遊牧民の噺

NPO法人北方アジア文化交流センターしゃがぁ

モンゴル、カザフ、トゥバなどの北アジアの遊牧文化をネタに思うがままにいろいろ話すチャンネルです。 NPO法人北方アジア文化交流センターしゃがぁは、北アジアの遊牧文化・文明を広く伝えるための活動を様々に行っています。 ぜひ、以下のURLなどで活動内容などをご覧ください https://www.shagaa.com https://www.facebook.com/NPO.SHAGAA イベント一覧は以下の通り https://www.facebook.com/NPO.SHAGAA/events https://www.shagaa.com/index.php/projects/eventslist 講演会、イベント依頼、承ります。お気軽にご相談ください。 西村幹也プロフィール NPO法人北方アジア文化交流センターしゃがぁ理事長。1966年生まれ。 文化人類学を専攻し、遊牧民たちのことが知りたくて進学は続けたが、「当事者たちにとって、それがなんであるのか?それをどのように感じているのか?」といったことは雑多な経験を積むことにしかなかったため、大学院へいく時間のほとんどを現地のフィールドワークに費やした。結果、学位を取ること叶わず、中途退学。 それでも現地で知り得た数々を様々な形で、多くの人々と共有したいと活動を続けている。幼稚園、保育園の子どもたちから、お年寄りの方々まで、更には依頼をいただいて大学での講義や講演、文化交流、異文化理解のための企画をし続けてきた。長きにわたる地道な活動はモンゴル国政府に認められ、2012年には友好勲章を授与されるに至る。 主な研究分野は、文化人類学、宗教人類学、認識人類学で、トナカイ飼養民らの社会主義崩壊後の社会適応やモンゴル北部ダルハド盆地におけるシャーマニズムなど。 著書「もっと知りたい国モンゴル」(心交社)のほか、共著多数。 なお…活動継続の為の寄付を以下のURLにて承っています~。ご支援いただけると幸いです。 https://square.link/u/9agQndR6 read less
社会・文化社会・文化

エピソード

#0028 西村の昔話その2-文化人類学との出会いの巻-
25-06-2023
#0028 西村の昔話その2-文化人類学との出会いの巻-
歳を取ると、それなりに?自己顕示欲みたいなものが出てくるんでしょうかね? おわりがちかくなってきて、自分の人生を振り返って、「無駄ではなかった」とか、「意義ある人生だった」とかっていうことを、確認したくなるんでしょうか? 「そんなんじゃない」って、思いたいんですが…ね。 Youtube「遊牧民の部屋」で以前、自分がモンゴルに至った過程や理由、それからあとのことを時系列に並べてずらずらと話したことがありました。 それを、ここで改めてずらずらとやろうかなって思っています。 何をみたか?ってことと、それが何だったのか?とか、そういうことを思い出しながら、振り返っておこうって。 手前味噌な言い方ではありますが、1991年の初留学時というのは、中国側では天安門事件があったあと、モンゴル国は社会主義崩壊したばかりという時期で、まさに社会、世界が変わったときのことでした。 そのとき、その変化に適応し、生き抜こうとしていた人々のことを残すのは、それを観た者の使命ではないか?と、まぁ、「勝手に」思うんです。 漫画の原作になるくらいのドラマ性はあると思うけれど、書籍にできるほどに多くの人にウケたり、話の重要性(私が思うに)が普遍的でもないでしょうからね、おしゃべりして残しておくくらいのがいいんじゃないかな? 昔話の随所にちりばめられるでしょう「遊牧民たちとのエピソード」は、それなりの意味のあるものだと思いたいので…、「西村昔話」にしばらくお付き合い頂けると幸いです。 なお…活動継続の為の寄付を以下のURLにて承っています~。ご支援いただけると幸いです。 https://square.link/u/9agQndR6 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/64280111c881d58fc5802e5c
#0027 西村の昔話その1-なんでモンゴルに興味を?の巻-
25-06-2023
#0027 西村の昔話その1-なんでモンゴルに興味を?の巻-
歳を取ると、それなりに?自己顕示欲みたいなものが出てくるんでしょうかね? おわりがちかくなってきて、自分の人生を振り返って、「無駄ではなかった」とか、「意義ある人生だった」とかっていうことを、確認したくなるんでしょうか? 「そんなんじゃない」って、思いたいんですが…ね。 Youtube「遊牧民の部屋」で以前、自分がモンゴルに至った過程や理由、それからあとのことを時系列に並べてずらずらと話したことがありました。 それを、ここで改めてずらずらとやろうかなって思っています。 何をみたか?ってことと、それが何だったのか?とか、そういうことを思い出しながら、振り返っておこうって。 手前味噌な言い方ではありますが、1991年の初留学時というのは、中国側では天安門事件があったあと、モンゴル国は社会主義崩壊したばかりという時期で、まさに社会、世界が変わったときのことでした。 そのとき、その変化に適応し、生き抜こうとしていた人々のことを残すのは、それを観た者の使命ではないか?と、まぁ、「勝手に」思うんです。 漫画の原作になるくらいのドラマ性はあると思うけれど、書籍にできるほどに多くの人にウケたり、話の重要性(私が思うに)が普遍的でもないでしょうからね、おしゃべりして残しておくくらいのがいいんじゃないかな? 昔話の随所にちりばめられるでしょう「遊牧民たちとのエピソード」は、それなりの意味のあるものだと思いたいので…、「西村昔話」にしばらくお付き合い頂けると幸いです。 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/64280111c881d58fc5802e5c
#0023 モンゴル遊牧民美術の噺 その2 - 造形と生活-
31-05-2023
#0023 モンゴル遊牧民美術の噺 その2 - 造形と生活-
普段観ているモノを見事に再現する力があるんですよねぇ。 岩絵や模様を描くとか、切り抜いて…様々な生活用品に施されてきたって話です~。その行為の意味って何でしょね? ======================================== アマルバト先生プロフィール 1940年 内モンゴル自治区赤峰市傲漢旗生まれ。 1964年 内モンゴル師範大学工芸学部美術専科卒業。 1965年 版画「遊牧地域の学童」はアメリカの展覧会 などに出展後、中国歴史博物館に収蔵。   氏は長年にわたり、モンゴル民族の民間芸術の研究、  切り絵創作活動に従事し、「モンゴル民族民間図案集」  「モンゴル民族民間美術」「内モンゴル切り絵作品集」  「モンゴル族美術研究」「モンゴル族工芸美術史」な  ど著書、編書は多い。著書の中には中国国家教育委員  会や内モンゴル自治区政府に表彰されたものもある。  「遊牧民は古より沢山の模様を描き、切り、貼り、祈り  願ってきた。草原は何もないところではない。今の中国  で使われている多くの模様は北方を起源としている」  と熱く語り、それを考古学資料を駆使して証明した功績は大きい。 1991年 モンゴル国にて「アマルバト図案芸術展」開催。 1996年 来日、日本モンゴル民族博物館他、日本各地で展覧会を開催。  その後、数々の作品を中国全国規模で開催される出展し、「遊牧の心」「幼き頃」  などの作品は高い評価をうけるようになり、1998 年制作の「牧羊女」で金賞を受  賞するに至っている。これら作品の多くは中国美術館に収蔵されている。  1996年以降は、民間文化の保護や継承および創作活動に顕著な業績を残しており、  中国民間文芸家協会より、一級民間工芸美術家に認定され、2009 年には同協会よ  り、建国 60 年功労文芸家の栄誉を授与された。 2000年 新世紀全国切絵展(黒竜江省)にて作品「春の一日」が金賞受賞。 2001年 中国民族風景切絵大会(山東省威海)にて作品「套馬」が金賞を受賞。 2011年 中国の国連世界平和文化使者評議委員会によって、数々の功績を認め られ、「世界平和文化使者」の称号を授与され、世界民間芸術家協会 (中国の組織)の副会長に任命される。 2012年 ロンドンオリンピックに合わせて開催された中国現代書画芸術展覧会 に出展、金賞を受賞、剪紙専門家評議委員会、世界中華民族芸術連合 会、中国書画芸術交流会らから「世界に影響ある中国の現代剪紙芸術 名人」の栄誉称号を授与される。 現在 中国人民共和国内モンゴル自治区フフホト市在住。 内モンゴル師範大学美術学部教授。中国剪紙学会顧問、内モンゴル剪紙学会顧問、内モンゴル師範大学彫刻研究員顧問、フフホト市人民政府文化顧問兼任。 ============================== なお…活動継続の為の寄付を以下のURLにて承っています~。ご支援いただけるとうれしいです~ https://square.link/u/9agQndR6 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/64280111c881d58fc5802e5c