#4「大いなる樹木」

永瀬清子の世界

21-04-2024 • 4分

「大いなる樹木」は1947年に出版された第三詩集の題名にもなった代表的な詩です。1945年の岡山空襲で永瀬さんの自宅は焼け残りましたが、戦後は現在の赤磐市松木の生家に移り、慣れない農業に勤しみます。そうした時代に、大いなる樹木のようであろうとした永瀬さんの決意は並々ならぬものであったと想像します。 <文・小林章子>