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「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。

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①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。
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②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。
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「ラストマイル」  「箱男」  「エターナルメモリー」  「ソウルの春」
6日前
「ラストマイル」 「箱男」 「エターナルメモリー」 「ソウルの春」
■サムネ画像は:映画「ラストマイル」ⓒ2024 映画「ラストマイル」製作委員会■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。  ■「ラストマイル」 脚本家、野木亜紀子と塚原あゆ子監督のタッグによるノンストップサスペンス。大型ショッピングサイトから届いた荷物が相次ぎ爆発。発送元の巨大物流倉庫で、着任早々のセンター長(満島ひかり)とチームマネジャー(岡田将生)が事態の収拾に奔走する。  ■「箱男」 生誕100周年を迎えた安部公房の同名小説を石井岳龍(がくりゅう)監督が映画化。昭和48年発表の実験小説を独自の世界観で映像化した。段ボール箱を腰までかぶり、街を徘徊して、のぞき窓から世界を観察し続ける箱男。〝わたし〟(永瀬正敏)はその存在に心を奪われ、自ら箱男となる。しかし、箱を奪おうとする者たちに付け狙われ…。 ■「エターナルメモリー」 「記憶」がテーマのドキュメンタリー作品。認知症を患うチリのジャーナリスト、アウグスト・ゴンゴラと、彼を支える妻で俳優のパウリナ・ウルティアの姿を、マイテ・アルベルディ監督が追いかけた。  ■「ソウルの春」 1979年に韓国の朴正熙大統領が暗殺された後、全斗煥(後の大統領)ら陸軍将校による「粛軍クーデター」と呼ばれる実際の事件を基に実名を変え、一部フィクションを交えて描かれている。 ■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.
「ニューノーマル」「アナウンサーたちの戦争」「助産師たちの夜が明ける」「心平、」
19-08-2024
「ニューノーマル」「アナウンサーたちの戦争」「助産師たちの夜が明ける」「心平、」
■サムネ画像は:映画「ニューノーマル」©2023 UNPA STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。  ■「ニューノーマル」 ソウルを舞台に、6人の男女の何げない日常に潜む恐怖を描いたサスペンス。Kホラーの巨匠と呼ばれるチョン・ボムシク監督の最新作。韓流ドラマで見せた清純派ヒロインのイメージを覆す役を演じたチェ・ジウなど、キャスティングもさえる。  ■「アナウンサーたちの戦争」 先の大戦でラジオ放送を通じて国民の戦意高揚などを図った日本放送協会の責任を検証する戦争映画。「伝説のアナウンサー」と呼ばれた和田信賢らNHKアナウンサーたちの苦悩を、実話に基づきながら極めてドラマチックに描く。  ■「助産師たちの夜が明ける」 劣悪な状況下で働く仏の助産師たちの苦悩と喜びを、レア・フェネール監督がドキュメンタリータッチで描いた。綿密な取材により、作品全体がリアリティーに満ちている。疲弊し、疑問を抱きながらも、生まれて来る赤ん坊のために尽くす彼らの姿が胸に迫る。  ■「心平、」 東日本大震災から3年後の福島が舞台。傷だらけの被災地と軽度の知的障害がある心平のバラバラの家族の姿を重ねながら、静かだが胸を打つ再生の物語が語られる。雑草だらけの田んぼ、空っぽの家、小さな天文台と海と原発。長回しを多用しながら全編、福島で撮影。 ■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.
「ブルーピリオド」 「映画 クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記」 「ボレロ 永遠の旋律」 「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」
12-08-2024
「ブルーピリオド」 「映画 クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記」 「ボレロ 永遠の旋律」 「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」
■サムネ画像は:映画「ブルーピリオド」©山口つばさ/©2024映画「ブルーピリオド」製作委員会115分■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。■「ブルーピリオド」人気漫画の映画化。最難関の美大合格を目指す若者たちがしのぎを削る姿を描いた青春美術映画。タイトルはピカソの「青の時代」から転じて、孤独で不安な青春時代を意味するそうだ。そのブルーな世界観を萩原健太郎監督が巧みに描いた。眞栄田郷敦(ごうどん)は、主人公の矢口八虎(やとら)を予想外の武骨さで演じた。不器用だが信念を貫き、困難を突破し続ける魅力的な人物に見せる。 ■「映画 クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記」「クレヨンしんちゃん」劇場映画の31作目。恐竜を現代によみがえらせたテーマパークがオープン。そこから逃げ出した小さな恐竜ナナは、しんのすけたちと出会う。実はナナはパークの重大な秘密を握っており、しんのすけたちはナナをめぐる危険な争奪戦に巻き込まれる。 ■「ボレロ 永遠の旋律」わずか2種類の旋律が楽器を替えて17分間にわたり繰り返される「ボレロ」。耳に残る、あのリフレインを多くの人が知っている。現在、この曲は世界中のどこかで15分ごとに演奏されているという。フランスの作曲家、モーリス・ラヴェル(1875~1937年)がこの不朽の名曲を生み出すまでの過程と、その後を描いた伝記映画。ラヴェルを仏俳優、ラファエル・ペルソナが演じている。 ■「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」 櫻坂46の藤吉夏鈴(かりん)の映画初主演作品。スパイ目的でいやいや新聞部に入部させられるが、やがて記者魂に火がつき、理事長の不正に迫っていくヒロインの姿を、コミカルだが力強く描く青春映画だ。初主演で初々しい藤吉を、共演の高石あかり、久間田琳加(くまだ・りんか)、中井友望(とも)という若手実力派が支える。物語とシンクロする構図がおもしろい。■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.
「ツイスターズ」  「ツイスターズ」 「コンセント/同意」 「めくらやなぎと眠る女」
05-08-2024
「ツイスターズ」 「ツイスターズ」 「コンセント/同意」 「めくらやなぎと眠る女」
■サムネ画像は:映画「インサイド・ヘッド2」©2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved.■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。 「インサイド・ヘッド2」 「トイ・ストーリー」などの大ヒット長編アニメを手掛けるディズニー&ピクサーによる「インサイド・ヘッド」の9年ぶり続編。少女、ライリーの頭の中にいるヨロコビ、カナシミ、イカリなど感情を擬人化したキャラクターたちが主人公。高校入学を控えたライリー。シンパイやダリィ(怠い)など「大人の感情」たちが現れ、ヨロコビたちを排除してしまう。シンパイたちの先を見越した行動により、ライリーは大人らしくふるまうが…。 「ツイスターズ」 「ミナリ」の韓国系米国人、リー・アイザック・チョン監督が、デイジー・エドガー・ジョーンズとグレン・パウエルという魅力的な配役で、竜巻と闘う人々の姿を描いた自然災害パニックもの。ヒーローもの風でもあり、コミカルで、ラブコメ要素も取り入れ、米ハリウッドらしい大作は見応え十分だ。なんといっても製作総指揮をスティーブン・スピルバーグが務めている。 「コンセント/同意」 2020年に出版された、小児性愛の大物作家を30年の時を経て告発した「同意」という自伝的作品が原作。著者はヴァネッサ・スプリンゴラという女性だ。本作はその実話に基づき映画化された。思春期の少女が大人の男性に憧れ、恋愛と勘違いして小児性愛者の〝餌食〟になっていく姿に凍り付く。監督・脚本はヴァネッサ・フィロ。仏・ベルギー合作。15歳未満は鑑賞不可。 「めくらやなぎと眠る女」 村上春樹の初アニメ化作品。ピエール・フォルデス監督が、「かえるくん、東京を救う」など6つの短編を再構成し、長編作品に仕上げた。アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門審査員特別賞など受賞。フォルデス監督による、似ているがどこか違う「もう一つの日本」が魅力的。日常とファンタジーが溶け合う村上作品の舞台として、面白い効果を上げている。 ■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.
「 もしも家康が総理大臣になったら」「DitO」「このろくでもない世界で」「時々、私は考える」
29-07-2024
「 もしも家康が総理大臣になったら」「DitO」「このろくでもない世界で」「時々、私は考える」
■サムネ画像は:映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」ⓒ2024「もしも徳川家康が総理大臣になったら」製作委員会■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。 「もしも徳川家康が総理大臣になったら」 「翔んで埼玉」や「テルマエ・ロマエ」などヒット作を次々に手掛ける武内英樹監督が、同名の小説を映画化。笑いと涙と独特の急速テンポで、今回も観客を快調に楽しませる。新型コロナウイルスが流行する日本の窮地を救うため、AI(人工知能)でよみがえった徳川家康ら歴史上の偉人たちが組閣。国民に支持されるが、裏にはあるたくらみが隠されていた…。 「DitO」 父と娘による家族の再生物語に新たな佳作が加わった。ボクシングが捨てられず妻子を日本に残し、フィリピンで独り生きる神山英次(結城貴史)のもとを突然、娘の桃子(田辺桃子)が訪れ、母(尾野真千子)が亡くなったと告げる。主演の結城が監督も務めた。英次がボクサーとして再起を図るのは手垢がついた展開だが、結城と田辺は抑制を利かせ、父娘は対立するのではなく互いを優しく見守る。 「このろくでもない世界で」 義理の妹のために起こした暴力沙汰で、示談金が必要になった18歳のヨンギュは犯罪組織の門をたたく。リーダー、チゴンに働きぶりを認められるが…。激しい暴力に絡めて貧困や格差を描く映画が日本でも増えてきたが、これは韓国映画。刺激の強い殺傷・出血場面があるため18歳以上が対象。 「時々、私は考える」 人付き合いが苦手な主人公が、ある出会いで孤独だが心地よい自分の世界を乱される。その不安と喜びをレイチェル・ランバート監督が丁寧に描き出した。小さな港町で暮らすフラン(デイジー・リドリー)は会社と自宅を往復する毎日。人の輪に入れず、ふと自分が死んでいる場面を空想することがある。ある時、入社してきた気さくなロバート(デイヴ・メルヘジ)が、彼女をデートに誘い、世界が変化し始める。 ■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.
「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」 「墓泥棒と失われた女神」 「怪盗グルーのミニオン超変身」 「密輸 1970(いちきゅうななぜろ)」
22-07-2024
「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」 「墓泥棒と失われた女神」 「怪盗グルーのミニオン超変身」 「密輸 1970(いちきゅうななぜろ)」
■サムネ画像は:映画「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。 「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」 1969年の人類初の月面着陸は米政府の作りごとで、世界に流れた映像はスタンリー・キューブリック監督が撮った、今で言う〝フェイク動画〟だという米国の都市伝説を一ひねりした人間ドラマ。 題材は半世紀以上前の都市伝説だが、真実だけが真実であり、皆が信じたとしても噓はどこまでいっても噓なのだ、という主題は、SNS全盛の現代にあって実に今日的だ。米映画。 「墓泥棒と失われた女神」 「夏をゆく人々」のアリーチェ・ロルヴァケル監督の新作。この世と冥界の間をさまよう墓泥棒の姿を、現実と幻想が入り交じった独特のタッチで描く。過去と現在、生と死、聖と俗…と対立するものがあいまいに溶け合う世界観が魅力的。終始居場所を探し続けるアーサーを演じたオコナーの好演が光る。伊・仏・スイス合作。 「怪盗グルーのミニオン超変身」 「怪盗グルー」シリーズ長編4作目。高校の同窓会に出席したグルーは、因縁のライバル、マキシムと再会。なぜかマキシムはグルーに強い恨みを抱いており、命を狙われるはめに。グルーファミリーは安全のために新たな町の隠れ家に移り住むが…。日本語吹き替え版には笑福亭鶴瓶、片岡愛之助らが出演。監督はクリス・ルノー。米映画。 「密輸 1970」  1970年代半ば、韓国の漁村。化学工場の汚染水で水産物が大打撃を受け、生活の糧を失った地元の海女たちが素潜りの特技を生かし、海底から密輸品を引き上げる仕事を請け負うことに。しかし作業中に税関に摘発されてしまう。韓国で観客動員500万人超の海洋クライム・アクション。海女たちが繰り広げる水中での格闘シーンは唯一無二だ。監督はリュ・スンワン。韓国映画。 ■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.
「キングダム 大将軍の帰還」「お母さんが一緒」「ある一生」「大いなる不在」
15-07-2024
「キングダム 大将軍の帰還」「お母さんが一緒」「ある一生」「大いなる不在」
■サムネ画像は:映画「キングダム 大将軍の帰還」ⓒ原泰久/集英社ⓒ2024映画「キングダム」製作委員会■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。 「キングダム 大将軍の帰還」 累計の発行部数が1億部を超える人気漫画を実写化したシリーズの4作目。3作目までは、いずれも興行収入が50億円を突破。監督は佐藤信介。この佐藤とは配信ドラマ「今際(いまわ)の国のアリス」でもタッグを組み、息はぴったりの山﨑賢人が主演で、将軍になる夢を抱く戦災孤児、信(しん)の成長を演じる。 「お母さんが一緒」 橋口亮輔監督の9年ぶり新作。CS放送用に同名舞台劇をドラマ化したものを再編集した、笑いあり涙ありのホームドラマ。もともとドラマだったためか、終盤を小器用に畳んだ感はあるが、橋口監督が描く「生きづらさを抱えた女性」は魅力的だ。 「ある一生」 オーストリア・アルプスを舞台に、激動の20世紀を生き抜いた孤児エッガーの80年にわたる生涯を描いた作品。少年期、青年期、老年期を3人の俳優がそれぞれ演じている。原作はローベルト・ゼーターラーの同名小説で、ブッカー賞最終候補にもなった。監督はハンス・シュタインビッヒラー。独・オーストリア合作。 「大いなる不在」 サスペンス・ヒューマンドラマをうたうが、確かに老いを描いて哀切やある種の怖さが漂う。監督・脚本は、これが長編2作目となる近浦啓。主演は森山未來。幼い頃、自分と母親を捨てた父親が逮捕されたという連絡を受けた主人公(森山)が九州の父(藤竜也)のもとを訪ねる。父は認知症で別人のようであり、義母(原日出子)は行方不明になっていた。 ■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.
「フェラーリ」「それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン」「潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断」「メイ・ディセンバー ゆれる真実」
08-07-2024
「フェラーリ」「それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン」「潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断」「メイ・ディセンバー ゆれる真実」
■サムネ画像は:映画「フェラーリ」© 2023 MOTO PICTURES, LLC. STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。 「フェラーリ」 主人公はフェラーリ創業者、エンツォ・フェラーリ。エンジンは強力だが安全対策は貧弱だった時代のレースに、文字通り命懸けで挑む男たちを描く。1957年。エンツォ(アダム・ドライバー)は財政難や妻、ラウラ(ペネロペ・クルス)との不和、愛人との間にできた息子の認知問題で追い込まれていた。彼は起死回生の策として公道レース「ミッレミリア」に社運を懸ける。荒々しいレース描写と、再現されたレーシングカーの曲線美が魅力的。米映画。 「それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン」 漫画家で絵本作家、やなせたかしの、おなじみのアンパンマン。一緒に歌い、踊れる場面から始まる。敵役のばいきんまんが主役なのが話題。負けても負けても立ち上がるばいきんまん。身をていして他人を救う無私のアンパンマン。すべての子供たちに伝えたいことが、ここにはある。 「潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断」 伊潜水艦が題材の珍しい作品。エドアルド・デ・アンジェリス監督が第二次大戦中の実話に基づき、海の男たちの絆を描く。敵の救助で狭い艦内外に人があふれ、潜航もできずに敵海域を進む。艦長への反発、敵味方の反目、さらに英海軍との遭遇…と見せ場満載の作品。伊・ベルギー合作。 「メイ・ディセンバー ゆれる真実」 36歳の女性教師で既婚のグレイシーは、13歳の少年と情事を重ね、児童レイプ罪で逮捕される。獄中でジョーとの間にできた子供を出産。刑期を終えると2人は結婚し、平穏な日々を送っていたが…。1990年代、米国で実際にあったメイ・ディセンバー事件を題材に、23年後の当事者たちの深層心理に迫った作品。 ■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.
「ふたごのユーとミー 忘れられない夏」 「言えない秘密」 「WALK UP(ウォークアップ)」 「プロミスト・ランド」
01-07-2024
「ふたごのユーとミー 忘れられない夏」 「言えない秘密」 「WALK UP(ウォークアップ)」 「プロミスト・ランド」
■サムネ画像は:映画「ふたごのユーとミー 忘れられない夏」©2023 GDH 559 Co., Ltd. All Rights Reserved / ReallyLikeFilms■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。 「ふたごのユーとミー 忘れられない夏」 双子の中学生姉妹の絆、思春期の揺れる心を丁寧で繊細な表現で、しかも、びっくりする手法も使って描いたタイ映画。少年少女向けの佳作だ。日本はアニメ一辺倒で、少年少女向けの実写映画がほとんどないことを考えたら、貴重な一編ともいえる。中学生のユーとミーは、一卵性双生児の姉妹。生まれたときから常に一緒で、なんでも共有してきた。だが、世紀末に揺れる1999年夏の田舎町で、2人の関係は少し変わってしまう。初恋のせいだ。日本の10代にとっても忘れられない夏の映画になるのでは。 「言えない秘密」 留学から音大に復学した樋口湊人(京本大我)は、学内で謎めいた内藤雪乃(古川琴音)と出会う。二人はひかれ合うが、雪乃は湊人の前から姿を消す。SixTONESの京本と映画、ドラマに引っ張りだこの古川。新鮮な顔合わせのファンタジー恋愛映画だ。同名の台湾映画を原案に「身代わり忠臣蔵」などの河合勇人が監督。その台湾映画は「時をかける少女」(大林宣彦監督)のオマージュのような味わい。 「WALK UP」 シンプルさが特徴のホン・サンス監督らしく、舞台は4階建てのアパートのみ。主人公と女性たちとの関係をモノクロ映像で4章立ての物語に仕立てた。第1章では映画監督のビョンスがヘオク所有のアパートに来る。第2章は、ビョンスとヘオク、ソニが2階で酒を酌み交わす。第3章は3階でビョンスとソニが暮らしている…と、章ごとに時間が経過し、舞台は上の階に移動する。アパートが、まるで転落するビョンスの人生の4場面を積み重ねたように見えるのが面白い。 「プロミスト・ランド」 禁じられた熊撃ちに挑む男たちを描いた小説現代新人賞受賞作を、ドキュメンタリー映画「MATAGI-マタギ-」を撮った飯島将史監督が映画化。山あいの集落。「熊撃ちをやろう」。兄貴分の礼二郎(寛一郎)から、自然保護を理由に禁じられた熊狩りの決行を持ち掛けられた20歳の信行(杉田雷麟)は、惰性で生きる日常を捨て、ともに山に入る。劇中音楽も、せりふすらほぼない。銃を構え身動きしない礼二郎の前へと熊を追う信行の絶叫、息遣いだけが山に響き渡るクライマックス。生命の躍動にひたすら圧倒される。 ■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)  See omnystudio.com/listener for privacy information.
「おいハンサム‼」「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」「バッドボーイズ RIDE OR DIE」「九十歳。何がめでたい」
24-06-2024
「おいハンサム‼」「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」「バッドボーイズ RIDE OR DIE」「九十歳。何がめでたい」
■サムネ画像は:映画「おいハンサム!!」ⓒ2024映画「おいハンサム!!」製作委員会■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。   「おいハンサム‼」 フジテレビ系の深夜「土ドラ」枠で、シーズン2まで放送された人気ドラマの映画化。伊藤理佐の複数の漫画を原作に、元フジの山口雅俊監督が、吉田鋼太郎が演じる伊藤源太郎と3人の娘を中心に、くすりと笑わせ、じんとくる現代のホームドラマを作りあげた。源太郎が〝良い顔〟で〝良いこと〟を演説するお決まりの場面があり、これがタイトルの由来でもあるのだが、吉田の芝居には説得力がある。家族とおいしい食事こそが幸せの基盤、いや、最大の幸せであるかもしれないことに気づかせてくれる。 「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」 ロンドンで株の仲買人として働いていたニコラス・ウィントンが第二次大戦直前の1938年、ナチスからチェコ・プラハに逃れてきたユダヤ人の子供たち669人を英国に避難させ、半世紀を経て彼らとの再会を果たした実話に基づく。50年後の1988年、ニコラスがあるTV番組で救出した子供たちと再会する場面が劇中、登場する。彼らは実際、ニコラスに救出された子供やその子孫たちで、プロデューサーが彼らを探し出し、この再現場面への出演を依頼したという。英国映画。 「バッドボーイズ RIDE OR DIE」 マイアミ市警で働くウィル・スミス演じるバッドボーイズことマイクと、マーティン・ローレンス演じるマーカスの2人の黒人刑事の活躍を描いたアメリカのアクションコメディー映画「バッドボーイズ」シリーズ第4弾。2人の上司、亡くなったハワード警部に麻薬組織との関係や汚職疑惑が持ち上がる。無実の罪を着せられた故人のために、独自捜査を始めた2人ですが、トラブルを起こして警察からも敵組織からも追われる身に…。 「九十歳。何がめでたい」 佐藤愛子の人気随筆の映画化。撮影中に90歳を迎えた草笛光子の主演で、人生100年時代における「老後」を描く。監督は前田哲。草笛とは令和3年の「老後の資金がありません!」に続いての仕事となったが、にぎやかだった「老後の資金がありません!」と比べると、意図的なのか、けれん味が抑えられている。その分、主人公の「やれやれ」というため息が、随所から聞こえてきそうで、なんといっても山場の草笛の演説に気持ちを持っていかれる。 ■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.
「ブルー きみは大丈夫」「ディア・ファミリー」「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」「罪深き少年たち」
17-06-2024
「ブルー きみは大丈夫」「ディア・ファミリー」「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」「罪深き少年たち」
■サムネ画像は:映画「ブルー きみは大丈夫」ⓒ2024 Paramount Pictures. All Rights Reserved.■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。 ■「ブルー きみは大丈夫」 もこもこした紫色のキャラクターのデザインが比較的平凡で、期待していなかったのだが、感動に包まれて試写会場を出た。原題は「空想の友だち」を意味する「IF」。テンポ感と上質なユーモア。ティナ・ターナーやハチャトリアンの楽曲など音楽の使い方もうまい。家族向けだが、ビーの祖母のようにかつての子供たちにこそ勧めたい。 ■「ディア・ファミリー」 余命宣告をされた娘を救おうと無謀にも人工心臓の開発に取り組み、日本人の体格に合った初の国産バルーンカテーテルを生み出した町工場の社長の実話に基づいた人間ドラマ。主人公の大泉洋が適役。歌に司会に大忙しの人気者だが、主人公の決して諦めない姿勢は、どこか大泉自身に通じているように見える。家族愛と開発の奮戦物語が軸で、〝病気もの〟が苦手だという人にもお勧め。 ■「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」 1970年、米ボストン近郊の全寮制のバートン校が舞台。クリスマス休暇で大半が帰郷する中、生徒からも同僚からも嫌われている考古学の教師、ハナムは、家に帰れない生徒4人の〝子守役〟を押し付けられる。その一人、アンガスは複雑な家庭環境のせいか反抗的。寮の料理長、メアリーは一人息子をベトナムで亡くしたばかり。それぞれが抱える孤独を体現した3人の名演が光る。 ■「罪深き少年たち」 韓国のスーパーで強盗殺人事件が発生し、少年3人が逮捕される。だが、刑事のファン・ジュンチョルは「真犯人は別にいる」という情報を入手。強引な取り調べによる冤罪という確信を得た彼は、少年らの無実を証明しようとするが…。真犯人が自白したのに、警察の威信のために罪を着せられた少年たち。一度は敗北を受け入れた刑事と彼らが、長い後悔と苦悩の末、間違いを正そうと立ち上がる姿を熱量いっぱいに描き出した。 ■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.
「違国日記」「かくしごと」「あんのこと」「東京カウボーイ」
10-06-2024
「違国日記」「かくしごと」「あんのこと」「東京カウボーイ」
■サムネ画像は:映画「違国日記」Ⓒ2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。 ■一作品目、「違国日記(いこく・にっき)」 ヤマシタトモコの同名コミックを瀬田なつきの監督、脚本で映画化。人は分かり合えなくても寄り添うことはできる、と訴える。小説家、槙生(まきお・新垣結衣)の姉である実里(みのり・中村優子)と夫が事故死し、15歳の一人娘、朝(早瀬憩)が残される。槙生は抑圧的な姉とは絶縁状態だったが、朝を見かねて引き取ることに。しかし、人づきあいが苦手な槙生にとって、思春期の朝との共同生活は、想像以上に困難で…。 ■二作品目、「かくしごと」 絵本作家の千紗子(杏)は、長年絶縁状態にあった父親(奥田瑛二)が認知症を発症したため田舎の実家に戻り、介護を始める。娘のことも忘れてしまった父親との生活にうんざりしていたある日、交通事故で記憶を失ってしまった少年(中須翔真)を助けるが、少年の身体に虐待の痕を見つける。千紗子は少年を守るため、自分が母親だと信じ込ませ、一緒に暮らし始めるが…。 ■三作品目、「あんのこと」 苛烈な家庭環境で育った21歳の主人公が、周囲の手助けにより生きる目標を見つけるが、コロナ禍がすべてを奪う。実在の女性をモデルに、入江悠監督が脚本も手掛け、彼女が、なぜ死を選ばなくてはならなかったかを問いかける。主演は河合優実。主人公の内面を見つめ、寄り添うことに集中した演技が誠実で胸を打つ。 ■四作品目、「東京カウボーイ」 米映画だが、配信ドラマ「忍びの家 House of Ninjas」の脚本、監督を務めたデイブ・ボイルと、いまはロサンゼルス在住の俳優、藤谷文子による共同脚本。監督のマーク・マリオットは、「男はつらいよ」の海外撮影現場に参加経験があり、日米ハイブリッドのスタッフがそろった。主演は井浦新。■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.
「ライド・オン」「からかい上手の高木さん」「お終活 再春!人生ラプソディ」「おいしい給食 Road to イカメシ」「マッドマックス フュリオサ」
03-06-2024
「ライド・オン」「からかい上手の高木さん」「お終活 再春!人生ラプソディ」「おいしい給食 Road to イカメシ」「マッドマックス フュリオサ」
■サムネ画像は:映画「ライド・オン」©2023 BEIJING ALIBABA PICTURES CULTURE CO., LTD.,BEIJING HAIRUN PICTURES CO.,LTD.■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。 「ライド・オン」 笑って泣かせる家族の愛情物語。アクションスター、ジャッキー・チェンの初主演から50年の集大成の作品。いかにもありそうな設定だが、王道を行くのが逆に魅力。娘を演じるハオツンも、とても魅力的。度肝を抜くアクション場面もファンを魅了する。まるで引退作のようだが、チェン70歳、すでに新作に取り組んでいるというから驚きである。中国映画。   「からかい上手の高木さん」 「愛がなんだ」など恋愛映画の名手、今泉力哉監督が人気漫画を映画化。今泉監督は5月21日までTBS系で放送されたドラマ版の演出も手掛け、映画はその10年後が舞台。中学時代で完結する原作から想像を飛躍させ、時をへて永野芽郁演じる高木さんと再会を果たした高橋文哉演じる西片の10年越しの純な恋の行方を描く。   「お終活 再春!人生ラプソディ」 「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」の続編。金婚式を迎えた高畑淳子演じる大原千賀子と、橋爪功演じる真一夫妻だが、真一に認知症に似た症状が…。千賀子は若い頃に習っていたシャンソンに再び取り組み張り切るのだが…。共演には松下由樹、長塚京三、西村まさ彦、石橋蓮司ら芸達者が顔をそろえ、剛力彩芽も大原家の娘の役を好演。監督と脚本は、前作に続いて香月秀之。人生100年時代の生き方を楽しみながら学べるのは、いかにも時代にふさわしいシリーズといえそう。   「おいしい給食 Road to イカメシ」   市原隼人演じる、給食をこよなく愛する中学教師、甘利田幸男の飽くなき〝給食道〟を描いたコメディードラマ「おいしい給食」シリーズ。本作は函館を舞台に、時代も昭和から平成に変わり、給食〝命〟の教師と給食マニアの生徒との間で、いかにおいしく給食を味わうかを巡り、新たな対決が繰り広げられる。ドラマ版シーズン3の大原優乃、栄信、いとうまい子、小堺一機らレギュラー出演陣も勢ぞろい。   「マッドマックス フュリオサ」 近未来の警察官、マックスを主人公に1979年に始まったバイオレンスアクションシリーズの5作目。今回は、マックスは出てこず、30年ぶり続編だった2015年の前作「怒りのデスロード」から登場した女性戦士、フュリオサの過去を描く。殺傷を伴うアクションが続くため映倫は、小学生以下の鑑賞には保護者の指導が必要であると判断、ジョージ・ミラー監督が描く暴力は、人間のある種の本質が争いや戦争にあることへの痛烈な批判となっている。 ■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.
「関心領域」「帰ってきた あぶない刑事」「母とわたしの3日間」「三日月とネコ」
27-05-2024
「関心領域」「帰ってきた あぶない刑事」「母とわたしの3日間」「三日月とネコ」
■サムネ画像は:映画「三日月とネコ」©2024映画「三日月とネコ」製作委員会 ©ウオズミアミ/集英社■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。 ■「関心領域」 ナチスの暴虐ぶりを題材にした映画は数多くありますが、あえて「見せない」手法で、人が悪意なく地獄を作り出せることをまざまざと描き出しました。幸せなドイツの高官一家。直接の暴力表現はありませんが、遠くの銃声やくぐもったうめき声、草木越しに見える人影が提示されます。一家には、ユダヤ人の苦しみは関心の外なのです。 ■「帰ってきた あぶない刑事」 〝あぶ刑事〟、8年ぶりの8作目。主人公の刑事コンビ、タカ&ユージを演じる舘ひろしと柴田恭兵は古希を過ぎましたが、今回も館はバイクからショットガンをぶっ放し、柴田は横浜の街を全速力で駆け抜けます。軽妙洒脱な作品の世界観は揺るぎません。ヒロインの土屋太鳳も世界観にうまくはまって魅力的。 ■「母とわたしの3日間」 亡くなって3年となる日、キム・ヘスク演じるポクチャは天国から3日間の休暇を与えられ、地上に降りてきます。ですが、アメリカの名門大教授という自慢の娘が田舎の家で定食屋を営んでいる姿を見て失望…。韓国ではよく描かれる母娘間の愛憎という普遍的なテーマを、ファンタジーの要素を盛り込みながら描いています。 ■「三日月とネコ」 熊本地震の夜に出会った猫好きの男女3人の共同生活の行方を描きます。優しさに満ちた人間ドラマです。3人は、安達祐実演じる40代の独身の書店員、倉科カナ演じる30代の同性愛者の精神科医、渡邊圭祐演じる20代の全性愛者のアパレル店員。彼らは、三日月のように何かが欠けているのか? いや、これから満ちていくのが三日月なのです。 ■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.
「ミッシング」「ありふれた教室」「碁盤斬り」「湖の女たち」
20-05-2024
「ミッシング」「ありふれた教室」「碁盤斬り」「湖の女たち」
■サムネ画像は:映画「ミッシング」©2024「missing」Film Partners■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。 ■「ミッシング」 幼い娘が行方不明に。事故か事件か。真相は不明のまま時間が過ぎ、勝手な報道やSNSの悪意ある言葉に傷つき、ミッシング、心を失いかける母親を石原さとみが演じている。ボディーソープで洗髪して髪を傷めたり、ジャンクフードを食べ続けたりして、華々しさをかなぐり捨てた石原さとみ。わが子を見つけるために懸命の形相の母親役に誠実に、全身全霊で取り組んだことが伝わってくる。 ■「ありふれた教室」 ささいな出来事がきっかけで、社会の縮図である学校が急速に崩壊していく過程を描いた人間ドラマ。舞台は盗難が多発する中学校。レオニー・ベネシュ演じる教師のカーラは、同僚らの生徒の人権を無視した調査に疑問を持つ。真実とは? 目的は手段を正当化するのか? 重い問いかけを突き付ける作品。ドイツ映画。 ■「碁盤斬り」 白石和彌監督が、時代劇の傑作を生みだした。囲碁をめぐる落語「柳田格之進(やなぎだ・かくのしん)」に、あだ討ち話を追加した加藤正人の脚本もさえる。なんといってもすばらしいのは主演の草彅剛。寡黙で笑わず、清廉潔白。体面のために腹を切ろうとする武士の愚直さを巧みに表現した。 ■「湖の女たち」 芥川賞作家、吉田修一の同名小説を「MOTHER マザー」などの大森立嗣監督が映画にした問題作。琵琶湖近くの介護施設で起こった不審死を発端に、エロチックで、不快ですらある抑圧的な人間関係が絡み合う。主演は福士蒼汰と松本まりか。不道徳な関係を熱演し、きわめて象徴的だが、それゆえに本筋とは無関係な存在であり続けるのが、構造として面白い。 ■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.
「猿の惑星 キングダム」「鬼平犯科帳 血闘」「不死身ラヴァーズ」「恋するプリテンダー」
13-05-2024
「猿の惑星 キングダム」「鬼平犯科帳 血闘」「不死身ラヴァーズ」「恋するプリテンダー」
■サムネ画像は:映画「恋するプリテンダー」■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。■「猿の惑星 キングダム」前半は「猿の惑星」らしいSFムードがやや希薄な印象だが、冒険アクション作品としては十二分に魅力的で、2時間半近い長尺を飽きさせない。前作「猿の惑星 聖戦記」(2017年)から何世代も後の世界が今回の舞台。あるウイルスの流行により言語能力を獲得した猿が地上を支配し、人類の存在は、いよいよ危ういものとなっている‥■「鬼平犯科帳 血闘」池波正太郎生誕100年を記念して、ドラマ版に続いて劇場版が登場した「鬼平犯科帳」。原作の持つ深い人間洞察に映画ならではの迫力ある殺陣が加わり、見どころ満載だ。松本幸四郎が鬼平、幸四郎の長男、市川染五郎が無頼漢だった若き日の鬼平を演じ分けるのが効果的‥■「不死身ラヴァーズ」松居大悟監督は毎回、ユニークな設定を作品に持ち込む。今回は、高木ユーナの同名漫画を大胆に改変。大好きな男性と相思相愛になるたびに、相手が消滅を繰り返す、という奇妙なラブストーリーだ‥■「恋するプリテンダー」世界の興行収入が2億㌦を超えた大ヒットラブコメが、日本でも公開される。主演は新進のシドニー・スウィーニー。行き違いから別れたビー(スウィーニー)とベン(グレン・パウエル)が数年後、ビーの姉の結婚式で鉢合わせ。それぞれの事情から恋人同士のふりをする羽目に…■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.
「ミセス・クルナス VS ジョージ・W・ブッシュ」「青春18×2 君へと続く道」「人間の境界」「マイ・スイート・ハニー」
06-05-2024
「ミセス・クルナス VS ジョージ・W・ブッシュ」「青春18×2 君へと続く道」「人間の境界」「マイ・スイート・ハニー」
■サムネ画像は:映画「ミセス・クルナス VS ジョージ・W・ブッシュ」©2022 Pandora Film Produktion GmbH, Iskremas Filmproduktion GmbH, Cinéma Defacto, Norddeutscher Rundfunk, Arte France Cinéma■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。■「ミセス・クルナス VS ジョージ・W・ブッシュ」米軍に5年もの間、拘束されていた青年を取り戻すべく奔走した母の実話を、ユーモアを交えて描く異色の人間ドラマ。ベルリン国際映画祭で銀熊賞(主演俳優賞、脚本賞)をW受賞。2001年、独。トルコ系移民の母、ラビエ・クルナス(メルテム・カプタン)は、19歳の長男がタリバンとみなされ、キューバのグアンタナモ米軍基地に収監されたことを知る。彼女は弁護士のベルンハルトに息子の解放を依頼。2人はブッシュ米大統領を相手に裁判を始めるが…■「青春18×2 君へと続く道」台湾のカラオケ店でバイトをする高校生のジミー(シュー・グァンハン)は、日本から来たバックパッカーのアミ(清原果耶)に恋心を抱くように。しかしアミは突然帰国することになり、意気消沈するジミーにある約束をする。■「人間の境界」ベラルーシが意図的に送り込んだ大量の難民を、隣国ポーランドが強硬手段で排除し、人権問題となった事態に切り込んだ作品。ベネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。亡命希望のシリア人一家らが、ベラルーシからポーランドに入国。だが、ポーランドは彼らを手荒くベラルーシに移送する。両国は難民を、まるでボールのように押しつけ合っていた。■「マイ・スイート・ハニー」一癖ある45歳独身で製菓会社研究員のチャ・チホ(ユ・ヘジン)が、明るく何事にもポジティブな歳のシングルマザー、イ・イルヨン(キム・ヒソン)と出会い、初めて恋をするという大人の恋を描いたロマンチックコメディー。■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.
「ゴジラ×コング 新たなる帝国」「悪は存在しない」「システム・クラッシャー」「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命」
29-04-2024
「ゴジラ×コング 新たなる帝国」「悪は存在しない」「システム・クラッシャー」「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命」
■サムネ画像は:映画「悪は存在しない」© 2023 NEOPA / Fictive■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。■「ゴジラ×コング 新たなる帝国」痛快なアクションスペクタクルに仕上がっており、期待以上の出来栄えだった。「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(2019)や「ゴジラvsコング」(21年)は、秘密組織と米国政府が入り乱れた人間ドラマ部分がもどかしかったが、今回はヒロインの科学者と彼女が引き取った、キングコングと意思疎通できる少女との〝母子〟関係の行方にのみ焦点を置いて、シンプルだ‥■「悪は存在しない」「ドライブ・マイ・カー」で知られる濱口竜介監督の最新作。ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞した。巧(大美賀均)と娘の花(西川玲)が暮らす自然豊かな長野県水挽町に、開発計画が立ち上がる。環境への影響は大きく、住民らに動揺が広がる。濱口作品はいつも不思議だ。もともとスタッフだった大美賀らのせりふは棒読みに近い。それがなぜこれほど胸に突き刺さるのか‥■「システム・クラッシャー」9歳のベニー(ヘレナ・ツェンゲル)は幼少期の虐待が原因で、怒りを制御できない。母や施設に見放された彼女に、非暴力トレーナーのミヒャ(アルブレヒト・シュッフ)は、電気もない森の小屋で3週間を過ごすよう提案するが…■「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命」ローマ教会による「エドガルド・モルターラ誘拐事件」の史実を、マルコ・ベロッキオ監督が映画化。権威主義に翻弄される家族の悲劇が描かれる。19世紀のボローニャ。ユダヤ人一家の幼い息子、エドガルド(エネア・サラ)が枢機卿の命令で連れ去られた。赤ん坊の頃、キリスト教徒の使用人が無断で洗礼したことが理由だった。父(ファウスト・ルッソ・アレジ)は息子の奪還のため奔走するが、教皇ピウス9世は教義を盾に拒絶する‥■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.
「陰陽師0」「マリウポリの20日間」「辰巳」「リバウンド」
22-04-2024
「陰陽師0」「マリウポリの20日間」「辰巳」「リバウンド」
■サムネ画像は:「陰陽師0」©2024映画「陰陽師0」製作委員会■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。 ■「陰陽師0」平安時代の陰陽師、安倍晴明を主人公とした夢枕獏の小説シリーズを原作に、晴明の〝学生時代〟を描くオリジナルストーリーのアクション大作。佐藤嗣麻子監督が脚本も手がけた。晴明は山﨑賢人。「キングダム」シリーズを筆頭に「ゴールデンカムイ」や配信ドラマ「今際の国のアリス」など、ともかく大作の主役を片っぱしから演じているが、クールな晴明を既視感なく見せて見事だ‥■「マリウポリの20日間」2022年2月、ロシアに侵攻されたウクライナ東部の都市、マリウポリの人々の様子を、AP通信のウクライナ人記者、ミスティスラフ・チェルノフと取材チームが記録したドキュメンタリー作品。米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した。ロシア軍が迫る中、チェルノフらはマリウポリに入る。「戦争は爆発ではなく静寂から始まる」という言葉が、心にずしんと響く‥■「辰巳」「ケンとカズ」で注目された小路紘史監督の8年ぶりの新作アクション映画。裏社会で生きる辰巳(遠藤雄弥)は、組織内のトラブルで元恋人の京子(龜田七海)が殺された現場に居合わせる。辰巳は、一緒にいた京子の妹、葵(森田想)と逃げるが、葵は姉の復讐を誓い、辰巳に協力を求める‥■「リバウンド」指導経験のない新人コーチに寄せ集めの選手6人という廃部寸前の釜山中央高校のバスケットボール部が2012年、全国大会で予想外の快進撃を続け、韓国中を感動させた実話を映画化。高校生たちの挫折と栄光を描いた青春ドラマ。登場人物、高校名も実名の上、オールロケでリアルさにこだわった作品。ロングテイクで撮影された試合シーンは、まるで実際のスポーツ中継をみているようだ‥■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.
「異人たち」「プリシラ」「No.10」「ザ・タワー」
15-04-2024
「異人たち」「プリシラ」「No.10」「ザ・タワー」
■サムネ画像は:映画「プリシラ」©The Apartment S.r.l All Rights Reserved 2023■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。■「異人たち」原作は山本周五郎賞を受賞した山田太一の小説「異人たちとの夏」で、昭和63年に大林宣彦監督が映画化。本作は再映画化となるが、監督・脚本を手掛けたアンドリュー・ヘイが現代の英国に舞台を移し、大胆に脚色している。ロンドンのタワーマンション。ほとんどの部屋が事務所として使われているのか、夜になると人の気配が消える。ここに一人で暮らす40代のゲイの脚本家、アダム(アンドリュー・スコット)は、同じマンションに住む謎めいた青年、ハリー(ポール・メスカル)と出会う...■「プリシラ」エルビス・プレスリーの元妻、プリシラ・プレスリーの回想録を、「ロスト・イン・トランスレーション」などのソフィア・コッポラ監督が映画化した。エルビスは14歳のプリシラを邸宅に迎え学校に行かせるなどし、21歳になるのを待って結婚した。コッポラ監督は、異次元の環境に飛び込んだ10代の少女の孤独や疎外感、自立を繊細に描く...■「No.10」アレックス・ファン・ヴァーメルダム監督による、極めてクセの強い意欲作。久々に度肝を抜かれた。主人公は、舞台公演に向けて稽古中の俳優、ギュンター(トム・デュイスペレール)。彼は共演女優と不倫関係に。それを知った女優の夫である演出家は、ギュンターに脚本の改変など陰湿な復讐を図るが…■「ザ・タワー」闇に閉ざされた空間を舞台に、ギョーム・ニクルー監督が人間の本質を冷徹に描いたSFパニック作品。仏のとあるマンションが突然、漆黒の闇に包まれる。闇に触れると、その部分が刃物で切り落とされたように消失。外部との連絡も取れず、食料もとぼしい中、住民たちの生き残りをかけた抗争が始まる...■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。■番組のフォロー、評価をお願いします!■産経Podcast おすすめの番組①『戦後史開封:ゴジラ編』1954年に劇場公開された初代「ゴジラ」。映画のアイデアは、日本を騒然とさせたビキニ環礁の水爆実験から生まれた‥。ゴジラ誕生の舞台裏をラジオドラマ風にお届けするドキュメンタリー番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)②『ラーメン官僚と山口えりこの〝ずるっとラーメントーク〟』これまでに実食したラーメンは18,000杯以上の、現職の国家公務員で〝ラーメン官僚〟こと「かずあっきぃ」さんと、飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんの実用的なラーメン談義をお届けする番組。・Spotifyで聴く(リンク)・ApplePodcastで聴く(リンク)・Amazon Musicで聴く(リンク)■番組SNSでは最新情報をお届け・X(旧Twitter) ■産経Podcast 公式ウェブサイト・https://sankeipodcast.com/■産経Podcastとは。新聞紙面では伝えきれない情報を、産経新聞社の記者陣が厳選。ニュース解説、ドキュメンタリー、歴史、エンタメ、インタビューなどオリジナル音声コンテンツをお楽しみください。 ■アンケートフォームはこちら(リンク)See omnystudio.com/listener for privacy information.