2023-08-17 堀潤「なぜ日本の最低賃金は国際比較で低い水準のままなのか?」

JAM THE WORLD - UP CLOSE

17-08-2023 • 39分

先月28日、厚生労働省の諮問機関である中央最低賃金審議会は、2023年度の最低賃金の目安を現在の961円から41円引き上げて、全国平均で時給1002円にすると決めました。上げ幅は過去最高で、物価高に対応するためとしていますが…国際比較で見ると、日本の賃金は先進国の中でも最低ランクです。去年、厚生労働省「諸外国の最低賃金の状況・報告書」にあるデータを現在の為替レートで換算すると・・・イギリスが8.91ポンド(1612円)。フランスが10.45ユーロ(1588円)。ドイツが10.45ユーロ(1619円)。アメリカは連邦政府が決めた最低賃金が7.25ドル(1015円)。29州が連邦最賃を上回る水準を設定しているそうです。ちなみに、このデータにイタリアとカナダのデータは無く、番組で調べたところ、イタリアには最低賃金制度が無いため不明。また、カナダは州ごとに最低賃金が設定されていて、ブリティッシュコロンビア州は16.75ドル(1775円)でした。国際的に低水準という日本の最低賃金は、どうしたら引きあげることができるのか? 賃金・人事制度のコンサルティング会社/リザルトの代表/神田靖美さんと一緒に考えます。

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