kagayaさんをゲストに迎え、シャコパンチの話題を中心に色々話しました。
Shownotes
- Katsushi Kagaya
- 140. Recurrency (Researchat.fm) … “kagayaさんをゲストに迎え、アメリカザリガニの自発性行動開始の脳研究における単一ニューロンの膜電位活動の記録とその形態染色技術の話、超高速パンチをするシャコの研究、リカレントニューラルネットワークの機械学習フレームワークであるリザバーコンピューティングについてお話をうかがいました。 (w/ mazさん)”
- kagayaさんの(Self-organized criticality 自己組織化臨界)SOC論文 準備電位は自己組織化臨界状態で生じる神経雪崩と呼ばれるスケールのない、冪則に従う神経活動であるという主張の論文 https://doi.org/10.48550/arXiv.2209.09075
- リザバー … リザバー・コンピューティング(recurrent neural networkの機械学習法のひとつ)
- Researchatfm sticker
- リザバーハンドブック … Hands-on reservoir computing: a tutorial for practical implementation
- リザバーのコード … Simple Echo State Network implementations で、Echo State Network のミニマルな実装が、R、Julia、Python、MATLABのそれぞれの実装が公開されています。
- Herbert Jaeger
- かがやさんの文章 … 超高速運動から個性そして多様性
- ゆるふわ生物学のシャコパンチ回
- シャコパンチ … 主にパンチして貝殻を割って食べるタイプのスマッシャーシャコの打撃運動のことをシャコパンチと言っているが、突き刺すのが得意なスピアラーシャコもパンチをする。スピアラーシャコに破られた水槽
- Sheila Patek
- The shrimp with a kick! … Sheila Patek先生のTED
- テラフォーマーズ
- 海の牙 … 勝手に拝借失礼いたします。星野之宣先生の作品のようです。
- えびボクサー … “邦題は『えびボクサー』で公式ポスターにもエビが描かれているが、実際に登場するのはシャコである。”
- Mantis shrimp … シャコの英語での一般の呼び方。
- Roy Caldwell … シャコ界のゴッドファーザー
- 133. The longest self-introduction … “mazさんをゲストに迎え、自身の研究の変遷を軸に、バイオメカニクスのおもしろさを話していただきました。”
- ハイスピードカメラ
- Malcolm Burrows
- スピアラー・スマッシャー … 機能的に主にこのふたつに大別される。中間タイプもいる。
- 水槽を割るスピアラー
- 自分の指が刺さっている論文 … The mechanics and neural control of the prey capture strike in the mantid shrimps Squilla and Hemisquilla 刺されたところ
- 顎脚
- Patekさんの最初の論文 … Deadly strike mechanism of a mantis shrimp
- スピアラーを測った論文 … Strike mechanics of an ambush predator: the spearing mantis shrimp
- 空気中でパンチが遅くなる … Medium compensation in a spring-actuated system
- キャビテーション
- シャコパンチが光る動画
- テッポウエビ
- ヨコエビ
- テッポウエビの2000年の論文 … How Snapping Shrimp Snap: Through Cavitating Bubbles
- テッポウエビの動画
- Kaji-sanの論文 … Parallel Saltational Evolution of Ultrafast Movements in Snapping Shrimp Claws
- 「回転中心乗り越えて」 … 意味不明だったと思います。「作用点がもと回転中心だったところを乗り越えて」に訂正します。
- シャコパンチの4棒リンク機構モデル
- 「スピード優先」 … スマッシャーは速いのですが、このリンク機構だけの説明では「フォース優先」としないと間違い。変位が小さくなるとスピード小さくなっちゃうので。
- 筋肉の並列構造 カニの筋肉の羽状配置
- Animal Physiology: Adaptation and Environment (休憩)
- ザリガニをサクリファイスしていた話 … Researchat.fm ep140でお聴きになれます。
- (Probability of success)(Value)/Time = PV/T
- Kagaya and Patek, J Exp Biol (2016) … “Feed-forward motor control of ultrafast, ballistic movements”
- ダーウィンが来た!
- EMG … electromyography 筋電図
- 混合分布モデル 確率分布を混合した分布 … 「モデルの中では」と言っていますが、データでモデルを学習する段階では5個体分かれているけど、予測のときには(全体の線をひくときには)分かれてないということを言うべきでした。lme4
- Stan … “Stan is a state-of-the-art platform for statistical modeling and high-performance statistical computation. Thousands of users rely on Stan for statistical modeling, data analysis, and prediction in the social, biological, and physical sciences, engineering, and business.”
- シャコのブラッシング、グルーミング
- シャコの眼 … 偏光が見える・感じられる
- シャコの「驚異の色覚」は幻想だった?
- Kagaya and Takahata, Science (2011) … “Sequential synaptic excitation and inhibition shape readiness discharge for voluntary behavior”
- SKK
- ritualized behavior … Contests with deadly weapons: Telson sparring in mantis shrimp (Stomatopoda)
- meral spread … 上の論文の図版
- Kagaya and Takahata, Science (2011) … “Sequential synaptic excitation and inhibition shape readiness discharge for voluntary behavior”
- 白眉プロジェクト
- 神経系はなぜ東なのか
- 下澤楯夫
- 並列構造 … e.g., 神経の束、イオンチャネルなど
- コオロギのセンサー コオロギやゴキブリの仲間にある尾葉という気流感覚器
- ハマホト … 浜松ホトニクス
- ザリガニのジャイアントニューロンと逃避行動 2本の腹髄の横断面をみると二対の巨大軸索が見える。外側と内側にそれぞれ lateral giant と medial giant と言われるニューロンがある。それぞれ後方と前方からの脅威(水流刺激)に一発のスパイク応答を示して脅威から遠ざかる逃避遊泳を「司令」するため、コマンドニューロンとも言われた。コマンドという、ニューロン活動と行動が一対一に対応するという概念は感覚における「おばあさん細胞」のいわば運動版である。
- 「神経系は東」タグ
- mazpod.fm … mazさんのポッドキャスト
- mazpod.fm
Editorial Notes
- こちらこそ楽しく自分のお話させていただいてありがたいです。シャコやカニを食べる時、その筋肉繊維の向きを見て思い出していただければ幸いです。(kagaya)
- メチャクチャ楽しく聴けました。シャコ、今度日本に帰ったら食べます(違(tadasu)