光る君へ日記 第41回 「揺らぎ」

つぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜

28-10-2024 • 46分

2024年の大河の主人公が紫式部(と道長)と知った時から、必ずやこのシーンは登場するであろうと思っていたシーンがいくつもいくつもいくつもいくつもありました。今回、その一つが映像化したわけです。

「2人の関係を単純な敵同士として面白おかしく描いてほしくない」というのはおぎたま双方の願いでありました。「切磋琢磨する良きライバルだからこそ敢えて悪口を書いたんだと思いたい」とたまが願ったこともありました。

今回のウイカ少納言様のご様子はその全てを凌駕する、鬼気迫るものでありました。あの場にいた皆々様方のお心を拝察するだに『胃モゲ』の心地がいたします。画面の向こうにいた私でさえ、ごくりと息をのんでしまったのですから。

さあ、今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。

<今回配信の注意>

※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。

※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。


<おぎ注>

●『孫子の兵法』:紀元前5世紀ごろの中国春秋時代中国春秋時代の兵法書。そもそも戦を行わずして勝つことを最重視するもの。現代のビジネスにも応用が利くものとして愛読している人も多いとか。

●川村裕子先生:国文学者。武蔵野大学日本文学研究所客員研究員。X(旧Twitter:@kagekageko)で『光る君へ』の和歌などをわかりやすく発信してくださっていて、大変頼もしいお方。

●椿餅:源氏物語『若菜』で登場する。蹴鞠をしている若者たちに源氏が差し入れたもののひとつ。スポーツをしてお腹を空かせた若い男子たちが差し入れに群がる様子とそれを眺める壮年の源氏の対比が面白い。(このシーンの直前に柏木が女三宮を垣間見した。)


※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!


<参考>

・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれますhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pElNRR1k6e/

【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて!佐多芳彦さん~一条天皇を偲んで、中宮彰子、まひろらの装束https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pXA7EEEKPM/

【用語集】第41回より「関白/琵琶殿」

https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/ppMaBBq7ap/


※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。

※内容は諸説あります。

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