2024年8月27日、日本を代表する近現代美術のミュージアムのひとつ・DIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)の2025年1月下旬からの休館が運営元のDIC株式会社から発表され、アート界に衝撃が走りました。ファンや地元からも存続を要望する署名が始まるなど、大きな動きも起きています。「美術館が運営を続けられなくなる」「作品が見られなくなる」ことは対岸の火事では決してありません。今回の「ARTで遊ぼう」ではこのDIC川村記念美術館休館のニュースから、大阪中之島美術館など他の施設も例に挙げ、意外と知らないミュージアム運営の仕組みやお金の話、ミュージアムの抱える課題や未来へのつなぎ方を考えます。