098.2024年の10大トピックス(1)人材獲得競争の激化

2030年のキャリア戦略 ~人生100年時代を幸せに生き抜くために~

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年末を迎え、山岸が勝手に選んだ「2024年のキャリア関連10大トピックス」を、3回に分けてお送りします。今年はコロナ禍からの経済回復と、団塊世代の完全引退による労働力不足のため、人材獲得競争が激しくなった年でした。 話題①は、「初任給、賃金引上げ」です。多くの企業が人手不足で採用数を増やしたため、初任給が大幅に上昇しました。中途採用も同様で、パートやアルバイトの時給も1000円を超えました。 話題②は、「大学生の就活早期化」です。就職協定では企業説明会の解禁は、3年生の3月1日ですが、この時点で43%の学生がすでに内定を保有しているという調査結果もあります。話題③は、「中途採用5割に迫る」です。日経新聞の調査では、中途採用比率が過去最高の43%になりました。 話題④は、「職人・工場労働者の不足」です。特に工業高校の求人倍率は20倍を超えました。製造業や建設業の多くが、後継者不足を課題としています。