◆#95「私たちには、肩肘張らずに寄り添える場がもっと必要だ!」概要
ゲストは、社会活動家の湯浅 誠さんとHITOTOWA.Incの荒 昌史さん。
#94では、自助・公助・共助のバランスの変化や、共助が成り立つ場所に関する話をしました。今回は、前編の内容を前提に、湯浅さんと荒さんが実践していることを頼りに考えを深めていきます。
湯浅さんの話によれば、現代は人々が集える場所が著しく減っているのだとか。かつて子供たちの遊び場だった駄菓子屋や空き地は姿を失い、大人は井戸端会議をする場所もない。そうした行き場を失った人々が集う場所として「こども食堂」は機能しているそうです。
一方の荒さんは、地域ごとに必要なことは異なると話します。そうした欠けている要素を見出すためには、街に寄り添うことが重要だとか。
ということで、二人の知見や具体的な事例をたっぷり聞くことのできるエピソードとなっています。ぜひゆっくりとお聴きください!
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◆タイムライン
(00:00) オープニング
(00:54) 湯浅さんが「むすびえ」をはじめたきっかけ
(04:03) こども食堂はなぜ必要?
(06:17) こども食堂は、子供だけのものではない!
(08:01) こども食堂を支援する際に気をつけていること
(10:12) ネイバーフットデザインとは、街に寄り添うこと
(14:13) 住民が気づいていない魅力に気づくために
(17:54) 身近な共助の場を探すには?
(21:56) タグを増やすことで広がる輪
(24:23) 「こども食堂」 は食べる“だけ”の場所ではない
(29:14) 寄り添える場所がある大切さ。持続可能な仕組みづくり
(32:00) エンディング
◆ゲスト
▪️湯浅 誠(ゆあさ・まこと)
社会活動家。東京大学先端科学技術研究センター特任教授。経済同友会会員。認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長。
1969年東京都生まれ。東京大学法学部卒。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。1990年代よりホームレス支援に従事し、2009年から足掛け3年間内閣府参与に就任。内閣官房社会的包摂推進室長、震災ボランティア連携室長など。政策決定の現場に携わったことで、官民協働とともに、日本社会を前に進めるために民主主義の成熟が重要と痛感する。こども家庭庁「こども家庭審議会こどもの居場所部会」委員。
著書に、『つながり続ける こども食堂 』(中央公論社、2021年)、『子どもが増えた! 人口増・税収増の自治体経営』(泉房穂氏との共著、光文社新書、2019年)、『「なんとかする」子どもの貧困』(角川新書、2017年)など多数
▪️荒 昌史(あら・まさふみ)
HITOTOWA INC. 代表取締役2010年にHITOTOWAを創業。都市に共助を育む「ネイバーフッドデザイン」に取り組む。ひばりが丘団地のエリアマネジメントの企画をきっかけに、東久留米市学園町に在住。新たに緑豊かな住宅や風景を継承、再創造する「ひととわ不動産」を立ち上げる。東京都住宅政策審議会委員等を歴任。著書に『ネイバーフッドデザインーーまちを楽しみ、助け合う「暮らしのコミュニティ」のつくりかた』
◆「WEDNESDAY HOLIDAY(ウェンズデイ・ホリデイ)」とは?
週の真ん中にある水曜日は、1週間の折り返し地点。スウェーデンなどの北欧諸国では、この水曜日の夜を「小さな土曜日(Little Saturday)」と呼び、好きなことをしながらリラックスして過ごしているそうです。この北欧の習慣からインスピレーションを受けて生まれたのが、SmartHRがお送りするPodcast番組「WEDNESDAY HOLIDAY(ウェンズデイ・ホリデイ)」です。 水曜日の夜を休日のようにくつろぎながら、「よく働くってなんだろう?」を問いのコンセプトに、個人の働き方はもちろん、組織やチームのあり方、仕事を通じた社会との関わり方に至るまで、これからの“働く”の兆しを筋書きのない対話を通じて探します。
※情報は2024年10月時点のものです
Produce:SmartHR
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