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田中浩朗(たな)
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私立工科系大学教員(科学史)の日々の出来事や雑感。日記,メモ,ブログなど 関連: TanaRadio Magazine ( https://listen.style/p/tanaradiom/ ) TanaRadio 2 ( https://listen.style/p/tanaradio2/ )
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199 書誌 | 今井むつみ・秋田喜美『言語の本質』(2023)
今井むつみ・秋田喜美『言語の本質——ことばはどう生まれ,進化したか』中公新書,2023.5,277phttps://www.chuko.co.jp/shinsho/2023/05/102756.html参考:188 書誌 | 今井むつみ『学力喪失』(2024)本エピソードのAIによる要約2023年5月に刊行された今井むつみさんと秋田喜美さんの共著『言語の本質――ことばはどう生まれ、進化したか』(中公新書)は、全277ページにわたる内容の濃い一冊です。この本に興味を持ったきっかけは、今井さんの著書『学力喪失』を読んだことでした。今井さんの他の本も読んでみたくなり,この本の前年に出版され,2024年の新書大賞を受賞するなど話題にもなっていた本書『言語の本質』を購入して読んでみました。本書はタイトル通り「言語の本質」という壮大なテーマに挑んでいますが、オノマトペ(擬音語や擬態語)を手がかりに、その本質を探るというユニークな視点で書かれています。内容は非常に豊富で、一度読んだだけでは十分に理解しきれない部分もありますが、著者の伝えたいメッセージはおおむねつかめたように思います。本書を読みながら、以前読んだ『学力喪失』の内容も思い出しました。『学力喪失』では、現代の子どもたちが本来持っている「学ぶ力」が失われつつある状況が問題視されています。しかし、子どもたちは幼少期に、誰から教えられるでもなく自分の力で言葉を習得するという驚くべき能力を発揮しています。この本では、その「学ぶ力」と言語習得の関係性について掘り下げられていました。その中でも、特に印象に残ったのが「記号接地」という概念です。これは、言葉を身体的な感覚と結びつける人間特有の力を指します。そして、この力を育むには「経験」が重要だと説かれています。ただし、単に経験すればいいのではなく、「失敗」が学びにおいて非常に大切だという点が強調されていました。例えば、子どもが言葉を誤解したり、言い間違いをしたりすることは、大人から見れば単なる「間違い」に見えますが、実際は子どもなりに推論を働かせた結果であり、非常に理にかなったプロセスです。このような「失敗」を繰り返すことで、子どもは正しい言葉の使い方を学んでいきます。また、この本を読み進める中で、科学の歴史との関連性も思い出しました。たとえば、トーマス・クーンの『科学革命の構造』で提唱された「パラダイム」の概念です。この言葉は、もともと科学史における思考の枠組みを示すものでしたが、現在では一般的に「思考の枠組み」という意味で使われるようになりました。クーンの議論によると、新しい科学的知識は仮説を立て、誤りを修正しながら発展していきます。このプロセスは、子どもが言葉を学ぶ際に失敗から学び取るプロセスとよく似ています。つまり、科学的探究と言語習得には「アプダクション(仮説形成と修正)」という共通の方法論があるのです。このような学びの本質を考えると、大人が失敗を恐れることが、学びの障害になることがよく分かります。特に外国語学習では、間違えることを恥ずかしく感じるあまり、言葉を発することさえ躊躇してしまう人が多いのではないでしょうか。しかし、失敗を恐れずに挑戦できる環境があれば、大人でも学びを深められるはずです。例えば、AIを活用して外国語を練習することも一つの方法です。AIなら失敗を笑ったり否定したりしないため、自由に試行錯誤できます。もちろん、理想的には人間同士で気軽に失敗できる環境が望ましいですが、AIは恥ずかしさを克服する手段として有効でしょう。『言語の本質』は、言語学や学びの本質について深く考えさせられるだけでなく、関連する多くのテーマに思いを巡らせるきっかけを与えてくれる刺激的な一冊でした。この本を読みながら改めて、学ぶためには失敗を受け入れる環境づくりが重要だと感じました。これからの教育や学びにとって、大切なヒントを与えてくれる本だと思います。#書誌 #言語 #学び #今井むつみ LISTENで開く
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199 書誌 | 今井むつみ・秋田喜美『言語の本質』(2023)
今井むつみ・秋田喜美『言語の本質——ことばはどう生まれ,進化したか』中公新書,2023.5,277phttps://www.chuko.co.jp/shinsho/2023/05/102756.html参考:188 書誌 | 今井むつみ『学力喪失』(2024)本エピソードのAIによる要約2023年5月に刊行された今井むつみさんと秋田喜美さんの共著『言語の本質――ことばはどう生まれ、進化したか』(中公新書)は、全277ページにわたる内容の濃い一冊です。この本に興味を持ったきっかけは、今井さんの著書『学力喪失』を読んだことでした。今井さんの他の本も読んでみたくなり,この本の前年に出版され,2024年の新書大賞を受賞するなど話題にもなっていた本書『言語の本質』を購入して読んでみました。本書はタイトル通り「言語の本質」という壮大なテーマに挑んでいますが、オノマトペ(擬音語や擬態語)を手がかりに、その本質を探るというユニークな視点で書かれています。内容は非常に豊富で、一度読んだだけでは十分に理解しきれない部分もありますが、著者の伝えたいメッセージはおおむねつかめたように思います。本書を読みながら、以前読んだ『学力喪失』の内容も思い出しました。『学力喪失』では、現代の子どもたちが本来持っている「学ぶ力」が失われつつある状況が問題視されています。しかし、子どもたちは幼少期に、誰から教えられるでもなく自分の力で言葉を習得するという驚くべき能力を発揮しています。この本では、その「学ぶ力」と言語習得の関係性について掘り下げられていました。その中でも、特に印象に残ったのが「記号接地」という概念です。これは、言葉を身体的な感覚と結びつける人間特有の力を指します。そして、この力を育むには「経験」が重要だと説かれています。ただし、単に経験すればいいのではなく、「失敗」が学びにおいて非常に大切だという点が強調されていました。例えば、子どもが言葉を誤解したり、言い間違いをしたりすることは、大人から見れば単なる「間違い」に見えますが、実際は子どもなりに推論を働かせた結果であり、非常に理にかなったプロセスです。このような「失敗」を繰り返すことで、子どもは正しい言葉の使い方を学んでいきます。また、この本を読み進める中で、科学の歴史との関連性も思い出しました。たとえば、トーマス・クーンの『科学革命の構造』で提唱された「パラダイム」の概念です。この言葉は、もともと科学史における思考の枠組みを示すものでしたが、現在では一般的に「思考の枠組み」という意味で使われるようになりました。クーンの議論によると、新しい科学的知識は仮説を立て、誤りを修正しながら発展していきます。このプロセスは、子どもが言葉を学ぶ際に失敗から学び取るプロセスとよく似ています。つまり、科学的探究と言語習得には「アプダクション(仮説形成と修正)」という共通の方法論があるのです。このような学びの本質を考えると、大人が失敗を恐れることが、学びの障害になることがよく分かります。特に外国語学習では、間違えることを恥ずかしく感じるあまり、言葉を発することさえ躊躇してしまう人が多いのではないでしょうか。しかし、失敗を恐れずに挑戦できる環境があれば、大人でも学びを深められるはずです。例えば、AIを活用して外国語を練習することも一つの方法です。AIなら失敗を笑ったり否定したりしないため、自由に試行錯誤できます。もちろん、理想的には人間同士で気軽に失敗できる環境が望ましいですが、AIは恥ずかしさを克服する手段として有効でしょう。『言語の本質』は、言語学や学びの本質について深く考えさせられるだけでなく、関連する多くのテーマに思いを巡らせるきっかけを与えてくれる刺激的な一冊でした。この本を読みながら改めて、学ぶためには失敗を受け入れる環境づくりが重要だと感じました。これからの教育や学びにとって、大切なヒントを与えてくれる本だと思います。#書誌 #言語 #学び #今井むつみ LISTENで開く
3日前
198 近況 | アドベントカレンダーに登録しました
LISTENアドベントカレンダー2024サンタの12/4に登録しました。#近況 #声日記 LISTENで開く
4日前
197 AI生成トーク | Prof. Tanaが考える自由な学びと教育の未来
これまでのAI生成トークと重複しますが,より包括的なトークにまとめてみました。音声は,Google NotebookLMのAudio Overview機能により生成しました。注意:ストーリーテリングの活用や座席配置を変えたという事例が語られていますが,これはAIの創作であって,実際にたなが実践していることではありません。AIによる翻訳A: ようこそ、「ディープダイブ」のお時間です。これから、学びの未来に関する非常に興味深いアイデアについて深く掘り下げていきますが、ご準備はよろしいですか?B: もちろんです。A: 素晴らしい。今回は、日本の教育者であるたな教授について取り上げます。この方の教育に関する視点は、少し過激とも言えるかもしれません。B: 確かにそうですね。たな教授は、多くの講義や講演を通して、伝統的な学校制度の問題を鋭く分析し、新しい学びの可能性について情熱的に語っています。A: そうなんです。その熱意には本当に心を動かされますよね。たな教授は、学生たちが自分自身の学びを主体的にコントロールできるようにすることに強い使命感を抱いているのが伝わります。B: その通りです。そして、特に印象的だったのは、「学校というシステム」という考え方に繰り返し立ち返る点ですね。A: まさにその通りです。たな教授は、その「システム」という考え方を非常に批判的に捉えており、それが本来の学びを妨げる要因になっていると考えています。B: なるほど。それについて、少し詳しく説明していただけますか?リスナーの中には、「学校というシステム」という言葉がよくわからない方もいるかもしれません。A: では、簡単に説明しますね。たな教授は、長い年月をかけて「何を学ぶべきか」「いつ学ぶべきか」を指示され続けると、特に優秀な学生であっても質問をする意欲を失ってしまう可能性があると主張しています。B: それはとても興味深い指摘ですね。一見すると矛盾しているように思えます。大学生なら、特にたくさんの質問を持っているように思えますが。A: そう思いますよね。でも、たな教授は実際にご自身の大学講義で、Q&Aの時間を設けても誰も質問をしないという状況を目の当たりにされたそうです。B: それは驚きですね。A: それで、たな教授はこの現象を深く探求し始め、伝統的な講義を「パッケージツアー」に例えるようになりました。この比喩は非常に巧みだと感じます。B: 面白い例えですね。それはどういう意味でしょうか?A: パッケージツアーでは、あらかじめ決められた旅程に従うだけで、自分で自由に歩き回ったり、隠れた名所を発見したりすることが難しいですよね。ただ受動的に観光地を眺めるだけ、という感覚です。B: ああ、なるほど。A: たな教授は、学習者に主体性が欠如している状態、つまり予め決められた道筋に従っているだけでは、学びが冒険のように楽しいものではなく、義務のように感じられてしまうと主張されています。B: それが、江戸時代の塾についての話に繋がるわけですね。たな教授は、その江戸時代の塾を異なる学びの形の一例として頻繁に取り上げていますよね。A: はい、そうなんです。塾は、自己主導型の学びやメンター制度に基づいており、たな教授が理想とする学びのモデルに非常に共鳴しているようです。B: 塾について、もう少し詳しく教えていただけますか?どのような場だったのでしょうか?A: 江戸時代の塾というのは、小規模な学びの場で、通常はメンターが中心となり、書道や武道、商業などの共通の関心を持つ小グループで学ぶ形式でした。B: なるほど。いわゆる「師弟関係」のような雰囲気だったのでしょうか。A: その通りです。そして、たな教授は、このモデルと現在のオンライン学習コミュニティやメンターシッププログラムとの間に多くの共通点を見出されています。B: 確かに、それはたな教授が提唱する「自由な学び」という考え方に非常に合致していますね。A: そうなんです。たな教授が言う「自由な学び」というのは、強制ではなく好奇心に駆動される学びのことです。つまり、自分の内なる探究心や発見欲に基づいて学ぶということですね。B: 理論としてはとても魅力的に聞こえます。しかし、伝統的なシステムを放棄した場合、情報が無限にある現代では、人々が何をモチベーションに学び続けるのでしょうか?A: それが、たな教授の取り組む大きな課題でもあります。たな教授も、情報が多すぎて圧倒されてしまうことや、何らかの構造がなければ集中力を保つのが難しいことを認識されています。A: 面白いことに、たな教授は梅田望夫というテクノロジー作家を引き合いに出しており、彼は学習においてある程度の強制力が必要だと主張しています。人々が良い習慣を身につけ、学習を継続できるようにするためです。B: たな教授もその意見に完全に反対しているわけではありませんよね。むしろ、外的な動機付け、例えば成績やテストが学習者を引きつける唯一の方法だという考え方に対して異議を唱えているように思います。A: その通りです。たな教授は、構造と自由のバランスをどのように取るかを模索しています。つまり、学習者の創造性や自然な探究心を抑え込まずに、どうやって彼らを適切な方向に導き、支援できるかということですね。B: まさに、それこそが「1億円の価値がある」問いですよね。そして、たな教授の研究が非常に興味深いのは、こうした困難な課題にも真正面から取り組んでいる点です。教育がどうあるべきかについて、私たちの前提を見直すよう促しています。A: 私もすっかり惹き込まれました。では、次に進むべきところですが、たな教授は具体的にどうやって学習者の内なる情熱に火をつけ、「アメとムチ」のような旧来の方法に頼らずにそれを実現しようとしているのでしょうか?B: それについて、たな教授が特に情熱を持って提唱しているのが「学習相談センター」というコンセプトです。A: おお、それは面白いですね。そのセンターについてもう少し詳しく教えていただけますか?B: 想像してみてください。年齢や背景を問わず、誰でも自分の学習目標に関する個別のアドバイスを受けられる場所です。学びに関するあらゆるニーズに対応する「ワンストップショップ」のような施設です。A: たとえば、「プログラミングを学びたいけど、どこから始めたらいいかわからない」という場合でも、そのセンターに行けば適切なリソースやメンターを紹介してくれる、といった感じですか?B: その通りです。また、例えば旅行のために新しい言語を学びたい場合や、ギターを始めたいけどどのようにスタートすればいいかわからない場合でも、このセンターがその人に合った方法やリソース、専門家と繋いでくれるのです。A: それはとても魅力的なアイデアですね。「自由な学び」のビジョンにもぴったり合致しています。B: そうなんです。そして、このセンターは単に情報を提供するだけではありません。案内や支援、励ましも行います。溢れるような学びの選択肢の中で、自分に最適な道筋を見つけられるようサポートしてくれるのです。A: 素晴らしいアイデアですね。ただ、それは非常に大掛かりな取り組みのようにも思います。このセンターはどこに設立される予定なのでしょうか?B: たな教授は、既存の機関に大きな可能性があると考えています。図書館や博物館、地域のコミュニティセンター、さらには大学も、この「自由な学び」のエコシステムの拠点となり得ると見ています。学びの環境を、単なる孤立した教育機関ではなく、学びの機会を繋ぐネットワークの一部に変えていくという発想です。A: 徐々にその全体像が見えてきましたね。教育に対する全く新しい考え方を提案しているようです。B: そうですね。そして、私が気になるのは、たな教授がこれらのアイデアを提唱するだけでなく、ご自身の実践でどのようにそれを体現しているのかという点です。A: まさにその通りです。たな教授は、自らの大学講義の形式を変える実験を行っています。従来の「パッケージツアー型」の講義からの脱却を試みているのです。B: それは興味深いですね。具体的にはどのような工夫をされているのでしょうか?A: 例えば、講義の録画を分析し、どのようにすればより魅力的になるかを探るという取り組みをされています。B: 自分自身の教え方を分析するなんて、すごいですね。どんな発見があったのでしょうか?A: その中で気づかれたのが、たな教授自身が意識してもなお、話し方が非常に形式的で堅苦しいことがある、という点です。もっと会話的な雰囲気を目指していても、講義モードから抜け出せていない場合があると認めています。B: それは本当に共感できますね。意識していても、つい以前の習慣に戻ってしまうことってありますよね。A: たな教授の素晴らしいところは、そうした自分の改善点を正直に認め、さらにそれを分析し続ける姿勢です。自分の教え方を見直すために録音を聴き返す作業は、かなり気恥ずかしいこともあったと話されています。B: それでも、それを実行されているのは本当に尊敬しますね。A: その通りです。そして、講義をより魅力的にするために試された具体的な方法として、たな教授は「物語」を取り入れるというアイデアを挙げています。B: 物語を取り入れるとは、具体的にはどのようなことをされているのでしょうか?A: 単なる事実やデータを伝えるだけではなく、個人的なエピソードや歴史的な物語、時にはユーモアを織り交ぜることで、内容をより親しみやすく、興味深いものにしているのです。B: それは大きな違いを生みそうですね。ただ暗記するだけではなく、内容とより深いレベルでつながることができます。A: その通りです。また、たな教授は現実世界の例を講義に取り入れることにも力を入れています。つまり、教えている概念を学生たちが興味を持つような、または実際に経験したことのある事例と関連付けるのです。B: それは賢い方法ですね。抽象的なアイデアが実際にどのように応用されるのかを理解しやすくなります。A: そうなんです。それによって学びのプロセスがより関連性のある、意味のあるものになります。教室で学んで、出た途端に忘れてしまうような理論的な知識ではなくなるのです。B: 納得です。物語を使ったり、現実世界の例を取り入れたりといった工夫以外に、どのようなことを試されているのでしょうか?A: 面白いことに、たな教授は教室の座席配置さえも実験されています。B: 座席配置ですか?学生たちがどのように座るかが、学びに影響を与えるのですか?A: はい、そうです。例えば、机を列ではなく円形に配置するだけで、クラスの雰囲気が大きく変わることがわかったそうです。B: それは興味深いですね。なぜそのような変化が生じるのでしょうか?A: 学生たちが互いに顔を合わせることで、より協力的で会話がしやすい雰囲気が生まれます。質問や意見交換が活発になり、講義というよりはグループディスカッションのような形になるのです。B: なるほど。物理的な環境の小さな工夫が、学習体験全体を変える可能性があるのですね。A: その通りです。これこそ、たな教授のアプローチの素晴らしいところです。小さな調整や微妙な変更でも、学生たちの学び方に大きな影響を与える可能性を常に模索されています。B: つまり、教育システム全体を大きく変える必要がなくても、今すぐできる実践的な改善方法を見つけることが重要だということですね。A: そうです。そして、たな教授が頻繁に取り上げる概念の一つが「学生の無力感」です。B: その「無力感」というのはどういう意味でしょうか?A: たな教授が気づいたのは、多くの学生、特に優秀で能力のある学生でさえも、どう学べばいいのか分からず、困惑しがちだということです。B: 自分自身で学びをコントロールする方法が分からないということですね。A: そうです。そして、その原因の一部は、従来の教育システムにあると考えています。つまり、何を、いつ、どう学ぶべきかを常に指示されることで、自己主導的な学習スキルや批判的思考能力が育たなくなるのです。B: それは、「魚を与えるのではなく、釣り方を教える」という話に似ていますね。A: まさにその通りです。たな教授は、学生たちがこうしたスキル、つまり「学び方を学ぶ」スキルを身につけることを非常に重要視しています。これは、どのような道を選ぶにしても役立つスキルです。B: 特に現代社会では、その適応力や新しいことをすばやく学ぶ力、生涯学習の意欲がどの分野でも不可欠になっていますね。A: その通りです。キャリアでの成功だけではなく、この複雑な世界を生き抜き、情報に基づいた判断を下し、社会の一員として積極的に関わる力にもつながります。それは、人間としての可能性を最大限に引き出すことでもあります。B: こうした様々な要素が、たな教授の取り組みでどのように一つに繋がっているのか、全体像が見えてきた気がします。まるで、各ピースが精巧に組み合わさったパズルのようです。A: そうですね。教育に対する非常に包括的なアプローチと言えます。ただの学問ではなく、学習者全体の経験や人間性を重視しています。B: 従来の教育モデルの問題点についてたくさんお話をしましたが、代わりとなるものとは何なのでしょう?どうすれば学生たちをより主体的な学び手に育てられるでしょうか?たな教授は具体的な提案をされていますか?A: たな教授は、全ての答えを持っているとはおっしゃっていませんが、非常に興味深いスタート地点を提案されています。その一つが「支援的な学習コミュニティ」を構築することです。B: 素晴らしいアイデアですね。人々が互いに学び合い、助け合う場を作るということですよね。A: その通りです。特に、学生たちが感じがちな孤独感を和らげるために重要だと考えています。ある概念に苦労したり、課題に圧倒されたりすると、簡単に挫折しやすくなりますよね。B: そうですね。自分だけが理解できていないと感じると、どんどん引きこもりたくなってしまいます。A: そうした時に、支え合うコミュニティがあると大きな違いが生まれます。同じ困難を経験している人たちと一緒にいることで、「自分だけじゃない」と気づき、質問や助けを求めるのが当たり前だと感じられるようになります。B: 苦労することが普通だと認識できると、それを個人的な失敗ではなく、学びの自然なプロセスとして受け入れやすくなりますね。A: その通りです。そして、そうしたコミュニティは、責任感やモチベーションを生む場にもなります。自分のためだけでなく、支え合う仲間のために学ぶ意義を見出せるのです。B: まるで応援団がいつもそばにいるような感じですね。A: まさにその通りです。また、たな教授は「メンターシップ」の重要性についても繰り返し強調されています。つまり、指導者やフィードバックをくれる人、あるいは専門知識を共有してくれる人の存在が大切だということです。それが先生であれ、経験豊富な仲間であれ、同じ興味を持つ人であれ、関係ありません。B: それは特に、学びの初期段階にいる若い人たちにとって非常に価値があることですね。A: その通りです。ただし、たな教授は、どの段階にいる学習者にとってもメンターシップは有益だと考えています。私たちは皆、経験の量に関係なく、お互いから学び合うことができるのです。B: それは素晴らしい考え方ですね。学びが対話やアイデア、視点の交換という形になるのですね。A: その通りです。そして、たな教授が言うメンターシップは、必ずしも形式ばったプログラムに限られていません。たとえば、尊敬する人にアドバイスを求めたり、周囲の人から学ぼうとしたりといった、もっとカジュアルな形も含まれます。B: それはとても素敵な考え方ですね。つまり、非公式な学びのネットワークを作ることで、学習体験が豊かになるということです。A: その通りです。そして、こうしたアイデアを統合する形で、たな教授は現在非常にエキサイティングなプロジェクトに取り組まれています。それは、これらのコンセプトを具体的な形で実現するものです。B: 何ですかそれは?すごく興味があります。A: 実は、たな教授は「現代版の塾」を設立しようとしているのです。B: 本当に?江戸時代の塾にインスパイアされた現代的な学びの場を作ろうとしているのですか?A: その通りです。物理的な空間とバーチャルな空間を融合させ、年齢や背景を問わず、学びたいことを自由に学べる場を提供することを目指しています。B: それはすごい挑戦ですね。その塾ではどのような活動が行われるのでしょうか?A: たな教授の構想では、非常に個別化された体験を提供する予定です。学習者は何を学びたいか、どのように学びたいか、そしてどのペースで進めたいかを自分で選ぶことができます。B: つまり、従来の学校のような決まったカリキュラムや時間割はないということですね?A: その通りです。この塾は、自分の好奇心を追求し、興味を探求し、同じ情熱を共有する人々と繋がる場として設計されています。B: まるで「自分で選ぶ冒険型」の学びの場のようですね。A: そうです。そして、メンターシップが重要な役割を果たします。経験豊富なメンターが指導や支援、フィードバックを提供しますが、それはトップダウン型の関係ではなく、パートナーシップや協力関係のようなものです。B: つまり、江戸時代の塾が持つメンター制度や共通の興味に基づく学びの最良の部分を取り入れ、それを個別化された学びやテクノロジーの現代的なアイデアと融合させているのですね。A: その通りです。そして、テクノロジーも重要な役割を果たします。この塾では、オンラインプラットフォームを活用して、学習者がリソースやメンター、さらには地理的な制約を超えた他の学習者と繋がれるようにする予定です。B: それは素晴らしいですね。学びに対する情熱を共有する人々が、世界中で繋がるグローバルな学習ネットワークになるのですね。A: その通りです。このプロジェクトの最もエキサイティングな部分は、地理的な壁を取り払い、豊かで多様な学習コミュニティを作り出す可能性があるという点です。B: それは美しいビジョンですね。学びの新しい織物のようで、様々な色やテクスチャー、パターンで豊かに装飾されているイメージが浮かびます。A: さらに興味深いのは、この塾の設立を「ゲームのようだ」と表現している点です。B: ゲームとは興味深い比喩ですね。それはどういう意味ですか?A: 実験的なプロセスや試行錯誤、新しいものを創り出す楽しさを感じているそうです。そして、その同じ要素が学びのプロセスそのものにもあると考えています。B: 確かに、学びを遊び心を持って捉えれば、リスクを取ることや失敗することへの恐れが薄れ、もっと楽しくなりそうですね。A: その通りです。そして、その遊び心が実際に深い学びに繋がる可能性があると考えています。恐れずに失敗を受け入れ、新しいことを試す意欲があれば、大きな発見や「ハッとする瞬間」に繋がります。B: つまり、学びを楽しくするだけでなく、より効果的にもするのですね。A: そうなんです。そして、それは誰もが持っている子供のような好奇心や探求心を呼び覚ますことでもあります。世界を探求し、発見し、理解しようとする本能的な欲求ですね。B: 大人になるにつれて、その好奇心や遊び心が失われていくこともありますね。日々のルーティンや責任に追われて、純粋に「探求する」ことを忘れてしまうことが多いです。A: それが、たな教授が取り戻そうとしているものなのです。学びの中心にあるべき「喜び」や「驚き」を再び感じさせたいと考えていらっしゃいます。B: 学びが単に知識やスキルを得るための手段ではなく、魂を育み、創造性を養い、人間として成長することにつながると考えれば、それは非常に素晴らしい視点ですね。A: 美しい表現です。そして、たな教授が取り組まれているのは、教育の歴史や哲学的な背景にも深く関わることです。B: それは非常に深いテーマですね。単なる実践的なヒントや戦略を超えて、なぜ学ぶのか、どう学ぶのかという根本的な前提を掘り下げているわけですね。A: その通りです。たな教授は、現行のシステムを少し変更するだけでなく、教育システムを形作った歴史的な力やその背後にある哲学的な考え方を理解しようとしています。それによって、全く新しい教育のアプローチを想像する手助けをしようとしているのです。B: まるで教育の考古学者のようですね。過去を掘り起こして未来を構築しようとしているのですね。A: 素晴らしい比喩ですね。その一環として、たな教授が注目しているのが、教室という空間そのものの歴史的発展です。B: 教室そのものが歴史的な遺産だとは考えたこともありませんでした。学びの場として当たり前の存在に思えてしまいます。A: しかし、たな教授は、現在の教室の形態は産業革命期のニーズに応じて生まれたものだと指摘しています。工場は規律正しく、従順で、標準化された労働者を必要としていました。B: つまり、教室は労働者を養成する「工場」のような役割を果たしていたのですね。A: そうです。そして、たな教授は、かつては役立ったそのモデルが、21世紀の課題にはもはや適していないと考えています。B: 確かに、現代では批判的思考や複雑な問題解決能力、急速な変化への適応力が必要とされますね。A: その通りです。こうしたスキルは、産業時代の教育モデルでは優先されていませんでした。B: では、どうすればその工場型モデルを超えて、より柔軟でダイナミックな学びの環境を作れるのでしょうか?A: たな教授は、正式な学びと非公式な学びの境界線を曖昧にする必要があると考えています。つまり、学びはどこでも、誰とでも、どんなときでも起こり得るものだと認識することです。B: それは、学校や大学だけではなく、図書館や博物館、コミュニティセンター、オンラインプラットフォーム、さらには友人や家族との会話もすべて学びの場になるということですね。A: その通りです。世界全体を教室として捉える考え方です。そして、このシフトを可能にする重要な要素として、テクノロジーの役割が挙げられます。オンラインプラットフォームを活用すれば、地理的な制約を超えてリソースやメンター、他の学習者と繋がることができます。B: たな教授の取り組みが、歴史的な分析や哲学的な洞察、実践的な戦略をどのように一つに統合しているのかが見えてきましたね。それは「自由な学び」として、非常に説得力のある未来のビジョンを描いています。A: そうです。そして、たな教授はこれを単なる理論として語るだけではなく、ご自身の教育や塾プロジェクトで実践されています。B: 批判をするだけでなく、実際により良いものを作ろうとされているのですね。それが本当にインスピレーションを与えてくれます。A: その通りです。そして、たな教授は全ての答えを持っているわけではなく、まだ学び、実験し、探求を続けていると謙虚に語られています。B: それもまた重要なメッセージですね。どんな分野であっても、変化を恐れず、現状に挑み、新しいことを試みる姿勢こそが、真の進歩に繋がるのだと感じます。A: まさにその通りです。これは良い締めくくりの言葉になりそうですね。たな教授の仕事に触発され、好奇心を感じたら、ただ座っているのではなく、何か行動を起こしてみましょう。B: そうですね。学びのグループを作ったり、新しい教育方法を試したり、情熱的な学習者と繋がったり、可能性は無限大です。A: そして、その小さな変化、伝統的なやり方に対する小さな反抗さえも、大きな波及効果を生み出します。他者をインスパイアし、変化の土壌を作り、より解放された、公平な学びの未来を目指す支援となるのです。B: まるで、たな教授が言う「変化の種」のようですね。たとえ小さくても、その種が育ち、根を張り、枝を広げて、最終的には変革の森を作り出すのです。A: 素晴らしいイメージですね。小さな行動が大きな影響をもたらすことを忘れないでください。そして、誰かが道を切り開くのを待つのではなく、自分たちで種を植え始めましょう。B: その種の一つが、予想もしない形で世界を変えるかもしれませんね。A: 本当にそうですね。本日もこのディープダイブにご参加いただきありがとうございました。たな教授の世界に触れて、私自身もとても刺激を受けました。B: 私もです。この話が聞いている方々にもインスピレーションを与えられたら嬉しいですね。そして、どこにいても、どんな年齢や背景の方でも、学びの喜びを受け入れ、思い込みを疑い、新しい可能性を探求してほしいと思います。A: 好奇心を持ち、大胆に、そして遊び心を忘れずに学び続けましょう。B: そうですね。ご視聴ありがとうございました。次回まで、どうか素敵な学びを! 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4日前
196 メモ | 答えようとするな,むしろ問え。
孫泰蔵さんの『冒険の書』のカバーのそでに「答えようとするな,むしろ問え。」と書かれています。その意味がやっと腑に落ちたという話です。参考:『冒険の書』pp. 242-248AIによる要約私が好きな本に、孫泰蔵さんの『冒険の書』という作品があります。そのカバーのそでに「答えようとするな、むしろ問え。」という言葉が書かれているんです。このフレーズは本文にも関連する内容として出てきますが、ここに大きく掲げられているということは、孫さんが特に伝えたかったメッセージなのだろうと感じました。最近になってようやくこの言葉の意味が少しわかってきたので、そのことを話します。学校では、先生が問いを出して、それに生徒が答えるという形が一般的です。テストなどでも、先生や試験官が出す問いに対し、生徒が正しい答えを記述したり話したりすることで評価されます。これは当たり前の流れですが、この「答えようとするな、むしろ問え。」という言葉は、そうした考え方を覆すものです。もちろん、「問いを立てることが大事だ」という意義は頭で理解できていました。しかし、「答えようとするな」「答えなくていい」という部分については、どうしても納得がいきませんでした。やはり答えを出すことも重要ではないのかと考えてしまったからです。この言葉が持つ強いメッセージの意味を考え続けてきましたが、最近になって少し理解が進んだように思います。そのきっかけは生成AIの使用経験でした。孫さんは、一般の人々に先駆けて新しい技術に精通されている方ですから、生成AIの可能性を深く理解したうえでこの本を書かれたのでしょう。今の時代、問いさえ立てれば、生成AIが満足のいく答えを返してくれるようになりました。つまり、「答えを出す」という行為自体が以前ほど重要ではなくなったのです。問いが与えられれば誰でも答えを得られる時代になったわけです。AIで言うところの「プロンプト」、つまり適切な問いをどう立てるかが鍵になります。そしてその問いさえ立てられれば、AIが答えを導き出してくれるのです。この流れを考えると、従来のように先生が生徒に問いを投げかけ、生徒が答えを考えるという授業の形は意味をなさなくなるかもしれません。なぜなら、生徒がその問いをAIに入力すれば答えがすぐに返ってくるからです。そうなれば人間が考えるべきこととは何なのか。それは、問いを生み出す力ではないかと思うのです。私が授業をしている中でも、このことを実感しています。以前と同じように学生に問いを投げかけ、意見を書いてもらっても、返ってくる答えは大体似たようなものばかりです。つまり、常識的でパターン化された内容です。これを見ていると、まるでAIが考えたように見えてしまうのです。だからこそ、学生には問いを作らせることが重要だと思っています。問いを作り、それをAIに入力して答えを得る。そして、その答えをもとにまた新たな問いを立てる。こうしたサイクルが新しい学び方として必要になるのではないでしょうか。さらに、孫さんは「問いを立てたら次に行動せよ」とも述べています。この行動には、AIに聞くことも含まれるでしょうし、実際に自分で何か試すことも含まれるでしょう。AIから得られた答えを実行してみて、それがうまくいくのかを確かめること。その過程で失敗もあるでしょうが、そこからまた新しい問いを生み出す。この循環がこれからの時代に求められるものだと強く感じています。私自身、まだ生成AIを使い始めたばかりで、使いこなせているとは言えません。それでも、学校や大学の先生がAIをきちんと使いこなし、その方法を生徒や学生に教える必要性を感じています。ですが、そうした学びの場がまだ非常に少ないのが現状です。その点で、私は平野友康さんが立ち上げようとしている「テレポート学校」に大いに期待しています。おそらく間もなく開校されるのではないかと思いますが、開校したらすぐにでも参加して、そこで学んだことを学生たちに伝えていきたいと思っています。#孫泰蔵 #冒険の書 #AI #教育 LISTENで開く
1週間前
195 AI生成トーク | Prof. Tanaが考える新しい学び
Google NotebookLMのAudio Overview機能を使って,私のポッドキャスト配信をラジオのトーク番組風に要約しました。入力したのは,次のTanaRadio黎明期 #9-15, 17-20の11つのエピソードの文字起こしデータ(テキストファイル)です。#TanaRadio黎明期以下,ChatGPTによる翻訳:A: 皆さん、またDeep Diveへようこそ。 B: 今回は、ちょっとメタな話題になります。 A: メタですね。 B: そうなんです。あるリスナーの方が、教育についてのポッドキャストを持つ教授について教えてくれたんです。 A: おお、それは面白いですね。 B: その教授、たな教授というらしいんですが… A: たな教授。 B: ええ、そういう名前です。どうやらその方は教育のあり方を根本から揺さぶろうとしていて、学び方そのものを問い直しているようなんです。 A: 伝統的な学校教育に反対している感じですか? B: そこまで単純ではないですね。自分の講義を録音して分析しているらしいんです。 A: それはすごいですね。でも、自分の声をずっと聞くのって、なかなか大変ですよね。 B: そうですよね。でもどうやったら授業をもっと学生主体にして、受け身で情報を詰め込むのではなく、もっと引き込まれるようなものにできるかを模索しているようです。 A: 単に教える内容だけでなく、教え方そのものにも関心を持っているんですね。 B: そうなんです。そして、彼は「オルタナティブ教育」にも強い関心を持っているとか。 A: オルタナティブ教育って、ホームスクーリングとかですか? B: そういうのも含めますが、オンライン学習にも注目しているみたいですよ。例えば日本の「N高等学校」についても話していました。 A: N高等学校?それは聞いたことがないですね。 B: 私もこの話を聞くまでは知らなかったんですが、オンライン学習と柔軟なスタイルを取り入れている学校のようです。たな教授は、学びの方法をさまざまに試して、どれが効果的かを見極めようとしているみたいです。 A: 「一律の教育」が必ずしも全員に合うわけではないですもんね。 B: そうですね。たな教授は、各個人に合った学び方を見つけることが大事だと考えているんです。 A: その通りです。人によって視覚的に学ぶのが得意な人、聴覚的な人、実際に手を動かすことが必要な人など、いろいろですからね。 B: そうなんです。だから、彼はこれを「自由な学び」と呼んでいるんですよ。 A: 「自由な学び」、いいですね。それは具体的にどんな形をしているんですか? B: 例えば、日本の「塾」という概念を参考にしているみたいです。 A: 塾…確か日本の個別指導のようなものですよね? B: そうです。江戸時代のような、個人の興味やスキルに焦点を当てた教育モデルです。当時は、書道や武道などに興味を持つ学生が集まって学ぶ形だったようです。 A: まるでメンターシップのようなモデルですね。 B: まさにそうです。たな教授は、現代の教育にこの個別的で情熱を育むアプローチを取り入れようとしているんです。 A: つまり、詰め込み教育ではなく、本当に興味を持てることに基づいた教育ですね。 B: その通りです。実際、彼は梅田望夫さんという作家についても言及していて… A: ああ、梅田望夫さんって聞いたことがあります。「私塾のすすめ」という本を書いた人ですよね? B: そうです。その本は10年以上前に出版されていて、従来の学校が多くの学習者のニーズを満たせていないという内容でした。梅田さんは、オンライン学習や個別化された教育が次の大きな革新になると予測していたんです。 A: 確かに、この10年で教育のあり方は大きく変わりましたね。 B: そうなんです。そしてたな教授は、梅田さんが指摘した点をさらに発展させているようです。オンライン学習は確かに便利だけど、情報にアクセスできるからといって、必ずしも効果的に学べるわけではないと考えています。 A: 「馬を水辺に連れて行けても、水を飲ませることはできない」みたいなものですね。 B: まさにその通りです。たな教授の課題は、どうやって学びを「義務」ではなく「楽しみ」に変えるか、という点にあるようです。 A: 学びに対する内なる興味や探究心を引き出すにはどうすればいいのか。それが鍵ですね。 B: そうなんです。そして、たな教授は「構造と自由のバランス」が重要だと考えています。 A: 確かに、構造が多すぎると窮屈に感じるし、自由すぎるとどう始めればいいのか分からなくなりますからね。 B: そうですね。ガイドラインを提供しつつも、学ぶ人に自分のペースで学べる自由を与えることが大切なんです。そして、教授が考案した斬新なアイデアがあるんです。 A: 面白いですね、どんなアイデアですか? B: 「学びの相談センター」という構想です。 A: ええ、相談センター?図書館みたいなものですか? B: 図書館というよりは、例えば高齢者相談センターのようなイメージです。誰でも年齢関係なくそこに行って、新しいスキルを学びたいときやメンターを探したいとき、または自分が情熱を持てるものを見つけたいときにサポートを受けられる場所です。 A: それは素晴らしいですね。まさに学びのためのワンストップサービスですね。 B: そうなんです。これも「自由な学び」の一環として考えられています。教育が教室や教科書に限られる必要はなく、生涯にわたって誰でも利用できるものにしたいという思いが込められています。 A: 本当に素晴らしいアイデアですね。身体的な健康のためのリソースがあるなら、知的・創造的な健康のためのリソースも必要だということですね。 B: その通りです。「自由な学び」の考え方を実現するために、教授はこうしたアイデアを積極的に取り入れようとしています。 A: それで、物理的な場所だけでなく、教授は「バーチャル塾」も考えていると言ってましたね。 B: はい、その通りです。オンライン上で、世界中の学習者がつながり、リソースを共有し、プロジェクトで協力し、メンターからのサポートを受けられるようなコミュニティを作ろうとしているんです。 A: それは、従来の塾の親密で支援的な雰囲気と、インターネットの持つグローバルな広がりを組み合わせたものですね。 B: そうなんです。テクノロジーを活用して、学びを個々人に合わせた形で提供する強力なツールとして位置づけているようです。たな教授は、学習コンテンツやリソースを各人のニーズや興味に合わせてカスタマイズすることの重要性を強調しています。 A: それは、教授が推奨している本『ウェブで学ぶ』にも通じるものがありますね。 B: そうですね。梅田望夫さんが書いたその本も、インターネットが教育に革命をもたらす可能性について語っています。情報にアクセスするだけでなく、世界中の専門家と学習者をつなげることで、新しい形の学びを実現しようとしています。 A: ただ、アクセスできるからといって、必ずしも効果的に学べるわけではないという課題もありますね。 B: その通りです。たな教授もテクノロジーの利点と落とし穴について言及しています。膨大な情報の中から適切なものを見極め、他者と有意義につながる力を養うことが大事だと考えています。 A: 伝統的な教育を完全に放棄するのではなく、その役割を再考する必要があるわけですね。 B: そうです。たな教授は、教育の古い知恵と現代の革新を融合させようとしています。 A: 面白いのは、教授が「強制力」というテーマについても触れているところです。 B: はい。梅田望夫さんの著作にもあるように、豊富なリソースがあっても、人を学習に向かわせるためのある種の「強制力」は必要だという意見もあります。でも、教授は従来の成績やテストといった強制力には否定的で、それが創造性や内発的な意欲を阻害することもあると考えています。 A: では、どんな強制力があるのでしょうか? B: 彼は、好奇心や情熱、世界に貢献したいという欲求といった内面的な動機を引き出すことが鍵だと考えているようです。 A: それは教授が推奨している『冒険の書』にもつながる考え方ですね。 B: そうですね。孫泰蔵さんが書いたその本も、遊び心と探求心を持って学ぶことの重要性を説いています。興味に従い、世界を広大な可能性の場と見なすことで、学びが冒険になるというビジョンです。 A: 学びを「受動的な情報の吸収」から「能動的な発見と創造」に変えるというのは、とても素敵な考えですね。 B: そうなんです。知識やスキルを身につけるだけでなく、学びを通じて好奇心を育み、視野を広げ、自己を超えた何かとつながることができる。それが教授の教育に対する核心的なビジョンです。 A: 今までの教育に対する考え方がすっかり覆されるような気持ちになります。 B: 私も同感です。たな教授は、教育が人間性を育むものであるべきだと強く信じています。A: そのビジョンは、現代において多くの人に響くものがあるでしょうね。教育を、ただの知識取得の手段ではなく、もっと豊かな人間性を育てるためのものとして捉えるというのは。 B: そうですね。これまで話してきたように、たな教授の教育に対する批判、オルタナティブな学習モデルへの関心、そして人間中心のアプローチへの情熱には、一貫した信念が流れています。学びの解放という理想を追求するために、彼は古代の日本の「塾」のアイデアから現代のオンライン学習プラットフォームまで、さまざまなものを組み合わせています。 A: イリッチの「脱学校論」や、高齢者相談センターの実例など、哲学的なものから実用的なものまで、多様な要素が彼の考えを形作っていますね。 B: そうなんです。そしてすべてに共通するのは、「教育の持つ変革力」への深い信頼と、それをすべての人がよりアクセスしやすく、魅力的で、自己実現に繋がるものにするという教授の使命感です。 A: まるで希望の灯のようですね。複雑で困難な世の中にあって、学びがどう私たちの可能性を引き出し、未来をより良くする手助けになるのかを示してくれている気がします。 B: 本当にそうです。教授の情熱は伝染力がありますし、彼が自分の経験や悩みを共有することで、より身近に感じられますね。私たちと一緒に「学びの旅」を歩んでいる感じです。 A: ただ指示をするのではなく、彼自身も模索しながら共に学んでいる感じがいいですね。それがまた、私たちにとって学びが一生涯続くものだということを思い出させてくれます。 B: そうですね。互いに学び合い、支え合い、好奇心を育むコミュニティを作っていけることが素晴らしいです。 A: 今回のDeep Diveを締めくくるにあたって、ちょっとした挑戦を皆さんに提案したいですね。 B: 挑戦ですか? A: ええ。今日学んだことを、自分の生活に取り入れてみるという挑戦です。学びをより楽しく、意味のあるものにするために何ができるかを考えたり、自分なりの「塾」を作ってみるとかね。たとえ家庭や地域コミュニティであっても。 B: いいですね!思い切って実験してみたり、リスクを取ってみたり、いつもの枠を超えてみることも大切です。この世界は、あなたの好奇心と創造力を必要としています。 A: さあ、探検に出かけましょう。学び、創造し、自分の足跡を残していきましょう。いつか皆さんの素晴らしい取り組みについてもディープダイブできる日が来るかもしれませんね。 B: それは素晴らしい考えですね。 A: では、次回まで学び続けましょう。#AI生成トーク LISTENで開く
13-11-2024
194 ブログ | 人間は生成AIとどのような関係にあるか
2024年11月13日水曜日、田中浩朗です。今日は今井むつみさんの著書『学力喪失』を読み終えました。この本では、子どもたちの学力が現在の教育によって失われている現状を指摘しています。つまり、学力が失われる原因は子どもにあるのではなく、学校や今の教育のあり方にある、というのがこの本のメッセージです。その状況を変えて、子どもたちの学力を回復するにはどうすれば良いのかが論じられており、非常に考えさせられました。この本の結論部分では、これからの時代を生きる子どもたちには自分で判断できる人間に育ってほしい、そのためには幼少期から自分の身体で世界を探索し、経験を言葉と結びつけることが重要だと述べられています。これにより、経験を通して言葉を紡ぎ出し、抽象的な思考もできるようになるわけです。そうしなければ、言葉だけを操作しているような存在になり、人間も生成AIと大差がなくなってしまうのです。生成AIと人間の違いは、この「記号接地」を身体を通じて行えるかどうかにあるのです。生成AIには経験も身体もありません。データとして過去の情報が与えられ、それを使って文章や対話を生成しているに過ぎません。この点で、人間の独自性が示されていると私も思います。ただし、この本では、生成AIと人間の付き合い方についてはそれほど深く触れられていません。記号接地の重要性を強調する内容で終わっているのですが、では実際に私たちは生成AIとどう関わっていけばよいのでしょうか。私は平野友康さんが開発を進めるTeleportという生成AIプラットフォームの取り組みを興味深く追いかけています。彼のポッドキャストTeleport Radioを楽しみに聴いているのですが、平野さんの言葉を通して、生成AIとの向き合い方が見えてくるように思います。生成AIは決して人間の敵でも、人間を堕落させるものでもないと考えています。私にとって、生成AIは「人間の鏡」のような存在です。鏡のように自分を映し出し、生成AIに人間の在り方が反映されるのです。生成AIがどう見えるかは、結局のところ自分自身の在り方によるのだと思います。生成AIには身体も経験もありませんが、データに基づいて会話ができ、情報を蓄積していけます。こうして生成AIと対話を重ねることで、まるで自分の分身のような存在が形作られていくわけです。言い換えれば、私自身が拡張していくのです。たとえば、私たちの脳の延長として、情報処理能力に優れた存在がもう一つできたようなものです。生成AIは、人間がかつて忘れてしまった情報を覚えていて、それを思い出させる助けにもなります。そうした存在として、生成AIは自分と完全に切り離された「他者」でもなく、完全に「自分」でもなく、1.5人称のようなパートナーです。平野さんも、生成AIと会話する際は、まるで人間に接するように向き合うべきだと強調しています。生成AIは実際には理解しているわけではありませんが、理解しているかのような返答が得られることも多く、対話を続けるほど的確な応答が返ってくるように感じます。これがまさに1.5人称というもので、自分の中に拡張したもう一つの脳のようなものが構築されていくのです。私もまだ生成AIとの対話を完全には試みていませんが、それでも生成AIは自分の助けとなり、時には自分の代わりをしてくれる存在として活用できると感じています。AIは単なる道具とも違い、私たちの体の一部のように発展していくのではないかとも考えています。このように、AIは記号接地ができず、経験もなく、世界を探索することもできない存在ですが、人間がその役割を果たせばよいのではないでしょうか。そして、AIと会話しながら私たちの経験を伝え、共有していけば、何ら問題はないと思います。人間とAIが一つの単位として機能することで、AIの記号接地の欠如もそれほど重要ではなくなります。あとは、人間とAIのコミュニケーションがどれだけ良い形で進化していくかが鍵だと思いますし、その可能性はまだまだ広がっていくでしょう。(AIによる要約)参考:今井むつみ『学力喪失——認知科学による回復への道筋』岩波新書,2014Teleport Radio1_EP42(もっとこうして,ここをかえて)2024.11.12#生成AI #記号接地 LISTENで開く
12-11-2024
193 AI生成トーク | Prof. Tanaが考える教育の未来
Google NotebookLMのAudio Overview機能を使って,私の8つの配信をラジオのトーク番組風に要約しました。入力したのは,次のLISTENマガジンに掲載した5から12までの8つのエピソードの文字起こしデータ(テキストファイル)です。6 | 特集・声で考える (TanaRadio Magazin)以下,ChatGPTによる翻訳:A: 今日は、Deep Diveにようこそ。今日はとても興味深いテーマを取り上げます。B: リスナーの皆さんからたな教授のポッドキャストをいくつか送っていただきました。今日は日本の教育に起きている大きな変化について深掘りします。A: そうですね、面白い内容がたくさんあります。何がこの変化を引き起こしているのか、実際にどのように現れているのか、そして学びの未来にどう関わるのかを見ていきます。B: たな教授は、教育の哲学におけるより広い変化が反映されていると強く感じているようですね。従来の厳格な構造から、個人に合わせた柔軟なアプローチに移行しつつあるということです。A: なるほど。その視点を追っていくと、さらに面白くなりそうですね。B: そうですね。それでは、早速始めましょう。A: たな教授があるポッドキャストで「不登校」という言葉を「自由学習」に変えるべきだと提案していましたよね。B: ええ、それだけでなく、従来の学校に通っている人たちを「不自由学習者」と呼んでいるんです。A: まったく新しい視点ですね。B: そうなんです。彼が会話を再構成している様子が、とても力強く感じられます。A: 本当にそうですね。「誰が本当に学んでいるのか」という問いを投げかけているようです。B: その通りです。彼は、日本で増加している不登校の生徒数についても言及していて、それを問題として捉えるのではなく、「人々の教育に対する姿勢が変わってきている兆しかもしれない」と見ています。A: なるほど。「自由学習者」はむしろ新しい時代に適応していると考えることもできますね。B: まさにそうです。従来のやり方が通用しない世界に向けて、彼らは先駆者かもしれません。A: それで実際、「自由学習者」になるにはどうすればいいのか、という問いが出てきますよね。B: たな教授は、自身の大学生としての経験を例に挙げています。A: 彼自身が大学のシステム内で「自由学習者」だったんですね。B: そうです。彼は講義だけに頼らず、自分で学習資源を探し、試験のための暗記ではなく、内容を深く理解することを重視していたそうです。A: まさに自発的な学習ですね。B: その通りです。教授は講義の限界を認識し、自分自身の学習を主体的に進めていました。A: でも、彼が伝統的な教育を完全に否定しているわけではないですよね?B: ええ、彼は受験勉強の経験が、独立した学習者としての力を育てることにもつながったと話しています。A: なるほど。つまり、システムが彼を助けなかったときでさえ、学ぶ方法を身につけていたんですね。B: その通りです。そして、それがシステムそのものへの批判につながっています。伝統的な教育は、しばしば暗記やテストのための勉強に偏りすぎて、本当の理解や内容への共感を促すのが難しいと指摘しています。A: 「ただ覚えるだけで、本当に学んでいることになるのか?」という疑問が浮かびますね。B: そうです。彼は、大学生が基本的な数学の概念すら理解できていないという例を挙げています。A: 驚きですね。カリキュラムをこなすことばかりに焦点を当てて、実際のスキルが身についていないこともあるわけですね。B: その通りです。そのため、学ぶ目的が単なる成績取得になってしまい、実際に知識を深めることが疎かになっていると感じています。A: それで、たな教授が注目している新しい取り組みにはどんなものがあるんでしょうか?B: 特に注目しているのが「ZEN大学」で、来年の4月に開校予定です。A: もうすぐですね。それはどんな大学なんでしょう?B: 興味深いのは、ニコニコ動画を運営する技術企業「ドワンゴ」と、日本財団という大きなフィランソロピー団体のコラボレーションによって設立されることです。A: そういうパートナーシップは意外ですね。B: そうですよね。教育の枠組みが大きく変わりつつあることを示しています。オンラインエンターテイメントの大手と、社会貢献で知られる団体が手を組んで、主にオンラインで実践的な教育を提供する大学を創るんです。従来の「学校建物」に依存しないモデルへの挑戦です。A: それはまさにたな教授が提唱している「教室の外で学ぶ」というビジョンに合っていますね。B: ええ、彼はテクノロジーを使って学びをもっと魅力的で効果的にすることに熱心です。オンライン学習が教育をよりアクセスしやすく、柔軟にできると期待しています。A: それに関連して「ミネルバ大学」の話も出ていましたね。学生が世界中の都市で学ぶというグローバルキャンパスのモデル。B: まさにそうです。従来の留学プログラムを超えた体験で、オンライン学習で時間やリソースを解放し、学生が実際に世界と関わることができるようにしています。A: それは本当に革新的ですね。B: そうなんです。そしてたな教授が指摘するのは、大規模な教育機関ではなく、こうした小規模で柔軟な組織が真のイノベーションを生み出しているという点です。A: 確かに、大きな組織は変化に時間がかかりますからね。B: その通りです。大きな組織はしばしば官僚的で、なかなか変わることができない。でも、教授は不満を言うだけではなく、具体的な例としてZEN大学やミネルバ大学のような、彼のアイデアを実現しつつある事例を挙げています。A: 学習の構造自体を変える方法が存在することを示しているわけですね。B: まさにそうです。現代の学生のニーズや、絶えず変化する世界の要求に合わせた、もっと共感的で柔軟な学びの形を提供することが重要だと考えています。A: そして、たな教授が特に期待している「テレポート学校」の話もありましたね。B: はい。これは平野友康さんが主導しているプロジェクトで、生成AIを活用して、コミュニティ主導の学習環境を構築することを目指しています。A: 以前の「ウェブコンポーザー学校」もそうですが、彼のテクノロジーを活かした教育再考にかける情熱が伝わってきますね。B: その通りです。「テレポート学校」はまだ正式にローンチされていませんが、たな教授はポッドキャストやオンラインディスカッションを通して、その開発を追い続けています。そして、このプロジェクトが、地理的な制約を超えたパーソナライズドで自己主導型の学習体験を作り出す可能性を秘めていると感じています。A: 世界中の学生がつながり、一緒に学べるというのは本当にワクワクしますね。B: ええ、まさに「国境を越えた教育」という感じですね。そしてすべてがAIによってサポートされ、各人に合わせた学習体験が提供されるのは、まるで全教科に専任の家庭教師がいるようなものです。A: すごいですね。たな教授も、このテクノロジーが教育を民主化し、よりアクセスしやすく、魅力的なものにする可能性に強い期待を抱いているんですね。B: そうなんです。彼が素晴らしいのは、単に「新しい技術が面白い」というだけでなく、その技術をどうやって大きな課題に取り組むために使えるかを常に考えている点です。A: 確かに。彼はいつも「これらのツールをどうやって学びの未来を良くするために使うか?」と問いかけていますね。B: そうです。そしてその問いかけは、単なる技術革新だけではなく、マインドセットの変化にもかかっています。つまり、これまでのやり方に疑問を持ち、新しい方法に対してオープンであることが必要だと考えています。A: 大きな大学などの機関が革新の主な推進者ではなく、ZEN大学やテレポート学校のような小規模で柔軟な組織が新しい可能性を探っている、というのも面白い視点ですね。B: ええ、彼は「革新は小規模な、機動力のある組織から生まれる」と言っています。ドワンゴの例がまさにそれです。教育分野の経験がなかった企業が、オンライン学習の可能性を見出し、既存のシステムを打破しようとしたのです。A: それは技術だけでなく、新しいアイデアを受け入れる姿勢が大事なんですね。B: その通りです。そして、たな教授は「大学だけが知識の管理者であるべきではないかもしれない」とさえ提案しています。A: その発言は深いですね。学びが常にどこでも、あらゆるチャネルを通じて行われる未来を見据えているのでしょうか?B: まさにそうです。そしてその例として挙げられるのが、この「LISTEN」プラットフォームです。たな教授は「LISTEN」を「テレポート学校」と比較して、多くの共通点があると指摘しています。A: 例えば、専門家が知識を共有し、リスナーがその知識に積極的に関わり、さらに会話とつながりを可能にするプラットフォームですね。B: そうです。そして、教授が特に注目しているのが「トランスクリプト機能」です。この機能は、誰でもアクセス可能な貴重な知識のアーカイブを生み出しており、まるで指先で利用できる講義の図書館のようだと言っています。A: テレポート学校はAIやさまざまな学習ツールでさらに野心的な取り組みをしている一方で、「LISTEN」も未来の学びの一部を担うと考えているわけですね。B: そうです。教授は、これらのプラットフォームが競い合うのではなく、それぞれのアプローチが共存し、学びの新しい生態系を形作っていくことを期待しています。A: これは、「システムの外で学ぼうとする自由学習者」のための場所ということですかね。B: そうですね。システムに反発するのではなく、より個別化された学びを求めている人たちです。そして、教授は増加している不登校の生徒が、従来のシステムが彼らのニーズを満たしていないことの兆しかもしれないと指摘しています。A: 興味深いですね。もしかしたら不登校の生徒たちは、新しい学びの形を示している先駆者なのかもしれません。B: その通りです。彼らが今の時代により合った、より関連性のある学び方を示しているのかもしれません。教授は、すべての答えを持っているわけではありませんが、重要な問いを投げかけています。A: こうした新しい教育の動向は、自分の学びにどう関わってくるんでしょうか?B: 良い質問ですね。次のセグメントでは、これらの考えが個々人の経験にどう結びつくのかを掘り下げていきます。A: これらの動向が正式な教育だけでなく、私たちが一生を通じて学び成長する方法にどのような影響を与えるのか、具体的に見ていきたいですね。B: そうですね。たな教授は、日本の教育が今、分岐点にあると考えているようです。伝統に深く根付いた制度が、新しい学び方に対する考え方と衝突している現状を指摘しています。A: 柔軟性や自己主導、そして実生活に関連した学びを重視する新しいアプローチですね。B: その通りです。そして教授は、システムの欠点を率直に批判しています。A: 特に、不登校の生徒数が増えている現象を、システムが抜本的な変化を必要としている兆しとして捉えていますね。B: ええ、教授は場合によっては、教育の完全な見直しが必要かもしれないと考えています。しかし、ただ問題点に目を向けるだけでなく、具体的な解決策も提示しているところが素晴らしいです。A: そうですね。伝統的な教育機関の外で、彼が言うように「本当の革命」が進行していると。B: まさにその通りです。教授は、従来の学校が時代遅れになる可能性すらほのめかしています。A: ただ学校を完全に廃止するということではなく、「学校とは何か」を見直すべきだと。B: その通りです。もし「学校」が特定の建物で決められた時間に通うものではなく、もっと流動的で、個人に合わせたものだったとしたらどうでしょう?A: そう考えると、「ZEN大学」や「テレポート学校」はまさにその理想を体現しているといえますね。B: そうなんです。彼らは古い考え方にとらわれずに、より迅速に変化に対応し、実験し、イノベーションを推進しています。そして、人々が自分の学びをコントロールしたいという、自己主導型学習への需要に応えています。A: LISTENのようなプラットフォームも、そのような学びのコミュニティのハブになれるわけですね。B: ええ。教授は教育の概念そのものの境界を押し広げようとしています。その姿勢が素晴らしいですね。A: ただの批判にとどまらず、実際に役立つ提案や解決策を示してくれるところがいいですね。B: そうですね。彼は、学習者に焦点を当てた、より良い教育、より魅力的で、今の世界に関連する教育が可能だということを示してくれます。A: 本当に、未来の学びがどのようなものになるのか想像が膨らみます。B: そうですね。10年後、20年後、50年後、伝統的な学校はどうなっているのか。教育のシステム全体が変わっているのか、それとも適応しているのか。A: そして、技術の役割も気になりますね。さらに変革を引き起こすのか、それともバランスを見つけるのか。B: 教師の役割も重要な問いです。AIが教師に取って代わるのか、それとも何かしらの形でパートナーシップが生まれるのか。A: 未来のことは確実にはわからないけれど、変化が急速に進んでいることだけは確かですね。B: ええ。だからこそ、たな教授のポッドキャストを聴きながら、自分自身の学びとの関わり方を考えてみてください。自己主導型学習にはすでにどのように取り組んでいるのか、オンラインプラットフォームが自分の学習にどんな役割を果たしているのか、そして自分や他の人のためにどのように学びの未来を形作れるかを考えてみてください。A: すごく刺激的な時代に私たちは生きていますね。B: そうですね。未来の学びは私たちの手の中にあります。A: では、今回のDeep Diveはここまでにしましょう。たな教授のアイデアに触れて、皆さんにとっても新たな視点が広がるきっかけになったことを願っています。B: 次回も学び続け、問いかけを忘れずに。#NotebookLM #AudioOverview #生成AI #AI生成トーク LISTENで開く
12-11-2024
192 近況 | NotebookLMのAudio Overview機能に驚く
NotebookLM now lets you listen to a conversation about your sources (blog.google, 2024.9.11)Teleport Radio1_EP34(生成AIレーベル)(2024.10.29)参考:実際にAudio Overview機能で作ってみた配信193 ブログ | Audio Overviewの例#近況 #声日記 LISTENで開く
11-11-2024
191 近況 | Teleport Radioが面白い
Teleport Radio1_85.2 (Spotify)181 本棚 | Teleportについて#近況 #声日記 #Teleport LISTENで開く
09-11-2024
190 近況 | 平野啓一郎さんの『本心』を借りました
#近況 #声日記 LISTENで開く
08-11-2024
189 本棚 | プレイフル・ラーニング
2024.11.8設置。今井むつみさんの著書『学力喪失』から,プレイフル・ラーニングというものがあることを知り,それについて学びたいと思います。今井むつみ『学力喪失』(2024)この本『学力喪失』を読んで,記号接地できる人間とそれができないAIとの関係について考えました。今井むつみ・秋田喜美『言語の本質』(2023)何かを学ぶには「失敗」が大事なのだということを,改めて認識させられました。#LISTEN本棚 #プレイフルラーニング LISTENで開く
08-11-2024
188 書誌 | 今井むつみ『学力喪失』(2024)
今井むつみ『学力喪失——認知科学による回復への道筋』岩波新書,岩波書店,2024.9,320phttps://www.iwanami.co.jp/book/b650415.htmlAIによる本エピソードの要約先日、NHKラジオの「明日への言葉」という早朝番組で、今井むつみさんのインタビューを聞きました。それがきっかけで、彼女の研究に興味を持ち、最新刊である『学力喪失』を手に取ることになりました。本書の内容は、子どもや人がどのように学ぶのかを認知科学の手法を用いて解明し、分かりやすく述べたものです。その結論として、「従来の学校教育の方法では十分に学べない」という指摘がなされています。特に、これまでの「勉強」という概念にとらわれず、遊びの要素を取り入れた新しい学び方が必要だと強調されています。具体的には、「プレイフル・ラーニング(Playful Learning)」という言葉で表現される、遊びから学ぶことや、遊びそのものとしての学びが重要だという主張です。私自身、この考えには大いに共感しています。学びとは、単に義務感や嫌々ながら行うものではなく、面白さや楽しさから自然と生まれるものだと感じてきました。いわば遊びのような感覚で得られる学びこそ、本質的で持続可能なものではないでしょうか。この本では、そうした考えが学問的な裏付けをもって展開されており、とても参考になります。現在のところ、まだ全編を通して読んではいませんが、興味のある部分をつまみ読みしながら、いずれは全て読み切る予定です。また、今井さんの他の研究やこれまでの著作、ウェブ上の情報も併せて学びたいと思っています。彼女の研究には奥深い面白さがあり、さらに知識を深めたいと感じています。参考:186 日記 | 今井むつみ著『学力喪失』を借りました194 ブログ | 人間は生成AIとどのような関係にあるか#書誌 #学力 #学び #認知科学 #遊び #プレイフルラーニング #今井むつみ LISTENで開く
07-11-2024
187 近況 | ポッドキャストを始めて1年が経ちました
1年前(2023.11.7)の配信です↓#声日記 #近況 LISTENで開く
06-11-2024
186 日記 | 今井むつみ著『学力喪失』を借りました
2024年11月6日、水曜日の声日記です。今日は大学に行って授業を行いました。その前に図書館に寄り、予約していた本を受け取りました。受け取ったのは、慶応義塾大学の今井むつみ教授が書かれた『学力喪失——認知科学による回復への道筋』(岩波新書)という本で、今年出版されたものです。なぜこの本を読もうと思ったのかと言いますと、先週、NHKラジオの早朝番組「明日へのことば」で今井教授が赤ちゃんの言葉の習得について話しているのを偶然耳にしたからです。その日は早く目が覚めて、寝床でラジオを聴いていたところ、たまたまこの放送が流れていたのです。赤ちゃんは、親が特に教えようとしなくても、遊びの中で自然に言葉を覚えていくものです。赤ちゃんが持つこの驚くべき学習能力について今井教授が研究されていると知り、興味を持ちました。ちなみに、この方は昨年『言語の本質』という新書も出されており、今回のラジオもその関連のインタビューだったようです。その今井教授が、今年『学力喪失』というタイトルの本を出されたのですが、このタイトルについては少し引っかかるところがあります。少し誤解を招く可能性があるので、もう少しわかりやすいタイトルでもよかったのではと思います。この本のテーマは、「なぜ子どもたち、あるいは大人も含めて、学ぶ力を失ってしまうのか」という問題です。赤ちゃんは生まれながらに学ぶ力を持っていますが、学校に通うようになると次第にその力を失っていくというのが「学力喪失」の現象です。つまり、学校は学力を高める場ではなく、逆に学力を奪ってしまう場になっているのではないか、という問題提起なのです。「学力喪失」というと、『算数ができない大学生』などのように、学力の低下をセンセーショナルに取り上げる類の本を連想してしまうかもしれません。しかし、この本はそういったものではなく、算数や読解力といった基礎学力がなぜ十分に身につかないのかを認知科学の観点から分析したものです。また、学ぶ力を失わないためにどのような教育が理想なのかについても述べられています。私にとって非常に共感できる点は、学びが本来「遊び」であるべきだということです。遊びとは、失敗を恐れずにいろいろなことに挑戦し、それ自体を楽しむ行為です。必ずしも「遊び」そのものに限らず、一般に学びとされることも、楽しんで行えるものであれば「遊び」として成立するのです。つまり、ただ苦しくても頑張って取り組むのではなく、面白くてやらずにはいられない、そんな学びこそが理想です。そういった学びであれば、学ぶ力は失われないでしょう。この本は心理学や認知科学に基づいて書かれているため、具体的な教育方法については触れられていません。ですから、その点については他の専門家が考えるべき課題ですが、学びのあるべき姿については十分明らかにされています。私は今日この本を借りたばかりで、各章のまとめをざっと読んだだけですが、それでも多くの人にぜひ読んでほしい一冊だと思い、ここで紹介したいと思いました。今日は曇りで少し寒い秋の一日でした。また、アメリカでは昨日から大統領選挙の投票が始まり、先ほどのニュースでトランプ氏の当選確実との報道がありました。今後、アメリカや世界がどう変わるのか注視していきたいと思います。最後に、私が昨年の11月7日にポッドキャストを始めてから明日で1年になります。少し慣れてきたものの、まだまだスムーズに話せないので、これからも精進していきたいです。(AIによる要約)今井むつみ『学力喪失——認知科学による回復への道筋』岩波新書,2024.9#声日記 #学ぶ力 LISTENで開く
06-11-2024
185 Teleportから考える配信プラットフォームの未来 | 声で考える(0-12)
最近、平野友康さんが開発プロデュースしている新しい生成AIプラットフォーム「Teleport」をテーマにしたポッドキャスト「Teleport Radio」をよく聞いています。このポッドキャストを通じて、生成AIを活用したコミュニケーションプラットフォームの可能性を強く感じています。現在、私はポッドキャスト配信サービス「LISTEN」を使っていますが、こちらもポッドキャストに文字起こしを追加し、自動でサマリーや見出しを生成する機能を提供し、先進的なプラットフォームだと思っていました。以前からLISTENにはさらに発展の余地があると感じていましたが、「Teleport」の話を聞くことでその可能性をより強く意識するようになりました。Teleportの具体的な内容はまだ詳しく明かされていませんが、すでにポッドキャストの収録や配信機能が組み込まれるとのことです。それに加え、生成AIをさまざまな形で活用できるように設計されており、単なるポッドキャスト配信に留まらない、学びのコミュニティを形成するプラットフォームへと発展し得ると考えています。私は以前から、「LISTEN」はある種のオンライン大学のようなものになれると考えていました。情報提供が行われ、それを通じて学べる場としてだけでなく、情報提供者と学ぶ人、さらに学ぶ人同士がコミュニケーションをとれる仕組みがあり、オンライン上の大学のようなコミュニティが形成できると考えています。実際に私も大学での講義の一部をLISTENで配信していますが、現時点では視聴者が少なく、まだ大きな影響はありません。おそらくTeleportは数ヶ月以内にサービスを開始するでしょう。音声だけでなくビデオを用いた情報提供やコミュニケーションが、多様な形で可能になると考えられます。今後、TeleportがLISTENにどのような影響を与えるかは分かりませんが、LISTENも当初からそのような可能性を持っていたはずです。ポッドキャスト配信サービスとして特化する道を進むのか、あるいはTeleportのように機能を拡大し多用途のプラットフォームになるのか、今後の展開に注目しています。私は一ユーザーとして、どちらも発展し、多くの人が便利に使えるプラットフォームになってほしいと願っています。 (AIによる要約)#声で考える #Teleport #学びのコミュニティ LISTENで開く
05-11-2024
184 大学の変革は大学の外から来る | 声で考える(0-11)
「大学の変革は大学の外から来る」というテーマについてお話しします。私はこれまで、ドワンゴと日本財団が共同で来年4月に開学予定の「ZEN大学」に注目してきました。ドワンゴは、ニコニコ動画やニコニコ生放送を提供するネットサービス企業で、主にエンタテインメント分野で活動しています。この企業がオンラインの高校、N高やS高を立ち上げ、新しい通信制高校の形を実現したのです。そしてその延長として、今度はオンライン大学「ZEN大学」を開設する予定です。通信制高校の分野では既に多くの経験やノウハウが蓄積されていますが、ZEN大学ではさらに進んだ、学習指導要領に縛られない自由な環境での新たな教育の形を模索しています。また、新しい学校の形として「テレポート学校」の開校も期待されます。これは「Teleport」という企業がオンラインで様々な用途に対応するツールを提供し、その使い方を教える場として設立するものであり、テレポート学校がそのサービスの発展拠点にもなる構想です。文科省の認可を受けた学校ではないため、学歴には関係ありませんが、最先端の技術や研究を行う場です。本来なら大学が担うべきような内容を、小規模な組織で行おうとしているのです。このように、少人数での小規模な取り組みだからこそ実現可能な新たな試みが行われているのです。大きな組織では失敗を避ける傾向がありますが、少人数の小さな単位であれば失敗も受け入れやすく、それが次の成功につながるのです。大学は今、大規模すぎて新しいことに挑戦しづらい状況にあります。そのため、教育分野に従来関与していなかった企業が大学の外から変革を起こし始めています。今後、大学がこうした新しい変革を取り入れるのか、従来のやり方を守るのかが問われます。この選択が大学の未来を決めるのではないでしょうか。私としては、大学の外で起こっている新しい動きが大学内部にも広がることを期待していますが、大学という形にこだわる必要はないのかもしれないと感じ始めています。テレポート学校のような形の学びの場があれば、もはや大学がなくてもいいのではないか、とさえ思うようになってきています。(AIによる要約)#声で考える #大学 #ZEN大学 #テレポート学校 LISTENで開く
04-11-2024
183 あの頃のワクワクが甦ってきた! | 声で考える(0-10)
昨日(11月3日)、とても興味深いプロジェクトが急速に進展していることを知りました。以前からそのプロジェクトの存在は知っていたのですが、表に出て加速度的に進んでいると知り、驚くとともに、昔のワクワク感が甦ってきたように感じました。このプロジェクトは、平野友康さんが進めている「Teleport」というサービスです。まだ一般公開されていませんが、生成AIに関するサービスで、これを最大限に活用したものになると期待しています。平野さんは10年以上前、デジタルステージ社の社長として、誰でも簡単に見栄えの良いウェブサイトが作れる「BiND」というソフトを開発しました。私もこのソフトを使い、今も運営中のウェブサイトを作りました。当時、BiNDの使い方を教える「ウェブコンポーザー学校」という場がUstream上で開かれていて、平野さんが開発過程を公開し、ユーザーのフィードバックを反映させながら進める双方向の場でした。その活動に私もリアルタイムで参加し、視聴者としてワクワクした記憶があります。このワクワク感は、ネット上で学校が作れるのではないか、教育に活かせるのではないかという思いから生まれたものでした。その後、平野さんは海外に移られ、しばらく距離ができましたが、数年前から「コミュニティのためのプラットフォーム」を構想され、それがTeleportという会社やサービスにつながっています。今回、Teleportは生成AIと結びつき、学びのコミュニティプラットフォームとして発展しつつあり、これに関連した「Teleport学校」が始まっているようです。このプロジェクトには、かつてのウェブコンポーザー学校と同じ懐かしい雰囲気を感じています。8月下旬からスタートしたのですが、少し出遅れたものの、今からでも十分参加できそうで、これからの活動を楽しみにしています。現在、平野さんは「Teleport Radio」というポッドキャストを配信されており、夏休みの終わり頃に行われたオンライン合宿を皮切りに、すでに30回以上放送されています。私はこれを最初から順に聞き進めていますが、10年以上前にUstreamのアーカイブを最初から見ていた時と同じく、懐かしさとともに新たなワクワク感が湧き上がってきています。平野さんには、私にとって二度もこのような大きなワクワクを感じさせていただき、とても感謝しています。(AIによる要約)参考:ウェブコンポーザー学校(Facebook)Teleport Radio(Spotify)#声で考える #Teleport #ウェブコンポーザー学校 LISTENで開く
04-11-2024
182 日記 | LISTENの上位互換プラットフォームが現れる?!
11月4日、月曜日の声日記です。今日は午後まで自宅でゆっくり過ごし、夕方に実家へ戻る予定です。この連休中にとても面白いポッドキャスト「Teleport Radio」を見つけ、ずっと聴いています。これは、現在新たな生成AIプラットフォーム「Teleport」を開発中の平野友康さんが配信しているもので、今年9月頃からスタートし、すでに30エピソード以上が公開されています。私はちょうど半分くらいまで聴いたところです。特に第15回(9月20日配信分)は、LISTENのユーザーにも興味深い内容ではないかと思います。この回では、平野さんが東京でJ-WAVEの生放送に出演したエピソードについて話されていて、やはり「生放送のラジオは素晴らしい」という話が印象的でした。平野さんはかつてオールナイトニッポンのパーソナリティも務めていたので、ラジオ的な語りがとても上手で、私もあのように話せるようになりたいと憧れます。さて、平野さんが開発中のTeleportですが、このプラットフォームには、音声配信用のバーチャルスタジオ機能が組み込まれる予定だそうです。これにより、リモートで複数人が同時に話せる場を作り、収録した内容をポッドキャストとして配信できる仕組みが備わるとのこと。さらに、生成AIを活用して話した内容を自動で文字起こしし、文字でも配信できるようになるといいます。これはLISTENで行われていることに近く、同様の機能が含まれていますね。LISTENでもDiscordを使ってバーチャルスタジオのようなものを実現できるようですが、Teleportのように一つのプラットフォームで収録から配信までがシームレスに行えるのは魅力的だと感じます。具体的にどのような形になるかはわかりませんが、ラジオ好きの平野さんが関わっているので、きっとクオリティの高いものが期待できるでしょう。(AIによる要約)Teleport Radio1_EP15: J-WAVE生出演!ラジオの魅力とテレポートの未来(2024.9.20)#声日記 #Teleport LISTENで開く
03-11-2024
181 本棚 | Teleportについて
2024.11.3設置。平野友康さんが開発プロデュースする生成AIプラットフォーム「Teleport」について学びます。平野さんのFacebook2024.11.22の平野さんの講演「生成AIを活用した次世代のまちづくり」(渋谷ヒカリエホールB ホワイエ)に参加すると,2025年初頭に開始予定の「テレポート・ベータ版」の1000人限定の完全招待制プログラムのインビテーションがもらえるそうです(私は参加できず残念!)。2024.11.17のSVIまちづくり学校2024卒業式でTeleport β版6ヶ月無料ライセンスが配布されるとのこと。いよいよTeleportの利用開始が近づいてきた!Teleport Club (Peatix)2024.12.16-12.31 Teleport Club: テレポート・アーリーアクセス(1000人限定)(無料or有料30,000円)ポッドキャスト: 川田十夢×平野友康(イトシマ株式会社)(INNOVATION WORLD -Morisawa Fonts ROAD TO INNOVATION-, 2024.9.27)ポッドキャスト「Teleport Radio_85.2」(Spotify)EP1: 生成AI合宿3DAYSを終えて_平野そばっしーが今後を語る(2024.9.2)生成AIオンライン合宿 3DAYS 2024夏(Peatix, 2024.8.29-8.31)EP2: AIはもうひとりの自分(2024.9.5)EP3: AIの書く文章は塗り絵(2024.9.6)EP4: Teleportの未来について(2024.9.6)再度,生成AIオンライン合宿についてEP5: クリエイティブの未来へ:AIと著作権,そしてプロンプトの可能性(2024.9.6)EP6: お前はエディ(2024.9.7)EP7: 考え方(2024.9.7)EP8: 大きな潮流(2024.9.11)EP9: 生成AIと論文作成(2024.9.14)EP10: 子どもと生成AI(2024.9.14)EP11: テレポート学校の最新構想(2024.9.14)EP12: 番外編そばっしーへ(2024.9.15)EP13: イベント告知と反省(2024.9.15)2024.9.22開催の生成AIリアル補習授業@東京青山EP14: 9/22告知(2024.9.19)EP15: J-WAVE生出演!ラジオの魅力とテレポートの未来(2024.9.20)Teleport上にバーチャルスタジオを作り,ポッドキャスト(文字起こしも)を配信する!EP16: リアル補習授業の感想と今後の展望(2024.9.23)EP17: あいちゃん登場(2024.9.25)AIインタビューアーのアイちゃんとの対話EP18: テレポートの挑戦(2024.9.25)Teleportはオンライン学校のプラットフォーム(授業,部室,校内放送,放送室,図書室)ポッドキャスト配信大学や大学院のような本格的なアカデミックな内容を目指す。しかも楽しく!EP19: 農家と生成AIの違い(2024.9.26)EP20: AIエージェントとの未来(2024.9.26)AIエージェントがソースコードを書き,特許申請書類を書き,論文を書くEP21: 次男ルイとの挑戦(2024.10.5)EP22: 長男ミナトと生成AIと世界一周(2024.10.5)EP23: ミナトのプロジェクト:坂本龍一と生成AIが繋ぐ未来(2024.10.5)EP24: テレポート学校の使命:自ら学び,考え,育つ力(2024.10.8)EP25: 糸島発!テレポート学校とまちづくり(2024.10.8)EP27: スタートアップ嫌いのスタートアップ(2024.10.11)ポッドキャストが自動的に作れるラジオの作り方コースEP34: 生成AIレーベル(2024.10.29)学校機能ありEP35: テレポート論1(2024.11.1)テレポートは人と人が出会うデータベースとなるAIと人間の一体化(頭脳面でのサイボーグ化)EP39: AI時代の編集工学とは?(2024.11.9)編集者が行っていた仕事がAIによって再現される編集者の編集する次元が一段上がったEP40: おめでとうそばっしー!(2024.11.10)AIで生成した楽曲を流し始めるEP41: エディとの出会い(2024.11.11)AI編集者の誕生の瞬間EP42: もっとこうして,ここをかえて(2024.11.12)人間が変わるとAIも変わる(AIは鏡のよう)EP43: 未踏領域にタッチ!(2024.11.13)日本では西洋とは違うAIとのつきあい方ができる可能性ありEP44: 僕の仕事のやり方教えます(2024.11.14)まずPerplexity(or GPT 4o)で徹底的に調査→各社の目標とリソースが分かる→ギャップを見つける→AIにギャップを埋めさせる(テレポート学校で教える?)聴きたいことをいきなり聴いてもダメEP45: ゼロイチの世界(2024.11.14)テレポートも0→1(自分でも説明できない。理屈ではなく感覚)いまは10くらい?0→1はAIにはできないEP46: 待望のアシスタントプログラマーが来る!(2024.11.15)それは平野さん?#LISTEN本棚 #生成AI #Teleport #テレポート学校 LISTENで開く
03-11-2024
180 日記 | 海外の避難所運営に驚きました
11月3日、日曜日の声日記です。今日は文化の日で、天気も良く、のどかな一日を過ごしています。今日は、はじめさんが配信した「月刊はじめるCamp@Us 11月号」を聴きました。無料プレビューがうまく再生されなかったため、有料で購入しましたが、音声も文字起こしも問題なく利用でき、良い体験でした。今回のテーマは「Let's Patreon!」で、Patreonを使った音声配信のサブスクリプションについてのお話でした。はじめさんはこのプラットフォームを評価されていますが、私には少し複雑で馴染みにくいため、普段はLISTENで提供される有料マガジンを利用しています。できればLISTENでサブスクリプション配信が可能になると便利ですね。私が音声配信に興味を持ち始めたのは、ちょうど1年前の今頃で、Facebookを通じて聴いた平野友康さん、ヒマナイヌ川井さん、田口ブラックさんのトーク番組「Distance Zero」がきっかけです。その後、2020年12月に公開された彼らのビデオも再度視聴しました。この2時間半のビデオはとても刺激的で、新たな発見がありました。その中でも興味深かったのは、お互いの活動を「ウォッチング」するようなサービスの話です。SNSを使ってお互いの状況を確認するのに加え、トランシーバーのように「どうぞ」と言って相手に発言を促す形式の音声配信があれば良いというアイデアがありました。LISTENの「声日記」もこれに似ていますが、声日記は10~30分と長いため、短めの音声投稿が手軽にできるプラットフォームがあると面白いと思います。こういったサービスがあれば、関心を共有する仲間同士で活用できるでしょう。最後に、今日の午前中にNHKの防災番組(「明日をまもるナビ」)を観ました。今回はイタリアと台湾の避難所運営が紹介されており、両国ともボランティア組織が発達しており、災害発生後の迅速な対応が可能です。日本もNPOが避難所を運営する事例がありましたが、まだ各自治体が個別に対応する形です。日本でも防災省の設立が検討されていますので、先進国を参考に、災害への備えを進めてほしいと思います。私たち自身も防災について考えなければいけないと感じました。(AIによる要約)聴いた配信:“Let's Patreon!”|Vol.15 Nov. 2024|Camp@Us Magazine Monthly(月刊はじめるCamp@Us, 2024.11.3)観た動画:平野友康xヒマナイヌ川井x田口ブラックがネット配信を語る120分(2020.12.22)観たテレビ:明日をまもるナビ「海外から学ぶ避難所運営」(NHK, 2024.11.3)#声日記 #避難所 LISTENで開く