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漫画家ためになるラジオ
マンガスクリプトDr.ごとう
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漫画を描くみなさんをひたすら応援しながら、ためになる情報もお届けしているラジオです。 絵・イラスト・小説など…あらゆるクリエイターの作業のお供に! 語り手・ごとう隼平(マンガスクリプトDr.)/元漫画家・東京ネームタンク代表・コルクスタジオ編集長・京都芸術大学准教授 @goto_junpei 聞き手・ヨシキ/Web編集者 @moriri_nyo
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昨日
自分の「評価」を客観視! 複数担当者への持ち込みメリット、連載に対する編集部の考え方 #54
漫画家が複数の担当者に自分の企画を持ち込むのは、ある意味当たり前のこと。自分の企画を高く評価してくるところとやるのが一番です。 もちろん担当者と一緒につくった企画を他所に持ち込むのはダメですが、自分でつくった企画なら、いろいろな編集部に評価を聞いて回って、良かった点・悪かった点を書き出してみるのもいいでしょう。 きっといいブラッシュアップになるはずです。 また、特典つけて漫画を売り上げを伸ばす作品(作家)に対しては、抵抗感や嫌悪感を持つ人もいるかもしれません。 でもそれは、特典をつける方法で売り出すほど編集部に評価されている作品(作家)かどうか、という見方もできます。 作品としての性質や作風の違いはもちろんありますが、どうしたって連載陣の中で序列のようなものはありますし、編集者や出版社側のリソースは有限です。 自身の売り出し方について交渉のテーブルに立つには、やはりどれだけ評価されているか、がポイントになってしまいます。 今回はそんな連載前・連載後の「評価」に関するお悩みにお答えしていきます。
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昨日
自分の「評価」を客観視! 複数担当者への持ち込みメリット、連載に対する編集部の考え方 #54
漫画家が複数の担当者に自分の企画を持ち込むのは、ある意味当たり前のこと。自分の企画を高く評価してくるところとやるのが一番です。 もちろん担当者と一緒につくった企画を他所に持ち込むのはダメですが、自分でつくった企画なら、いろいろな編集部に評価を聞いて回って、良かった点・悪かった点を書き出してみるのもいいでしょう。 きっといいブラッシュアップになるはずです。 また、特典つけて漫画を売り上げを伸ばす作品(作家)に対しては、抵抗感や嫌悪感を持つ人もいるかもしれません。 でもそれは、特典をつける方法で売り出すほど編集部に評価されている作品(作家)かどうか、という見方もできます。 作品としての性質や作風の違いはもちろんありますが、どうしたって連載陣の中で序列のようなものはありますし、編集者や出版社側のリソースは有限です。 自身の売り出し方について交渉のテーブルに立つには、やはりどれだけ評価されているか、がポイントになってしまいます。 今回はそんな連載前・連載後の「評価」に関するお悩みにお答えしていきます。
4日前
「自分の描きたい作品」と「編集者からのアドバイス」が噛み合わない時の3つの対策 #53
「新人漫画家だからわからないと思うけど、こうすると売れるんだよ」 そんな編集者からの提案・アドバイスと、自分の描きたい方向が明らかに異なる場合、どこまで自分の意見を言っても大丈夫なのか? マンガスクリプトDr.のごとうが、自身の実体験を踏まえながら「こう言えば良かったのではないか」を振り返ります。 作品は作家のものですが、世に出す上ではパートナーである編集者との交渉、そして納得も必要。 なお結論として、相手に伝えるべきは「原因をしっかり考えた上での代替案」と「自身の描きたい気持ち」、そして「作品のウリとなるポイント」ではないか、という話となっています。
6日前
エッチな内容なのに「名作」と呼ばれる漫画は、単なるエロ系と何が違うのか #52
PV人気ランキングが掲載されているWeb漫画媒体は多いですが、「セクシー系」「エロ系」の漫画が上位を占める傾向が強いかもしれません。 「頑張って面白い作品を描いても、結局エロ系に人気は負けてしまう」「担当者からも、セクシー要素を足すようアドバイスされてしまう」 そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。 でも、エッチな表現が多めの漫画自体は昔からずっと描かれていますし、名作と呼ばれる漫画もたくさん存在します。 それらの作品が持つ、単なるエロ要素や性癖とは違う「漫画としての魅力」はどこにあるのか。 今回はエッチ系漫画の過去の名作を通して、「その作家らしい表現」「作風」について考えます!
15-04-2024
永遠のテーマ「担当編集ガチャ問題」の解決方法はあるのか #51
「担当の編集者とうまくいっていない……」 「話していて、どうもしっくりこない……」 漫画家さんから受けるお悩み相談の半分ぐらいは、この話題かもしれません。 一緒に良い作品をつくっていくための同志・パートナーである編集者が、逆に作品づくりにおける障害物とならないために必要なのは、やはり「お互いを知る」ことではないでしょうか。 この人はどんなタイプで、何を大事にしているのか。 漫画家と同じく、編集者もタイプ別に分類できるようになれば、コミュニケーション上の対策も立てられるようになるのではないか。 今回は「担当編集ガチャ問題」の解決に向けた取り組みについて考えていきます!
12-04-2024
漫画の「作画」は売上に影響する? 絵を描く上での良いモチベーションやマインド #50
絵の好みは人それぞれ。特に漫画は、いわゆる画力そのものより、好みかどうかで作品を選ぶ読者が多いのではないでしょうか。 だからこそ、自分の画風を好き・支持してくれる人たちに向けた作品づくりを意識していきましょう。 今回は、「せっかくの良い原作が、自分の作画のせいで売れないのでは?」という相談のお便りをもとに、作画におけるお悩みや意識の問題について考えます。
10-04-2024
漫画のタイトルの付け方に必勝法はあるのか!?討論してみた #49
漫画のタイトルの付け方に、正解や法則はあるのか? 答えの出ないテーマに対し、過去作品の分類や傾向を踏まえつつ、個人的な見解を話し合う回になっています。 「すっぱい葡萄」のような認知的不協和、「鬼滅の刃」のような“の”を入れることの面白さ、ちょっとした違和感の残し方etc . 感覚派の皆さんも理論派の皆さんも、ぜひご自身のタイトルの付け方について教えてください!
08-04-2024
伝わらないのは「作品の面白さ」なのか「作者のメッセージ」なのか #48
どれだけ素晴らしい曲を書いたとしても、演奏がダメでは全くその良さが伝わりません。 漫画も同じで、良い作品には「中身」と「伝え方」の両方が求められます。 伝え方は技術の問題であり、それは鍛えるしかないのですが、重要なのは「作品の面白さ」と「自分(作者)のメッセージ」のどちらが伝わってないのかという部分。 もしメッセージが伝わらないと悩んでいるのであれば、「相手に伝えるための工夫が不足しているのかも?」と考えてみることが大切かもしれません。 というわけで今回は、感想をもらうことの難しさ・伝えることの難しさについて、改めて解説していきます!
05-04-2024
自分と全く違うキャラを描くために。観察力を鍛え「細かすぎるモノマネ」をしよう #47
自分とは全くタイプの異なる「○○キャラ」を描くために。 大切なのは、そのキャラがいかに○○であるかを証明することではなく、○○っぽいと感じさせる所作や佇まい、ディティールをしっかりと描き切ることです。 そのために必要となるのが「観察力」。 例えば自分のネームに行き詰まったとき「あだち充先生や高橋留美子先生なら、この先どう描くか?」と想像したら、意外とすぐに続きが思い浮かぶのではないでしょうか。 さらにわかりやすいのは、「細かすぎて伝わらないモノマネ」などで芸人さんが演じるキャラクターたち。 実際には存在しないにも関わらず、多くの人にとってリアルだと感じられるからこそ面白いネタになっています。 漫画に限らず、全てのクリエティブにおいて大切となるであろう「観察力」の重要性、そして参考になる作品について、今回はしっかり解説していきます! 【今回ごとうが推薦した漫画作品】 ▼「無能の鷹」(はんざき朝未 先生/講談社) https://comic-days.com/episode/10834108156680395853
03-04-2024
漫画が面白ければ勝てるからこそ、高みを目指す人たち同士の良い環境づくりが必要だ #46
漫画業界に限らずどんな業界においても、真摯にお互いを高め合う人たちもいれば、ただ腐ってるだけの人たちもいます。 だからこそ、「どこに属せるか」が本当に大事なるのではないでしょうか。 以前このラジオでは『漫画家になりたい!という熱意が保てない』というお悩みをいただきましたが、「自分には全く理解できない」という反響もあった一方、「実はものすごくよくわかる…」というお便りもたくさん寄せられました。 正解は人それぞれという難しいテーマですが、質問者の方は自らこの問いを立てたことで、「自分の一歩先をいく人たちの背中が欲しかったんだ」という素晴らしい気づきを得られたようです。 漫画家は個人の事業かもしれませんが、孤独ではないことが創作にとって良い影響を及ぼすのではないでしょうか。 今回はあらためて、お互い高め合っていくような、ただの仲良しこよしではなく「お前やるじゃないか」と認め合うような関係性の形成について、考えていきたいと思います。
01-04-2024
「時短」は悪ではない! 3D素材やAIを活用し、自分にしか描けない漫画を描く方法 #45
漫画制作において3D素材やAIを活用することに対し、賛否両論あります。 例えば「時短」の観点では漫画家の強い味方になってくれる一方、出力結果をそのまま利用することで「作品の雰囲気」そのものを壊してしまうようなケースも。 結局どんなツールであっても「上手に活用すること」が大切なのではないでしょうか。 今回は、人生終盤の目標として「自分にしか書けない漫画を描きたい!」と再び筆をとったものの、実際に描き始めたら「漫画描くのって超大変だった!」ことを思い出したマンガスクリプトDr.ごとうが、おすすめの素材サイトやAIの活用方法について紹介していきます。 【今回ごとうが紹介したサイトやページ】 ●ACON(3D素材サイト): https://acon3d.com/ja ●Krita(ペイントソフト): https://krita.org/ja/ ●スケッチアップがあればウェブトゥーンの背景はもっときれいに!簡単に!(丹羽四つ葉(Niwa Yotsuba)さんのnote): https://note.com/yotsubaba/n/na66743545aad
29-03-2024
ドラえもんに「嘘」はいくつある? 複数の設定があっても面白い漫画のルールとは #44
たとえば、物語世界の設定として1つファンタジー的な要素が入っていて、主人公のほうでも1つ特殊能力的な設定が入っている場合。 設定同士の「主」と「従」がハッキリしていれば問題ないですが、全然別の「主」と「主」が入っていると、途端に難解になったりご都合主義になったりで物語の魅力を損ねてしまいそうです。 今回は漫画業界でよく言われる「漫画に嘘が2つ以上入ってるとダメ」説を検証し、どんな設定の組み立てなら嘘が2つ以上入っていても大丈夫なのかを考えます!
27-03-2024
読み切り脳になってない? 連載作品は持続する魅力とブランドを意識しよう #43
「読み切りなら良いアイデアがどんどん浮かぶが、連載となると難しい……」 長く楽しめる魅力をいかに上手く見出せるか。 そこが連載作品にとってのポイントであり、読み切り作品との最大の違いとなるでしょう。 そして、読み切り脳のままでは見つけにくい「ずっと叶わない(=追い続ける)主人公の願い」こそが、各雑誌のブランドがもっとも影響してくる部分になるのではないでしょうか。 作品を発表するだけならSNSなど多くの方法がある現代だからこそ、雑誌(アプリ含)連載作品にとって大切なのは何か、雑誌連載になると何が違うのかについて考えます! <今回紹介させていただいた作品> ・『写して』(山本登先生) https://shonenjumpplus.com/episode/9324103623764425925
25-03-2024
「自分しか描けない」ではなぜダメなのか? 「自分以外でも描ける」のに伝わる個性と魅力とは #42
「自身の個性を活かした、自分にしか描けないキャラクターをつくろう」という“常識”の真逆のアドバイスをされたら、あなたはどうしますか? 『でんぢゃらすじーさん』の曽山先生が、先日Xに投稿されて話題となった問いになります。 https://twitter.com/soyamanga/status/1768777292472578116 「自分以外でも描ける」を意識しすぎると、自分が描く意味のようなものを見失ってしまうかもしれません。 でもキャラを描くうえでは、「自分のキャラの魅力、自分で思ってるほど伝わってない」という目線で見ることが、非常に大切となります。 というわけで今回は、「自分以外でも描けるとは、他人に伝播する、わかりやすい萌えポイントが入ってることではないか?」という仮説を紹介していきます!
22-03-2024
漫画家という職業に特別な憧れを感じられなくなったら、描き続けないほうがいいのか問題 #41
職業としての漫画家の「神格性」や「憧れ」、あるいは「キラキラ度」といった価値は、昔と比べて確かに下がっているかもしれません。 だからこそ、漫画家を目指すかどうかで大切な判断軸となるのが、「漫画を描く目的」です。 読者に漫画を届けたい・伝えたいという気持ちが、自分の中にあるのかどうか。 読者がいてもいなくても変わらないというのであれば、描き続けるのは難しくなるかもしれません。でも、ちゃんと気持ちが読者のほうを向いてるのであれば、描き続けることもできるのかも。 今回は、読者から頂いたお便りをもとに、漫画家を目指し続けるかどうかという気持ちとの向き合い方・捉え方についてお話をさせていただきます。
20-03-2024
そのキャラは、挫折から何を学んだのか? 大事な「主義」の掴み方 #40
キャラを立たせるためには、「主義」が重要です。 行動原理やこだわり、大事にしているものは何か。めちゃくちゃ追い込まれた時、すがるものは何か。そのキャラの芯にあるものこそが、主義になります。 もちろんキャラの性格は、少年漫画の主人公のように単純明快な場合もあれば、リアル志向の漫画の人物のように多面的で複雑な場合もあるでしょう。 でも、たとえストレートには伝わりにくくても、漫画家自身がキャラの主義を掴んでおけば、ブレの防止につながるはずです。 そんなわけで今回は、キャラの主義の持たせ方について考えます。
18-03-2024
大人向け?子ども向け? 漫画の読者はテーマに「疑問」があるかどうか次第で決まる! #39
描き手として伝えたいテーマの中に「疑問」があるかどうか。それによって読者の対象年齢が変化するということにお気づきでしょうか? 例えば「友情は大切!」は伝わりやすいテーマなので少年誌向けですが、「友情は大切だが、真の友情とは何だろうか?」とするだけで、一気に青年誌向けになると思います。 今回はそんな「疑問」の型や効果・影響についてお話していきます。
15-03-2024
孫悟空が愛される理由。漫画界で最も自由で、好きなことだけやっているキャラが持つ魅力の秘密 #38
『ドラゴンボール』が世界中の人から愛される理由、それは「世界観設定」と「悟空の魅力」にあったのではないでしょうか。 修行した分だけ強くなれるという、努力が裏切られることのない世界。仕事にも家庭にも、そして仲間にも縛られず、誰よりも自由に・好きなことをして生きている悟空。 「好きなことに夢中になれば、きっと夢は叶う」をもっとも体現したキャラクターこそが悟空であり、頑張れば夢は叶うというテーマが世界観のほうに設定されたことで、世界中のみんなが潜在的に願っていること・普遍的な欲求に応えられる作品となったのではないでしょうか。 そんなわけで今回は『ドラゴンボール』から得られた数多くの気づきや学びのうち、特に漫画を描くうえで大切かもしれない発見について、話してみました。
13-03-2024
漫画の組み立ては「文章で書く」ではなく「絵からイメージする」をおススメする理由 #37
テキストから漫画を組み立てたいという人は多いと思います。 でも、漫画って文章化すると本当に頭に入ってこないですし、出力までに非常に時間のかかる作業になってしまいます。 そもそも漫画の良いところは、言葉にできない想いを、言葉にしないでそのまま絵で表現できること。だからこそ、パッと「絵のイメージ」が浮かぶ思考回路となるように、日頃からたくんさんの絵をみることが重要になります。 今回は漫画の組み立てにおける「絵」の重要性について、出力のためのトレーニング方法とあわせて解説していきます。
11-03-2024
強力だけど病んでしまうリスクも抱える創作モチベーション「屈服欲」について #36
「この作品で誰かを黙らせたい!」「自分を見せつけたい!」という想いは、創作活動において強力なモチベーションとなる一方、病んで描けなくなってしまうリスクも抱えています。 とはいえ奉仕の気持ちだけで描き続けることは難しいですし、すごいものを見せつけたいという気持ち自体は、クリエイターなら当然持っている欲求です。 今回はそんな「屈服欲」ともいうべきモチベーションとの上手な付き合い方について、考えていきます。
08-03-2024
読者に「展開が遅い!」と言われるのは、感情ではなく出来事の描き方のせいかも #35
「感情をしっかり描くと、展開が遅くなる。でも展開を早めようとすると、キャラの感情が急に変わったように見えてしまう。。。」 そんなお悩みを抱えている漫画家の方も多いのではないでしょうか。 でもその原因、実は感情の描き方ではなく、出来事の描き方のせいかもしれませんよ? 今回は、読者から「展開が遅い!」と言われず、でもしっかりと感情を描いていくために大切なのは、“出来事の描き方”ではないかというお話をさせていただきます。