国文学シリーズの第3回目では、平安時代の宮仕え女房たちの生活とその文化的役割に焦点を当てます。
紫式部の日記から垣間見える、宮仕えのリアリティ。宮中生活の中、各々が抱えていた社会的役割と個人的な感情の狭間で、女房たちはどのように文化を形作っていったのでしょうか。福家教授の日記文学研究への想いとともに伺います。
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参考:福家俊幸(2023)『紫式部 女房たちの宮廷生活』平凡社新書
ゲスト:福家 俊幸
教育・総合科学学術院教授。専門は平安時代の文学・日記文学。1962年香川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。早稲田大学高等学院教諭、国士舘大学助教授、早稲田大学教育学部助教授を経て現職。著書に『紫式部日記の表現世界と方法』(武蔵野書院)、『更級日記全注釈』(KADOKAWA)、共編著に『紫式部日記・集の新世界』『藤原彰子の文化圏と文学世界』『更級日記 上洛の記千年』(以上、武蔵野書院)、『紫式部日記の新研究』(新典社)、監修に『清少納言と紫式部』(小学館版・学習まんが人物館)など。
ホスト:城谷 和代
研究戦略センター准教授。専門は研究推進、地球科学・環境科学。2006年 早稲田大学教育学部理学科地球科学専修卒業、2011年 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了 博士(理学)、2011年 産業技術総合研究所地質調査総合センター研究員、2015年 神戸大学学術研究推進機構学術研究推進室(URA)特命講師、2023年4 月から現職。