Vol.3(前編)【International Gallery BEAMS】時代の一歩先を行く場所。

聴くカルチャーストーリー by BEAMS ARCHIVES

28-11-2023 • 29分

1981年の開店以降、画廊のような雰囲気の店内にデザイナーズブランドを揃え、注目を集めてきた〈International Gallery BEAMS(インターナショナルギャラリー ビームス)〉。Vol.3では、当時のショップを知るスタイリストの島津 由行氏と、店長を務めた経験もあるビームス ディレクターズバンク クリエイティブディレクターの南雲 浩二郎が登場。多くの文化人に愛されてきた「International Gallery BEAMS」の魅力と、1980〜90年代のカルチャーの変遷について語ります。


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南雲 浩二郎

ビームス ディレクターズ バンク クリエイティブディレクター
1964年生まれ。1985年「インターナショナルギャラリー ビームス」スタッフとして入社。ショップマネージャー、アシスタントバイヤーを経て、90年代には家具専門の

<BEAMS MODERN LIVING>の担当となる。同時にカジュアルからドレスまでの全てのレーベルのVMDを統括し、2000年代に入ると店舗内装のディレクションを担い120店舗以上を立ち上げた。

デコレーターとして国内外で様々な家具やオブジェ、アートなどを買い付けてきた経験から、現職ではビームス社外のクライアントより、プロダクトからインテリアまで、様々なディレクションを請け負う。


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島津 由行

スタイリスト

1959年 熊本生まれ

CF・雑誌・広告媒体を中心に多くのタレントのスタイリングを担当。

また、ファッションショーの構成・選曲、雑誌にてクリエイティブディレクションも手掛けている。

音楽に興味を持ち、高校卒業とともに上京。原宿での生活を始める。働きながら憧れのロンドンへ行くためのお金を貯めるも、まずはパリへ行くことに。Yohji Yamamotoで働いていた同郷の先輩の手伝いとして、Yohji Yamamoto、COMME des GARÇONなどのショーに裏方として携わるようになる。

数年ヨーロッパでの生活を続けた後、1985年に帰国。スタイリストとしてのキャリアをスタートさせ、『POPEYE』のメインスタイリストとして活躍。

90年代以降もパリと日本を行き来しつつ、洋服のスタイリングにとどまらない幅広いクリエイティブディレクションを手掛ける。