今更なのですが、去年の春に「光の自分に戻る~なぜ人は生きづらさを抱えたまま生きるのか~」 という本をGalaxyBooksさんから出版させて頂きました。 その話から、最近本を読む人が少なくなってきた・・・という話題になり、私が考える本を読まなくなる事で起きる弊害のようなものをお話させて頂きました。
本を読む時は無意識にでも、その本の場面を頭の中で想像していると思うのです。 今は電車の中でも本を読むより、スマホで動画を見ている方が増えてきました。 動画は当たり前ですが、自分で想像しなくても登場人物の表情や舞台が目に飛び込んできます。 それが本となると、自分なりに主人公の顔かたちや舞台を想像します。 この想像力が“今は世の中に無いのだけれど、あったら便利だよな”と思うような独創的なものをつくりあげる力になると思うのです。 創造は想像から始まると私はそう思うのです。
だとすると、だんだんと人間が想像する能力を使わなくなっていくようになってしまったら、世の中はどうなっていくのだろう・・・ と少し不安を覚えます。 見せられた物をそのまま受け入れる・・・そこに何の疑問も持たない・・・。 もしそんな世の中になってしまったら・・・それは少し怖い世の中のように感じます。
考えない(想像しない)世の中は楽なのかもしれませんが、想像する能力は動物の中で唯一、人間に与えられている素晴らしい能力だと思います。 少し究極過ぎる考え方かもしれませんが、その素晴らしい能力を鈍くさせてしまう事に関して、私が感じている少しの不安をお話させて頂きました。
魔女とカメレオン
二万年生きている魔女で占い師のまほさんと、自由人で何でも屋のうえちゃん