数と言葉はどちらも「身体ハック」から生まれた【数の発明3】#48

ゆる言語学ラジオ

21-08-2021 • 38分

『数の発明』シリーズ最終回。「数と言葉は両方とも身体をハックして生まれた」「数がなければ文字もなかった?」「自分の理解度に応じた進数を使うべき(?)」など、理屈っぽい妄想話が全開です。

【目次】
0:00 今回のテーマは「数を描く」
0:31 数を描いたから、文字が生まれた?
7:36 ノーベル賞受賞者の独自記号。記号化の良し悪し。
13:57 画家と物理学者の共通点
16:27 言語と数は「身体のヘンな使い方」で生まれた
21:19 口はエースで主将で四番
23:06 神様が作った秘伝のタレ「人体」
26:46 10進法は究極じゃない。明日からバラバラになるかも
36:04 まとめ

【参考文献のリンク】
〇『数の発明――私たちは数をつくり、数につくられた』
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今回の種本。ピダハン語研究で知られるダニエル・L・エヴェレットの息子による著作。数の発明にフォーカスする。

〇『ピダハン―― 「言語本能」を超える文化と世界観』
https://amzn.to/3yI9bKH
『数の発明』の著者ケイレブ・エヴェレットの父による、アマゾンの少数民族ピダハンのフィールドワーク記。キリスト教を布教しにいこうとしたら価値観揺さぶられすぎて結果的に神を信じられなくなり、妻とも離婚する羽目になった。

〇『新明解語源辞典』
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日本語の数量表現の語源はここから。

〇『人体-失敗の進化史』
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耳の話はここから引いた。それ以外にも「出産は二足歩行と相容れないのでヤバい」みたいな話が出てきて楽しい。

○『ペンローズのねじれた四次元』
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ペンローズが独自の記法を使ってた話はここから。ペンローズの「宇宙は何度も繰り返す」という宇宙論が難解すぎて大笑いできる本。

○『数学序説』
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1954年に書かれて、戦後の大学数学で最も使われた教科書。数学史と数学がゴチャゴチャに混ぜて語られるのが面白い。平易なので数学の復習をしつつ楽しむのにピッタリ。

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【堀元見プロフィール】
慶應義塾大学理工学部卒。専門は情報工学。WEBにコンテンツを作り散らかすことで生計を立てている。現在の主な収入源は「アカデミックに人の悪口を書くnote有料マガジン」。
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【水野太貴プロフィール】
名古屋大学文学部卒。専門は言語学。
某大手出版社で編集者として勤務。言語学の知識が本業に活きてるかと思いきや、そうでもない。

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