★音楽遍歴 最高！PLAYLIST by 原田郁子:
クラムボンの原田郁子を迎えて、バンド・クラムボンのメンバーに出会うまでの彼女の幼少期から青春時代までの音楽遍歴に迫ります。
郁子さんは、福岡県福岡市出身。 バンド・クラムボンの歌と鍵盤を担当しています。4歳からピアノを弾き、10歳〜13歳までクラリネットを吹いていました。ブラスバンド部に所属していたよう。親の転勤の度に、習い事やクラブを変えていたことで、色々学んでいた経緯もあります。小学校1年の夏から、6年の夏まで千葉での思い出が一番印象深かったこと、本人を形成していることも明かしてくれます。千葉の社宅は、全員九州出身の人が、千葉に集結した感じだったので、すぐ馴染めたようです。小学生時代を楽しく過ごしたことで、福岡に戻り、そのギャップが埋められずにいたことも。もう一人の自分を作り、「無」を極め、悶々とした日々を送っていたとのこと。その後、中学・高校も悶々とした日々が続いたようです。その中でも、16歳にセロニアス･モンクに触れ、再びピアノを弾くことに。高校に入学し、軽音楽部に入ろうとしたものの、機能しておらずドラムの悲惨な姿に、自分でこの部を立て直する気力まではなかったとも明かします。なんと同学年に、ナンバーガールの田渕 ひさ子さんもいたようでしたが、判明したのは後のことで、その当時は知らなかったようです。高校時代に衝撃的な出会いとして、夜遊びをしてクラブへ自転車で（１時間かけて）夜な夜な通っていたようです。その場を通じて、音楽・レコード屋などに没頭し始めるように。親には内緒で（寝静まっていた頃に）、自転車で１時間かけて通うほど、それまで悶々としていた日々に光がさして、レコードを買ったり、今まで聞いてきたクラシック・ポップスとはまた違う感覚を受けるようになり、セロニアス･モンクの音の鳴りが面白い発見で、音楽の自由さ・楽しさに気づくことに。高校時代のヒーローは、セロニアス･モンクともう一人、ドクター・ジョン。彼の本名のアルバム「Mac Rebennack」も好きでよく聴いており、音楽室でピアノを弾いていたら・・・自分は音楽の道に、地元の音楽誌に掲載されている、ジャズ喫茶やライブハウスなどのスケジュールやセッションプレーヤーを知り、ここに修行をするのかと高校時代に過るが、今までやる気メーターが溜まりすぎていて、ここではないのでは？と思うように。その頃に小学校時代を思い出し、強い意志・やる気のある人のもとで遊ぶことの楽しさが込み上げ、音楽を習う音楽専門学校に進学することを決める。そこで、クラムボンのメンバー、ミトさん（B）、伊藤大助さん（Dr）に出会います。専門学校時代のエピソードも話してくれます。ダニー・ハサウェイの「You've got a friends」を学校時代にセッションしたことも。学校のメンバーには、ハナレグミの永積タカシさんが上の学年にいて、SUPER BUTTER DOGのTOMOHIKOさんが同じ学年、ギター・竹内朋康さんが二つ上の学年に在籍していたようです。SUPER BUTTER DOGとクラムボンもバンド結成までを見てきたので、関係性や思い入れが他のバンドと違い特別な感じもあるよう。1999年にシングル「はなればなれ」でメジャーデビューへ。
郁子さんと西寺の思い出として、2015年にクラムボンが結成20周年を記念したトリビュートアルバム『Why not Clammbon!?』にNONA REEVESが「SUPER☆STAR」をカヴァーしました。そして、2017年にNONA REEVESの20周年記念アルバム『MISSION』に収録されている。郁子さんをゲストボーカルに迎えた楽曲「記憶の破片」の楽曲制作のエピソードも。西寺と錦織一清との出会いのきっかけは郁子さんだったことも・・？！
バンドとソロの制作の違いや、ソロ活動まで伺います。NegiccoのKaedeさんのシングル『サイクルズ』に収録されている「((( escape )))」の作詞を担当しています。寺尾紗穂さんとの楽曲「傘の向こう」を配信中です。
郁子さんの幼少期〜クラムボン結成までの音楽遍歴についてじっくりと伺っていきました。また続編として（？）、クラムボンデビュー以降のお話を聞けることを期待しましょう。次回もお楽しみに！
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