【テーマ本】
サラ・ピンスカー|いずれすべては海の中に
今回取り上げるのは、不思議な設定で読者を引き込む、極上のSF小説。世界的に評価されているサラ・ピンスカーさんの『いずれすべては海の中に』。
「右腕が道路になる男の話」の文学的考察、「自身と瓜二つのAI」が存在する世界の恐怖、そして「戦争の記憶が抹消される世界」の家族愛について。
SF小説だからこそ楽しめる、空想的だけれど、実は私たちの人生のすぐそばにある、奥深い世界の話。ぜひお聞きください。
~あらすじ~
最新の義手が道路と繋がった男の話、世代間宇宙船の中で受け継がれる記憶と歴史と音楽、クジラを運転して旅をするという奇妙な仕事の終わりに待つ予想外の結末、多元宇宙のサラ・ピンスカーたちが集まるサラコンで起きた殺人事件をサラ・ピンスカーのひとりが解決するSFミステリなど。奇想の海に呑まれ、たゆたい、息を継ぎ、泳ぎ続ける。その果てに待つものは——。静かな筆致で描かれる、不思議で愛おしいフィリップ・K・ディック賞を受賞した異色短篇集。(竹書房文庫あらすじ)
読書ラジオ「本の海を泳ぐ」です。
この番組では、高校時代からの友人である3人の読書好きが、ゆるーく読書会をする様子をお届けします。
毎回テーマ本を1冊選び、感想や魅力について語り尽くします。
どなたでも大歓迎です。ぜひ気軽に読書会にお立ち寄りください。
※番組にはテーマ本のネタバレが一部含まれておりますので、ご了承ください。
- タツヤ : 司会進行役。編集も担当。
- ヒロシ : 美声の読書好き。歴史関連の本をよく読む。
- トモヤ : 通りすがりの人。「一行」コーナーを担当。
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