瀬戸内市長船町福岡、中世からの奥深い歴史を持つ町の一角に店を構える「一文字」。創業から42年を歩む、セルフうどんの店として多くのファンを持つ。一文字のうどんは、全粒粉で打つ。自家と契約農家で作る国産小麦100%を使い、小麦をまるごと石臼で挽く。一文字オリジナルのうどんは、香りよく風味よく滋味深い。トッピングを見てみよう。
エビ天、げそ、ちくわ、珍しいところでは焼き鳥、とうふ天などが並ぶ。地元食材を集め、出汁もこいくち・うすくちを揃え、出汁の素材にも地元へのこだわりを見せた。祖父と祖母が材木店経営から心機一転して始めた一文字、大倉代表の父が2代目、そして今、3代目が継いでいる。一文字うどんの歩みは、扱う小麦粉の変化に重なる。その変遷を追いながら、一文字うどんの真髄をインタビュー。