2016年7月26日未明、神奈川県相模原市にある障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた事件をみなさん覚えていらっしゃると思います。施設の職員として働いていた植松聖死刑囚は、「意思疎通の取れない人間は安楽死させるべき」などの考えを持ち、入所者に対して次々と刃物を向け19人の命を奪い、入所者と職員26人に重軽傷を負わせました。裁判は2020年、横浜地裁で死刑判決が出され、植松死刑囚自ら控訴を取り下げたため「死刑」が確定していますが…2022年、横浜地裁に再審請求が行われ、今年3月、請求は棄却。弁護人が決定を不服として即時抗告しています。事件から7年、この事件を題材にした辺見庸(へんみ・よう)さんの同名小説を原作にした映画『月』が完成し、あす全国公開されます。果たしてフィクションを通して、監督が描きたかったこと、社会に問いかけたいコトは何なのか?映画『月』を撮られた監督、石井裕也さんにお話を伺います。
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