2024年12月4日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
2024年度の九州地方発明表彰で、
総合石材メーカーの沖縄関ケ原石材が開発した
「石材墓設置基礎や墓庭の石材による基礎工法」が
地域協会会長賞にあたる県発明協会長賞を
受賞しました。
従来はコンクリートで造られることが多いお墓の
基礎部分や墓庭を石材にする工法で、
去年、特許を取得しました。
コンクリートの場合、時間経過と共に
セメントに混在する石灰の成分が浮き上がり
表面が白くなる「白華」現象があり、
顧客からの相談を受け石材を使った工法を
確立しました。
鉄筋コンクリートの基礎よりも
長持ちする利点もあります。
これまで沖縄関ケ原石材が取得した特許は
合わせて6件で、
緑間禎社長は
「モットーとする『3割ベンチャー』に
弾みがつく受賞になった。
特許は差別化、差異化にもなり、
多くの県内企業にこうした方法があることを
知ってほしい」と話しました。