TanaRadio

田中浩朗(たな)

私立工科系大学教員(科学史)の日々の出来事や雑感。日記,メモ,ブログなど 関連: TanaRadio Magazine ( https://listen.style/p/tanaradiom/ ) TanaRadio 2 ( https://listen.style/p/tanaradio2/ ) read less
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193 ブログ | Audio Overviewの例
昨日
193 ブログ | Audio Overviewの例
Google NotebookLMのAudio Overview機能を使って,私の8つの配信をポッドキャスト対談番組の形式で要約しました。入力したのは,次のLISTENマガジンに掲載した5から12までの8つのエピソードの文字起こしデータ(テキストファイル)です。6 | 特集・声で考える (TanaRadio Magazin)以下,ChatGPTによる翻訳:A: 今日は、Deep Diveにようこそ。今日はとても興味深いテーマを取り上げます。B: リスナーの皆さんからたな教授のポッドキャストをいくつか送っていただきました。今日は日本の教育に起きている大きな変化について深掘りします。A: そうですね、面白い内容がたくさんあります。何がこの変化を引き起こしているのか、実際にどのように現れているのか、そして学びの未来にどう関わるのかを見ていきます。B: たな教授は、教育の哲学におけるより広い変化が反映されていると強く感じているようですね。従来の厳格な構造から、個人に合わせた柔軟なアプローチに移行しつつあるということです。A: なるほど。その視点を追っていくと、さらに面白くなりそうですね。B: そうですね。それでは、早速始めましょう。A: たな教授があるポッドキャストで「不登校」という言葉を「自由学習」に変えるべきだと提案していましたよね。B: ええ、それだけでなく、従来の学校に通っている人たちを「不自由学習者」と呼んでいるんです。A: まったく新しい視点ですね。B: そうなんです。彼が会話を再構成している様子が、とても力強く感じられます。A: 本当にそうですね。「誰が本当に学んでいるのか」という問いを投げかけているようです。B: その通りです。彼は、日本で増加している不登校の生徒数についても言及していて、それを問題として捉えるのではなく、「人々の教育に対する姿勢が変わってきている兆しかもしれない」と見ています。A: なるほど。「自由学習者」はむしろ新しい時代に適応していると考えることもできますね。B: まさにそうです。従来のやり方が通用しない世界に向けて、彼らは先駆者かもしれません。A: それで実際、「自由学習者」になるにはどうすればいいのか、という問いが出てきますよね。B: たな教授は、自身の大学生としての経験を例に挙げています。A: 彼自身が大学のシステム内で「自由学習者」だったんですね。B: そうです。彼は講義だけに頼らず、自分で学習資源を探し、試験のための暗記ではなく、内容を深く理解することを重視していたそうです。A: まさに自発的な学習ですね。B: その通りです。教授は講義の限界を認識し、自分自身の学習を主体的に進めていました。A: でも、彼が伝統的な教育を完全に否定しているわけではないですよね?B: ええ、彼は受験勉強の経験が、独立した学習者としての力を育てることにもつながったと話しています。A: なるほど。つまり、システムが彼を助けなかったときでさえ、学ぶ方法を身につけていたんですね。B: その通りです。そして、それがシステムそのものへの批判につながっています。伝統的な教育は、しばしば暗記やテストのための勉強に偏りすぎて、本当の理解や内容への共感を促すのが難しいと指摘しています。A: 「ただ覚えるだけで、本当に学んでいることになるのか?」という疑問が浮かびますね。B: そうです。彼は、大学生が基本的な数学の概念すら理解できていないという例を挙げています。A: 驚きですね。カリキュラムをこなすことばかりに焦点を当てて、実際のスキルが身についていないこともあるわけですね。B: その通りです。そのため、学ぶ目的が単なる成績取得になってしまい、実際に知識を深めることが疎かになっていると感じています。A: それで、たな教授が注目している新しい取り組みにはどんなものがあるんでしょうか?B: 特に注目しているのが「ZEN大学」で、来年の4月に開校予定です。A: もうすぐですね。それはどんな大学なんでしょう?B: 興味深いのは、ニコニコ動画を運営する技術企業「ドワンゴ」と、日本財団という大きなフィランソロピー団体のコラボレーションによって設立されることです。A: そういうパートナーシップは意外ですね。B: そうですよね。教育の枠組みが大きく変わりつつあることを示しています。オンラインエンターテイメントの大手と、社会貢献で知られる団体が手を組んで、主にオンラインで実践的な教育を提供する大学を創るんです。従来の「学校建物」に依存しないモデルへの挑戦です。A: それはまさにたな教授が提唱している「教室の外で学ぶ」というビジョンに合っていますね。B: ええ、彼はテクノロジーを使って学びをもっと魅力的で効果的にすることに熱心です。オンライン学習が教育をよりアクセスしやすく、柔軟にできると期待しています。A: それに関連して「ミネルバ大学」の話も出ていましたね。学生が世界中の都市で学ぶというグローバルキャンパスのモデル。B: まさにそうです。従来の留学プログラムを超えた体験で、オンライン学習で時間やリソースを解放し、学生が実際に世界と関わることができるようにしています。A: それは本当に革新的ですね。B: そうなんです。そしてたな教授が指摘するのは、大規模な教育機関ではなく、こうした小規模で柔軟な組織が真のイノベーションを生み出しているという点です。A: 確かに、大きな組織は変化に時間がかかりますからね。B: その通りです。大きな組織はしばしば官僚的で、なかなか変わることができない。でも、教授は不満を言うだけではなく、具体的な例としてZEN大学やミネルバ大学のような、彼のアイデアを実現しつつある事例を挙げています。A: 学習の構造自体を変える方法が存在することを示しているわけですね。B: まさにそうです。現代の学生のニーズや、絶えず変化する世界の要求に合わせた、もっと共感的で柔軟な学びの形を提供することが重要だと考えています。A: そして、たな教授が特に期待している「テレポート学校」の話もありましたね。B: はい。これは平野友康さんが主導しているプロジェクトで、生成AIを活用して、コミュニティ主導の学習環境を構築することを目指しています。A: 以前の「ウェブコンポーザー学校」もそうですが、彼のテクノロジーを活かした教育再考にかける情熱が伝わってきますね。B: その通りです。「テレポート学校」はまだ正式にローンチされていませんが、たな教授はポッドキャストやオンラインディスカッションを通して、その開発を追い続けています。そして、このプロジェクトが、地理的な制約を超えたパーソナライズドで自己主導型の学習体験を作り出す可能性を秘めていると感じています。A: 世界中の学生がつながり、一緒に学べるというのは本当にワクワクしますね。B: ええ、まさに「国境を越えた教育」という感じですね。そしてすべてがAIによってサポートされ、各人に合わせた学習体験が提供されるのは、まるで全教科に専任の家庭教師がいるようなものです。A: すごいですね。たな教授も、このテクノロジーが教育を民主化し、よりアクセスしやすく、魅力的なものにする可能性に強い期待を抱いているんですね。B: そうなんです。彼が素晴らしいのは、単に「新しい技術が面白い」というだけでなく、その技術をどうやって大きな課題に取り組むために使えるかを常に考えている点です。A: 確かに。彼はいつも「これらのツールをどうやって学びの未来を良くするために使うか?」と問いかけていますね。B: そうです。そしてその問いかけは、単なる技術革新だけではなく、マインドセットの変化にもかかっています。つまり、これまでのやり方に疑問を持ち、新しい方法に対してオープンであることが必要だと考えています。A: 大きな大学などの機関が革新の主な推進者ではなく、ZEN大学やテレポート学校のような小規模で柔軟な組織が新しい可能性を探っている、というのも面白い視点ですね。B: ええ、彼は「革新は小規模な、機動力のある組織から生まれる」と言っています。ドワンゴの例がまさにそれです。教育分野の経験がなかった企業が、オンライン学習の可能性を見出し、既存のシステムを打破しようとしたのです。A: それは技術だけでなく、新しいアイデアを受け入れる姿勢が大事なんですね。B: その通りです。そして、たな教授は「大学だけが知識の管理者であるべきではないかもしれない」とさえ提案しています。A: その発言は深いですね。学びが常にどこでも、あらゆるチャネルを通じて行われる未来を見据えているのでしょうか?B: まさにそうです。そしてその例として挙げられるのが、この「LISTEN」プラットフォームです。たな教授は「LISTEN」を「テレポート学校」と比較して、多くの共通点があると指摘しています。A: 例えば、専門家が知識を共有し、リスナーがその知識に積極的に関わり、さらに会話とつながりを可能にするプラットフォームですね。B: そうです。そして、教授が特に注目しているのが「トランスクリプト機能」です。この機能は、誰でもアクセス可能な貴重な知識のアーカイブを生み出しており、まるで指先で利用できる講義の図書館のようだと言っています。A: テレポート学校はAIやさまざまな学習ツールでさらに野心的な取り組みをしている一方で、「LISTEN」も未来の学びの一部を担うと考えているわけですね。B: そうです。教授は、これらのプラットフォームが競い合うのではなく、それぞれのアプローチが共存し、学びの新しい生態系を形作っていくことを期待しています。A: これは、「システムの外で学ぼうとする自由学習者」のための場所ということですかね。B: そうですね。システムに反発するのではなく、より個別化された学びを求めている人たちです。そして、教授は増加している不登校の生徒が、従来のシステムが彼らのニーズを満たしていないことの兆しかもしれないと指摘しています。A: 興味深いですね。もしかしたら不登校の生徒たちは、新しい学びの形を示している先駆者なのかもしれません。B: その通りです。彼らが今の時代により合った、より関連性のある学び方を示しているのかもしれません。教授は、すべての答えを持っているわけではありませんが、重要な問いを投げかけています。A: こうした新しい教育の動向は、自分の学びにどう関わってくるんでしょうか?B: 良い質問ですね。次のセグメントでは、これらの考えが個々人の経験にどう結びつくのかを掘り下げていきます。A: これらの動向が正式な教育だけでなく、私たちが一生を通じて学び成長する方法にどのような影響を与えるのか、具体的に見ていきたいですね。B: そうですね。たな教授は、日本の教育が今、分岐点にあると考えているようです。伝統に深く根付いた制度が、新しい学び方に対する考え方と衝突している現状を指摘しています。A: 柔軟性や自己主導、そして実生活に関連した学びを重視する新しいアプローチですね。B: その通りです。そして教授は、システムの欠点を率直に批判しています。A: 特に、不登校の生徒数が増えている現象を、システムが抜本的な変化を必要としている兆しとして捉えていますね。B: ええ、教授は場合によっては、教育の完全な見直しが必要かもしれないと考えています。しかし、ただ問題点に目を向けるだけでなく、具体的な解決策も提示しているところが素晴らしいです。A: そうですね。伝統的な教育機関の外で、彼が言うように「本当の革命」が進行していると。B: まさにその通りです。教授は、従来の学校が時代遅れになる可能性すらほのめかしています。A: ただ学校を完全に廃止するということではなく、「学校とは何か」を見直すべきだと。B: その通りです。もし「学校」が特定の建物で決められた時間に通うものではなく、もっと流動的で、個人に合わせたものだったとしたらどうでしょう?A: そう考えると、「ZEN大学」や「テレポート学校」はまさにその理想を体現しているといえますね。B: そうなんです。彼らは古い考え方にとらわれずに、より迅速に変化に対応し、実験し、イノベーションを推進しています。そして、人々が自分の学びをコントロールしたいという、自己主導型学習への需要に応えています。A: LISTENのようなプラットフォームも、そのような学びのコミュニティのハブになれるわけですね。B: ええ。教授は教育の概念そのものの境界を押し広げようとしています。その姿勢が素晴らしいですね。A: ただの批判にとどまらず、実際に役立つ提案や解決策を示してくれるところがいいですね。B: そうですね。彼は、学習者に焦点を当てた、より良い教育、より魅力的で、今の世界に関連する教育が可能だということを示してくれます。A: 本当に、未来の学びがどのようなものになるのか想像が膨らみます。B: そうですね。10年後、20年後、50年後、伝統的な学校はどうなっているのか。教育のシステム全体が変わっているのか、それとも適応しているのか。A: そして、技術の役割も気になりますね。さらに変革を引き起こすのか、それともバランスを見つけるのか。B: 教師の役割も重要な問いです。AIが教師に取って代わるのか、それとも何かしらの形でパートナーシップが生まれるのか。A: 未来のことは確実にはわからないけれど、変化が急速に進んでいることだけは確かですね。B: ええ。だからこそ、たな教授のポッドキャストを聴きながら、自分自身の学びとの関わり方を考えてみてください。自己主導型学習にはすでにどのように取り組んでいるのか、オンラインプラットフォームが自分の学習にどんな役割を果たしているのか、そして自分や他の人のためにどのように学びの未来を形作れるかを考えてみてください。A: すごく刺激的な時代に私たちは生きていますね。B: そうですね。未来の学びは私たちの手の中にあります。A: では、今回のディープダイブはここまでにしましょう。たな教授のアイデアに触れて、皆さんにとっても新たな視点が広がるきっかけになったことを願っています。B: 次回も学び続け、問いかけを忘れずに。#NotebookLM #AudioOverview #生成AI Open in LISTEN
186 日記 | 今井むつみ著『学力喪失』を借りました
1週間前
186 日記 | 今井むつみ著『学力喪失』を借りました
2024年11月6日、水曜日の声日記です。今日は大学に行って授業を行いました。その前に図書館に寄り、予約していた本を受け取りました。受け取ったのは、慶応義塾大学の今井むつみ教授が書かれた『学力喪失——認知科学による回復への道筋』(岩波新書)という本で、今年出版されたものです。なぜこの本を読もうと思ったのかと言いますと、先週、NHKラジオの早朝番組「明日へのことば」で今井教授が赤ちゃんの言葉の習得について話しているのを偶然耳にしたからです。その日は早く目が覚めて、寝床でラジオを聴いていたところ、たまたまこの放送が流れていたのです。赤ちゃんは、親が特に教えようとしなくても、遊びの中で自然に言葉を覚えていくものです。赤ちゃんが持つこの驚くべき学習能力について今井教授が研究されていると知り、興味を持ちました。ちなみに、この方は昨年『言語の本質』という新書も出されており、今回のラジオもその関連のインタビューだったようです。その今井教授が、今年『学力喪失』というタイトルの本を出されたのですが、このタイトルについては少し引っかかるところがあります。少し誤解を招く可能性があるので、もう少しわかりやすいタイトルでもよかったのではと思います。この本のテーマは、「なぜ子どもたち、あるいは大人も含めて、学ぶ力を失ってしまうのか」という問題です。赤ちゃんは生まれながらに学ぶ力を持っていますが、学校に通うようになると次第にその力を失っていくというのが「学力喪失」の現象です。つまり、学校は学力を高める場ではなく、逆に学力を奪ってしまう場になっているのではないか、という問題提起なのです。「学力喪失」というと、『算数ができない大学生』などのように、学力の低下をセンセーショナルに取り上げる類の本を連想してしまうかもしれません。しかし、この本はそういったものではなく、算数や読解力といった基礎学力がなぜ十分に身につかないのかを認知科学の観点から分析したものです。また、学ぶ力を失わないためにどのような教育が理想なのかについても述べられています。私にとって非常に共感できる点は、学びが本来「遊び」であるべきだということです。遊びとは、失敗を恐れずにいろいろなことに挑戦し、それ自体を楽しむ行為です。必ずしも「遊び」そのものに限らず、一般に学びとされることも、楽しんで行えるものであれば「遊び」として成立するのです。つまり、ただ苦しくても頑張って取り組むのではなく、面白くてやらずにはいられない、そんな学びこそが理想です。そういった学びであれば、学ぶ力は失われないでしょう。この本は心理学や認知科学に基づいて書かれているため、具体的な教育方法については触れられていません。ですから、その点については他の専門家が考えるべき課題ですが、学びのあるべき姿については十分明らかにされています。私は今日この本を借りたばかりで、各章のまとめをざっと読んだだけですが、それでも多くの人にぜひ読んでほしい一冊だと思い、ここで紹介したいと思いました。今日は曇りで少し寒い秋の一日でした。また、アメリカでは昨日から大統領選挙の投票が始まり、先ほどのニュースでトランプ氏の当選確実との報道がありました。今後、アメリカや世界がどう変わるのか注視していきたいと思います。最後に、私が昨年の11月7日にポッドキャストを始めてから明日で1年になります。少し慣れてきたものの、まだまだスムーズに話せないので、これからも精進していきたいです。(AIによる要約)今井むつみ『学力喪失——認知科学による回復への道筋』岩波新書,2024.9#声日記 #学ぶ力 Open in LISTEN
185 Teleportから考える配信プラットフォームの未来 | 声で考える(0-12)
1週間前
185 Teleportから考える配信プラットフォームの未来 | 声で考える(0-12)
最近、平野友康さんが開発プロデュースしている新しい生成AIプラットフォーム「Teleport」をテーマにしたポッドキャスト「Teleport Radio」をよく聞いています。このポッドキャストを通じて、生成AIを活用したコミュニケーションプラットフォームの可能性を強く感じています。現在、私はポッドキャスト配信サービス「LISTEN」を使っていますが、こちらもポッドキャストに文字起こしを追加し、自動でサマリーや見出しを生成する機能を提供し、先進的なプラットフォームだと思っていました。以前からLISTENにはさらに発展の余地があると感じていましたが、「Teleport」の話を聞くことでその可能性をより強く意識するようになりました。Teleportの具体的な内容はまだ詳しく明かされていませんが、すでにポッドキャストの収録や配信機能が組み込まれるとのことです。それに加え、生成AIをさまざまな形で活用できるように設計されており、単なるポッドキャスト配信に留まらない、学びのコミュニティを形成するプラットフォームへと発展し得ると考えています。私は以前から、「LISTEN」はある種のオンライン大学のようなものになれると考えていました。情報提供が行われ、それを通じて学べる場としてだけでなく、情報提供者と学ぶ人、さらに学ぶ人同士がコミュニケーションをとれる仕組みがあり、オンライン上の大学のようなコミュニティが形成できると考えています。実際に私も大学での講義の一部をLISTENで配信していますが、現時点では視聴者が少なく、まだ大きな影響はありません。おそらくTeleportは数ヶ月以内にサービスを開始するでしょう。音声だけでなくビデオを用いた情報提供やコミュニケーションが、多様な形で可能になると考えられます。今後、TeleportがLISTENにどのような影響を与えるかは分かりませんが、LISTENも当初からそのような可能性を持っていたはずです。ポッドキャスト配信サービスとして特化する道を進むのか、あるいはTeleportのように機能を拡大し多用途のプラットフォームになるのか、今後の展開に注目しています。私は一ユーザーとして、どちらも発展し、多くの人が便利に使えるプラットフォームになってほしいと願っています。 (AIによる要約)#声で考える #Teleport #学びのコミュニティ Open in LISTEN
184 大学の変革は大学の外から来る | 声で考える(0-11)
05-11-2024
184 大学の変革は大学の外から来る | 声で考える(0-11)
「大学の変革は大学の外から来る」というテーマについてお話しします。私はこれまで、ドワンゴと日本財団が共同で来年4月に開学予定の「ZEN大学」に注目してきました。ドワンゴは、ニコニコ動画やニコニコ生放送を提供するネットサービス企業で、主にエンタテインメント分野で活動しています。この企業がオンラインの高校、N高やS高を立ち上げ、新しい通信制高校の形を実現したのです。そしてその延長として、今度はオンライン大学「ZEN大学」を開設する予定です。通信制高校の分野では既に多くの経験やノウハウが蓄積されていますが、ZEN大学ではさらに進んだ、学習指導要領に縛られない自由な環境での新たな教育の形を模索しています。また、新しい学校の形として「テレポート学校」の開校も期待されます。これは「Teleport」という企業がオンラインで様々な用途に対応するツールを提供し、その使い方を教える場として設立するものであり、テレポート学校がそのサービスの発展拠点にもなる構想です。文科省の認可を受けた学校ではないため、学歴には関係ありませんが、最先端の技術や研究を行う場です。本来なら大学が担うべきような内容を、小規模な組織で行おうとしているのです。このように、少人数での小規模な取り組みだからこそ実現可能な新たな試みが行われているのです。大きな組織では失敗を避ける傾向がありますが、少人数の小さな単位であれば失敗も受け入れやすく、それが次の成功につながるのです。大学は今、大規模すぎて新しいことに挑戦しづらい状況にあります。そのため、教育分野に従来関与していなかった企業が大学の外から変革を起こし始めています。今後、大学がこうした新しい変革を取り入れるのか、従来のやり方を守るのかが問われます。この選択が大学の未来を決めるのではないでしょうか。私としては、大学の外で起こっている新しい動きが大学内部にも広がることを期待していますが、大学という形にこだわる必要はないのかもしれないと感じ始めています。テレポート学校のような形の学びの場があれば、もはや大学がなくてもいいのではないか、とさえ思うようになってきています。(AIによる要約)#声で考える #大学 #ZEN大学 #テレポート学校 Open in LISTEN
183 あの頃のワクワクが甦ってきた! | 声で考える(0-10)
04-11-2024
183 あの頃のワクワクが甦ってきた! | 声で考える(0-10)
昨日(11月3日)、とても興味深いプロジェクトが急速に進展していることを知りました。以前からそのプロジェクトの存在は知っていたのですが、表に出て加速度的に進んでいると知り、驚くとともに、昔のワクワク感が甦ってきたように感じました。このプロジェクトは、平野友康さんが進めている「Teleport」というサービスです。まだ一般公開されていませんが、生成AIに関するサービスで、これを最大限に活用したものになると期待しています。平野さんは10年以上前、デジタルステージ社の社長として、誰でも簡単に見栄えの良いウェブサイトが作れる「BiND」というソフトを開発しました。私もこのソフトを使い、今も運営中のウェブサイトを作りました。当時、BiNDの使い方を教える「ウェブコンポーザー学校」という場がUstream上で開かれていて、平野さんが開発過程を公開し、ユーザーのフィードバックを反映させながら進める双方向の場でした。その活動に私もリアルタイムで参加し、視聴者としてワクワクした記憶があります。このワクワク感は、ネット上で学校が作れるのではないか、教育に活かせるのではないかという思いから生まれたものでした。その後、平野さんは海外に移られ、しばらく距離ができましたが、数年前から「コミュニティのためのプラットフォーム」を構想され、それがTeleportという会社やサービスにつながっています。今回、Teleportは生成AIと結びつき、学びのコミュニティプラットフォームとして発展しつつあり、これに関連した「Teleport学校」が始まっているようです。このプロジェクトには、かつてのウェブコンポーザー学校と同じ懐かしい雰囲気を感じています。8月下旬からスタートしたのですが、少し出遅れたものの、今からでも十分参加できそうで、これからの活動を楽しみにしています。現在、平野さんは「Teleport Radio」というポッドキャストを配信されており、夏休みの終わり頃に行われたオンライン合宿を皮切りに、すでに30回以上放送されています。私はこれを最初から順に聞き進めていますが、10年以上前にUstreamのアーカイブを最初から見ていた時と同じく、懐かしさとともに新たなワクワク感が湧き上がってきています。平野さんには、私にとって二度もこのような大きなワクワクを感じさせていただき、とても感謝しています。(AIによる要約)参考:ウェブコンポーザー学校(Facebook)Teleport Radio(Spotify)#声で考える #Teleport #ウェブコンポーザー学校 Open in LISTEN
182 日記 | LISTENの上位互換プラットフォームが現れる?!
04-11-2024
182 日記 | LISTENの上位互換プラットフォームが現れる?!
11月4日、月曜日の声日記です。今日は午後まで自宅でゆっくり過ごし、夕方に実家へ戻る予定です。この連休中にとても面白いポッドキャスト「Teleport Radio」を見つけ、ずっと聴いています。これは、現在新たな生成AIプラットフォーム「Teleport」を開発中の平野友康さんが配信しているもので、今年9月頃からスタートし、すでに30エピソード以上が公開されています。私はちょうど半分くらいまで聴いたところです。特に第15回(9月20日配信分)は、LISTENのユーザーにも興味深い内容ではないかと思います。この回では、平野さんが東京でJ-WAVEの生放送に出演したエピソードについて話されていて、やはり「生放送のラジオは素晴らしい」という話が印象的でした。平野さんはかつてオールナイトニッポンのパーソナリティも務めていたので、ラジオ的な語りがとても上手で、私もあのように話せるようになりたいと憧れます。さて、平野さんが開発中のTeleportですが、このプラットフォームには、音声配信用のバーチャルスタジオ機能が組み込まれる予定だそうです。これにより、リモートで複数人が同時に話せる場を作り、収録した内容をポッドキャストとして配信できる仕組みが備わるとのこと。さらに、生成AIを活用して話した内容を自動で文字起こしし、文字でも配信できるようになるといいます。これはLISTENで行われていることに近く、同様の機能が含まれていますね。LISTENでもDiscordを使ってバーチャルスタジオのようなものを実現できるようですが、Teleportのように一つのプラットフォームで収録から配信までがシームレスに行えるのは魅力的だと感じます。具体的にどのような形になるかはわかりませんが、ラジオ好きの平野さんが関わっているので、きっとクオリティの高いものが期待できるでしょう。(AIによる要約)Teleport Radio1_EP15: J-WAVE生出演!ラジオの魅力とテレポートの未来(2024.9.20)#声日記 #Teleport Open in LISTEN
181 本棚 | Teleportについて
03-11-2024
181 本棚 | Teleportについて
2024.11.3設置。平野友康さんが開発プロデュースする生成AIプラットフォーム「Teleport」について学びます。平野さんのFacebookTeleport Club (Peatix)ポッドキャスト「Teleport Radio_85.2」(Spotify)EP1: 生成AI合宿3DAYSを終えて_平野そばっしーが今後を語る(2024.9.2)生成AIオンライン合宿 3DAYS 2024夏(Peatix, 2024.8.29-8.31)EP2: AIはもうひとりの自分(2024.9.5)EP3: AIの書く文章は塗り絵(2024.9.6)EP4: Teleportの未来について(2024.9.6)再度,生成AIオンライン合宿についてEP5: クリエイティブの未来へ:AIと著作権,そしてプロンプトの可能性(2024.9.6)EP6: お前はエディ(2024.9.7)EP7: 考え方(2024.9.7)EP8: 大きな潮流(2024.9.11)EP9: 生成AIと論文作成(2024.9.14)EP10: 子どもと生成AI(2024.9.14)EP11: テレポート学校の最新構想(2024.9.14)EP12: 番外編そばっしーへ(2024.9.15)EP13: イベント告知と反省(2024.9.15)2024.9.22開催の生成AIリアル補習授業@東京青山EP14: 9/22告知(2024.9.19)EP15: J-WAVE生出演!ラジオの魅力とテレポートの未来(2024.9.20)Teleport上にバーチャルスタジオを作り,ポッドキャスト(文字起こしも)を配信する!EP16: リアル補習授業の感想と今後の展望(2024.9.23)EP17: あいちゃん登場(2024.9.25)AIインタビューアーのアイちゃんとの対話EP18: テレポートの挑戦(2024.9.25)Teleportはオンライン学校のプラットフォーム(授業,部室,校内放送,放送室,図書室)ポッドキャスト配信大学や大学院のような本格的なアカデミックな内容を目指す。しかも楽しく!EP19: 農家と生成AIの違い(2024.9.26)EP20: AIエージェントとの未来(2024.9.26)AIエージェントがソースコードを書き,特許申請書類を書き,論文を書くEP21: 次男ルイとの挑戦(2024.10.5)EP22: 長男ミナトと生成AIと世界一周(2024.10.5)EP23: ミナトのプロジェクト:坂本龍一と生成AIが繋ぐ未来(2024.10.5)EP24: テレポート学校の使命:自ら学び,考え,育つ力(2024.10.8)EP25: 糸島発!テレポート学校とまちづくり(2024.10.8)EP27: スタートアップ嫌いのスタートアップ(2024.10.11)ポッドキャストが自動的に作れるラジオの作り方コースEP34: 生成AIレーベル(2024.10.29)学校機能ありEP35: テレポート論1(2024.11.1)テレポートは人と人が出会うデータベースとなるAIと人間の一体化(頭脳面でのサイボーグ化)EP39: AI時代の編集工学とは?(2024.11.9)編集者が行っていた仕事がAIによって再現される編集者の編集する次元が一段上がったEP40: おめでとうそばっしー!(2024.11.10)EP41: エディとの出会い(2024.11.11)AI編集者の誕生の瞬間#LISTEN本棚 #生成AI #Teleport #テレポート学校 Open in LISTEN
180 日記 | 海外の避難所運営に驚きました
03-11-2024
180 日記 | 海外の避難所運営に驚きました
11月3日、日曜日の声日記です。今日は文化の日で、天気も良く、のどかな一日を過ごしています。今日は、はじめさんが配信した「月刊はじめるCamp@Us 11月号」を聴きました。無料プレビューがうまく再生されなかったため、有料で購入しましたが、音声も文字起こしも問題なく利用でき、良い体験でした。今回のテーマは「Let's Patreon!」で、Patreonを使った音声配信のサブスクリプションについてのお話でした。はじめさんはこのプラットフォームを評価されていますが、私には少し複雑で馴染みにくいため、普段はLISTENで提供される有料マガジンを利用しています。できればLISTENでサブスクリプション配信が可能になると便利ですね。私が音声配信に興味を持ち始めたのは、ちょうど1年前の今頃で、Facebookを通じて聴いた平野友康さん、ヒマナイヌ川井さん、田口ブラックさんのトーク番組「Distance Zero」がきっかけです。その後、2020年12月に公開された彼らのビデオも再度視聴しました。この2時間半のビデオはとても刺激的で、新たな発見がありました。その中でも興味深かったのは、お互いの活動を「ウォッチング」するようなサービスの話です。SNSを使ってお互いの状況を確認するのに加え、トランシーバーのように「どうぞ」と言って相手に発言を促す形式の音声配信があれば良いというアイデアがありました。LISTENの「声日記」もこれに似ていますが、声日記は10~30分と長いため、短めの音声投稿が手軽にできるプラットフォームがあると面白いと思います。こういったサービスがあれば、関心を共有する仲間同士で活用できるでしょう。最後に、今日の午前中にNHKの防災番組(「明日をまもるナビ」)を観ました。今回はイタリアと台湾の避難所運営が紹介されており、両国ともボランティア組織が発達しており、災害発生後の迅速な対応が可能です。日本もNPOが避難所を運営する事例がありましたが、まだ各自治体が個別に対応する形です。日本でも防災省の設立が検討されていますので、先進国を参考に、災害への備えを進めてほしいと思います。私たち自身も防災について考えなければいけないと感じました。(AIによる要約)聴いた配信:“Let's Patreon!”|Vol.15 Nov. 2024|Camp@Us Magazine Monthly(月刊はじめるCamp@Us, 2024.11.3)観た動画:平野友康xヒマナイヌ川井x田口ブラックがネット配信を語る120分(2020.12.22)観たテレビ:明日をまもるナビ「海外から学ぶ避難所運営」(NHK, 2024.11.3)#声日記 #避難所 Open in LISTEN
179 「こんなこともできない」と言われる学生がいることについて | 声で考える(0-9)
02-11-2024
179 「こんなこともできない」と言われる学生がいることについて | 声で考える(0-9)
今日の午後、大学の会議で、今の学生は基礎ができていないという話がありました。会議では、こうした基礎的な力を強化するためのカリキュラムや必修科目が提案されましたが、私はこれが本質的な解決になるか疑問に感じています。私自身も学生時代、理解が不十分なまま、試験を通過するために必要なことだけを覚えて単位を取っていた経験があり、今の学生も似たような状況ではないかと考えます。つまり、学ぶべき内容が多すぎて、一人ひとりのキャパシティを超えてしまい、単位取得が目的化してしまっているのです。これが本質的な理解を妨げている原因の一つではないでしょうか。本来ならば、学生が自分のペースでしっかりと理解を深められる環境が必要です。カリキュラムも、進度を柔軟に調整できるようにするべきです。さらに、学ぶ内容の「意義」を伝え、なぜそれが重要かを学生が理解できれば、学びへの意欲が湧きやすくなるでしょう。しかし、今はやるべきことが多すぎて疲れてしまい、学ぶ意欲も失われがちです。また、学生が孤独を感じず、学びにくい部分を相談できるようなサポート体制も重要です。わからない仲間同士で集まることでも安心感が得られ、自分の理解が進んでいる仲間や先生、教育スタッフの助けを借りられるような環境があれば、学びが円滑に進むはずです。基礎の重要性を説く意見は根強いですが、必ずしも基礎から学ばなければ理解が進まないわけではないと思います。ある程度応用をこなしてから基礎が本当に理解できる場合も多くありますし、社会に出てからでも学び直す機会があっても良いのではないでしょうか。そうすれば、「これが基礎の意味だったのか」と後から感動を伴って学び直せるかもしれません。会議では、教育課題をどんどん下の教育段階に求める傾向がありましたが、これは劣等感を生みやすい環境を作っているとも感じました。学生に、再履修や基礎科目の不合格が繰り返される状況を強いるのは、意欲を失わせる要因です。学生が興味を持てることに思い切り取り組める環境こそ大切で、基礎も必要になった時に学び直せば良いのです。(AIによる要約)#声で考える #基礎教育 Open in LISTEN
178 不登校を自由学習と呼び換えよう | 声で考える(0-8)
01-11-2024
178 不登校を自由学習と呼び換えよう | 声で考える(0-8)
昨日、10月31日、文部科学省から不登校に関する調査結果が発表されました。昨年度、つまり2023年度の不登校児童生徒数が増加し、小中高を合わせると41万人を超えているとのことです。これは2020年度から顕著な増加傾向が続いており、今も増え続けているようです。このニュースについて少し私の考えを述べたいと思いますが、皆さんはどう感じるでしょうか。不登校を深刻な問題と受け止める方もいるかもしれません。実際、この調査の正式名称も「問題行動・不登校調査」で、不登校は問題行動と同列に扱われています。この「問題行動」にはいじめも含まれ、不登校といじめの関係性も無視できないと思います。しかし、不登校そのものが問題視されることについて、私には少々違和感があります。私は以前から、不登校は特に問題ではないと考えてきました。「不登校」という言葉自体も好ましくないと思います。かつて「不良」と呼ばれた若者を連想させ、不登校であることが社会的に「悪いこと」「迷惑なこと」とみなされるようなレッテルを貼る言葉だと感じています。このようなネガティブな印象を与える言葉ではなく、「不登校」を「自由学習」と呼び換えるのが良いのではないかと考えます。「不登校児童生徒」も「自由学習者」とすれば、より適切に状況を表せるのではないでしょうか。反対に、毎日学校に通う子どもたちを「不自由学習者」と呼ぶ方が実態に即しているかもしれません。もちろん、不登校の理由には体調不良や病気など、必ずしも望ましいものではないケースも多く、子どもも親も苦しんでいる場合が多いでしょう。しかし一方で、学校が苦しくても学校以外の場で生き生きと学んでいる子どもたちも少なくないはずです。このような多様な状況を一括りにして「不登校」と呼ぶのは適切でないと思います。また、不登校の子どもたちが通う「フリースクール」という場も増えています。フリースクールは日本語に訳すと「自由学校」で、そこに通う子どもたちは「フリーラーナー」、まさに「自由学習者」です。こうした学び方の方が子どもたちに合っている場合も多いのではないでしょうか。不登校の増加は、学び方の自由が広がっているというポジティブな側面もあると考えます。ですから、「不登校が増えている=悪いこと」とは限りません。学びの自由が認められる社会に近づいているとすれば、それは良い変化です。不登校の増加に社会が適応し、自由な学びを受け入れる流れが生まれることは歓迎すべきでしょう。少し話が変わりますが、今は子どもたちだけでなく、先生たちも辛さを感じているようです。教職に就いてもすぐに辞めてしまう人が少なくないのです。不登校の問題と先生の働きづらさは、いずれも現在の学校の構造的な問題を示していると感じます。学校に通えなくなった子どもたちを、同じく学校で辛さを抱える先生たちが支援する形がもっと増えれば、今の学校のあり方にも良い影響があるのではないでしょうか。(AIによる要約)不登校41万人超、過去最多を更新 コロナで生活リズム乱れ―いじめも最多、23年度調査・文部科学省(2024.11.1, JIJI.COM)参考:173 大学ではなぜ不登校はあまり問題にならないのか | 声で考える(0-5)#声で考える #不登校 #自由学習 Open in LISTEN
176 ZEN大学とミネルヴァ大学の刺激に期待する | 声で考える(0-7)
31-10-2024
176 ZEN大学とミネルヴァ大学の刺激に期待する | 声で考える(0-7)
ZEN大学はドワンゴと日本財団が協力して設立を計画している大学で、最近、文科省の審議会から設置認可の答申が出ました。正式に認可されれば、来年4月に開学する見込みです。ドワンゴが関わっていることからわかるように、主にオンラインでの授業提供が中心で、オンデマンドビデオでの学習が基本形になりますが、ライブ授業や対面の授業、課外活動も予定されています。これらの活動には日本財団の協力が得られるようです。私は以前から、このようにオンラインで学士号が取得できる大学は、現代に必要だと感じて注目してきました。特に日本財団が関わる点は大きな魅力です。今年の4月、日本財団がアメリカのミネルヴァ大学と包括連携協定を結んだことも知り、さらに興味が湧きました。ミネルヴァ大学はキャンパスを持たず、学生が世界中の拠点を移動しながら学ぶという独特のスタイルを取っており、授業はオンラインで提供されます。この大学も以前から注目していましたが、日本には拠点がなく、来年秋にようやく日本にも拠点が開設される予定です。ZEN大学が春に開学し、ミネルヴァ大学が秋に日本拠点を設置するというタイミングで、どちらにも日本財団が関わることから、両大学間での連携も期待できるのではないでしょうか。オンライン授業の質については、多くの人が不安を抱くかもしれません。放送大学の授業をイメージする方もいるかもしれませんが、ドワンゴが運営するニコニコ動画など若者に人気のある仕組みを活用することで、深い学びも期待できるはずです。ドワンゴは教育分野の経験が豊富というわけではないので、教育的な効果を高めるには試行錯誤が必要かもしれませんが、教育効果が高まる可能性は十分にあります。このようなオンライン大学の成功の鍵は、自由になった時間と場所をいかに有効活用するかにかかっています。ミネルヴァ大学がそうであるように、オンライン化を単なる通信制とするのではなく、通学制の大学にはない強みを発揮する必要があるのです。通学制の大学も従来の教室授業に加え、オンデマンド授業を増やし、自由な時間を設けて多様な学びを可能にする方向へと変わるべきだと思います。もっとも、自由度が高いことに戸惑う学生も多いでしょう。いわゆる「面倒見のいい大学」の存在もありますが、学生の主体性を引き出すために、適度なサポートが求められます。ZEN大学も、生活面を支えるクラス・コーチ、授業サポートを行うアカデミック・アドバイザー、キャリア支援アドバイザーなど、各分野のスタッフを配置し、学生をサポートする体制を整えるようです。学生がただビデオを見るだけで終わらないような環境を整えているようで、うまくいけば良い大学になるのではないでしょうか。他の大学もこれらの良い点を取り入れていくことが求められます。私も通学制の大学で教鞭を執っていますが、来年開設されるZEN大学やミネルヴァ大学の日本拠点が、日本の既存の大学にどのような影響を与えるか注目しています。そして、自分の大学でもより良い教育を提供できるよう、この新たな動きから学び、取り入れていきたいと考えています。(AIによる要約)新しいオンライン大学「ZEN大学」(仮称・設置認可申請中)大学設置・学校法人審議会が認可に関し 「可」とする答申を公表(プレスリリース,2024.10.29)ミネルバ大学と包括連携協定を締結(プレスリリース,2024.4.23)#声で考える #ZEN大学 #ミネルヴァ大学 Open in LISTEN
175 なぜ今の大学生は自分で学びが進められないのか | 声で考える(0-6)
30-10-2024
175 なぜ今の大学生は自分で学びが進められないのか | 声で考える(0-6)
今日は「なぜ今の大学生は自分で学びが進められないのか」というテーマについてお話しします。今朝、大学の会議で再来年から始まる新しいカリキュラムについて話し合い、新入生向けの導入科目「アカデミックスキルズ」の授業形態が議論されました。この科目は大学での学び方に慣れるための内容で、現在は対面授業で行っていますが、オンラインでの実施も検討されています。オンライン化の提案には賛否が分かれました。対面なら困っている学生を見つけて支援できるという意見がある一方で、大学側のリソース不足から対面でのきめ細やかな対応が難しいという声も上がりました。オンラインなら統一的に進められるというメリットもありますが、結論には至っていません。そこで私が感じたのは、「なぜ大学生になっても学びが進められないのか」という疑問です。大学生であれば自ら考え、必要なら友人と協力して勉強方法を見つけるものです。現在は学習サポートセンターなどもあり、担当教員以外にも質問できる場があるため、支援を求めることも可能です。しかし、そうした場所に自分から行かず、わからないままで時間を過ごし、最終的に不登校や退学に至る学生がいる現状は気がかりです。この背景には、少子化に伴う入試競争の緩和があると考えられます。かつては受験勉強で自分なりに学び方を身につけた学生が大学に進学していましたが、今は推薦入試などで受験勉強を経験せずに大学に入る学生も増えています。結果として、自主的な学び方を身につけていないまま大学に進学する学生が多くなっているように思います。受験勉強自体を推奨するわけではありませんが、一定の学び方を身につける役割は果たしていたと感じます。できれば小中高の教育段階で、自分から学ぶ力や助けを求める力を育てるべきです。しかし、現在の教育システムでは、指示通りに学ぶ姿勢が強調され、自主性が育ちにくいのではないでしょうか。自分が学びたいことをどう学ぶかを考え、自分から行動を起こす主体性が求められているのだと思います。このように大学生の現状を見ながら、学びに向かう姿勢や、小中高での教育について考えました。*言うまでもありませんが,ここで問題にしているのは,大学生の中のごく一部の方たちの話です。#声で考える Open in LISTEN
174 日記 | もうすぐポッドキャスト1年
29-10-2024
174 日記 | もうすぐポッドキャスト1年
10月29日火曜日の声日記です。今日は午前中に実家から自宅に戻り、午後は特に何もせずゆっくり過ごしました。少しだけ休養をとりながら、ポッドキャストの収録も行いました。午前中は曇り空でしたが、午後からは雨が降り始め、寒さも感じられるようになりました。今年は秋らしい季節が短く、夏から急に冬に移り変わっているような印象です。さて、私がポッドキャストを始めたのは昨年の11月7日で、当初は限定公開で配信していました。それからもうすぐ1年が経とうとしています。ポッドキャストを始めるきっかけについては最初の配信で語っているのでここでは割愛しますが、実際に配信を始める前の昨年10月下旬頃から「やってみたい」という気持ちが芽生えていました。10月21日には手帳に「ポッドキャストやりたい」というメモを残しており、その頃からやりたいという思いが少しずつ膨らんでいったようです。ポッドキャストに興味を持つようになったきっかけは、たまたま見つけた『Distance Zero』というポッドキャストシリーズを聞いたことでした。このシリーズはFacebookを使った音声配信で、全5回程度、月に1回のペースで配信されていたようです。『Distance Zero』が配信されたのは2021年で、コロナ禍でソーシャルディスタンスが叫ばれていた時期でした。「ディスタンス・ゼロ」というタイトルには、そうした距離を取らなければならない状況へのアンチテーゼとして「距離をゼロにする」という意味が込められていたようです。このポッドキャストは、平野友康さん、ヒマナイヌ川井さん、田口ブラックさんの3人による鼎談形式で、彼らのユニークな視点や会話がとても興味深く、すっかり夢中になりました。それがきっかけで「自分も何か音声配信をやってみたい」という気持ちになったのです。昨年の11月7日から、最初はstand.fmの限定配信機能を使い、知り合いだけに聞いてもらう形でスタートしました。その後、プラットフォームをLISTENに移し、今年の2月初めからは一般公開の「TanaRadio」というチャンネルを開設して、現在に至っています。配信を始めてからまだ1年は経っていませんが、ちょうど1年前に動き出していたことを思い返しながら、過去日記風に振り返ってみました。(AIによる要約)1年前頃に聴いていた音声配信番組:平野友康xヒマナイヌ川井x田口ブラックの音声ラジオ『Distance Zero』( 2021.1.30 / 2021.3.4 / 2021.4.6 / 2021.5.13 / 2021.6.30 )関連動画:平野友康xヒマナイヌ川井x田口ブラックがネット配信を語る120分(2020.12.22)参考:#1 ラジオやりたい | TanaRadio黎明期 (2023.11.7)#声日記 Open in LISTEN