

「ほこみち」とは(歩行者利便増進道路)

https://hokomichi.jp/about/

「ウォーカブルなまち新しい福山駅周辺へ」(広報ふくやま2022年7月)

https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/koho-202207/264541.html

「ヨーロッパから学ぶ豊かな都市のつくり方−脱自動車の環境を整備し、アクセスとアメニティを改善−」(公益財団法人ハイライフ研究所)

https://www.hilife.or.jp/4239/

三の丸エリアプラットフォーム

https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/87/123733.html

岐阜県大垣市 ほこみち「まちなかテラス」

https://hokomichi.jp/2023/04/14/ogaki/

▼出演者

◆三谷繭子(みたにまゆこ):株式会社Groove Designs代表取締役。認定特定NPO法人 日本都市計画家協会 理事他。2017年にGroove Designsを創業し、全国各地でまちなかのプレイスメイキングプロジェクト、地域のビジョンづくりなど地域主導のまちづくりを支援。リアルな場での支援とともに、まちづくり現場のDX事業として、共創まちづくりデジタルプラットフォーム「my groove」の開発・社会実装に取り組んでいる。また、2022年末に地元である広島県福山市にUターンし、家業である建設会社・大和建設株式会社にも参画。自ら地域に根ざした活動を実践すべく奮闘中。

◆園田聡(そのださとし): 有限会社ハートビートプラン 代表取締役(共同)、認定特定NPO法人 日本都市計画家協会 理事他。1984年埼玉県所沢市生まれ。2009年工学院大学大学院修士課程修了。商業系企画・デザイン会社勤務を経て、2015年同大学院博士課程修了。博士(工学)。2016年より有限会社ハートビートプラン。専門は都市デザイン、プレイスメイキング。現在は、大阪・東京を拠点に全国各地でプレイスメイキングの理念・手法を用いた実践・研究に取り組んでいる。著書に「プレイスメイキング~アクティビティ・ファーストの都市デザイン~」(学芸出版社)。「都市を学ぶ人のためのキーワード事典 これからを見通すテーマ24」(共著・学芸出版社)

□パーソナリティ:内山征(Jsurp理事)

◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp

▼キーワード

みんなのまちづくりノートvol.8 ウォーカブルなまちづくり/いろんな方々が気軽にまちづくりに携われるように基礎的情報などを纏めてみた/ウォーカブルってどういうことか/国交省の道路局/道路を通してまちが変わっていく/例えば健康増進/子育て環境/環境配慮/観光など多様な価値を生み出すことが出来る/世界の先進的な事例も取り上げている/米国デトロイト/デンマークのコペンハーゲン/オーストラリアのメルボルン/姫路市/松本市/どうやって取り組むのか/1〜10のステップ/みなさんも一緒に、ハードルの低いところから始められるようにメッセージを込めている/バリアフリーのこと?と思う方も/それもあるかもしれないが、いまの潮流は?/もちろんハード整備や道路づくりも手段として大切/姫路市の例/ウォーカブル推進計画/目的として3つ/(1)まちに出掛ける動機をつくる/(2)心地よい歩行環境をつくる/素敵なお店/子供を連れて歩ける公園/目的になる場所/道中も素敵な環境/(3)新しい発見や予期せぬ出会い/友人と出会う場/オープンカフェがあるなど/前回の番組でも「日本では2014年に国交省がプレイスメイキングはじまった」とあったが日本は世界と比べてどうか/ヨーロッパは、例えばデンマークのコペンハーゲンは1960年代から都心への自動車流入を制限していた/近年でも政策的に推進している/その点で言えば日本は近年はじまったところ/しかしながら元々は広場ではなく「みち」の文化/ずっと建物と外が一体になった空間があった/文化としては日本にもウォーカブルなマインドやメンタリティがあったかと/(三谷)自分自身が興味を持ち始めたのは母親の実家、尾道市/商店街でリアカーで魚を売っていて近所の人たちが話している風景が記憶にある/そのような風景は今は少なくなってきている/そういった感覚は日本人にある/制度的に「ほこみち」を使ってやりやすくなってきた/感覚と制度がリンクしてくると良い/都市整備・都市再生の視点を変えていくこと/(内山)どちらかと言うと不動産価値が下がっている地域で都市を再生する、リニューアルを検討することが多いが/公共空間をウォーカブルにして/幅員が広いところに滞留空間をつくると/沿道のビルの資産価値が上がると提案することもある/通行の場と言ってきた日本の道路がプレイスになりつつある/(園田)人口は減少していくなか/大量のヒトやモノが動く場から滞留する場に変わっていく/(内山)店舗では出来ないことが出来るように/今日しか来ないキッチンカーに出会えるなど/(三谷)広島県福山市での取り組み/駅を中心にしてウォーカブルエリアを設定して福山市が推進中/エリア内にリノベーションして店舗が増えている/アーケードを撤去して通りを「ストリートガーデン」にしていくなど/地方都市でのウォーカブル推進上のポイント/エリアのなかをウォーカブルにするだけでなく/車社会の地域でどのように駐車場を確保するか/公共交通も減って来ているなか/交通(手段)の側面も含めて考える必要がある/(内山)どうやって人々が集まりやすくなるかという交通上の課題は大切/どのような仲間とコンソーシアムチームをつくって取り組んでいるか/(園田)2種ある/(1)具体的な場所で何をやるのか/それが道路の場合、沿道に建物がある/よってその沿道のみなさんと取り組むケース/(2)あたらなアイデアを出すには/必ずしも住んでいる人たちだけでは難しい/「テーマコミュニティ」という考え方/例えば「コーヒー好き」同士や「子育て」繋がり/関心がある人同士だと話しがしやすい/必ずしも近くに住んでいなくても/関わりが繋がる/楽しくなる/お勧めの事例場所/(三谷)空洞化からウォーカブルをめざしているケースと元々ウォーカブルだった場所をより良くするケースがある/(園田)その前者例として、長野県の松本市は「ほこみち」制度を使っている/駅とお城は離れている/元々お城のなかだった「三の丸」/道路の骨格が変わっていない、道幅狭い、チェーン店が少ない、とがったお店がある/(三谷)岐阜県の大垣市に行ってみたい/コロナ禍をきっかけにウォーカブル化の取り組みを連続的に取り組んでいる/駅前からまちなかに水路が通っている/市役所と商店街が一緒に取り組んでいる/ほこみちのWebサイトに記事があるので是非