豆腐作りで70年、一日で1万5千丁の豆腐製造を誇る香川県のトップメーカー。しかも全自動機械化ではない、昔ながらの製造工程である。秋山専務の祖父が創業、早く亡くなった祖父に代わり店を切り盛りしたのが祖母、地元では、「ばあばん」と呼ばれる存在だ。父が2代目、3代目が秋山専務というカンショク、昭和、平成、令和を足元を固めながら着実に成長してきた。現在40歳の秋山専務は、20代を他県の企業や、異業種の会社で過ごしている。その中で経営や会社の理念などを学び、30歳を過ぎたころカンショクに入社、製造現場を一から経験してきた。専務になって今目指すのは、自社で大豆をすべて循環させる仕組みを作ること。大豆と豆腐には無限の未来があると、胸を張る。