--第42夜--
書き手:中川 正子さん
読み手:スタッフ小林
お読みするエッセイ:おはなし会
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すり鉢状になった暗い部屋。
その中心には女性がひとり。
揺れるろうそくの光に照らされて、
低くきれいな声で朗読をする。
この景色は今でも、
ふとした瞬間に
わたしの脳内モニターに映る。
小さなころのわたしは、
他者と関わるよりも、
本を読むほうがうんと好きだった。
今、人と触れ合う仕事をしているのが
不思議なほどに。
誰にも邪魔されず、
ただずっと本を読んでいたかった。
週に1度、
母が連れて行ってくれる図書館が
何よりの楽しみだった。
「おはなしかい」
この響きを耳にすると今でも胸が高鳴る。
図書館で行われていた読み聞かせの会。
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