今回の「ARTで遊ぼう」は、仏教美術のお話。
龍谷ミュージアムの秋季特別展「眷属」(9/17~11/24)を取り上げます!
こちらは、仏教美術においてメインの仏さま(主尊)の周囲にあらわされる「眷属」にスポットを当てた展覧会。普段は菩薩や如来等に付き従う‟脇役”扱いの「眷属」たちを、敢えて‟主役”に据えて紹介しているユニークな展覧会です。
後編では、どうしてこんなに個性豊かな眷属たちが生まれたのか?その理由を主に日本の「神仏習合」の文化の面白さに注目してトークします。
今では神様と仏様は別物…と認識されがちですが、それは明治になって神仏分離の政策がなされてからの話。それ以前の日本では神様と仏様は混ざり合うように存在していました。神様と仏様は同じ存在とされたり、お寺と神社が同じ敷地内に建てられていたり…異なる文化である仏教と神道が影響し合いながら共存する、日本独自の宗教文化。それは今の私たちの生活のなかにも根付いています。
ちょっと難しそう、とっつきにくそうな印象のある仏教美術の世界が、より身近に感じられるかも?
ぜひ休憩時間のお伴に、ご一聴ください。