#26 お互いをわかり合うこと

研究室でおしゃべり!ラジオde経営学

08-04-2022 • 20分

【テーマ】

「あの人は何を考えているかわからない」という前に、自分は相手をわかろうと努力しているでしょうか?

組織にありがちな問題をもとに考えました。


【内容】

・経営者、管理職、その部下の意思疎通ができていない例。

(※知人からの相談をもとに場面を再現。)

・部下が管理職や経営層を冷めた目で見ているのでは→問題点は?

・わかり合う世界になっているか?

・佐藤先生の場合→学生の話が聞きたくても、初めから学生は本音を話さない。

→学生は先生を「私たちとは違う人間」と思っている。

→わかろうとしていない。わかり合うよりも手前の段階。

・「就活の面接で何を話したらいいのかわからない」という学生の例。

・そもそも、コミュニケーション力とは?

→相手の意図をつかみ取る力。仕事ができるかどうかとほぼ等しい。

・コミュニケーションが成立しない=仕事がうまくまわらない。

・相手が何を考えているかは、相手の立場に立たないとわからない。

→想像が外れるかもというリスクを感じ、何もできない人が一定数いる。

→外れていたら修正すればよい。怒る人はいないのでは。

・対話の重要性…日頃から距離を詰める。自分の人となりを知ってもらう。

・佐藤先生の場合→学生の話を徹底的に聴いて、取り入れる。

フリではなく、本当に学生の意見に期待している。(※OBとしても実感あり。)

・コミュニケーションの場を作る(フォーマル、インフォーマルいずれも)。

→一緒に仕事をする、もしくは対話の機会を意図的に作ることが重要。

・先生と学生との距離は2年目になるとかなり縮まる。

→一般的な組織では、短期的に距離を縮めようとしすぎなのかも。

・本人(部下)の判断に任せられる組織のほうが良いはず。

→相手が何を考えているか?勘所がわかればチームとして仕事がやりやすく、合理性も高まる。


*関連エピソード  #11 わかる、わからない、わかり合えない


【出演】

佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授)

いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)

★皆さんからのおたよりもお待ちしています!

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