奈良県高市郡明日香村に位置する飛鳥寺は、日本最古の古刹(こさつ)として名高い。(※古刹とは古い寺、由緒ある寺のこと) その飛鳥寺には、日本最古の釈迦如来像が本堂に安置されている。 この釈迦如来像は「飛鳥大仏」とも呼ばれ、東大寺の大仏には及ばないものの、「大仏」と称されるにふさわしい大きさを持つ仏像である。 飛鳥寺の前身である法興寺創建時に本尊として造立された釈迦如来像は、飛鳥時代から令和の時代に至るまで、その姿を変えずに安置されてきたわけではない。 蘇我氏の氏寺として創建された法興寺は、蘇我氏の滅亡や都の遷都とともに衰退し、釈迦如来像も放置されることとなった。 江戸時代には寺の復興が行われ、飛鳥寺として再興された。その際、放置されていた釈迦如来像も修復され、現在の姿に至っている。 本記事では、飛鳥寺に安置されている飛鳥大仏とその歴史について解説する。 草の実堂 元記事→ https://kusanomido.com/study/history/japan/asuka/90417/
web : https://kusanomido.com/
X : https://x.com/kusanomido
Audible で聴くYoutubeで聴くSpotify で聴くAmazon music で聴く