アメリカの金利をめぐり見方が錯綜|まだ弱い中国景気回復の実情は?

東洋経済Voice Insight

05-02-2023 • 8分

  • アメリカの金利をめぐり見方が錯綜

アメリカの金融政策を決めるFOMCが2月1日まで開かれ、0.25%の利上げを決めました。昨年12月のFOMCでは、利上げ幅をそれ以前の0.75%から0.5%に縮めており、2会合連続での縮小となりました。利上げに急ブレーキがかかった格好ですが、株式市場では今後に対する見方が錯綜しています。


  • まだ弱い中国景気回復の実情は?

国際通貨基金(IMF)は1月31日、2023年の世界経済見通しを発表しました。それによると中国の成長率は5.2%で、昨年10月の予想より0.8%も引き上げられました。当初の想定よりも早い回復が見込まれていますが、世界の景気回復を牽引する役割を期待できるかといえば、微妙です。なぜなのでしょうか。