読書の時間35冊目 「共感という病」(永井陽右さん)の3週目は、
本から得た着想を元にフリートークを展開するこぼれ話の回。
永井陽右さんと内田樹さんの対談を勝手な推測にしながら、
学びには、教える側と教わる側の間にある様々な格差があるのではないか。
それは時差だったり、視座の違いだったり。
粟野個人的には、10代・20代のときによく理解できなかった先人のアドバイスの、言わんとすることが40代になってなんとなくわかる、ことがあります。
また、読書の時間34冊目「自由が上演される(渡辺健一朗さん)に続き、
西洋風の研修などではない、日本独自の手法という話の流れから、
粟野が2023年夏に参加した山伏修行に関する話題へ。
言語、時間、ネット、世俗とのつながり、スケジュールなどを絶った環境下で、
論理や感情のみの生き方ではなく、感じること・直感を取り戻す場でもありました。
more than language
最後は、星野さんから「社会貢献を当たり前に実行する企業」を紹介してもらいながら、
「満員電車で目の前に小学生がいたら、どうする?席を譲る?」という問いをいただきました。
不肖・粟野は(論理・感情で判断して)「席を譲らないかもしれない」と回答してしまいましたが、
ここはもちろん、惻隠の情を発揮し、自然な直感の発露の結果として、気づいたら勝手に小学生に席を譲るなどの対応ができるようになりたいものです。
それでは、また読書の時間36冊目でお会いできることを楽しみにしております。