県内の墓じまい申請件数 3年間で2倍近く増加

方言ニュース

21-11-2024 • 5分

2024年11月21日(木)放送分


担当は上地和夫さんです。


琉球新報の記事から紹介します。


遺骨を現在の墓地から別の場所へと移す

改葬、いわゆる墓じまいの県内の申請が、

2021年度から23年度の3年間で

2倍近くに増えていることが

県メモリアル整備協会の調査で分かりました。


改葬は全国でも急増しており、

同時に墓の継承者が不明で放置されている

無縁墓も増え、問題となっています。


協会によりますと、県内地方自治体に

改葬許可の申請が出されたのは

21年度が2546件、22年度が3246件、

23年度が4841件となっています。


21年度から22年度は700件、

22年度から23年度は

およそ1600件増加しました。


改葬申請が増えている要因として、

協会は少子化などで継ぎ手がいないことに加え、

「島外に仕事や居住地があることで、

管理が負担になる」と指摘しています。


特定はできないものの、

土地の再開発計画なども要因にあるようです。


このほど、県庁で記者会見した

県メモリアル整備協会の堤純一郎理事長は

「改葬は所在が分かり整理がつくが、

無縁墓は都市計画の障害になるなど問題だ」と警鐘を鳴らしました。


なお、協会では設立30周年記念シンポジウム

「沖縄のお墓~過去・現在・未来~」を

30日午後1時半から

県立博物館・美術館で開催します。


定員は150人で、入場は無料です。