【性淘汰#04】あらゆるコミュニケーションに応用できる?!ハンディキャップ理論の普遍性(#すごい進化ラジオ)

すごい進化ラジオ

27-01-2022 • 23分

性淘汰が進むにつれてどのオスもみな似たような形質をもつように進化しますから、メスとしては甲乙つけがたくなってしまい、元のシグナルだけではもはやオスを評価しにくくなってしまいます。すると、新たな形質がシグナルとして使われるようになり、こうして繁殖に関わる形質が多様になっていきます。また、ハンディキャップ理論は性淘汰に限らず、自然界や人間どうしのあらゆるコミュニケーションにも応用できます。クジャクの目玉模様から採点競技のルール変更、ガゼルのストッティングから格闘技の威嚇合戦に至るまで、ハンディキャップ理論の普遍性について考えていきましょう。

■ 出演  鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力  泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・『博士の愛したジミな昆虫』岩波ジュニア新書

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