久米正雄 「手品師」

朗読のアナ 寺島尚正

21-08-2024 • 29分

興行の世界には、これまでどんな生き方をしてきたのか見当もつかない不思議な芸を身に付けた芸人が出入りします。時代風俗を切り取る名手の久米正雄が、売り込みに来た芸人の様子を生き生きと描き出します。ちなみに最後に登場する「二丁」という言葉は、歌舞伎由来で開演前の合図をあらわします。