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岡山・香川を拠点に活躍する企業の横顔をトップインタビューを通して紹介します。
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#36 (株)一文字(瀬戸内市) 代表取締役 大倉剛生 氏
瀬戸内市長船町福岡、中世からの奥深い歴史を持つ町の一角に店を構える「一文字」。創業から42年を歩む、セルフうどんの店として多くのファンを持つ。一文字のうどんは、全粒粉で打つ。自家と契約農家で作る国産小麦100%を使い、小麦をまるごと石臼で挽く。一文字オリジナルのうどんは、香りよく風味よく滋味深い。トッピングを見てみよう。 エビ天、げそ、ちくわ、珍しいところでは焼き鳥、とうふ天などが並ぶ。地元食材を集め、出汁もこいくち・うすくちを揃え、出汁の素材にも地元へのこだわりを見せた。祖父と祖母が材木店経営から心機一転して始めた一文字、大倉代表の父が2代目、そして今、3代目が継いでいる。一文字うどんの歩みは、扱う小麦粉の変化に重なる。その変遷を追いながら、一文字うどんの真髄をインタビュー。
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昨日
#36 (株)一文字(瀬戸内市) 代表取締役 大倉剛生 氏
瀬戸内市長船町福岡、中世からの奥深い歴史を持つ町の一角に店を構える「一文字」。創業から42年を歩む、セルフうどんの店として多くのファンを持つ。一文字のうどんは、全粒粉で打つ。自家と契約農家で作る国産小麦100%を使い、小麦をまるごと石臼で挽く。一文字オリジナルのうどんは、香りよく風味よく滋味深い。トッピングを見てみよう。 エビ天、げそ、ちくわ、珍しいところでは焼き鳥、とうふ天などが並ぶ。地元食材を集め、出汁もこいくち・うすくちを揃え、出汁の素材にも地元へのこだわりを見せた。祖父と祖母が材木店経営から心機一転して始めた一文字、大倉代表の父が2代目、そして今、3代目が継いでいる。一文字うどんの歩みは、扱う小麦粉の変化に重なる。その変遷を追いながら、一文字うどんの真髄をインタビュー。
25-11-2024
#35 (株)キクチ(美作市) 代表取締役 中嶋賢太郎 氏
美作市湯郷、温泉街の一角におしゃれな店舗を構えるのが、キクチ。美作市と津山市でフラワーショップを経営している。県外からの注文、岡山市内から特別な花を買い求めに来る客など、多くのファンを惹きつけてている。そのわけは… 例えば、パンジーの1種で、流通には乗らない「ローブ・ドゥ・アントワネット・ロココ」、群馬県のただ一人の生産者が作っている。そのほかにも、2017年日本一になった真っ赤なバラ「アマダ」、こちらは佐賀県の生産者の手によるものだ。京都、姫路、大阪など大きな市場にも目を光らせながら、個人の生産者との信頼を大切に希少価値のある、そして品質が高く長持ちする花を扱う。キクチが選ばれる理由はこれである。さて、11月30日と12月1日には、ぜひ湯郷へ。フラワーショップ・キクチの主催でローズフェア「バラと湯郷」第2回目が、キクチを中心に7か所のおしゃれなスポットで 開催される。カフェにもバラ、足湯にもバラ、湯郷がよい香りに包まれる2日間です。
18-11-2024
#34 (有)サリーレ・ジャパン (瀬戸内市) 代表取締役 中嶋賢太郎 氏
瀬戸内市長船、JR長船駅にほど近い幹線道路沿いにオフィスを構える サリーレ・ジャパン。柱とする事業は、コンビニ、不動産賃貸、飲食FC店運営だ。 中嶋代表は、25歳の時、瀬戸内市内のセブンイレブン建設予定地の看板を見て、 オーナーになろうと決めた。あれから20年、経営店舗は二つに増え、第2の創業として 始めた不動産賃貸業も順調だ。中嶋代表は考える。もう一本大きな柱が欲しい、 そして始めたのが「韓丼」FC店である。 京都発、日本で初めての焼肉ファストフードチェーン「韓丼」、 焼肉を提供するのでなく、カルビ丼とスン豆腐を主力商品にビビンバ、ユッケジャンなど 多彩なメニューを手ごろな価格で手軽に食べられるスタイルなのだ。 中嶋代表は、韓丼チェーン店を5年ほどで岡山倉敷で多店舗展開、今は、岡山市内に 星野珈琲店を建設中、これもフランチャイズである。 都会にあって岡山にない楽しくて面白い飲食店をつくろう。 中嶋代表のチャレンジは、まだまだ続く。
11-11-2024
#33 建ロボテック(株) (香川県三木町)代表取締役社長兼CEO 眞部達也 氏
香川県三木町、幹線道路から少し入った田園風景の中、レンガ造りの瀟洒な建物が建っている。建(けん)ロボテックの本社だ。もとは手袋製造で有名なレガン社のミュージアムを借り受け、オフィスと研究開発施設にリノベーションした。 建ロボテックは、特化型研究開発企業、建設現場で人と共に働くロボットを開発、国内外の現場に送り出している。では、どんなロボットか? その前に、眞部社長の経歴をご紹介しよう。父の操業である都島工業を継ぎ、鉄筋職人として働きながら職人たちを束ねて社長業もこなしていた。ご本人曰く「コンクリートの補強材である鉄筋を結束する作業がものすごくたいへん!」そこで、ロボットを作ろう、と 思い立った。開発ストーリーは、番組をお聴きいただくとして、2019年に誕生したのが「鉄筋結束トモロボ」というロボットだ。格子状に組まれた鉄筋の上を、自走移動しながら細い針金で交点を結束していく。国内外で唯一の存在といってもいいそうだ。 2024年の第11回ロボット大賞・国土建設大臣賞を受賞、「世界一ひとにやさしい現場を創る」をミッションに建設現場の近未来を切り拓く。
04-11-2024
#32 (株)ありがとうファーム (美咲町) 代表取締役 木庭康輔氏|せとうち企業セレクション
岡山市北区の表町商店街、2丁目から3丁目にかけて「ありがとう」の文字が入った店舗がいくつかある。「ありがとう焼うどん」「ARIGATO CURRY」など、 飲食店4店と商店が1店だ。これらはすべて㈱ありがとうファームの運営である。いったいどんな会社なの? ありがとうファームは、異なった種類の福祉サービスを一つの事業所が行う、多機能型事業所なのだ。就労継続支援A型、B型、リワーク施設、障がいグループホームを運営する。このありがとうファームのメンバーが、飲食店などのスタッフとして入っている。いわばありがとうファームの「サービス部門」だ。そしてもう一つの大きな柱が「アート部門」で、ハンディキャップアーティストたちが、制作する絵や立体作品は、レンタルアートとして全国に広まっている。自社のSDGsの一環として、アートでありがとうファームとコラボする企業も80社に上る。「知ることは、障がいを無くす。」、福祉の未来形を創り続ける木庭代表と仲間たちにトップインタビューです。
28-10-2024
#31 (有)丸美屋 (美咲町) 代表取締役 黒瀬光康氏
美咲町原田、国道53号線沿いに丸美屋本店がある。所有するショッピングセンターサンエースの1階半分を占める大きな店舗面積だ。アパレルのセレクトショップとして、こどもから90代までが長く楽しめる服を中心に扱っている。洋服やバッグ、帽子、スカーフ、ネクタイ、スーツなどレディス、メンズ、キッズの商品が季節感あふれるデザイン空間に並んでいた。丸美屋の歴史は古く、軽く100年を超す老舗。黒瀬代表が見せてくれた、明治20年と記された売掛帳簿がその証拠、少なくとも137年前には、この地でしっかり商いをしていたのである。「5代目かな、いやぁ6代目かも~」と話す黒瀬代表、商いを承継してからは、1店舗だった丸美屋を、実店舗4店、オンラインショップ1店に広げ、自社ブランドも立ち上げてきた。今回は、そんな丸美屋の新しい挑戦と、父・光輝氏にまつわる美咲町の伝説の人物発見!の話題をお届けしよう。
21-10-2024
#30 RC PROSHOP T2 (備前市) 代表 植月徹也 氏
備前市香登、JR香登駅にほど近いところに2階建ての工場のような建物がある。チェッカーズフラッグとRadioControlCarの赤い文字がデザインされた看板が田園風景の中に忽然と現れた。ここが、おとなのラジコンサーキット場とショップだ。RC PROSHOP T2は、競技用のラジコン本体と部品を販売するショップとサーキット場を運営している。植月代表は、趣味が高じて独立、脱サラから 10年目を迎えた。1階はドリフト専用サーキット場、2階は西日本最大級を誇るグリップ専用サーキット場で、月例レースも開催している。この時はランチやカフェも提供され、九州からの参戦もあり、県内、山陰、関西圏から訪れる多くのファンが交流するそうだ。部品から組み立て、車体を塗装、シャーシと合わせて世界に一台のクルマをを走らせる爽快感こそ、オトナのラジコンの魅力。30代から50代の客層をもっと広げて、夢を乗せて走るレースをもっと知ってほしい、そんな植月代表にトップインタビューです。
14-10-2024
#29 社会福祉法人しおかぜ (倉敷市)理事長 矢野旬一 氏
倉敷市下津井、瀬戸大橋を望み、港が見える丘の上に広大な敷地と建物がある。社会福祉法人しおかぜの本拠地だ。 特別養護老人ホーム、訪問介護センター、デーサービス、小規模多機能ホームなど11の事業所を運営している。そのなかに、保育所「こども園」があるのが大きな特長で、125人のこどもたちが通園している。同じ敷地内に高齢者とこどもの施設、やっと初代理事長の思いを果たしつつある、と矢野理事長は語った。初代理事長は、柴田高志医師。高齢者が増え、下津井に福祉施設がないことから、 地域に呼びかけ、みんなで組合のような組織を作った。しおかぜの原点だ。現在も、その形は引き継がれ、オーナー法人ではない。理事や評議員も地元から選出され、福祉の現場は職員が中心となって運営する。「その人が、その人らしく暮らす」しおかぜのテーマを、矢野理事長59歳にトップインタビューです。
07-10-2024
#28 ㈱NICS (玉野市)代表取締役社長 山根慎一郎 氏
ソフトウェア受託開発、OA機器販売を事業とするNICS。 創業は、三井造船の下請けである山根船舶工業から始まり、1974年社内の電算部を独立させ日本情報管理システムを設立した。これがNICSの原点だ。先代の父・敬則氏の仕事であった。後日、敬則氏は玉野市長となり、慎一郎氏が社長就任したのは、2000年のことだった。経営危機にあった社を立て直し、本気の改革を成し遂げた旗印は「おおいなる下請け」。現在、国内の港湾物流事業で圧倒的な力を誇る三井E&Sのもと、物流システムソフトのほとんどを受注している。国の方針でサイバー、AIと港湾物流のシステムも大きく変化していくなか、NICSの「おおいなる下請け」としての力は欠かせない。そして、50周年をむかえた今年、2024年8月8日、NICSは東京証券取引所に上場を果たした。プロ投資家向け市場「東京プロマーケット」である。なぜ、目指したのか、企業にとっての上場の意味とは?そしてNICSの未来は?山根慎一郎56歳にトップインタビューです。
30-09-2024
#27 ㈱FISTBAMP(岡山市) 代表取締役社長 河本尚彦 氏
社名のFISTBAMPは英語で、意味は「グータッチ」。 新しい文化を作りたいという思いを込めて、名付けたそうだ。河本代表が2016年に高松で設立、現在は岡山市に本拠地を移した。事業内容は、業務のDX化を進めるソフト開発だが、対象となる顧客=ユーザーが法律関係、弁護士事務所に特化しているというのが、FISTBAMPの特長だ。 設立当初は、様々な業種の会社が顧客だったが、弁護士事務所の現状を知るうちに何とかしたい、と考えるようになったと河本社長は語る。膨大な「紙・資料文化」が立ちふさがる司法業。ここにFISTBAMPの開発したツール「クラウドバランス」を導入すれば、勤務の“時短”に必ずつながる。実際に、月300時間近くもの時短を達成した事務所も出てきた。サイボウズ社との業務提携という大きな推進力、クラウドバランスという新しいツール、2つの武器を手にFISTBAMPは、1000%の成長率を視野に入れる!
23-09-2024
#26 ㈱Cone・Xi (岡山市) 代表取締役 高木大地 氏
岡山市中区光津にオフィスを構える Cone・Xi。 社名は「コネクシィ」と読み、コネクションとシンパシー、思いをつなぐという意味を込めた造語。どんな思いをどうつなぐのか。それは、事業内容から見て取れる。Cone・Xiは、病院やクリニックに看護師や理学療法士など医療従事者を紹介している、人材紹介業を行っているのだ。2017年設立、Cone・Xiの人材紹介が独特なのは、病院が働いてほしい時間と看護師が働きたい時間とをマッチングさせていることだ。スキマバイトサービスのマッチングアプリで社会的に話題となり、上場もしたタイミー社の医療版ともいえる。国が進める在宅での看取り、そこに欠かせない訪問看護師の存在、慢性的な看護業界の 人材不足、高木代表が挑む課題は高く険しい。しかし2022年マッチングアプリ「CHOKOWA」を開発、2024年全国展開、高木代表34歳のパワーは、全開のタイミングを今まさに狙っている!
16-09-2024
#25 ㈱広栄堂武田(岡山市)専務取締役 武田宏一 氏
広栄堂武田といえば、中区中納言町の店舗・本社を思い浮かべるが、昨年6月に中区倉田にお引越し、工場と本社機能を統合した。現在は、この倉田の本社工場で、きびだんごの製造出荷をすべてまかなっている。安政三年創業、池田藩筆頭家老・伊木三猿忠澄から依頼を受け、「きびだんご」製造を始めた武田半蔵が初代、武田宏一専務で6代目を数える。2019年、老舗のリブランディングとして話題を呼んだパッケージ一新、直後を襲ったコロナ禍、売上前年比9割減という乱高下の波をどうくぐり抜けたのか。初めて開拓したグッズ販売など、V字回復へのカギとなった老舗の挑戦などをトップインタビューです。
09-09-2024
#24 三要電熱工業㈱ (岡山市)代表取締役 髙戸賢一 氏
岡山市中区平井の幹線道路沿いに建つ三要電熱工業、設立は昭和45年。暖房・給湯に使うボイラーのメンテナンスから始まった。三要電熱工業という社名も、暖房のボイラー、冷房の冷凍機、この二つを制御する電気、この三つの要素を一つの会社でまかなうことに由来する。現在は空調機全般のメンテナンスを行うが、官公庁、総合病院、美術館、大ホールなど大型物件が中心だ。高戸代表が代表就任して17年、2023年には、新しい「環境計量証明事業部」を立ち上げた。ボイラーから出る煤煙のCO2測定に始まる「環境計量」の世界、さまざまな環境のいろいろな成分を計量する。大気、土壌、水質などきりがないが、三要電熱工業は、その先にCO2削減の提案という旗を掲げた。新しい分野の先駆けとして挑戦する髙戸代表にトップインタビューです。
02-09-2024
#23 ㈱アロバー (香川県高松市)代表取締役 梶 総一朗 氏
高松市内に、国分寺本店と松縄店の2店舗を構えるアロバー、自家焙煎コーヒー豆専門店だ。南米のニカラグア、エルサルバドル、グアテマラの農園から直接買い付け、自家焙煎でコーヒー豆を提供している。創業は1991年、梶代表の父上が国分寺にオープンしたアロバーが始まり。アロマとフレイバーから生み出した造語で「アロバー」と名付けた。当時は喫茶店で飲むものだったコーヒーを、これからは自宅で飲む時代が来ると予見し、ならばおいしいコーヒー豆を自家焙煎で販売しようと脱サラしてスタートした。 創業後、まもなく亡くなった父、後継した母、梶代表で3代目の主人となる。そして、現在の梶代表には頼もしいスタッフとともに、今年ふたり代表として関本亜紀さんが加わった。もともとパート社員、梶代表曰く「僕の翻訳者です」、しゃべるのが苦手、思いを表現するのが不得手な僕=梶代表にとって、関本さんの存在は欠かせないのだそうだ。アロバーの提供するスペシャルティコーヒーとは何か?なぜ南米3か国にこだわるのか?ふたり代表にツートップインタビュー。
26-08-2024
#22 社会福祉法人岡山博愛会 岡山博愛会病院 (岡山市) 副理事長 病院長 中尾一志 氏
130年を超えて地域医療に貢献し続ける岡山博愛会病院。 その原点は、1891年に来岡したアメリカの宣教師アリス・ペティ・アダムスさんが、1905年に現在の中区で無料施療院を開いたことに始まる。アダムスさんの帰国、幾多の戦争、岡山大空襲といった苦難を乗り越え、いつの時代も「ラヴィングオール」の理念をかかげ地域医療の道を拓き続けた。現在、力を入れているのは、高齢化社会に対応した「元気になっておうちへ帰ろうプロジェクト」。なかでも「楽しく食べて元気になろう」という意味から名付けたオリジナルのチーム「AeE」が取り組みを進めている。作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、歯科衛生士などが連携、國瀬作に先駆ける形で2021年にスタート、成果を上げつつあるのだ。中尾院長とともに、チームAeEのスタッフにインタビュー。
19-08-2024
#21 (有)友誼食品 (倉敷市) 代表取締役 藤井精司 氏
倉敷市連島、幹線道路沿いにまだ看板の上がっていない店舗が1軒。案内されるままに中へ入ると、なんとたい焼きの焼き型がずらりと並び、真っ白なテーブルにペンダント型の照明、これが、8月末オープン予定の「開運たい焼きカフェ」なのだ。友誼食品は、もともと水島港付近のこんにゃく製造会社、藤井代表の先代が始めたが、スーパーなどの台頭と時代の波の中、藤井代表が事業転換して居酒屋「朝まで屋」をFC展開、多いときは7店舗が人気を呼んだ。しかし、ここにきて藤井代表は考える。賃貸やリースの不動産業ではなく、具体的な仕事がしたい、で行きついたのが「たい焼き事業」というわけ。「ついてるたい焼き」「開運たい焼き」「もってるたい焼き」の3種類で 手土産になるたい焼きを目指す。そしてそこには新しく世に問う藤井流提案があった。70歳の挑戦をトップインタビューです。
12-08-2024
#20 (株)カートップ (岡山市) 取締役営業部長 岡﨑有功 氏
岡山市南区青江、波打つような形の屋根もユニークな33メートルのウィングタワーがカートップの本社だ。「買取に本気です」のサイン看板も幹線道路のどこからでも見える。創業から41年目を迎え、中古車買取・販売・修理事業業界にあって、独自の道を歩んできた。企業理念は「ファンを増やして幸せになろう」、カートップの社名に込めた思いは、何かで一番になろうという意気込みだ。話題のCMも業界のイメージを変え、新鮮さをもたらした。岡﨑部長は大手買取企業から転身、カートップで19年のキャリアを積み上げてきた。マイナス査定が主流の買取業界にあって、持ち主のクルマへの思いを買い手につなぐプラス査定を念頭に、プロの目を磨いてきた。そんな岡﨑部長のもう一つの顔もご紹介する。
05-08-2024
#19 (有)西岡家具店 (観音寺市) 代表取締役 西岡政憲 氏
香川県西讃地域で最大規模を誇る西岡家具店、1300坪の敷地に本館をはじめ650坪もの建物が存在する。家具店と言いつつ、インテリア雑貨、アパレルを前面に押し出し、 家具と雑貨で空間をトータルコーディネートするのが西岡家具店の強みである。1958年創業時から高級婚礼家具の専門店として、歴史を積み重ねてきたが、時代の流れの中、先代の時、これからは思うとおりにやれ!とバトンを渡された。老舗のリノベーションが始まった瞬間だ。婚礼家具からインテリア雑貨、アパレルを中心とした売り場構成に転換、西岡夫妻のセンスもあいまって、多くのファンをつかむことができた。なかでも新しくオープンしたGOOD SLEEP STOREは西岡代表渾身の店舗、ぜひお聞きください。
29-07-2024
#18 水ノ上災害防具(株) (倉敷市) 製鉄営業部水島地区次長 小野下和宏 氏
広島県尾道市に本社を置く水ノ上災害防具は安全保護具、消火消防用品、現場機材など医薬品以外のありとあらゆる用品を調達して現場に届ける、総合商社だ。福山、因島、水島に営業所を置いていることからも、顧客の業界が見えてくる。製鉄、造船、石油化学コンビナート、土木建築、消防署などなど。中でも水島地区は圧倒的なシェアを誇り、小野下次長も大きく胸を張る。ヘルメット、安全靴、工具全般、救命用品、これからの季節は熱中症対策品が 欠かせない。カラーコーンや安全標識ももちろんおまかせ、なのだ。昭和21年ゴム製品履物業の水ノ上商店から、大きく成長を続ける水ノ上災害防具、現場に安全と安心を届ける縁の下の力持ちは、昨年最高益を記録し、きょうも現場のニーズに「何とかします!」と答えている。
22-07-2024
#17 (株)カンショク(香川県観音寺市) 専務取締役 秋山昌己氏|せとうち企業セレクション
豆腐作りで70年、一日で1万5千丁の豆腐製造を誇る香川県のトップメーカー。しかも全自動機械化ではない、昔ながらの製造工程である。秋山専務の祖父が創業、早く亡くなった祖父に代わり店を切り盛りしたのが祖母、地元では、「ばあばん」と呼ばれる存在だ。父が2代目、3代目が秋山専務というカンショク、昭和、平成、令和を足元を固めながら着実に成長してきた。現在40歳の秋山専務は、20代を他県の企業や、異業種の会社で過ごしている。その中で経営や会社の理念などを学び、30歳を過ぎたころカンショクに入社、製造現場を一から経験してきた。専務になって今目指すのは、自社で大豆をすべて循環させる仕組みを作ること。大豆と豆腐には無限の未来があると、胸を張る。