#11「揺れさだまる星」

永瀬清子の世界

11-06-2024 • 4分

「揺れさだまる星」では、永瀬さんが田植えのために水を引いていた時、前日に読んだ伊東静雄の詩の世界が自分の目の前に現れた驚きを書いています。「いろんな事を知らないでいる人と知っている人とでは同じ道を歩いても深さがちがう」「つらい世の中を忍耐してゆく時にも小さなよろこびを知っている人は強い」と考えていたからこそ、感じることができました。<文 白根直子>