37冊目は、粟野さんではなく星野による読書の時間です。
扱う本は「ふつうの相談」、著者は東畑開人さん。
白金高輪カウンセリングルームを主催されている方です。
2024年の紀伊国屋人文大賞で16位になっていたのを見て、興味を持ち読んだのでした。
大学時代にカウンセリングを学ぼうとしていた身としては、再度今の業界動向を知ってみたいという気持ちがあり、この機会に手に取った次第です。
読後のファーストインプレッションは「読者へのケアがある本だな」という印象。
また、本自体の構成に意図があり、そこに惹かれました。
実際本がかかれた背景としては、心のケアに関わる方々をつなぐための新しい相対的な見方を提示しよう、というもの。
いわば心のケア世界のナウシカです。
失われた人と大地の絆を結びなおそうとされています。
本を読みながら感じたことを、次回以降、下記3つのキーワードに沿ってお話していこうと思います。
1.相対化してお互いを理解し合うこと
2.星野は預かりたい
3.横道の意義とは?
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※ちなみに途中、「大佛次郎賞」を「だいぶつじろう」と呼んでいる個所がありますが、正しくは「おさらぎじろう」ですね。無知をぶっこきまして大変失礼いたしました!皆さまお気を付けを!