今日は少し趣向を変えて、自動車業界の今後について。
星野の仕事の中でふと疑問に感じたので、
せっかくなので泉さんに聞いてみよう、と思ったのでした。
色々な視点で問題設定もできるのですが、
プログラミング人材の育成について、からお話をはじめています。
モノづくりに関しては、コンセプトがあり、設計され、
パーツづくり、組み立てへと工程は流れていきます。
ITに関しても流れは同様です。
その点、組み立てを依頼できるプログラマは世界中にいるので、
お願いをしていければOKなわけです。
すると、大切なのは一番最初のコンセプトをつくれる人材。
結局一番の上流工程なので、価値の高い仕事を生み出せます。
なので、プログラミング人材に関して言うと、
人材育成のためにプログラミングを覚えさせるだけでは意味がない。
加えて、将来抽象的なコンセプトを生み出せるようになるために、
ディスカッションなどをして鍛えていかなければバランスが悪くなります。
その観点から自動車業界を見ると、
今の時代に沿った新しいアイデアを生み出せる方はいても、
過去の成功体験を積んだ方々の固定化した価値観によりつぶされてしまっているんですね。
これが日本社会全体に今共通している課題です。
過去成功体験を積んだ方々でも、たとえば70歳になったら引退していただくような、
そんな仕組みがあれば、良いのかもしれません。
また、コンセプトを立てられた後は、
スモールスタートをできる限り重ねていく。
その時に重要なのが遊び、の考え方です。
技術をある程度皆ができつつ、仲間内で遊び感覚でつくっていく。
最初から給料をくれ、とか言う人たちは仲間にならない。
こうした動きから、アイデアを具現化していく経験値をためた人たちが、
業界を面白くしていくのではないかと思います。
その時見てるのは世界の人々ではなく、
それぞれの内面、自分が面白いと思えるかどうか、ですよね。
自分のアンテナに引っかかったアイデアを形にして、世界に問う。
今Web3が叫ばれていますが、新しい自律分散型の組織ってそういうものではないでしょうか。
今回は、最初の問からずいぶん遠いところに着地しました。
これぞ会話のチカラ、ですね。
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