コシバタカシのコミュニティFM大図鑑

FMHOT839 エフエムさがみ 83.9MHz

市町村を単位としたラジオ放送局「コミュニティ FM」 にスポットを当ててその魅力をお伝えしていく番組です。 パーソナリティーはコミュニティ FM 大図鑑、編集長のコシバタカシです。全国津々浦々のコミュニティFMへ足を運んで取材した「魅力」を紹介します。 ※地上波放送をPodcast向けに再編集して配信しております コミュニティFM大図鑑 http://blog.livedoor.jp/thp_cfm/ ========== FMHOT839 エフエムさがみ ■公式HP https://www.fm839.com/ ■X(旧Twitter) https://x.com/fmhot839 read less
社会・文化社会・文化

エピソード

#144 FMとなみ(富山県砺波市) / 阪神・淡路大震災とコミュニティFM
4日前
#144 FMとなみ(富山県砺波市) / 阪神・淡路大震災とコミュニティFM
【2025年1月11日放送】 全国のコミュニティFM局を紹介する「コミュニティFMピックアップ」。今回は富山県砺波市のFMとなみをピックアップします。 「FMとなみ」のキーワードは「チューリップフェア」「名物おやじ」「ケーブルテレビ」の3つです。 2001年4月開局。全国142番目。 ケーブルテレビ事業者のとなみ衛星通信テレビや北日本新聞社、砺波市などによりコミュニティFMを開局。 FMとなみには二人の名物おやじがいるそう。建設会社の社長である「ポップスおやじ」こと藤井圭一さん、もう一人は整骨院の院長である「青春おやじ」こと栗田勝弘さん。ふたりとも長寿番組を担当。年始とお盆には二人が共演する特別番組『おやじにまかせろ』が放送されています。 番組後半は、コミュニティFM32年の歴史の中から選んだトピックを毎回一つ紹介する「コミュニティFMあの日あの時」。 30年前の1995年1月に発生した阪神・淡路大震災。当時、地域密着型のローカルメディアは被災地で安否情報や生活に密着した情報を提供し、多くの方々にとって希望の光となりました。コミュニティFMは当時全国にわずか14局しかなく、近畿で開局していたのは大阪府守口市にあったFM HANAKOだけで、コミュニティFMがこの震災で直接効果を出せたわけではありませんでした。この震災を契機に1990年代には多くのコミュニティFM局が誕生し、地域に根差した情報発信の重要性が広く認識されるようになりました。 一方で、現代ではスマートフォンやSNSの普及に伴い、コミュニティFMの役割が見直される一方で閉局する局も増えています。特に阪神・淡路大震災をきっかけに開局した近畿地方の局が次々とその幕を閉じているのが現状です。 ラジオとSNS、それぞれの利点を活かした情報発信の可能性や、複数の手段を組み合わせることで「誰も取り残さない」災害対応のあり方について考えます。 (地上波放送をPodcast向けに再編集して配信しております)
#143 エフエム世田谷(東京都世田谷区) / Vigo FM(山形県山形市)
07-01-2025
#143 エフエム世田谷(東京都世田谷区) / Vigo FM(山形県山形市)
【2025年1月4日放送】 全国のコミュニティFM局を紹介する「コミュニティFMピックアップ」。今回は東京都世田谷区のエフエム世田谷をピックアップします。 「エフエム世田谷」のキーワードは「防災ラジオ」「区民参加」「世田谷の魅力を発信」 の3つです。 1998年7月開局。全国107番目。長年、地元でボランティア協会の理事長を務めていた俳優の故・牟田悌三さんが、阪神・淡路大震災でラジオが役立ったことを知り「区民のための区民が作る放送局」を提案。牟田さんの熱意が世田谷区や区議会を動かして開局。本社スタジオは用賀にあるが、東急三軒茶屋駅の真上にあるキャロットタワー26階、高さ124mの展望ロビー内にあるサテライトスタジオ「スタジオキャロット」が実質のメインスタジオで、都心を一望できる眺めを見ながらラジオの公開放送が楽しめます。 番組後半は、残念ながら閉局や違う媒体での放送に切り替え、コミュニティFMとしての放送を終了した局をご紹介していく「想い出のコミュニティFM」。今回は山形県山形市のVigo FMです。 山形市は山形県の県庁所在地で、1995年に県庁所在地初のコミュニティFMとして、ラジオモンスターが開局。市内の中心部にスタジオを構え、地域に密着した番組を放送していました。 この山形市に2つ目のコミュニティFMを立ち上げる計画が浮上したのは2001年。中心に なったのは、エフエム山形に14年間勤務していた方でした。より地域との距離感が近いコミュニティ FMをやってみたいという思いが膨らみ、独立を決断。仲間5人とともに開局の準備を始めました。 2002年10月、ラジオモンスターに続く山形市内2番目のコミュニティFM局として「Vigo FM」が開局。 しかし県域局やラジオモンスターと競合する中で、安定したスポンサーが得られず、さらに2011年の東日本大震災をきっかけにラジオやフリーペーパーの広告収入が減少して、資金繰りが厳しく なり、2016年7月21日、突如として放送終了を発表。翌日の未明に停波し、14年間の歴史に幕を閉じました。 (地上波放送をPodcast向けに再編集して配信しております)
#141 渋谷のラジオ(東京都渋谷区) / FM宝塚(兵庫県宝塚市)
25-12-2024
#141 渋谷のラジオ(東京都渋谷区) / FM宝塚(兵庫県宝塚市)
【2024年12月21日放送】 全国のコミュニティFM局を紹介する「コミュニティFMピックアップ」。今回は東京都渋谷区の渋谷のラジオをピックアップします。 「渋谷のラジオ」のキーワードは「出るラジオ」「ボランティアスタッフ」 「防災」 のの3つです。 2016年4月開局。全国321番目。 渋谷区には1996年に開局した「SHIBUYA-FM」というコミュニティFM局がありましたが2013年に経営不振を理由に閉局。このことに危機感を覚えた商店会連合会や渋谷区長が、渋谷をダイバーシティと位置付けて、“今”を発信する必要性と面白さを感じていたクリエイターの箭内道彦さんと協力して、新たなコミュニティFM局が作られました。 番組後半は、コミュニティFM31年の歴史の中から選んだトピックを毎回一つ紹介する「コミュニティFMあの日あの時」。2022年11月、兵庫県宝塚市のFM宝塚が、宝塚市秋季少年野球大会 の決勝戦を初めて実況中継した話題です。FM宝塚制作統括の島岡豊さん は、 小学生の時に野球に熱中し、ラジオの野球中継を聴くのが好き だったことから、 いつか何かの形で野球の中継をしたいと考えていました。 ただ中継をするだけでなく、キャスティングも充実。実況は朝日放送の元アナウンサー太田元治さんを起用。太田さんとの繋がりで元阪神タイガースの掛布雅之さんに解説を依頼したところ二つ返事で快諾。プロ野球中継のような体制が実現しました。 (地上波放送をPodcast向けに再編集して配信しております)
#139 FMりべーる(北海道旭川市)/ FMなんじょう ハートFMなんじょう(沖縄県南城市)
16-12-2024
#139 FMりべーる(北海道旭川市)/ FMなんじょう ハートFMなんじょう(沖縄県南城市)
【2024年12月7日放送】 全国のコミュニティFM局を紹介する「コミュニティFMピックアップ」。今回は北海道旭川市のFMりべーるをピックアップします。 「FMりべーる」のキーワードは「川の街」「地域密着エンタテインメント」「放送連携協定」の3つです。 1993年12月開局。全国5番目。 地元企業や個人の出資による「純民間」の運営による初めてのコミュニティFM局。現在は旭川市も少額ながら出資しています。開局前に愛称を募集しましたが、川にちなんだ名前が多く寄せられ、その中からフランス語で川を意味する「りべーる」が選ばれました。 番組後半は、残念ながら閉局や違う媒体での放送に切り替え、コミュニティFMとしての放送を終了した局をご紹介していく「想い出のコミュニティFM」。今回は沖縄県南城市のFMなんじょうとハートFMなんじょうです。 沖縄本島南部に位置する、人口47,000人の南城市。沖縄県ではコミュニティFMが次々と開局して、ほとんどの市にコミュニティFM局がある中、南城市にはなく。0市が主導する形でコミュニティFMの準備が進められ、放送に関する設備を市が整備する「公設民営方式」を沖縄県で初めて採用、2013年2月に県内17番目のコミュニティFM局としてFMなんじょうが開局しました。 その後南城市との契約を延長しなかったため、FMなんじょうは2018年2月末で閉局。南城市は新たに、別会社と委託契約を結び、実質的にFMなんじょうを引き継ぐ形で、ハートFMなんじょうとして開局しました。 (地上波放送をPodcast向けに再編集して配信しております)
#135 ads.FM(三重県名張市) / CityFM77(宮崎県宮崎市)
12-11-2024
#135 ads.FM(三重県名張市) / CityFM77(宮崎県宮崎市)
【2024年11月9日放送】 番組冒頭は、全国のコミュニティFMに関するニュースをお伝えしています。今回は放送開始から25年を迎えた「竹中通義モーニングワイド」の話題です。四半世紀にわたって相模原の朝をサポートしている番組の歴史をひもときます。 全国のコミュニティFM局を紹介する「コミュニティFMピックアップ」。今回は三重県名張市のads.fmをピックアップします。 「ads.FM」のキーワードは「日本初」「つなげるラジオ835」 「音楽より情報」 の3つ。 2006年4月開局。全国195番目。 名張市に本社を置くケーブルテレビ事業者「アドバンスコープ」によって開局。ケーブルテレビの事業者が直接コミュニティFM局の免許人になり、運営を行うのは日本で初めてでした。 番組後半は、残念ながら閉局や違う媒体での放送に切り替え、コミュニティFMとしての放送を終了した局をご紹介していく「想い出のコミュニティFM」。今回は宮崎県宮崎市の「CityFM77」を紹介。 1997年。宮崎市でも複数の団体がコミュニティ FMの開局に動いてい ました。調整の結果、2つのグループに絞り込まれたものの一本化については互いに譲らず、両者に予備免許を与えることに。 県域局やもう1つのコミュニティFMとは異なる、 独自の路線で放送をしていましたが、慢性的に広告収入不足が続き閉局しました。 (地上波放送をPodcast向けに再編集して配信しております)
#134 FMまほろば(奈良県田原本町) / ラジオ3(仙台市青葉区)
05-11-2024
#134 FMまほろば(奈良県田原本町) / ラジオ3(仙台市青葉区)
【2024年11月2日放送】全国のコミュニティFM局を紹介する「コミュニティFMピックアップ」。今回は奈良県田原本町のFMまほろばをピックアップします。 「FMまほろば」のキーワードは「防災」「ボランティア」「観光」 の3つ。 2024年4月開局。全国376番目。 奈良県の中部は、コミュニティFMのない情報の空白地帯だった。田原本町は防災行政無線の屋外スピーカーを50ヵ所近く設置しているが、窓を閉めると聞き取りづらいという苦情が多く寄せられていた。2022年に町と「県中部で地域 FM を作る会」が協定を結び、近畿初の公設民営方式で準備を進めて開局。 番組後半は、コミュニティFM31年の歴史の中から選んだトピックを毎回一つ紹介する「コミュニティFMあの日あの時」。1998年4月、仙台市青葉区のラジオ3で『シローで夢トーク』という番組がスタートした話題です。 「シロー」とは、元宮城県知事の浅野史郎さん。3期に渡って宮城県知事を務めましたが『シローと夢トーク』がスタートしたのは2期目の途中である1998年4月。行政情報番組ではなく、政治の話はほとんどしなかったそうです。 (地上波放送をPodcast向けに再編集して配信しております)
#128 はれラジ(長野県東御市) / FMやんばる(沖縄県名護市)
29-09-2024
#128 はれラジ(長野県東御市) / FMやんばる(沖縄県名護市)
【2024年9月21日放送】全国のコミュニティFM局を紹介する「コミュニティFMピックアップ」。今回は長野県東御市 のはれラジをピックアップします。 「はれラジ」のキーワードは「晴天率」「多ジャンル」 「防災」 のの3つ。 2004年に東部町と北御牧村が合併 して誕生した市で、語呂合わせで毎年10月3日は「東御の日」と し ている。 2010 年10月の東御の日に開局。全国259番目。 東御市は晴天となる日が多く、湿度が低いため夏でも快適に過ごせて、冬でも平地はあまり雪が降らないそう。 2019年からの愛称「はれラジ」は、この晴天率の高さが由来。「太陽のように明るくて温かくみんなに愛される放送局」という意味が込められています。 番組後半は、コミュニティFM31年の歴史の中から選んだトピックを毎回一つ紹介する「コミュニティFMあの日あの時」。2021年12月、沖縄県名護市のFM やんばるが製作した紙芝居『ヤールーがみていた大冒険~がじゅまるをとりもどせ!~』を基にしたミュージカルが上演された話題をお伝えします。 地元の子供たちに名護で獲れる食べ物のおいしさと、土地の豊かさを伝えたいと思い特別番組『35時間ジモティーラジオ~地産地消で子供たちに紙芝居を~』を放送。子どもたちに名護の資源の豊かさを知ってもらうための紙芝居を作ることを掲げ、その資金集めのため、市内で集めた食材で100%名護産のカレーを作成。 この売り上げを元手に、紙芝居 『 ヤールーがみていた大冒険~がじゅまるをとりもどせ!~』を作り、市内全ての幼稚園と小学校に寄贈。その後2021年12月に舞台化されました。 (地上波放送をPodcast向けに再編集して配信しております)
#127 FMレキオ(沖縄県那覇市) / BeFM(青森県八戸市)
17-09-2024
#127 FMレキオ(沖縄県那覇市) / BeFM(青森県八戸市)
【2024年9月14日放送】全国のコミュニティFM局を紹介する「コミュニティFMピックアップ」。今回も「沖縄シリーズ」と題して、多くのコミュニティ FM がある沖縄県の局を取り上げていきます。 今回は沖縄県那覇市の「FMレキオ」をピックアップ。 「FMレキオ」のキーワードは「地域」「懐かしい音楽」 「結い」の3つ。 2006年7月開局。全国199番目。「レキオ」とは、ポルトガル語で琉球を表していて、「ウチナーンチュ(琉球の人)として放送することを大切にしたい」という思いが込められています。 番組後半は、コミュニティFM31年の歴史の中から選んだトピックを毎回一つ紹介する「コミュニティFMあの日あの時」。1999年4月、青森県八戸市のBeFMがアマチュア無線「BeFM無線クラブ(BeRC)」を結成した話題です。 緊急時にボランティアが、地域の情報をアマチュア無線を使って提供してもらう「BeFM無線クラブ」 を結成。 コミュニティFM 局がアマチュア無線クラブを立ち上げたのは、全国で初めての試みでした。その後、秋田県鹿角市の鹿角きりたんぽ FM、茨城県水戸市のFM ぱるるん、神奈川県海老名市のFM カオン、愛媛県今治市のFM ラヂオバリバリなどでもアマチュア無線クラブの運用を始めたほか、2022年には神奈川県逗子市・ 葉山町の湘南ビーチ FM が、開局30周年記念でアマチュア無線局を1年間運用しました。 (地上波放送をPodcast向けに再編集して配信しております)
#126 FM21(沖縄県浦添市) / FMオホーツク(北海道北見市)
16-09-2024
#126 FM21(沖縄県浦添市) / FMオホーツク(北海道北見市)
【2024年9月7日放送】全国のコミュニティFM局を紹介する「コミュニティFMピックアップ」。今回も「沖縄シリーズ」と題して、多くのコミュニティ FM がある沖縄県の局を取り上げていきます。 今回は沖縄県浦添市の「FM21」をピックアップ。 「FM21」のキーワードは「懐メロ」「てだこウォーク」「BEGIN」の3つ。 2002年1月開局。全国152番目。「FM21」 というステーションネームは、21世紀の夢を実現したいという思いが込められています。自社製作番組は80 本以上、パーソナリティーは120 名以上で、その多くが生放送。パーソナリティーは70 代が一番多いが、機械操作は自分たちで行っているそうです。 番組後半は、残念ながら閉局や違う媒体での放送に切り替え、コミュニティFMとしての放送を終了した局をご紹介していく「想い出のコミュニティFM」。今回は北海道北見市の「FMオホーツク」を紹介。 北見市は冬の降雪量が多く、大雪になると交通どころか情報の流れも止まるため、災害時に役立つメディアとしてコミュニティFMの開局が計画されていましたが、なかなか開局には至りませんでした。 こうした状況の中、北見で不動産業を営む藤澤利光さんか 新たな情報伝達手段としてコミュニティFMの開局準備に取り組み2008年に開局。 10年あまり放送を続けてきた FM オホーツクでしたが、藤澤さんが 2021年秋に体調を崩し、回復することなく2022年に亡くなり、FMオホーツクは身動きが取れない状態になってしまいました。 (地上波放送をPodcast向けに再編集して配信しております)
#125 FMたまん(沖縄県糸満市) / FMチャッピー(埼玉県入間市)
06-09-2024
#125 FMたまん(沖縄県糸満市) / FMチャッピー(埼玉県入間市)
【2024年8月31日放送】全国のコミュニティFM局を紹介する「コミュニティFMピックアップ」。今回も「沖縄シリーズ」と題して、多くのコミュニティ FM がある沖縄県の局を取り上げていきます。 今回は沖縄県糸満市の「FMたまん」をピックアップ。 「FMたまん」のキーワード「旧暦(本暦)」「いちまんがいちばん」「地域密着」の3つ。 1997年4月開局。全国66番目。糸満市の情報を発信して、市民で共有しようと、地元で不動産業を営む照屋信吉さんを中心に、商工業者によって開局。愛称の「たまん」は 、糸満市の魚である ハマフエフキという魚の沖縄のことば。 番組後半は、コミュニティFM31年の歴史の中から選んだトピックを毎回一つ紹介する「コミュニティFMあの日あの時」。2012年7月、埼玉県入間市のFMチャッピーが、イオン入間店(現在のイオンスタイル入間)にサテライトスタジオをオープンた話題です。 本社スタジオは開局以来、茶畑が広がる入間ケーブルテレビの敷地内にあり、スタジオの構造上、一般の人が見学することができず、誰もが自由に見学できるサテライトスタジオを作ることが長年の悲願でした。地域の流通拠点になっていたイオン入間店 には、東日本大震災を機に、流通拠点だけではなく、地域情報の発信機能も求められていることを強く感じ、 FM チャッピーと進めていたサテライトスタジオの構想を本格化させた経緯を紹介しています。 (地上波放送をPodcast向けに再編集して配信しております)